B_Otaku のクルマ日記

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2008年7月
2008/7/27(Mon) カローラ


7月11日の日記で先代カローラとBMW3シリーズの2ショットを載せたが、もしかしてカローラ乗りをバカにして、トンでもない奴だ・・・・と、言いたい輩もいるのかな?あの、カローラのオーナーが見たら何と思うかって?残念でした。あのカローラをBMWディーラに乗りつけたのは、私自身でした。
その理由は、話せば長い事ながら・・・・と言いたいのだけれど、取り合えず手短に説明すると、ちょっとした成り行きで先代カローラを 1ヶ月程預かることになった。先代カローラといえば、発売当初にフィールダーの売れ筋1.5Lモデルに乗って、そのフニャフニャなステアリングや足回りによる、フラフラの不安定さに驚いたものだった。だから、カローラと聞いただけで全く食指が動かなかったのだけれど、 取り合えず乗ってみたら今回の後期(先代の末期)モデルは、初期型の特性が嘘のように改善されていて、ハッキリ言って別のクルマ だった。そこで、借用中の1ヶ月間は徹底してカローラ一筋、何処へでも乗っていった。



今回、徹底してカローラを乗り回したのは、これからの高齢化社会を考えれば、低価格で実用的、しかも維持費も安いクルマは今以上に需要が広がるのではないか、とも考えての事だった。今現在、団塊世代が 続々と定年退職になっている。しかし、今更言うまでも無く、年金政策の失敗から60歳で引退するには十分な資産があって、それを食いつぶさなければならないから、サラリーマンの半数以上が定年過ぎても何らかの仕事についているのが現実だろう。
ところが、一部の大企業の役員経験者や高級官僚を除けば、定年後の報酬は一気に下がるのが一般的だから、私有車としてクラウンロイヤルを乗り回していた部長さんも、BMW323iを持っている主任研究員も、定年後には代替はもちろん、維持費 すら辛くなってくる。ましてや65歳過ぎて、完全にリタイヤしたらば、適度な大きさで、コストパフォーマンスが良く、維持費も掛からないクルマが 絶対に必要となるだろう。
そういう事もあって、少し徹底してカローラに乗ってみよう、と思った訳だった。

そして、先代カローラに気を良くしたの機会に、今度は現行カローラにも乗ってみた。こちらは上級の1.8Lモデルだったから、当然ながら内装の質も走りの余裕も1.5Lより上回っていた。さて、このカローラ生活の詳細は ・・・・気が向いたら後程レポートしようかとも思っている。まあ、期待せずに待っていて下さい。




 

 

2008/7/23(Wed) プレミアムセダン


モーターファン誌の特集本というのは、その時代の売れ筋クラスを特集すると理解していたから、「コンパクトカーのすべて」とか「ミニバンのすべて」とかを見ると、成る程と納得した。そういえば「軽自動車のすべて」というのも毎年出版されているような覚えがある。

ところが、今回は何と「プレミアムセダンのすべて」というのが出版された。早速買ってみたら、Eクラス、5シリーズなどのEセグメント車の特集だった。このクラスはベースグレードを選んでも650万円クラスで、唯一国産車で特集されていたレクサスGSでも550万円クラスだから、とても普通の庶民向けではない。
それにしても、こういう特集本が出るということは、このクラスのクルマに興味を持つ読者が結構いるということだろうか?そうでなければ、返本の山となって採算割れもいいところとなってしまうから、出版に当たっては充分 な市場リサーチを実施している筈だと思うのだが。
これは何を意味するのだろうか?
と、いう訳で宜しかったら是非ともメールにて御意見をお寄せください。

 

2008/7/15(Tue) 回答編


7月6日のクイズの答えは「ティーダ 18G 6MT」でした。
今回は意外と易しかった事もあり、多くの回答をいただきました。
試乗したティーダの写真は下記をご覧下さい。んっ?





これって何か変だと? 思いますか??
確かに、ティーダにしては、車高は低いし、エアロパーツや排気管も変だし・・・・。



その訳は、ティーダ 18Gに間違いはないのですが、NISMO S-tuneというパッケージを装着したクルマで、オプションをつけた総額は約270万円!
総額300万円のティーダです。
 

 

2008/7/13(Sun) BMW X-6


X-5をベースとしたクーペタイプのSUVという新たな分野に挑戦したBMW X−6。



ボディ前半はX−5と殆ど同じ雰囲気だが



リアスタイルは全く異なる。



上の写真だけを見たならば、クーペのリアエンドそのものだから、SUVとは思わないだろう。



ダッシュボードはX-5そのもの。



リアシートは2人用で、前後スペースも車体の大きさを考えれば狭いし、クーペボディだから頭上空間も当然ギリギリとなっている。



展示車両は”35i”なので335iなどと共通の3ℓ ツインターボエンジンを搭載している。



全幅は限りなく2mに近いから、日本の下町では使い辛いのは充分に予測できる。
 

 

2008/7/11(Fry BMW 3er VS カローラ


BBSで有名なネタの一つに、BMW3シリーズなんてカローラと同程度のクルマを3倍以上価格で売っているボッタクリ商売だ、というのがある。
そういう主張をしている輩は、単に掲示板の盛り上がりを期待しての書き込みだろうとは思うが、時折、本気でそう思っているのかもしれないという内容を見ることがある。



