B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)



2014年7月24〜31日

2014/7/30(Wed)
BMW 4Series GranCoupe<4>

今度はリアドアのインナートリムを見ると、当然ながらフロントと共通の雰囲気となっている。

リア用のエアアウトレットはフロントのフロアコンソールの後端を利用するという一般的な方式だ。写真は高級仕様のAvantgarde だが、そこはDセグメントのファミリーカーだから、リアパッセンジャーに対する装備は極々質素で、後席からエアコンやオーディオのコントロールは出来ない。

フロントのフロアーコンソール上には操作用のダイヤルと妙なレバーが付いていて、その両端には多少のスイッチが付いている。左奥が走行モードの切り替えスイッチ、右側は奥からオーディオのボリューム、アイドリングストップのON/OFFなど使用頻度の高そうなものが付いている。

しかし、ATセレクターが無い!

実はステアリグコラムの右側から生えているワイパースイッチみたいなのがATセレクターで、よく見れば上でR、下でD、パーキングの時はレバー先端にある押しボタンスイッチでP となる。

先代W204ではエンジンスタートボタンがあった位置には回転式のスイッチが鎮座していたが、押ボタンを辞めた理由は何なのだろう。

メルセデスのメーターといえば中央に大径の速度計とその左右に少し小さいメーターを配した3眼式が定番だったが、これまた今回は2眼式となり、中央はカラー液晶ディスプレイが配置されている。

今回のAvantgarde では極普通のペダルだが、これがSportだったらどうなのだろうか?

パーキングブレーキは先代W204と同様にインパネ右端の下端にあるレバー式スイッチを使用する。

というところで、今回は取り急ぎ内外装を紹介した。既にトップページで予告したように、C180の試乗記を速報版として必要最小限で公開する予定にしている。これは少しでも早く必要な情報をお伝いしたいという気持ちからであり、その理由の一つにC180の驚異的なコストパフォーマンスにいたく関心したことによる。

乞うご期待!




2014/7/29(Tue)
Mercedes Benz New C Class<3>

今回からインテリア編とする。なお、写真のクルマはC200 Avantgarde (524万円)であり、標準インテリアのシート表皮はレザーツインという人工皮革とファブリック(中央部)のコンビでありインテリアカラーもブラックのみだが、写真のクルマはオプションのレザーエクスクルーシブパッケージ(64万円)が装備されているから、結局車両価格は588万円となる。なお、このオプション内装の場合はブラック以外にもクリスタルグレー(写真のもの)が選択できる。

内装が64万円のオプション付きということもあり、一見して高級感がみなぎっているが、標準インテリアはどんなものなのだろうか? なお、サイドスカットルプレートはMerdedes-Benzのロゴが輝くという嫌らしさもある。

シート表皮のレザーは見るからに質が良さそうだが、座り心地もすこぶる良い。でも500万円代のクルマに64万円のオプションはちょっと‥‥。

ドアのインナートリムもレザーエクスクルーシブパッケージが付いているから当然ながら高級感がある。とはいえ、レザー以外の部分は低位グレーと共通の筈だが、この辺の質感も充分に満足できる。

少し拡大してみると、半つや消しシルバーメッキが実に良い質感を出していて、BMWとは全く雰囲気が異なるが、ハッキリ言って3シリーズより上であり、5シリーズ並みの高級感だ。また、パワーシートの調整スイッチは先代のシート下側面からドアトリムへと移動した。

インパネも全てをリセットしてからデザインしたのではないかというくらいに先代とは全く違っている。

メルセデスの操作パネルはごちゃごちゃとボタンが多く、数字キーまで付いているのが定番だったが、ここも今回からは全くデザインが変わっている。

つづく。




2014/7/28(Mon)
Mercedes Benz New C Class<2>

今回は先ず真正面の写真から。

これはもう紛うことなきメルセデスのスタイルだ。まあ、好き好きもあるがBMWのキドニーグリルと共に最もアイデンティティの確立されたフロントデザインだ。いや、本来はBMWより格上だったのだが今やそれが怪しくなって、D セグメントでは3シリーズの後追いとなってしまったが、そこは腐っても鯛、と言ったら怒られるかな?

