B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)



2014年6月16〜23日

2014/6/23(Mon)
HILUX 4WD <2>

今回のハイラックスはレジャー用途のスポーツタイプであり、フロントグリルにはTRDとSportivoというグレード名のエンブレムが付いている。そしてボンネットの上にはスバルのスポーツグレードを思い浮かべるようなターボのインタークーラー用エアインテイクのような物が見える。


ボンネットフードはダンパー式では無いために、この重いフードを上まで持ち上げておいてロッドをセットして支えるのは結構な大仕事だ。何しろただでさえ高い位置にあるフードを更に上まで持ち上げる必要があり、これを簡単にこなすには身長175p位はないと厳しい。

実はボンネットを開けようとして、ぎょえー重てえ、何て思っていたらば説明員のキレイなオネエサンが駆けようって来て、大丈夫ですか? って言う時にはロッドを立て終わっていたのだが、ふと気がついてオネエサンを見たらば、背の高〜い外人さん(白人&金髪)だった。なる程、並の男では無理でも、欧米人ならOKかもしれない。早く気付いていたらば手伝ってもらって手に手をとって‥‥う〜ン、残念!

エンジンルーム内をみれば、成程ボンネットフードのエアインテイクの下辺りにインタークーラーらしきモノがある。スバルは水平対向エンジンのためにエンジン自体の高さが低く、インタークーラーをエンジン上部にレイアウト可能ななのだが、ハイラックスはボンネットの位置自体が高くて、結果的にエンジン上部にスペースが確保できるということだ。

なお、エンジンは2KD‐FTV 4気筒 2.5Lコモンレール ターボディーゼルで、日本国内向けの場合は109ps 26.5kgf・m だが、タイ仕様はわからないし、TRDが何らなかのチューンナップをしているかもしれないが、何れにしても低出力の実用エンジンだ。

リアタイヤとタイヤハウスとの隙間は呆れくるらい広く、特に上下方向はフェンダーが泥除けとしての役目を果たしているのか疑いたくなるくらいだが、如何にもヘビーデューティーという雰囲気はある。

 

タイヤハウスとの隙間を覗いて見ると、無骨なリーフスプリンガ(板バネ)が見える。

ランクル70と違って、こちらはスポーティーなアルミホイールを履いていたので、その隙間からブレーキが見えるが、フロントキャリパーは対向4ピストン。ただしアルミではなく鋳物製で、このタイプは以前からランクルやハイラックスに使っていたもので、住友電工製だと思う。小型トラックは乗用車よりも負荷が大きいためにシングルピストンでは厳しく、普通は片押しの2ピストンタイプを使うが、何故かトヨタは対向ピストンを採用している。

そしてリアブレーキはというと、無骨なブレーキドラムで判るように、ディスクではなくドラムブレーキが装着されている。小型トラックは空荷の時のリア軸重が少なく、ブレーキ負荷もフロントに比べて小さいためにドラムで充分ということと、ドラムブレーキは駐車ブレーキとしての性能が優れているので、重い車重を支えるパーキングブレーキとしての性能を出しやすいというメリットもある。

次回からはインテリア編に突入(と言う程の事でも無いが)する。

つづく
HILUX 4WD <3>





2014/6/22(Sun)
HILUX 4WD

前回のランクル70に続き、同じく日本国内では販売が終了しているが中近東では立派な現役であるハイラックス 4WDトラックを紹介する。

ハイラックスは1968年に端を発する小型ボンネットトラックで本来は実用本位の商用車だったが、不整地用の作業車として4WDモデルがラインナップされていて、これは普通のトラックを強引に不整地用にするために極端に車高を上げた、言ってみればやっつけ仕事だったのだが、そのアンバランスが逆にマニアに受けて、バブル時代の4WDブームでは結構レジャー用途に売れていた。 その後モデルチャンジを実施したもの、バブル崩壊とともにバカでかくて高価なオフロード車のブームは既に去っており、いつのまにやら販売が終了して現在日本国内では販売されていない。

そしてベースとなったハイラックストラック(2WD)も積載効率の悪いボンネットトラックということから、殆ど市場を失ってしまった。なお、今の日本のトラックといえば小型から大型まで、ボンネットの無いキャブオーバータイプになってしまい、ボンネットトラックは絶滅してしまった。

ということで、今回のハイラックスはコテコテの実用車だった70とは違い、その名称を"Hilux VIGO TRD Sportivo"という、言ってみればレジャー用のスポーツヴィークルで、このVIGOは業務用も合わせてタイでの2013年の販売台数は何と19万台という大ベストセラー車だった。

