B_Otaku のクルマ日記

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2010年3月
 
2010/3/30(Tue) その他のジュネーブショー出展車


今回はジュネーブショーで発表されたクルマのなかで、未だ取り上げてなかった幾つかのモデルを簡単に紹介しよう。

ベントレー フライングスター


コンチネンタルGTCをベースにしたシューティングブレークで、欧州ではこの手の超高級サルーンをベースにワゴンボディを架装して狩猟に使う貴族階級がいるらしい。 高性能クーペであるGT(2,145万円)と基本的に同一な6ℓ V12ツインターボ610psエンジンにより0−100km/hが4.8秒という第一級のスポーツカー並み の性能を発揮する。 限定生産車なので、お金が余っている読者は早速代理店に連絡してみるといいだろう。
えっ?もう既に案内状が来ているって?

パガーニ ゾンダ トリコローリ


パガーニゾンダといえばAMG製の7.3ℓ V12 678psエンジンを積んだ世界最高のパフォーマンスといわれているミッドシップスポーツカーだ。 これをベースにイタリア空軍のアクロバットチームであるフレッチェトリコローリの創立50周年を記念して1台のみが生産されたのが トリコローリで、同チームの戦闘機と同一カラーが施されている。 一台のみということは、この展示車のみが存在するといういことだが、一体値段は幾らするんだろうか?08年に5台のみ生産されたチンクエは80万ユーロ で、日本円にすれば約9900万円 だから、こちらは1億円以上は間違いない。それよりも、一体誰が何のために買うのだろうか??

メルセデスベンツ F800 Style Concept




4ドアクーペともいえるスタイルはCLSの系統だが、プラットフォームはプラグインハイブリッドシステム(PHV)または燃料電池システム(Fセル)の双方を搭載可能としている。メルセデスのPHVは次期Sクラス用として300ps V6直噴リーンバーンエンジンと109psモーターによるシステムを開発中とのことだ。 フル充電すればEVモードで約30km走行できる。燃費は34.5km/ℓ CO2は排出量は68g/kmという。
またFセルは5.2kgの高圧水素タンクを搭載し、136ps 29.6kgmのモーターにより航続距離は約600kmでCO2排出量はゼロ!

ところで、この手のデザインのクルマとしてはバブル時代にブームとなったカリーナED(双子のコロナエクシブも)が 思い浮かぶが、メルセデスによるブーム再来となったらば、トヨタも復活してみる手はある。 ただし、悲しいかな栄光の車名「ED」というのは現代では別の意味があるから、流石に使えないだろう。となるとエクシブということになるが、これだとちょっとインパクトが弱い。同じような例では森永の「ホモ牛乳」やトンボの高級鉛筆の「ホモ」など、本来の単一という意味を真面目に考えて商標にしたのだが、運の悪いことに現代の世間一般の認識では違うものを想像されてしまう。 商標というのは実に大事なことなのだと、つくづく感じたころで、ジュネーブショー特集もひとまず終了とする。


 


 
2010/3/28(Sun) ルノー ウインド


これもジュネーブショーで発表されたルノーの小型オープンモデルであるウインド。最近流行の電動メタルトップだが、完全なる2シーターとなっている。 ベースはトゥインゴ、エンジンは1.6ℓで133hp/6750rpm、160Nm/4400rpmを発生する”1.6 16V”というモデルと、1.2ℓ 100hp 152Nm/3500rpmを発生するターボエンジン搭載の”TCe”の2モデルがラインナップされる。 タイヤサイズは195/45R16または205/40R17でブレーキはフロントがΦ280、リアがΦ240のローター装着。





ルーフの開閉は12秒と発表されているから、この手の電動メタルトップとしては驚異的に速い。









1.2ℓターボはトゥインゴGTと同じで、これは昨年試乗して小排気量ながら活発なエンジンにより実に乗って楽しいクルマだったから、これをベースにしたオープンならば更に楽しめるかもしれない 。とはいえ、何せ2シーターだから完全な遊びクルマで、まあ販売台数は少ないだろうし、日本で発売されるかどうかも判らない。


 


