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2019/10/24(Thu) 久々の高齢者暴走事故
昨日の午後5時ころ、大阪でタクシーがホテルのロータリーの柱に衝突する事故が起ったが、タクシーのドライバーは75歳で、一時報道が途切れていた高齢ドライバーの久々の事故という事になる。
そのクルマが下の写真で、タクシーとしては珍しくステーションワゴンを使用しているようだ。
それで車種はといえば、先代カローラ フィールダー (写真左下) と推定できる。
更に写真下のエンジンルーム内を見ると、ハイブリッドのドライブ装置 (写真右上) も見えるから、カローラー フィールダー ハイブリッドと特定できる。
ややっ、またまたトヨタのハイブリッド!
と言う事はハイブリッド独特の間違えやすいシフトレバーが原因か? と思ったが、カローラはハイブリッドでもガソリン車に準じたフロアータイプだった。
それでは踏み間違い易いペダルとうのはどうか?
これは確かにある。特に事故車と同じ旧型カローラではブレーキペダルが運転席中央どころか左よりにありアクセルも左に寄っているから、ブレーキの積りでアクセルを踏み間違うという事は充分にある。なおカローラでも新型は多少は改善されているようで、特に右側に大きく出っ張っていたタイヤハウスが無くなっている。それならもう一息右に寄せれば良いのにねぇ。
しかし今回の事故は乗客を乗せて、発進した直後に暴走したということで、ドライバーはブレーキを踏もうとはしていない状況だ。にも関わらず、フルスロットルなんて踏まないのにフル発進したとすれば‥‥これはちょいとヤバいんじゃあないのか?
以前からプリウスの暴走事故では高齢ドライバーがブレーキと間違ってアクセルを踏んだとされているが、いやこれは何かがありそうだ、と言う事は以前からそれとなく ”やんわりと" 指摘しているが‥‥。
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2019/10/23 (Wed) Nissan Dayz vs Toyota Tank <4>
今回はドアを開けてインテリアを比べる。
どちらもシートの位置は高くいわゆるミニバン的なドライビングポジションとなる。リアシートの足元は流石にタンクの方が広く見える。
次にシート表皮を比較する。
シート表皮はグレードによって質が異なるので一概には言えないが、写真上のデイズはグレードがハイウェイスターという上級モデルの為にファブリックとしても上質なモノを使っているが、中間グレード以下ではもう少しショボくなる。なおデイズはオプションでレザーコンビのシートも選べる。
写真下のタンクはグレードが最上位のカスタムだが、好みの問題とは言えデイズの方が質感が高いようにも見える。ただしタンクの場合は一つ下のGでもあまり変わらないし、ベースのSでも意外に違いは少ない。
シートの調整は両車共に手動式でパワーシートの設定はオプションにも無い。
シートリフターはデイズでは全グレードに標準装着されているが、タンクではベースグレードのXではオプションとなる。タンクのような着座位置の高いクルマでは上体を起こしたポジションで運転するのでセダン程にはシート高の調整の必要は少ないといえ、標準体型から外れているドライバーには必要な装備だと思うが。
ドアのインナートリムは
これもグレードによって異なるが、上位同士を比べるとこの2車のデザインは結構似ている。
今度はドアノブとアームレスト付近を拡大して見ると
デイズの方が明らかに高級感があるが、実はタンクの写真はベースグレードのXの為にドアノブのメッキすらないが、上位グレードではもう少しマシになる。
リアドアについては両車で条件が全く異なっている。
タンクはリアがスライドドアの為にアームレストは無いし、ドアノブも形状が異なる。一般にスライドドアの方が高級感は劣る傾向にあり、タンクもフロントドアに比べるとチャチい。
次回はダッシュボード周りから比べる事にする。
つづく
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2019/10/21 (Mon) Nissan Dayz vs Toyota Tank <3>
前回のエンジン比較で折角エンジンルーム内が見える状況なので、ストラットタワー付近を比較してみる。この部分は構造材の一部が露出しているから、そのクルマの作りなどが判るので結構便利だ。しかしデイズなどは周りに補記類やカバーがあってよく見えないが、僅かな隙間から見ても結構丁寧に組み立てられているようだ。
タンクは繋ぎ目のシール等もシッカリと施工されているが、この部分は外板のように仕上げ塗装はされていない。まあ機能には関係ないし防錆機能も充分だし、それに多くのオーナーはこんなところは見ないからこれで充分だが、なぜかコストダウン見え見えが気になる。
ブレーキのマスターシリンダーとその根元にあるバキュームブースターはどちらもオーソドックスなもので、特に言う事はない。
タイヤ&ホイールについては、ベースグレードではデイズが 155/65R14 タイヤ、ホイールは最廉価Sではスチールホイール+フルカバー、Xではアルミホイールとなる。タンクは165/65R14 タイヤとスチールホイール+フルカバーでカスタムGでは同サイズにアルミホイールとなる。
ただしどちらも最上位モデルではタイヤサイズはアップしてアルミホイールもよりスポーティーなデザインとなる。タイヤサイズはデイズが 165/55R15 、タンクは 175/55R15で何れもターボ車に装着される。
ではホイールから覗くブレーキを比べてみる。どちらもターボモデルで比較するのホイールの中が見やすいからだ。
どちらもフロントディスク、リアドラムであり、リアにディスクを装着するモデルは無い。性能的には充分の筈だが、最大の問題は見掛けが悪いことで、特にスポーティーなホイールを履くターボモデルの場合、折角のホイールに中にダサ~いドラムが見えるという事だ。
ドアハンドルは、まあ車格から言えば特に不満は無い程度のグリップタイプとなっているが、特にデイズのチャチいのにはやはり軽を感じる。サイドミラーはどちらもウィンカーを内蔵したタイプで、その昔はメルセデスのみだったものだが、今や庶民にまで降りてきた。
次回からはいよいよインテリアへと進む。
つづく