なお、ハイラックスは日野自動車のラインで生産されていたが現在ではタイに全面移管されている。

エクステリアは多少は近代化されてはいるが、基本的には昔からあるハイラックスのダブルキャブだ。サイズは全長5,135o x 全幅1,760o x 全高1,735oで、特に全長が長いが、幅は特に広いわけではない。

ラジエターグリルにはデッカいトヨタマークが付いているのは、やっぱり東南アジアでもトヨタ車に乗るのはステータスなのだろうか。

全長が長いのは5人乗りのキャビンの後ろに荷台があるからで、以前日本で販売されていたダブルキャブはリアオーバーハングがこんなに長くはなかった覚えがあるので調べてみたらば、1997年モデルのダブルキャブで全長は4,690o。ただし、全長5,035oのエクストラキャブも一時期日本でも販売されていたようだ、と言っておかないと国内販売車は短いというのは間違いだから訂正しろ、なんていうメールが来るわけですよ。

リアのゲート(あおり)には以前東南アジアで流行っていた馬鹿でかいTOYOTAの文字は無い。

次にこのハイラックスの販売先を見てみよう。

@〜Gは既にランクル70の時に紹介済みで、ハイラックスは更にH〜Lの5カ国でも販売されている。なおCのイラクについては、ハイラックスの販売は行われていないようだ。

@ パキスタン・イスラム
  共和国
A バーレーン王国
B サウジアラビア王国
C イラク共和国
D クウェート国
E カタール国
F オマーン国
G アラブ首長国連邦 (UAE) H タイ王国
I マレーシア
J モナコ公国
K フィリピン共和国
L ベトナム社会主義共和国

今回追加の5カ国についてはモナコを除けば東南アジアであり、中東諸国に比べて日本人には馴染みも深いため特に地図で位置を確認しないでも判るだろう。というか、タイやフィリッピンの位置を地図で説明するなんていくら何でも恥ずかしすぎるし、このサイトの平均的読者の教養を考えれば、こんな当たり前のことを解説するのは失礼にあたるだろう。 えっ? 地図を作りなおすのが面倒なだけだって? じょ、じょうだんじゃあない。そんな失礼なヤジを飛ばすと、世界各国で問題になってもしらないよ。あれっ、ちょっと違うかな。

でも、あの都議会のセクハラ野次を発した議員の名前は既にネットの世界では公然の秘密となってしまい、結局与党の政局運営にも影響するまでの大事となってしまったから、これはもう生贄に差し出すしかないだろう。休み明けの明日あたり、公表して議員辞職でめでたしめでたし。トカゲの尻尾になってしまった議員のS君は只々運が悪かった訳だが、元々大馬鹿でもあったようで、勿論辞めても何の損失もないだろう。

つづく
HILUX 4WD <2>





2014/6/20(Fri)
韓国のオフロード車

前回はランドクルーザー70を取り上げたが、こういうヘビーデューティ4WDというのは軍用としての用途もある訳で、各国ともノックダウンを含め自国で生産している場合が多い。

そこで気になるのが世界でも有数な自動車(パクリだが)産業を持っている韓国のオフロード車だ。というわけで、いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む




2014/6/19(Thu)
Land Cruiser 70 <4>

前回のインパネ全景写真で気が付かれた読者もいると思うが、最近にクルマなら騒然存在するであろうフロアコンソールやATセレクターが見当たらず、そのかわりり無骨なシフトレバーが、それも大小(長短)合計で2本のレバーが見えていた。

そこで角度を変えた写真で見ると

左側の長い方は5速MT(主変速機)のシフトレバーで、右の短いのがトランスファー(副変速機)のレバーとなっていて、この右側のレバーは上からH2(後輪駆動、通常の走行に使用)、H4(4WD、悪路で使用)、N(ニュートラル)、L4(4WDで副変速機がLo、極悪路や岩場の脱出など)という直線パターンになっている。

このクルマの4WDは直結のために、4WD走行時には前後の回転差を吸収するものがない。したがって摩擦係数の高い道路、すなわち舗装路で4WD走行するとステアリングが全く曲がらない、超アンダーステア状態になるし、低速ならクルマが止まってしまう。これをタイトコーナーブレーキング現象といって、4WDマニアとしては初歩的な基本知識となっている。したがって通常の走行時にはH2を使用して悪路になって初めてH4に切り変えるので、このタイプはパードタイム4WDと呼ばれている。

