B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2016/1/31(Sun)
RX vs Cayenne vs X5 <4>

ダッシュボードについては3車共背の高い SUV ということで天板自体も床から高い位置にあるためにサルーンと比べるとセンタークラスターの高さが高いという違いはあるが、それでも各メーカーのデザインを継承している。すなわち RX は IS や GS と、カイエンは 911 やパナメーラと、そして X5 は5や3シリーズと共通部分が多く、またデザイン的にも類似している。

運転席からの眺めは3車共フルサイズ SUV ということで高い位置からの眺めは良いし、巨大なボディサイズの割には取り回しも結構イケる。尤も馬鹿デカくて威圧感のあるクルマが狭い道で迫ってきたらば、多くのドライバーは道を譲るからその面でも大きな図体が意外にもハンディーにならなかったりするし、その点では特にカイエンが最強だった。

  

センタークラスターも3車3様だが、それでも RX と X5 は視認性を考えて上からディスプレイ、エアアウトレット、そしてエアコンとオーディオという配置になっているが、カイエンについてはポルシェに共通する最上部にストップウォッチを配するという独特の配置となっている。まあ走りを強調する 911 ならともかくも、SUV のカイエンまで同じ方針というのも凄いものだ。そのくらいの視線移動が危険なんて言う程度のスキルのやつは SUV とはいえポルシェには乗るな!というところか。

コンソールについても各車 (各社) のポリシーに従っていて、RX と X5 は其々自社の提唱するコマンド入力デバイスを配置している。また2車の走行モード切り替えスイッチも其々のメーカーぉ馴染みのものだ。カイエンについては最近のポルシェに共通のコンソール両端に各種スイッチをずらりと並べたもので、これもポルシェ独特のものだ。

AT セレクターのパターンも RX はレバー根元にレザーブーツを被せたジグザグゲートで、カイエンは直線式、そして x5は電子式と、これまた各社お馴染みの方式を採用している。なおカイエンはパターン表示がパネルに鋳出しされていて視認し難いのも他のポルシェ同様だ。

次回は引き続きインテリアを比較する。

つづく




2016/1/29(Fri)
Porsche 718 Boxster (2017)

ポルシェボクスターの2017モデルの概要が発表され、フロントのフェイスリフトなどエクステリアの少変更と共に、いよいよエンジンが4気筒ターボ、すなわちダウンサイジング化される事になった。なお今回のモデルは718と呼ばれるようだ。

 

エクステリはフロントのみならず、リアも結構変更がある。

 

ダッシュボードは一新されてエアアウトレットは角形から丸型となっている。

 

一番知りたい新エンジンはボクスターが水平対向4気筒 2.0Lターボ 300hp、ボクスターSでは2.5L ターボ 350hp となる。エンジン性能は現行モデルよりも更にアップして重量も軽量化されることで、トータル性能も大いに進化する (0-100km/h はボクスター:4,7秒、ボクスターS:4.2秒) が、ポルシェ=水平対向6気筒という概念からすればちょっと受け入れ難いものもあるが、911が空冷から水冷化された時も同様だったが今では水冷が当たり前になっていることから、4気筒モデルも恐らく数年もすれば当たり前となるとは思うが、何か寂しいなぁ。

なおオリジナルの写真とプレスリリースは以下にて↓
http://www.netcarshow.com/porsche/2017-718_boxster/

ところで初代ボクスターが発売されたのは1996年で、因みにこの年のシングル売上一位は「名もなき詩 / Mr. Childern」 だった。そこで当時を思い出して例によってボカロ&打ち込みで作ってみた。もうかれこれ20年も前だから、当時これを聞いていた若者は既に中年になっている訳だ。それでは今ジジババだと当時は既に中年だからミスチルなんて聞いていなかっただろうし、知らなかったんじゃないかな。オマエだってジジイだろう、と言われれば確かにそうだが、まあ気が若かったということで。






2016/1/27(Wed) サニーカリフォルニア

最近は鳴かず飛ばずで新型車も全く出てこないニッサンだが、18日の日記で取り上げたCセグメントの高級ハッチバックの Infiniti Q3、このクルマを日本向けにニッサンブランドから格安に販売すれば結構な人気車種になるだろうということは日記で述べたが、それに関してふと思い出したのがだいぶん昔に一世を風靡したサニーカリフォルニアというクルマだ。