 
2010/3/26(Fri) トヨタ オーリスHSD


オーリスはトヨタの欧州市場向けの中心的車種でHSDはそのハイブリッド版であり、発売は今年の中頃と言われている。通常のガソリンエンジン搭載オーリスと同様に英国で生産される。









ハイブリッドシステム自体はプリウスと共通で燃費は26.3km/ℓ、CO2排出量は89g/km。2次電池はニッケル水素バッテリーを搭載し、最高速度50km/hで最大2㎞をガソリンエンジンの力を借りずに走行できる。



オーリスの所属する欧州Cセグメントは最強なライバルであるゴルフⅥが存在するし、他にも有力なライバルが目白押しだ。トヨタは今後全車種をハイブリッド化するようだ。まあ、今のところHVの分野ではトヨタがダントツで首位を走っているが、他社だって本気で追従を始めたようだ。
問題はHVの次のEVでの戦いだろう。インドでも中国でも一気にEVに向かうかもしれない。 まあ、自動車技術に於ける日本の優位は、そう簡単には中国やインドに逆転されることはないにしても、日本のアドバンテージが徐々に薄れていく状況ではある。
こんな時、既に紹介したポルシェのHVである 918 Spyder conceptをみれば、流石に自動車発祥の地で、戦前から先進的なクルマを開発した天才、ポルシェ博士直系のカーメーカーの凄さを見せ付けられてしまった。
 


 
2010/3/25(Thu) AUDI RS5


A4ベースのクーペであるA5、その中でも最高性能を誇るRS5が、これまたジュネーブショーに出展された。











4.2ℓ(4263cc)直噴 V8エンジンは450hp/8250rpm、430Nm/4,000〜6,000rpm 7速Sトロニック・クアトロドライブによるセンターデフ式のフルタイム四輪駆動。 車両重量1,725kgの車体を0〜100km/hまで4.6秒、最高速度は280km/h。平均燃費は10.8ℓ/100km(9.3km/ℓ)で、A1でも紹介されていた制動エネルギーの回収システムを備えている。



フロントブレーキは8ピストンの対向ピストンキャリパーと365mm径のディスクローターで、オプションとしては380mm径のカーボンファイバー複合セラミックローターも選択できる。
下の写真はオプションのセラミックローターで、よく見るとローターのボス部分は別の材料(アルミ)が使用されている。それにしても8つもピストンをつける意味は何なのだろうか?



欧州では2010年春に発売で価格は77,700ユーロ(約972万円)。
ライバルは当然M3クーペだろう。それにAUDIファンからすれば、ポルシェ911だってライバルといいたいだろうなぁ。それもエンジンスペックからすればカレラ(345ps)もカレラS(385ps)も目じゃあないし、 GT3(435ps)をも凌ぎ、911ターボ(480ps)に迫る程のパワーではある。これはM3(420ps)にしても同様だが、エンジンパワーのみで語れば今やポルシェなんて大したことは無い?
と、まあ、そういう疑問に答えるためにM3vsカレラなんていう試乗記でもやろうかとも思ったが、BMWマニアの逆襲を考えると、これは心に秘めておくのが無難かと・・・・・。

何やらRS5から話が逸れてしまった。
 


 
2010/3/23(Tue) Honda HSV-010 Super GT500  


ジュネーブショー関連の連載は、まだまだ続く予定だけれど、ここでチョッと中断してホンダのスーパーGT500用の新しいレーシングモデルの紹介をしてみよう。
ホンダはNSXでGT500に参戦していたが、ベース車も生産中止となったこともあり、レースも新開発のマシーンで参戦することとなった。第1戦の鈴鹿では予選で1位を獲得したが、決勝では惜しくも優勝を逃してしまった(最上位で3位)。まあ、それでも充分な戦闘力があることは証明されたから、次回の岡山に期待というところだ。


 




