B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2016/5/5(Thu)
Nissan Kicks (2017)

ニッサン キックス という名前を聞いて何やら覚えがあると思って調べてみたらば、2008年10月から発売された軽自動車で、何を隠そう三菱のパジェロミニの OEM 版だった。パジェロミニといえば軽のクロスカントリー車であり現在の SUV とはチョイとニュアンスの違う車だが、結構人気があって日産版のキックスは2012年まで販売されていた。

ところがよくよく見たらば、軽自動車のキックスの英文表記は ”KIX” だったが、何と今回は ”Kicks" だった!

その Kicks は中南米向けの SUV (クロスオーバー) で生産はブラジルの工場で行われ、リオデジャネイロ オリンピックの公式車両ともなっているという。スタイルは最近のニッサン車に共通するものであり、ジュークを少し大きくしたようなスタイルだ。

写真のインテリアは結構高級そうだが、恐らく最上位グレードのものだろう。

この Kicks が日本で販売されるかどうかについては、将来的にはあるかもしれないが当分それは無いように思っている。

なおオリジナルの写真とプレスリリースは以下にて↓
https://www.netcarshow.com/nissan/2017-kicks/

なお、軽自動車の KIX については

ニッサン キックス RX 4AT 簡易試乗記 (2008/11)

にて。






2015/5/4(Wed)
Toyota Passo <5>

MODA ではステアリングホイールは革巻きでスポークにはオーディオスイッチも付いている。

メータークラスター内には自光式メーターが配置され、見やすさは十分に合格圏内だ。国産車の自光式といえば以前は下品に光り輝くセンスの悪いケバいヤツを思い浮かべたが、最近は随分とセンスが良くなったモノで、これなら文句は無い。

写真下の先代 (KGC30) のメーターと比べてみると、トヨタの少し前の低価格車にありがちがコントラストが低くで極めて視認し辛いものだった。勿論回転計なんて付いている訳もない。

ただし下位グレードの X (写真下) ではメーターは自光式ではなく回転計も付いていないし、メーターにシルバーのリングなどの加飾も無い。なお上部に写っているステアリングホイールの一部をみると革巻きでステッチがあるのよにも見えるが、よく見ればステッチも本皮のシボもウレタンに金型で作ったフェイクのようだ。

ルーフ先端のオーバーヘッドコンソールは、コンソール何ていう呼び方がおこがましいくらいに最小限でチャチだが、まあこんなもんでしょう。

フロントセンターのアームレストの後端には、勿論後席用のエアコンアウトレットなんてえモノは影も形も無いっ!

 

さあて、このパッソだが、車両カテゴリーから考えても内外装のチープな事は当然だが逆に居直って「チープで何処が悪い!」みたいなのも快いと思うが、そういうのはフランス車の一部なんかに任せて、パッソは流石にトヨタ車だけあってクラスの割には安っぽさを感じないという出来にはなっている。

と、書いては見たが、パッソの価格帯は 4WD を除いても 115.0~165.8万円であり、上級グレードの MODA は143.1〜165.8 万円という、決して安くは無い値札を付けている。これは輸入車の VW up! のベースグレードである move up! (154.8万円、3ドア) と同価格帯だし、4ドアの move up! でも175.6万円だからその差は10万円程度であり、それを考えると何か変だぞ、という気もする。パッソが高過ぎるのか up! が安すぎるのか??

となると、パッソと up! の内外装比較というのは面白そうだと閃いた。先ずは日記でやってみようと思っている。

なんたって、このサイトの売りはドイツ車礼賛のいけ好かない中流階級向け偏向記事に満ち溢れている事であり、パッソなんていう最低ランクのクルマをマジに紹介するなんて言うのはビジネスモデルに反する訳で、これは大いに問題だから、ドイツ車である up! と比べて如何に国産車がイモかを強調する事と、それを見て湯気を立てて怒っている負け組が大騒ぎすることで更にアクセスを稼ぐ事こそ、この厳しいネットの世界で生き残るための方策でもある。