そこで、2台を並べてみた。左は旧カローラの1.5Gという中心グレードで、正に大衆車の王道ともいえる車種だ。そして、右は325iで左のクルマが新車の当時で総額170万円程度で買えるたのに対して、こちらは総額500万円でも手に入らない。
それにしても、この2台が同じに見えるかというと、さて。人それぞれとは言うものの、これが同じねぇ。まあ、同じに見えないこともないかなぁ。


 

 

2008/7/9(Wed) 布シート


7月3日のレザーシートに続いて、今回は布シートの表皮について考えてみる。
まずは下の2つをご覧いただこう。国産車のシートといえば欧州車に比べて最も弱い部分でもあるのは言うまでもないが、その中でも如何にも国産丸出し、トヨタ丸出しの例が、この2つ。別にこの2車種だけではなく、多くの国産車が未だにこんな表皮を使っている。この手の材質は、チョッと古くなると汚らしく、短い毛足は禿てくるし、最初の車検で既にみすぼらしくなる元凶でもある。オマケにグリップは悪く、ズルズルと滑る。





とろろが、下のAD VANは実用車であることから、中途半端な高級感よりも、実用性と耐久性を重んじているのだろうか、流石に業務用といえる実用本位な表皮を使っている。



しかし、トヨタ的な価値観の塊と見られているクラウンは、ゼロクラウンからは何と欧州車も顔負けの表皮を使っている。勿論、レクサスも同様だ。BMW3シリーズやAUDI A3と比べても、同系の素材である事が判る。このタイプはグリップもよく実用的だが、何よりも耐久性があるし汚れも付き難く、BMWの場合は8万キロ乗っても新車時と殆ど変わらなかった経験がある。








 

 

2008/7/6(Sun) クイズ


今回は下の写真の車名を当ててもらうことにしよう。ヒントはなし。
何時ものように、メールにて。





試乗も済ませているので、次回の簡易試乗記に登場する予定。
 

 

2008/7/3(Thu) レザーシート


クルマのインテリアで高級感を醸しだす代表といえば、レザーシートが思い浮かぶ。
実際に相当な人気もあるようで、高級車の類には標準装着も多い。少なくともレザーシートがオプションに無い高級車なんて聞いた事が無いくらいに当たり前になりつつある。しかし、一口にレザーシートといっても、その表皮は千差満別。ということで、いくつかの例を写真で見てみよう。
厚くてシボの深いのやら、薄くなめしたのやら、テカテカの安物丸出しやら・・・・・。おっと、最後のは余計だったようだ。










 



2008/7/1(Tue) 28万円カー


今巷で話題のインドのタタ自動車による28万円カー(車名はNANO)とはどんな物なのだろうか?
中には、インドで出来るのだから日本で出来ないのはメーカーの怠慢だとか、自動車会社は儲け過ぎているから、こういうクルマを発売して社会に還元すべきとか、なんとまあ無知なことをいう輩 もいるようだ。その昔、通学していた高校の傍に都営住宅があって、その敷地内にはクルマを敵視して、何が何でもクルマを寄せ付けないぞ!という敵意まるだしの看板だらけだった。 そういうコチコチの革新系も、最近ではクルマは交通手段の無い地方では絶対必需品だから、極力安く提供すべきだという主張に変わったらしい。クルマは、いつの間にか人類の敵から必需品に昇格したようだ。しかし、この28万円カーって、一体マトモに走るのだろうか?



上の写真は、その話題の28万円カーである”TATA NANO”。
あれっ?新聞なんかで見る写真はこんなにチャチじゃなかったぞ。という、あなた。

左の写真はショーに発表されたモデルで、もしかしたら多くの人たちが、この写真のモデルが28万円で買えると誤解しているのではないだろうか?
ざ〜ん念でした。これは、上級モデルで、価格はもっと高い(56万円)のだった。
何だか昔あった「夜店の商い」のようだ。



主要スペックはといえば、外形寸法:3100(全長)×1500(全幅)×1600(全高)
ホイールべース:2230mm、 車両重量:580〜600kg
エンジンは2気筒OHC 623ccで最高出力は33ps、リアに搭載されるRR方式。
ミッションは4MT。燃費は市街地で22km/L、ハイウェーで26km/L。
最高速度は105km/hと発表されているが、噂によると安物のベアリングを使用しているために、12インチタイヤによるタイヤ回転数からして75km/h以上では、車軸が焼き付く危険がある・・・・とか。



そして、車内をみれば、これで衝突安全性は大丈夫なのだろうか?
エアバッグなんていう物は付いているわけもないし、写真のフレームからして、衝突安全性(NCAP)は合格するのか疑問だ。勿論ABSなんて付いている訳がない。

要するに、このクルマはインドの国内事情、すなわち125ccクラスのバイクに3人乗りするような実情から言えば、安全・快適な夢のクルマだが、先進国からすれば、実際に道路を走るための認証すら通らなさそうな代物のようだ。
今、国産の4輪車で一番安いのは、ダイハツエッセ エコ(68.3万円)だろう。NANOより高いといっても、運転席はもとより助手席にもエアバックが付いているし、エアコン、パワーウィンドウだって標準装備だから、ある面ではNANO以上に脅威的なのだ。ヤッパリ、日本の技術はスゴイ。


 

 

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