詳しいスペックは何故か海外で発表されていたため、今回はオリジナル英文のまんまで勘弁願おう。
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Honda HSV-010 GT Technical Specifications
•Dimensions
◦Length: 4675 mm
◦Width: 2000 mm
◦Vehicle weight: 1100+ kg
•Engine
◦Engine name: HR10EG
◦Configuration: Liquid-cooled, naturally aspirated, longitudinal V8
◦V angle: 90°
◦Valve train: Gear-driven DOHC - 2 intake and 2 exhaust valves per cylinder
◦Displacement: 3397 cm3
◦Bore x stroke: 93.0 x 62.5 mm
◦Maximum output: 500 PS (370 KW)
◦Maximum torque: 392 Nm
◦Throttle control system: Mechanical
◦Fuel supply system: Programmed fuel injection system (Honda PGM-FI)
◦Fuel: Lead-free premium gasoline
◦Lubrication: Dry sump
•Powertrain
◦Transmission mechanism: Constant mesh
◦Transmission shifting method: Steering paddle shifter
◦Steering system mechanism: Rack and pinion system with electric power steering (EPS)
•Tires
◦front: 330/40R18
◦rear: 330/45R17
Brake type and mechanism: Hydraulic ventilated disc system
•Suspension system: Double wishbone
•Stabilizer: Torsion bar

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ところで、このHONDA HSV−010は市販車のベース車両が全く存在しないが、まあ、この辺は事情により特例が認められているのだろう。
スーパーGTのマシンの建前は市販車をベースに改造したものなのだが、事実上は市販車とは全く別物といっていい程の代物で、コテコテのレーシングマシンに市販車チックな外装を被せたものと思えばいい(特にGT500)。
例えばニッサンGT−R の場合は・・・・・





取り合えず共通点は外見が似ているのと、市販車と同じフロントエンジンであること位か。勿論エンジンも全く別物。 しかし事情を知らないユーザーは市販のGT−Rをサーキットに持っていけば、これに近い速度で走れる、なぁんて思うかもしれない。
まあ、それを言ったらレクサスのSC430だって同じだが。



今現在スーパーGT500での出走マシンはHSV−010、GT−RそしてSC430の3車種のみ。 しっかし、盛り上がらないねぇ。また、GT500よりは市販車に近い、というか化け物度ではワンランク低いGT300 では、それでもカローラアクシオみたいにV6 3ℓをミッドシップに乗せるという、なんでこれがカローラアクシオなんだ?!って言いたくなるような マシーン もある。



ただし、実はカローラだけがインチキしている訳ではなく、GT300のレガシィB4も似たような事をやっている。



ポルシェの場合はGT300にも出場しているレーシングモデルのGT3Rはストリート用のGT3とはエンジンもシャーシーも基本的には同じ。



すなわちGT3Rはストリート用のGT3に対して、レースに出る為の装備を追加し、レースでは不要な装備を取り去っ たくらいで基本的にはストリートモデルと変わらない。すなわち、エアコンや内装、オーディオにナビなどが取り払われて、その代わりに電源のマスタースイッチやピットロード走行時に60km/h以上出ないりミッタースイッチやブレーキ配分の調整ダイヤルなど、レースならではの装備が追加されている。 それ以外の大きな違いはミッションがレース用のシーケンシャル式ドッグミッションになっていることと、正面のインパネはお馴染み5連メーターではなく、レース専用の液晶ディスプレイが装着されているが、これらについては 後日項目を改めて説明したい。



GT−3R相当でポルシェのワンメークレースに出場するためのGT3カップカーの場合、価格は約2,000万円。そのままで本格的なレースに出場できるレーシングカーとしては破格のバーゲン価格 だ。 そう、ポルシェのレーシング仕様はストリート用を元に専用の改造を施したもので、基本的には同じクルマ。 そしてGT3とカレラも基本的なシャーシとボディは同一だし、更にはボクスター/ケイマンも50%以上の部品をカレラと共有している。 レーシングカーを買い得価格で市販できるのは、この辺に秘密があるようだ。
 


 
2010/3/22(Mon) AUDI A1


ジュネーブショー出展車のオフィシャルフォト第七段は、アウディの最小クラスで全く新しいA1を紹介しよう。Bセグメントのプレミアムカーという新たな分野として、ライバル(MBとBMW)には存在しないクラスでもある。これも世界的なトレンドであるダウンサイジングと環境適合の結果だろう。


 