後方へのキックバックのない水平なウエストラインやそれに続く低めのトランク上面はウェッジシェイブやハイデッキなどのおっちょこちょいなクルマとは訳が違う!というところか。

前回も述べたが、リアもメルセデスのアイデンティティ満点だ。

ラゲージスペースの奥行きは充分だが、幅方向はサスの張り出しが大きいために決して広くはない。まあそれを求めるならE クラスを買うことになるが。

トランクリッドは下端のボタンを押すと電動で閉まるのは当然として、その閉まり方は完全に閉まる直前に一旦止まって、その後にユックリとロックされるのはBMWとは大いに違う。

C200 Aventgardeのタイヤは225/50R17(写真左下)、C250 Sport は(フロント、写真右下)225/40R19、(リヤ)255/35R19が標準となっている。

そしてブレーキはといえば‥‥

C200はオーソドックスな鋳物の片押しキャリパーで、これはBMW 3シリーズやスカイラインでも似たようなものだ。

そしてC250 Sport ではフロントにMercedes Benzというロゴの入ったアルミ対向ピストン(オポーズド)キャリパーが装着されている。このキャリパーは横に長いのでもしや6ピストン?なんて事も考えたが、ボディの膨らみを見ればそんなことも無さそおだから、4ピストンだろう。

Cクラスもスカイラインも2.0Lの上位モデルにはオポーズドキャリパーを使用しているが、BMWの場合には6気筒にならないとオポーズドは装着されない訳で、これはBMWにとっては厳しい戦いになる、という程ではないが、やはり対策を考えるべきだろう。えっ? 片押しもオポーズドも一般ユーザーには解りゃあしねえよ、って。まあ、確かにそうかも知れない。こんなところに目が行くのはクルマ命のスカイラインオーナーくらいで、多くのBMWユーザーはそんなことは知る由もないだろう。えっ、このサイトの常連読者なら当然知っているぞ、って、確かにそうだ。

ということで、次回からはいよいよインテリアに目を移すことにする。

つづく。




2014/7/27(Sun)
Mercedes Benz New C Class

欧州では既に販売されているメルセデスの新型Cクラス(W205) が、遅ればせながら日本でも発売された。CクラスといえばBMW 3シリーズのライバルとしては最強であり、またC クラス自身もそれを意識して本来のメルセデスよりもスポーティーな特性に仕上げているから、このサイトの読者の主流となる3シリーズオーナーや検討中のオーナー予備軍からすれば今年最も興味の湧く車種に間違いない。

なお、以下の写真では白いクルマがC250 Sport、ガンメタがC200 Avantgardeで、価格はそれぞれ644万円と524万円となる。

メルセデスといえばボンネットフード先端に立つスリーポインテッドスターを形どったオーナメントが思い浮かぶが、ここ最近での主流はグリル中央にドッカ〜んとデカいスリーポインテッドスターを付ける、以前ならSL等極々一部の高性能モデルのみに使用していたタイプになっている。

リアビューでアイデンティティを持っているクルマは少ないが、Cクラスは逆台形のトランクリッドのラインと、それを避けるように配置された三角形のテールランプ等、新型とはいえ一目でメルセデスと解るのはBMWには無いものだ。

ここで同じDセグメントのライバルとの基本諸元を比較すると、アウターサイズはBMW 3シリーズよりも微妙に大きいがほぼ同サイズであり、レクサスISもこれらドイツ2車と同等サイズ、そしてスカイラインは先代同様に少し大きいが、何れにしても実用車としては最も使いやすいサイズでもあるが、用途はファミリーカーとかプライベードカーである。

今回の新型Cクラス(W205) の中で輸入元としては最も売れ筋となるべく勝負に出たと思われるC180 のエンジンは1.6L ターボで150ps 250N・mと、パワーこそ決して大きくはないがトルクは自然吸気の2.5L並であり、これでベースグレードなら419万円というSkyline 200GT‐tのベースグレード(383.4万円)にあと少し足せば天下のメルセデスが買えてしまうという、ニッサンとしてはちょっとヤバい展開になっている。それで、この新型1.6Lターボのエンジン型式を見ると274M16で、あれっ? スカイラインは2.0L ターボで型式が274930であり、ベースエンジンのC200用は274。何故か1.6Lは2.0Lと上3桁が同じで、これは基本的に同じエンジンのバリエーションということになる。そこで、274系エンジンを一覧表にしてみた。