下の写真は当時のカタログから持ってきたものだが、アメリカのカントリーワゴン風の、しかしサニーだから日本の大衆車なのだが、雰囲気はよく掴んでいる。ニッサンはこれ以後小型ステーションワゴンではトヨタに優っていたし、その伝統はウィングロードまで受け継がれていたが、何と2005年のフルモデルチェンジでアット驚く駄目グルマに変身するというオウンゴールをヤラカシて、今では小型ワゴンといえばカローラフィールダーにその地位を奪われてしまった。

さてその初代サニーカリフォルニアが発売されたのは1979年で、その年はどんな年だったのかと思い調べてみたらば、何と1月には米国 (アメリカ合衆国) と中国 (中華人民共和国) が国交を樹立し時だった。そうかぁ、それ以前は米中間に国交はなかったんだなぁ、とつぶやいてみる。そして大学入試の共通一次試験が実施されたのもこの年からだし、江川卓の空白の一日問題で大騒ぎをしたのもこの年だった。

更には米国スリーマイル島原子力発電所事故が起こったり、英国サッチャー保守党 党首が先進国初の女性首相に就任している。クルマの話題としては、スズキが低価格軽自動車のアルトを発売した。またソニーが大ヒット作であるウォークマンを発売したのも、今のPC 時代の先がけとなったNEC PC-8001 が発売されたのもこの年だ。

エンターテイメントの分野では大人気テレビドラマとなった「西部警察」の放送が開始された。あの第一回っていうのは、何やら如何にも改造車みたいなヘンテコリンな装甲車が暴れ回っているのを最後に怪しげな倉庫みたいなところで、ローラーコンベアを隠した水たまりにおびき出して走行不能にしてから火を掛けたシーンを見ながら、見ている方が恥ずかしくなるこの設定に唖然としたものだ。まあ、そのミーハー相手に徹した内容が大いに受けたのだろう。

そしてこれも当時人気だったTVアニメ 「銀河鉄道999」の劇場版とテレビスペシャル版のオープングテーマでゴダイゴの同名曲が大ヒットとなり、テレビでもラジオでも、街を歩いていても何処かから聞こえてきたものだだった。ということで、その懐かしい銀河鉄道999のボカロ&DTM カバーを作ってみたので、物好きな方はどうぞ。

 




2016/1/26(Tue) 米フォード撤退

ロイターが25日に伝えたところによると、米フォード・モーターは今年日本とインドネシアの全事業を閉鎖して撤退する計画だという。

ディーラーを閉鎖し販売や輸入を停止するということだから、当試乗記でも結果の良かったマスタングやフィエスタ等も販賣が終了してしまうことになる。

また日本で行っている製品開発は他国に移管するという。

最近のフォード車は決して悪くないのだが、以前の悪いイメージを払拭できないまま、とうとう終わってしまうことになる。やはり一度焼き付いた悪いイメージはそう簡単には解消できないのだろう。

因みに
FORD FIESTA 簡易試乗記
FORD MUSTANG V8 GT COUPE PREMIUM 試乗記
FORD MUSTANG 50 Years Edition 試乗記

特にマスタングについては中々良い車だし、ファンもそれなりにいるのだが、今年いっぱいでディスコンとなってしまうから、正規輸入品を手に入れるなら今しか無いので、マッスルカーファンは考えておいたほうが良いかもしれない。

日本での輸入車販売では、充分に商売として成り立っていそうなのは BMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンと、絶対数は少ないが価格帯を考えれば好調な販売のポルシェくらいだろう。ボルボもV40 が新型になった時は少しは売れ行きを伸ばしたが、最近ではまた不審に悩んでいるようだし、プジョー、ルノーのフランス勢やフィアット、アルファロメオのイタリア勢、そしてジャガーやレンジローバーなどのイギリス勢など何れも販売台数を見れば、ディーラーの経営は厳しいだろうと想像できる。

何しろ日本車の実力は世界一だから、半端な外国車を輸入しても売れるわけはない。ドイツ勢が強いのは日本車に無いものを確実に持っているのと、フォルクスワーゲンを除けば高価格帯で勝負しているなどの良い状況があるからで、特に BMW は日本人好みというか、日本人が受け入れやすいというか、都会の街には3シリーズがで溢れているといっても大げさにならないくらいの状況だ。

でもねぇ、マスタングについてはアメ車としては例外的に良いクルマで、しかも買い得価格だったのに、惜しい気もするなぁ。

 



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