B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2015/11/10(Tue)
TOKYO MOTOR SHOW 2015 <11>

O Juguar

東京モーターショー 2015 、最終回として残るメーカーの中から先ずはジャガーブースをリポートする。

ジャガーといえば如何にも英国らしい高級乗用車というイメージだが時代の波に乗り遅れないように (既に乗り遅れてるが) とのことだろうか、SUV が展示されていた。ジャガーではパフォーマンスクロスオーバーと呼ぶこの新型車は9月に初公開されたものでその名は F-FACE という。

スポーツカーのような加速性能とパフォーマンス、俊敏性を合わせ持つと共に家族で日常使用が出来る実用性も兼ねそなえた究極の実用的スポーツカー‥‥だそうな。


P Land Rover

ランドローバーといえば 4WD の実用車専門メーカーであり、はたまは半世紀以上も前から高級SUV のルーツとも言えるレンジローバーをラインナップしていることでも有名だが、今回の展示車はレンジローバースポーツSVRで、最高出力550ps、最大トルク680N-m というエンジンを搭載し、0 - 100 q/h を4.7秒で走り切るという。

このクルマは近日公開される007最新作 「スペクター」にも登場するというから、ジェムスボンドもアストンマーチンではなくSUVに乗るのも時代の変化ということか。



Q Fiat & Alfa Romeo

西館の展示場に向かう途中の通路というか広場というか、まあそんなところに何故かクルマが展示してある。このスペースにはフィアト、アルファロメオ、アバルトのイタリア勢とジープの4ブランドが展示されていた。

その中で一番人気だったのはアルファロメオ 4C スパイダー。

確かにこれはカッコええわ。

ということで、11回にも渡っての連載となってしまったが、それでもホンのハイライトを紹介する程度しか出来ない。それにしてもこの東西に分かれている会場は広さ自体も含めて世界的なモーターショー (とはとても言えないが) を開催するような場所ではない、ということは誰もが指摘するとだが、何とからないのだろうか。

 

まあ自動車生産国としてはトップクラスの日本のショーが世界のモーターショーに比べて全く話にならない低レベルなことは今更言う気もないし、それどころか注目度では中国のモーターショーにも負けている。オマケに未だに2年に一度の開催とは、何を考えているのやら。


・・完・・




2015/11/9(Mon)
TOKYO MOTOR SHOW 2015 <10>

L Volkswagen

東京モーターショー 2015 、遂に10回目に突入! って、多ければ良いってぇもんじゃねぇだろうよ、という声も聞こえるが、いやそろそろ終わりにしたいというのが本音でして‥‥。

Volkswagen (VW) のブースは現行生産車をフロアに並べて来場者に自由に触らせるという、本来のモーターショーの姿 (?) に徹している。

それでもステージでは一応ショーなんぞもやってはいた。

まあ正直いって今現在のVWは例の排ガス不正制御の件でショーどころではないだろう。


M Audi

VWグループのAudi では檜舞台に上がっているのは2台の A4 2.0T quattro だが、新鮮味に欠けるのは何ともしがたい。

Audi ブースでの驚きはスーパースポーツである R8 を自由に触らせるどころか、希望者は運転席に座ることが出来るという大サービスぶりだ。勿論一般の入場者が対象で、特別なオーナーのみとかのケチなことは言っていないのは立派!

そんな貴重な R8 に触れるというのに、意外にも人集りは少ない。



N Porsche

同じくVWグループの Porsche は多くの展示車を柵に中に入れて一般入場者に触らせないという手法だったが、同じグループの Audi はR8 の運転席まで開放しているし、排他的な代表だった ALPINA が今年は柵を取っ払って自由に側に寄れるというのに、ひとり Porsche のみが未だに閉鎖的なことをやっていた。

まあこの手の話は近いうちに東京モーターショー特別編というか番外編を企画しているので、その手の話が好きな読者はしばしお待ちのほどを‥‥。

舞台の上にはカレラ 4S とカレラ4カブリオレが展示されていた。

強度のクルマ好きの為にはカップカーが展示されていた。


しかし全体的に Porsche ブースは人集りが少なかったが、特にこの GT3 CUP は一般人の興味を引きつけるには至ってなかった。ただしこれが土日になればまた話は変わるかもしれない。