結果を見ると、何と1.6L と2.0Lはシリンダーのボア(直径)は83.0oと同じだった。ということは恐らくクラウンシャフトとコンロッドなど一部の部品のみ異なり、シリンダーブロックなどのエンジンの主要部品は共通であろうと推定され、それが基本型式の共通な理由だろう。結果的にこの1.6Lはかなりのショートストロークということになり、2.5L並みのトルクと共にその動力性能が楽しみだ。

なお、基本的に同一エンジンであるスカイライン 200GT-t用の274930は、流石にトップカバーのデザインは変更しているが、よく見ると吸排気の取り回しも少し違うようだが、シャーシが別ものだから搭載性が違いから補機類の配置が違うのは当然だ。

次回につづく。




2014/7/25(Fri) Mazda 2 (2015)

MAZDA2とは言わずと知れたデミオの欧州名であり、日本国内でも新型発売が秒読みとなっているが、欧州向けについてもオフィシャルフォットが公開されている。

スタイルは最近のマツダに共通な5角形のグリルや曲線を多用した日本車離れしたデザインなど、如何にもマツダらしいスタイルで、最近のマツダのラインナップでは旧世代丸出しだったデミオも、やっとこれでアクセラやアテンザと並んだことになる。

インテリアもディスプレイをインパネ天板におっ立てるなど、最近のトレンドに従っているが、エアコンの操作ダイヤルらしきものの位置が少し低いのが気になる。

欧州向けには新しい小排気クリーンディーゼルエンジン、SKYACTIV-D 1.5が主流となるよだが、日本ではどうなのだろうか。

いつものように詳細を知りたいという方は
こちらにて↓
http://www.netcarshow.com/mazda/2015-2/




2014/7/24(Thu)
MH-17便撃墜

このところネットでも話題になっているマレーシア航空MH-17便の撃墜事件だが、事故ではなく撃墜事件と書いたのは、まあ撃墜されたのは間違い無さそうだと判断したからだが、それ以上の詳細は色々な憶測もあるが未だ闇の中。

このサイトではクルマ以外の乗り物も偶には話題にするようにしているが、今回も主役は旅客機だから、そのポリシーにそっているわけで、先ずはMH-17便について。この機体はBoing社のB777であり、これは747(通称ジャンボ、現行は747‐400)よりも少し小さい双発のジェット旅客機で、日本の航空会社でも多数使用されている。

それで巷ではスホーイ25(Su‐25)に撃墜されたという噂もあるが、実はSu-25というのは戦闘機ではなくて攻撃機で、写真右下を見ると判るがずんぐりむっくりでとてもでは無いが超音速で飛んだり空中戦をやるような機体では無い、要するに地上にある敵の施設を破壊するのが目的であり、速度も亜音速で高度も7,000mくらいが限界となる 。従って約1万メートルの高度で飛んでいたB777を撃墜するという話にはちょいと無理がありそうだ。それに、Su-25は攻撃機だから本来は対空ミサイルも装備していないわけで、先ずこの説は眉唾となる。

もう一つはウクライナ軍の対空ミサイルに落とされたという説だが、ウクライナでは1万mと高高度まで射程のあるミサイルを持っていないという反論をしているようだ。しかし、ロシア製のMuk-M2という大型対空ミサイルならば射程距離が50q/h以上あるといから、1万mで巡航中の旅客機を撃墜することが可能という。

ところで、日本の誇る自衛隊にはこのような地対空ミサイルはあるのだろうか? ご安心ください。03式中距離対空誘導弾というのがあり、Muk-M2と同等の性能を持っているようだ。

ところで例のK国の対空ミサイルはどうなっているかといえば、独自に開発したミサイルはあるが、小型で射程距離も短く、しかも例によってお笑いのネタになりそうな内容だ。まあ、これについては次回の特別編までに纏めておこうと思っている。

ところが、予定では7年がかりで長距離地対空ミサイルを開発するそうで、日本に対抗してそれ以上に射程の長いものを開発するとう発想は何時ものとおりだ。予算は1兆ウォン(約1,000億円)というが、どこにそんな金があるんだ? 長距離ミサイルで日本の上空でも狙うのかねぇ?




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