サイズは全長3.95m×全幅1.75m×全高1.42mでホイールベースは2.47mだから、ほぼアルファロメオ MiToに近いが全長は75mm短く 、全幅は30mm広い。またMiToに近いということはホンダCR−Zともほぼ同一サイズとなっている。 また、2.47mのホイールベースはポロと全く同じだから、A1はベースがポロであることは間違い無さそうだ。









エンジンは4種類で、エントリーモデルのガソリンエンジンは2バルブの1.2TFSIが86HPの最高出力と160Nm(1500〜3000rpm)のトルクの最大トルクを発生する。
2つ目は1.4TFSIで4バルフと水冷式インタークーラーを持ち、122HPの最高出力と200Nm(1500〜4000rpm)のトルクの最大トルクを発生する。 ミッションは7速Sトロニック(VWのDCT相当)と6MTで平均燃費はそれぞれ5.1ℓ/100km(19.6km/ℓ)と5.4ℓ/100km(18.5km/ℓ)。
ディーゼルも2種類あり1.6TDIは77HPの最高出力と250Nmの最大トルクを発生し、ミッションは5MTを搭載する。平均燃費は3.9ℓ/100km(25.6km/ℓ)。
もうひとつの1.6TDIは90HPの最高出力と230Nmの最大トルクを発生し、ミッションは同じく5MT。平均燃費は3.8ℓ/100km(26.3km/ℓ)。

4種類のエンジンはすべてアイドリングストップとブレーキング時のエネルギーでバッテリーを充電し、発電機の付加を低減させる エネルギー回収システムを備えている。



A1はこの夏には欧州で発売されるから、秋には日本にも恐らく上陸するだろう。 価格的にはベースモデルが16,000ユーロ(約197万円)ということだから、日本での1.2TFSIは250万円以下となるだろう。
そんな折、BMWも1クラスより下のBセグメントモデルを発売する計画があることが発表された。しかし、A1が250万円となると 、CR-Zと同等価格で憧れのアウディが買えてしまう。どうする国産車?どうするレクサス?? 
 


 
2010/3/21(Sun) Alfa Romeo Giulietta


ジュネーブショー出展車のオフィシャルフォト第六弾は50〜60年代にマニア憧れであった名称が復活することでも注目を浴びている アルファロメオジュリエッタで、欧州では5月に発売される。 


 
新型は当然ながら現代的なデザインだが、フロントのグリルは50年前のモチーフをシッカリと受け継いでいる。しかし、半世紀前にこのデザインというのは何とも凄いセンスだ。





寸法は長さ4.35m、高さ1.46mと、2.63mのホイールベースで、幅1.80mと発表されている。
エンジンはガソリンが120HPの1.4TBと170HPの1.4TB MultiAir、ディーゼルは105HPの1.6 JTDMと170HPの2.0 JTDM。 1.4TB MultiAirは4.6ℓ/100km(21.7km/ℓ)の燃費と134g/kmのCO2排出量、1.6 JTDMの燃費は3.7ℓ/100km(27km/ℓ)、そして2.0 JTDMは4.1ℓ/100km(24.4km/ℓ)の燃費と124g/kmのCO2排出量、とそれぞれ低燃費と低公害を達成している。 トランスミッションは6MTを基本としてMultiAirと2.0 JTDMにはDCTも装着される。

そしてトップモデルには235HPの1750TBも用意される。1750ジュリエッタといえば往年の名車を思い出して、涙が 出る世代もいることだろう。
 


インテリアは8C Competizioneのように主要アイテムをダッシュボードの中心に集められ、 更にはポップアップ表示によるナビによって視線の移動が最小限で地図を見ることが出来る。



ジュリエッタはロードホールディングと機敏さ、そして安全性を満足することを目的として、アルミニウムと高張力鋼の使用や先進的な製造方法を採用している。また、最新のサスペンションと新世代のステアリングシステムにより、性能と実用性を両立させている ・・・・・ と、まあアルファは自画自賛をしているようだが、実際にどのくらい凄いのかは乗ってみてのお楽しみ・・・・ということで。  
 


 
2010/3/20(Sat) NISSAN MICRA(MARCH)


ジュネーブシュー出展車の紹介、第五弾は新型ニッサンマーチ(欧州名はマイクラ)。
新型マーチは全く新しいV-プラットフォームを開発し、少なくとも世界の4箇所で生産され、160カ国で販売される。





エンジンは欧州向けには3気筒1.2ℓのNA(80ps、108Nm)と直噴ターボ(98ps、142Nm)の二種類が用意される。ミッションは5MTもしくは副変速機つきのCVTと組み合わされるが、日本では 恐らくCVTのみだろう。





既にアナウンスされているように、日本向けはタイ生産となるらしい。 しかし、今まで海外生産の国産車が日本国内でヒットした例というのは聞かない。さて、結果は如何に?  
 