ということは折角の強力な駆動力を舗装路で使用できないことになり、ボードやキャンパーなどのトレーラーを牽引する時に4WDのメリットを使えないことになる。そこで、舗装路でも4WD走行が可能なように前後の駆動軸の間にデフを装着する、いわゆるセンターデフ方式の4WDというのが現れて、パードタイムに対してフルタイム4WDと呼ばれている。再三話に出てくるランドクルーザー80などはこのフルタイム4WDを採用していた。

 

ということで、ミッションはMTのみだから、当然ながら3つのペダルが付いている。

ところで、最近の都会的なSUVの場合は見かけの割にアッと驚く2WD、しかもFFだったりするが、4WDだとしても通常は2WDで、流体カップリングを使って反対側が滑って回転差が出来た時のみ4WDとなる、いわゆるスタンバイ方式の4WDが多い。しかし、スリップしてから4WDになるのでは既に手遅れではないか、なんていう質問がで出そうだが、心配ご無用‥‥と言いたいが、実は悪路では使い物になりませんです、ハイ。それでも日本の雪道くらいなら無いよりはマシ、ということだ。

ここで気になるのは前出のフルタイム4WDでセンターデフがあるということは前後どちらかがスリップすると反対側にも駆動力が伝わらないために、スタックしたら脱出不可能になってしまう。こんな時のためにデフロックという機能があり、ヘビーデューティーなモデルには付いている場合が多い。それとともに70にも装着されている副変速機も本格的な4WD車の必須であり、極低速での走行により岩の塊を乗り越えたりという芸当が可能となる。

下の写真はポルシェカイエンのスイッチパネルだが、何とセンターデフとリアアクスルのデフロック、車高の変更、そして副変速機まで付いているという超本格的な内容となっていて、高級SUVにも関わらずこれ程のオフロード走行機能を備えているのは流石ポルシェであり、SUVとはいえ軍用車並みの悪路走行能力を持たせているのは、見かけだけの軟弱なクルマは作らないというポリシーだろうか。とはいっても、カイエンで極悪路を走るユーザーっているのだろうか??

最後にメータークラスターに目を移すと、今までの質素な装備品が嘘のように4つの補助メーターがついているのに気がつく。燃料残量計と水温計はまあ普通としても油温計と電圧計まで付いているのは常にエンジンの調子をモニターしていち早く異常を察しないと、場所によっては故障が命にかかわることもあるからだろうか。

70のヘビーデューティーな内容から一部のマニアには今でも絶大なる人気があるが、残念ながら国内での新車販売は終了している。その為に、どうしても欲しいマニヤ向けに豪州から逆輸入されているようだ。豪州向けならば右ハンドルだし、中東向けのように暖房すら付いていないこともないなど、日本でそのまま使えるメリットがある。

その70が、何と近いうちに日本でも再販されるという情報がある。期間は限定のようだが、マニアにとっては嬉しい情報だ。流石は豊田社長だけあって少数派マニアの事も考えてくれている、と思ったら、まあそれもあるが、一番要望の多いのは警察や消防、町役場などだそうで、再販されればこれら公用車としての注文が確実とも言われている。




2014/6/18(Wed)
Land Cruiser 70 <3>

いよいよ室内に乗り込むわけだが、ドアを開けてその運転席の高さをみれば、並のクルマに比べるといかに高いか、ということを説明するために下の写真は室内画像を合成したもので、撮影角度の違いから多少デフォルメされてはいるが、それにしても運転席が高い位置にあり乗員はここによじ登る必要があることが判る。そのために爺ちゃんや婆ちゃんを病院に連れて行く用途に使うにはチョイと厳しいし、ミニスカの彼女を乗せるにも多少の問題がある。あれっ? 院長先生! 何やら顔がにやけてますぜ。


ドアを開けて高い位置にある室内を外から見上げれば、その内装は地味というか質素というか‥‥。
とはいえ、ランドクルーザーというのは本来こういうモノたのだが、60に始まる豪華大型バージョンのシリーズが有名になって、あちらが本命視されたことで誤解を生んでいるが、不整地用の作業車である70こそが本来のランドクルーザーなのだ。

シート表皮は安いっぽいファブリックだが、それでもビニールレザーでないだけマシかもしれない。なお、シート位置の調整は当然ながらフルマニュアルで「パワーシート? なんだそれぁ」という気迫がある。