な〜んていう程、大げさなモノでは無いが‥‥。




2016/5/2(Mon)
Porsche 718 Cayman (2017)

2017モデルから4気筒ターボとなったポルシェボクスター、すなわち 718 Boxster については 1月29日の日記 で既に取り上げたが、今回はボクスターのクーペバージョンである 718 Cayman が発表された。

 

981 と同様にボクスターにルーフを付けた以外、ウエストラインから下は殆ど同じとなっている。

 

ダッシュボードなんて下の写真を見てのとおりで 718 Boxster と区別が付かないくらいに全く同じだ。と書くと、もしかして例によっての知ったか君がボクスターにはソフトトップの開閉用スイッチがあるぞ〜、何て言うかもしれないが‥‥。

 

エンジンはボクスターが水平対向4気筒 2.0Lターボ 300hp、ボクスターSでは2.5L ターボ 350hp というから、これもボクスターと全く同じだ。ただし今回は中国向けのエントリーモデルとして 250hp というバージョンもあるようだ。

性能的には0-100km/h は ケイマン:4.7秒、ケイマンS:4.2秒というから、これまたボクスターと全く同一だが、中国向けのエントリーモデルでは 5.4秒となるが、それでも十分に速い。

なおオリジナルの写真とプレスリリースは以下にて↓
https://www.netcarshow.com/porsche/2017-718_cayman/

ところでケイマンのファーストモデルは2005年9月のフランクフルトショーで発表され、日本にはその年の末に高性能版のケイマンS が輸入された。当時試乗して、このモデルの過激なのには驚いたのを今でも覚えている。詳細については

Porsche Cayman S 試乗記 (2006/1/7)

にて




2015/5/1(Sun)
Toyota Passo <4>

このところ少し違う話題に目を奪われていたこともありパッソの連載が大分滞ってしまったが、さて今回は‥‥えーと‥‥そうそう、ドアのインナートリムからだ。

価格や車両カテゴリーから考えもプラスチックの一体成形品であろうことは推測できたが、まさにそうだった。

アームレストも弾性樹脂によるパッドではなく、勿論ステッチの入ったレザー貼りの訳もなく、それでも下の写真は上級グレードの ”MODA” ということでアームレストの表面はメタルっぽい仕上げとなっている。

そして下の写真は下位グレードである ”X” で、樹脂そのものの色となっているし、まさにドアトリム全体がプラスチック丸出しであり、使えれば文句を言うな!という感じだ。

それでも先代に比べれば随分マトモになっている。下の写真を見れば判るが、先代のドアトリムなんて若い姐ちゃんが「キャーッ、可愛いい〜」なんていう感じで、いい年したオッサンが乗れるようなシロモノでは無かった。

ダッシュボードもチャチとはいえドアトリム同様先代の可愛い路線(写真右上)ではなく、真っ当な小型車という感じだ。なおオーディオクラスターとサイドレジスターリング (丸いエアアウトレット) のマゼンタ加飾は MODA に標準となるが、何となくここだけが浮いていて余計なお世話的だが、要らないと言っても付いてきてしまうようだ。これはレスオプションが欲しいところだ。なお、X "G package" というグレードでは下の写真のマゼンタの部分がシルバーとなり、これが一番良さそうだ。

 

AT セレクターはインパネシフトであり、その左隣にはエアコンの操作パネルがあるが、まあこの雰囲気というかセンスは殆ど軽自動車という感じだ。

ダッシュボード右端にはスタートボタンとその他スイッチ類が並ぶ。トヨタの普通車ではボトムラインとはいえ、今時は軽自動車でさえインテリジェントキーによる始動方法を採用しているから、当然ながらパッソだって使っている。

ここまでの内装を見た限りでは先代の特殊なセンスは影を潜めて、一応真っ当な A セグメント小型車という世界の常識に近くはなっている。このクラスが良くなってくれば、軽自動車から乗り換えるユーザーだって徐々に増えて来るのではないか。おっと、これに付いては次回の最終回で少し考えてみる。




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