 
2010/3/18(Thu) Ferrari 599 GTB HY-KERS Concept


ジュネーブシュー出展車の紹介、第四弾はフェラーリのハイブリッドカーである
599 GTB HY−KERS Concept。





HY−KERSは599 GTB Fioranoをベースとして、F1による経験を元に開発されている。





デュアルクラッチギアボックスの後部に電気モーターを結合し、その下にバッテリーを配置することで、オリジナルの599 GTBと同一の重量配分を実現している。





このクルマは今のところ全くのコンセプトカーであり、フェラーリの環境への取り組みと近い将来の方式を提案するものであり、ポルシェ918スパイダーほどの完成度には至っていないような気がするが・・・・・・・・・。  
 


 
2010/3/16(Tue) LEXUS CT200h


ジュネーブシュー出展車の紹介、第三弾はレクサスCT200h。東京モーターショーでも展示されていた
LF-Ch の市販モデルで、内容的には充分に量産を考慮したモデルのようだから、実際の発売時も大きく変わることは無いだろう





全長4,320mm×全幅1.765mm×全高1.430mmでホイールベースは2,600mm。
エンジンは直列4気筒 1.8ℓでモーターは永久磁石のシンクロナスモーターという以外に詳細は発表されていない。バッテリーはニッケル-メタルハイドライド(NiMh)を使用。
サスペンションはフロントがストラット、リアはダブルウィシュボーンでパワーステアリングは電動アシストのラックアンドピニオン方式を使用している。







CT200hのライバルは当然ながらBMW1シリーズとAUDI A3で、そうなると300万ジャストくらいのグレードを出さないと価格的に勝負にならないだろう。 勿論、相手はHVじゃあないから安くて当たり前・・・・・・なんていう考えは通用しないでしょうねぇ。
発売時期は2011年の初めとか。  
 


 
2010/3/14(Sun) Volkswagen Polo GTI


ポルシェ918スパイダーコンセプトに続いてのジュネーブシュー出展車の紹介はフォルクスワーゲン ポロGTI。





1.4ℓTSIエンジンは直噴+ターボ&スーパーチャージャーによる過給で180psを発生する。ミッションは7速DSGで、ボディは3ドアと5ドアが用意される。車重1184kgで0−100km/h加速は6.9秒、最高速度は229km/という性能で、燃費は6ℓで100km(16.7km/ℓ)、CO2排出量は139g/kmと、高性能とエコを両立している。



コンパクトなホットハッチでしかもエコというポロGTIは5月末からドイツで発売との事だから、日本国内にも近々上陸するだろう。今年一番の期待のモデルになることは間違いない。  
 


 
2010/3/12(Fri) Porsche 918 Spyder concept


ジュネーブシューにポルシェ918スパイダーコンセプトが出展され、オフィシャルフォトも発表されている。





基本的なスタイルはカレラGTの路線だが、開発時点が新しいだけあって近代化されている。



918スパイダーコンセプトはレース経験によるハイテク機能を取り入れたハイブリッドカーで、性能は0−100k/hが3.2秒、最高速度320km/h、ニュルブルックリングのラップタイムがカレラGTの7分30秒をも上回るということだ。
しかも、100kmを走るのにガソリンは3ℓ、すなわち33.3km/ℓという燃費と70kg/kmのCO2排出量という環境性能は、殆どコンパクトカー並だ。エンジンはV8 3.4ℓで最高出力は500ps以上を9,200rpmという高回転で発生するというから、殆どレーシングエンジン並だ。これ に加えて前後アクスルに搭載される電気モーターは最大出力218psというから、合わせて700ps級の出力を発生するという。