シート以上に漢らしいのがドアのインナートリムで、しかもサイドウィンドウはレバーをグルグル回して上下させる懐かしい手動式だ。しかし拡大して良く見るとショボいアームレストの周辺はシート表皮と同じクロスを貼ったり、その他部分もソフトパッドにビニールレザーを被せたような構造らしいなど、古き良き時代のクルマの構造を受け継いでいて結構凝っている。

 

インパネも実用一点張りで豪華さの欠片もないどころかプラスチック丸出しで、軽自動車でももう少しマシだろ、と突っ込みたくなるが、それが逆に70らしいし、オーナーになればこの安っぽさを皆に見せびらかして悦に入るという楽しみもある。まあ言ってみればフランス車オーナーの間では自分が如何にトンでもない故障に遭遇したかを自慢し合うようなものだ。

センタークラスター最上部には右半分にあるのはデジタル時計と思われるが、なぜかラップタイム計測などが細かく設定できそうな雰囲気だ。

オーディオは2DINスペースに後付したようで、これは向け先により簡単に取り替えられるためだろう。したがって、オーディオ一体ナビなども簡単に装着できそうだが、中東の砂漠でナビなんて役にたつのだろうか??

そしてこれまた驚くのが空調、というかエアコンなんて無くて単なる換気装置? のようだ。よく見れば暖房すらも無いように見えるが、考えてみれば中東には寒い冬なんて無いからヒーターもいらないということだろう。

大分長くなってしまったので、今回はここまで。それにしても、このネタは結構面白い。何しろ、これを書いている本人が、書いていて実に面白いのだから‥‥。

つづく
Land Cruiser 70 <4>




2014/6/16(Mon)
Land Cruiser 70<2>

前回に引き続きエクステリアを紹介する。

タイヤは今どきの扁平タイヤをあざ笑うかのような、その昔の標準サイズであった80扁平のオフロードタイヤを装着している。それにしても、今見るとハイトの高さには驚くばかりだ。そしてリアサスは勿論リーフスプリング(要するに板バネ)のリジットアクスルで、ホイールも頑丈そのものの鉄っちん(スチール)ホイールを使用している。勿論ホイールキャップなんてあるわけが無い。タイヤハウスの余裕がまた凄いが、この巨大なクリアランスをフルに使うほどにタイヤがストロークして極悪路でも確実にグリップすることになる。

ただし70のようなリーフスプリングはオフロード車としてはサスストロークは決して大きくない。この面ではコイル式のリジットアクスルの方が上だが、丈夫さという点ではリーフが一番で、岩場でサスをヒットしても屁でもない丈夫さが魅力だ。

さらに下の写真ではボディがラダーフレームに載っているのが判るが、超ヘビーな使い方をするにはモノコックボディなんて軟弱なものよりも旧式なフレーム構造が一番だ。

エアインテイクにはシュノーケルが付いている。その昔バブル華やかなりし頃は日本でも4WDにシュノーケルを付けたクルマが都会を走っていたこともある。勿論ハッタリだが、このクルマの使用先ではマジにこれが必要なのだろう。

エンジンは1GR-EF V6 4.0Lで日本国内ではFJクルーザー、ハイラックスサーフ、ランドクルーザープラドに使用されている。国内仕様の性能は249ps 38.3kgf・mとなっている。

V6 4.0Lを搭載してもスペース的にはマダマダ余裕で隙間も見られるエンジンルーム。70が発売された当時は直6 4.0L OHVという旧式で馬鹿でかいエンジンを積んていたから、最新の軽量形V6を積んだらスカスカになっている。特にエンジン先端のファンとラジエターグリルの距離があるためにダクトで繋いでいる。

このランドクルーザー70の輸出先は以下の国旗の国々だが、さて皆さん、いくつお解りだろうか?

@ パキスタン・イスラム
  共和国
A バーレーン王国
B サウジアラビア王国
C イラク共和国
D クウェート国
E カタール国
F オマーン国
G アラブ首長国連邦 (UAE)






上記の国名は聞いた事こそあれ、さてどこにあるかといえば、ハテ? 何ていう場合が多いだろう。
そこで高校生(中学生か?)に戻って地理のお勉強をやってみよう。

パキスタンを除けば見事に中東のサウジアラビアとその東側に隣接する国々だった。それにしても、この地図に出てくる国々は何ともきな臭いというか、危ないというか‥‥。

それで本題の70は、次回からインテリアを紹介する予定だ。

つづく
Land Cruiser 70 <3>


2014年6月24~30日←    →2014年6月9~15日