次回は残るジャガー、ランドローバー、アルファロメオをレポートする。

つづく。




2015/11/8(Sun)
TOKYO MOTOR SHOW 2015 <9>

J BMW

東京モーターショー 2015 、引き続き輸入車編としてお待ちかねの BMW をレポートする。

先ずは大物!の新型7シリーズから。

まあBMW セダンのフラッグシップだから誰が見ても7シリーズと判るような安定路線を突いてきたが、考えてみれば十数年前にはあっと驚くような先進的な E65 を発表して一気にメルセデスに迫った訳だが、あの頃はそれ以前の7シリーズがメルセデス Sクラスと比べて全く勝負にならない状況だったから冒険も出来たのだろうが、今やある程度のステータスを築いた7シリーズは、もう冒険はやらないのだろう。

そしてこちらは M4 GTS でBMW の高性能バージョンとして、また BMW ファンの憧れとして、これまた定番というか既定路線というか、特に斬新なものも無いが大失敗もないだろう。

元々この手のクルマは生産台数が極端に少ないが、これを餌にしてもっと一般的なクルマのスポーツ度を上げるのが目的だから量販モデルのイメージを残す必要もあるし‥‥。それにしてもフロントのチンスポイラーは何やら田舎のヤン車みたいだが。


K ALPINA

BMW のコンポーネントをベースに独自の高級・高性能車を生産しているのが ALPINA で、同じくBMWの量産車ベースの M モデルに対して、こちらはセンスの良い高級感というようにクルマのコンセプトが異なっている。

その ALPINA ブースといえば昔から展示スペースに柵を設けて一般の見学者はクルマに触れるどころか側に寄れないのが通例であり、それがまた如何にも ALPINA らしかったのだが、何と今回は柵が無い!入場者の誰でもがクルマに近づくことが出来た!

このクルマは世界初公開となるB6 BITURBO CABRIO EDITON 50 という全世界50台限定のアニバーサリー限定車だ。そんな50台のうちの一台を惜しげも無くフルオープンにしてのサービスなど、柵が無いどころかその気にならば内装に触ることも出来るという、これまた従来の ALPINA とは全く異なる展示ポリシーだ。

こちらは4シリーズベース、ディーゼルエンジンの D4 BITURBO で、ディーゼルとはいえ350ps 700N-m!という大出力・大トルクで、0 - 100 km/h は4.6 秒という高性能ぶりだ。

こちらは B6 グランクーペでその名の通り6シリーズ グランクーペベースの ALPINA 版だ。

今回の ALPINA ブースは展示車両も多く、更には以前ならオーナー以外は近づくことも出来なかった商談コーナーというかレストスペースが、何と今回は展示スペース同様に誰でも入れるのだった。とはいえ、ここのソファーで勝手に寛ぐ見学者は居ないだろうが。

次回は排ガスの不正制御で揺れる VWグループ (VW、AUDI、Porsche) ブースをレポートする。

つづく。




2015/11/6(Fri)
TOKYO MOTOR SHOW 2015 <8>

I Mercedes Benz

東京モーターショー 2015 、8回目からは輸入車に目を移す事とし、その第一回といえばやはりメルセデス ベンツ (MB) だろう。BMW という意見もあるだろうがやっぱり "格" というものを考えれば MB から始めるのが筋だ。

下の写真は将来の自動運転を具体化させたリサーチモデルで "F105 Luxury in Motion" という。

近未来のラグジュアリーカーということで走行中は運転は必要無いからシートを対座させてくつろぐ、という事だろう。

ドアは馬鹿でかい観音開きだが、これも中を見せるショーカーとしての構造だろう。

こちらの写真は前出の "F105 Luxury in Motion" を更に進化させたもので今回が世界初公開。その名も「VisionTokyo」というらしいが、更に進化した割には只のモックアップにも見えるが‥‥。

まあお得意さんである日本に対するサービスとして "でっち上げた” という感じだ。

こちらは FIA の GT3 レギュレーションに適合する市販レーシングカー AMG GT3 で日本では初公開となる。ベースは AMG GT だがエンジンはストリート用のV8 4.0L ツインターボとは全く別物の V8 6.3L 自然吸気を搭載している。

ホイールを覗いてみるとフロントには6ピストンのオポーズド (対向ピストン) キャリパーを搭載しているが、ローターは見た目ではカーボンコンポジットではなくオーソドックスな鋳物製のようだ。

まあ最近は一時期ほどの完全主義ではないものの、そこはやはり自動車を発明した世界最古のメーカーだけあって、やっぱり冒頭で述べたように格が違うというオーラは充分に発散している。

と、チョッと褒めすぎたきらいもあるが、次回は BMW ブースをレポートする。

つづく。



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