インテリアは正面に左から速度計、回転計、そしてエネルギー関連で、現行ポルシェのように円周上で重なってはいない独立3連メータとなっている。また、コンソール上のスイッチはタッチスクリーンで、ステアリングスイッチも多用されている。写真を見ても、先進性とともに最新のレーシングテクノロジーを移植されたような雰囲気さえある。

このクルマはコンセプトカーだから、このままで発売されることは無いにしても、結構市販モデルに近いような気がする。こうなると、911系はどうなるのだろうか?現行997から正常進化で998となるのだろうか?そして、ボクスター/ケイマンは?

ポルシェという会社は常に最先端を走りながら、毎年大いなる話題を振り撒いているのは今更でもないが、ポルシェに嵌ったお金持ちたちは毎年ポルシェ社に 多額のお布施を払う事となる。まあ B_Otaku の場合は、お布施を払おうにも原資が無いから心配はいらないが・・・・・。 
 


 
2010/3/9(Tue) BMW 120i Coupe


1シリーズクーペといえば3ℓツインターボの135iのみの設定のため価格は600万円コースとなり、車好きのサラリーマンからみればチョッと手を出せないクラスのクルマだった。何もそんな大パワーでなくても良いのに 、というユーザーにとっては120iクーペが手ごろな価格で設定されれば選択肢も広がるのに、と考えるだろう。
実は欧州では10年モデルから120iクーペが設定されて既に発売されている。このモデルが日本でも近いうちに発売されるらしいという噂を耳にした。

そこで、一体幾らくらいになるのかを推定してみた。先ずはBMW−UKのHPからコンフィグュレーターを使って、日本仕様に近いモデル (Mスポーツ、AT)を作ってみたのが下の写真だ。日本向け120i クーペMスポーツという感じで仕様を決めたところ、英国内価格は£26,130 となった。
次に日本でも販売されている116iと同じような仕様では£19,605となった。このモデルの国内価格は¥297万だから、国内BMWの換算レートは約¥151/£とな り、これを120iクーペMspで計算すると、26,130×151=395万円となる。
しかし、ハッチバックの120i Mspの国内価格は389.5万円ということを考えればクーペが395万円ということは無さそうだ。そこで、ハッチバック120i Mspの英国価格を調べると、120はディーゼルの120dしか設定が無かった。







それでは320i Msp(AT)の英国価格はといえば、£28,650で、国内価格は¥488万
だから換算率は¥170/£で、120i クーペMspの日本国内推定価格は
26,130×170=444万円となる。まあ、感覚的にそんなものだろう。

こうしてみると、日本国内価格では116iは買い得な設定となっているようだ。まあ、116iが適正で他は**タクリ? ともいえるが。

さて、この120iクーペに6MTが設定されたなら、マニアには貴重なFR+MTのコンパクトなクーペという存在になるのだが。 しかも、RHDだったら言うこと無し。そして価格も400万円以下だったら?
 


 
2010/3/7(Sun) BMW Style Essence その2


主としてiDRIVEとキセノンヘッドランプを省略することで価格を46万円下げた(320iセダンの場合)BMW Style Essencee というグレードは昨年の12月22日の日記で紹介したが、 ディーラーの展示車でMスポーツパッケージ付(M-sp)きのStyle Essence が展示してあった。





M-spは確かにカッコは良いが、320iの場合は見かけの割りに動力性能が追いつかないとうい悲しさもあり、カッコだけのクルマと陰口を叩かれることになる。因みにそういうことを言うのは320iどころか116iにも全く手が出ない階層だったりする のは言うまでもない。いわゆる、酸っぱい葡萄というやつだ。おっと、また余計な事を言ってしまった。
もしかして、おまえ、わざと煽ってアクセスアップを狙っていないか?なんていう鋭い指摘を感じるが、そんな事は・・・・・・・(汗)

本題に戻って、320i M-sp(メタリックカラー)の価格は445万円+43万円(Mspパッケージ)+7.5万円(メタリックペイント)で合計は495.5万円となる。
これに対してStyle Essenceの場合は下の写真のように458.1万円となり、その差は37.4万円。



しかも今月は年度末の3月で最後の追い込みだから、交渉次第で大幅値引きも可能だろう。長年の夢だった3シリーズMspをゲットしたいユーザーだったら、先ずは車庫証明を自分で取得して、速攻で登録出来る準備をしてから3月末にディーラーに行けば、最後の一台という貴重な実績のために、儲けは全くなしでの特別価格も夢ではない。まあ、言ってみれば、あと一人で参議院で過半数が取れる、という時に入党した無所属議員みたいなものか。
 


 
2010/3/4(Thu) 新型パッソ


FNCされた新型パッソだが、かわいそうにも例のリコール問題と重なったことで発表の大イベントは中止され、誰も気づかない中で静かに新発売された。 更には「先代に対して価格が値上がりしたが内容的には変化が無いどころかコストダウンの影が見える」とか言われて、世間では大いに評判を落としているようだ。
そこで、新型パッソについて考えてみる。まずは、主要スペックの比較から。
 
    TOYOTA TOYOTA DAIHTATSU DAIHTATSU HONDA
      新PASSO
1.0 X V Package
旧PASSO
1.0 X V Package
新TANTO L 旧TANTO L FIT 1.3G
  車両型式   KGC30 KGC20 L375S L350S GE6
寸法重量乗車定員
全長(m) 3.640 3.600 3.395 3.395 3.900
全幅(m) 1.665 1.475 1.695
全高(m) 1.535 1.750 1.725 1.525
ホイールベース(m) 2.440 2.490 2.440 2.500
駆動方式 FF
  最小回転半径(m)   5.3 5.5 4.7
車両重量(kg)   910 900 900 870 1,010
乗車定員( 5 4
エンジン・トランスミッション
エンジン型式   1KR-FE KF-VE L13A
エンジン種類   I3 DOHC I4 DOHC
総排気量(cm3) 996 658 1,339
  最高出力(ps/rpm) 69/6,000 71/6,000 58/7,200 58/7,600 100/6,000
最大トルク(kg・m/rpm) 9.4/3,600 9.6/3,600 6.6/4,000 6.5/4,000 13.0/4,800
トランスミッション   CVT 4AT CVT
  燃料消費率(km/L)
(10/15モード走行)
  22.5 21.5 18.2 18.0 24.0
  パワーウェイトレシオ (kg/ps) 13.2 12.7 15.5 15.0 10.1
サスペンション・タイヤ
サスペンション方式 ストラット
トーションビーム 車軸式
ブレーキ形式 前/後 Vディスク/ドラム ディスク/ドラム Vディスク/ドラム
  タイヤ寸法 前/後 155/80R13 145/80R13 175/65R14
価格
車両価格 100.0万円 96.6万円 108.2万円 105.0万円 119.7万円
備考 ABS標準装備 ABS標準装備 CVTは
117.5万円
  ABS標準装備
オーディオレス

パッソはダイハツの軽自動車であるタントのプラットフォームを流用しているとのこと。しかも2年前にFMCされた現行型ではなく、それ以前の旧型の使い回しと言われているが、たしかに新型タントならホイールベースが2,490mmの筈だが、パッソは新型でも旧タントと同一の2,440mmだった。それにしても軽自動車の方が最新型のプラットフォームを使っているなんて・・・・・・・・。

しかし、パッソはABSを標準装備しているのに対して、タントはオプションで、しかもCVT同士だとパッソはタントよりも17.5万円も安い。というよりも、パッソのベースモデルが100万円というのは軽自動車に比べて実に安い価格設定となっている。



ところで、新旧のパッソを写真で比べてみると、何やら似たように見える。プラットフォームも変わらず、何のためのFMCだったのだろうか?やはりコストダウンだろうか。これによって利益の増大。いや、赤字の解消かもしれない。この手のクルマはディーラーとしても一台売ってもマージンが数万円などと噂されているが、確かに同じ一台売るのならクラウンでも売ったほうが儲けははるかに多いのだろう。
えっ?乗り味はどうかって??いや、その試乗していないものでして。
はあっ?室内の質感はどうかって?いや、その、ちょっと・・・・・・実車を見てもいないもので(汗)
    



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