B_Otaku のクルマ日記



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2017/4/14(Fri)
Mercedes-Benz B Class <2>

それでは3方向からそれぞれ眺めてみるが、先ずはフロントから見ると勿論メルセデスのスリーポインテッドスターがグリル中央に鎮座しているいわゆるクーペグリルという奴で、その昔は恐ろしく高価なスポーツモデル専用だったが、初代Aクラスに使用されて以来敷居が下がってしまい、今では殆どのモデルに標準となっている。しかしそのグリル以外にメルセデスらしさは感じられないのもまた事実で、エントリーモデルとはいえもう少し何とかならないのだろうか?

リアビューはフロントよりも遥かに小さいメルセデスのマークがある以外はこのクルマが天下のメルセデスだとは気が付かない。

サイドから見るとステーションワゴンよりも背が高く、まあこれも最近はスタイリッシュなクルマが多いメルセデスとして、どうも ”らしくない” デザインだ。

リアゲートを開けてそこに現れるラゲージスペースはCセグメントとしては意外に奥行きが深いようにも見える。プレミアムブランドのクルマでリアゲートを持つのものは多くが下端に電動クローザーのスイッチを配しているがこのクルマには無い。要するに手動でバタンと閉める事になる。

ボンネットフードのロックを外して上に持ち上げて開けようとすると何故か重さを感じる。何とダンパーは無く安物の国産車並のロッドを手動て立てる方式だった。更にはフードの内側には防音材は張って無くて補強フレームが丸出しとなっているのも国産低価格車並だった。

エンジンは直列4気筒 1.6L ターボで 122ps/5,000rpm、200N-m/1,250-4,000rpmを発生するが、メルセデスとしては珍しい横置き (すなわち FWD) となっている。

B180 の標準タイヤは 205/55R16 だが、写真のクルマは ”SPORT” のために 225/40R18 が装着されていた。

ブレーキは一般的な鋳物製の片押しキャリパーだが、フロントは ”スポーツ” ということでドリルドローターが奢られているが、それに引き換えリアはソリッドローターを使用している。なるほどフロント荷重の大きい FWD 方式だからこれで当然なのだが、メルセデスでこれというのも何となく違和感がある。

次回からはインテリアに目を移す事にする。

続く




2017/4/13(Thu)
Mercedes-Benz B Class

このサイトでは昨年末から新年にかけてはボクスター、911ターボというポルシェのスポーツカー、それに続いては BMW M2 というこれまたマニアックな M モデルという具合にかなりの走り志向で突っ走って、その次は日本製とはいえイタリアンブランドのアバルト124 スパイダー、現在は輸入アッパーミドルセダンの定番である新5シリーズからディーゼルの 523d が現在進行中で、更にそのまた次は 523d のガチンコライバルであるメルセデスベンツ E200d を予定している。

しかしアバルト 124 を除けば、これらは価格的には誰にでもという訳にもいかない訳で、それなら日記だけでももっと買いやすい、言ってみればエントリークラスの輸入車に目を向けてみよう、という事にした。それで今回の主役はメルセデスベンツ Bクラス。Aクラスと共にメルセデスベンツのボトムラインを形成している車種だが、メルセデスなのに FWD かぁ? そんなのメルセデスじゃねぇぞ! とか言う意見もあるだろうし、そこまで見栄を張ってまで外車に乗りたいのかねぇ、なんていう声も聞こえて来るが、プリウス PHV と同等価格で買える輸入高級ブランド車で何が悪い!と、まあアチコチ煽ったところで本題に入ろう。

という訳でBクラスのベースグレードはメルセデスベンツの中でも最も安い 316万円よりという設定で、これは BMW 218i アクティブツアラーよりは安いが、実はこのベースグレードの上で恐らく主力であろう B180 スポーツは395万円となる。次にこの定番2社に加えて最近はどうも落ち目の三度笠というか中国で上手い商売をしているのでやる気がないのか、まあ一応残る御三家の一つのアウティから A3を、以前から虫の息ではあるが取り敢えずまだ残っているアルファロメオからジュリエッタ、そしてプレミアムブランドと言えるかどうかは微妙だがこのクラスなら代表として加えても良さそうなボルボのエントリーモデルである V40 を比べてみる。なおこれら3車の価格はジュリエッタが 218i と同等で、残る2車は本来輸入エントリー車のお約束であった200万円代を守っている。

サイズ的にはどれもほぼ同一で、スペックも似たり寄ったりだが、その中ではジュリエッタのエンジンが排気量は他車と同等とはいえハイチューンのために一クラス上の動力性能となっている。スタイルは下の写真のように其々フロントにはひと目で判る各社のアイデンティティを主張している。この辺がこれらの強みで、国産でこういうのは強いて言えばレクサスくらいだろだろうか。そのレクサスにもサイズや価格では今回の比較に入れても良さそうな CT があるが、これはハイブリッド専用車ということで今回の比較からは除外した。

なお以下の3車は既に試乗記で取り上げてあるのでそちらも参照願いたい。
BMW 218i Active Tourer 試乗記 (2014/12)
Alfa Romeo Giulietta 試乗記 (2015/11)
Volvo V40 T4 試乗記 (2013/2)

そして今回の主役である B180 のグレードは ”スポーツ” で価格は395万円とベースモデル (316万円) よりも約 80万円も高い。ユーザーからすればその中間で350万円くらいのグレードが欲しいところだ。まあベースモデルに多少のオプションを付けるという方法もあるかもしれないが、そういう買い方は一般に値引きも少ないし納期はかかるし、それでリセールはあくまでベースグレードととして不人気車種の扱いをうけたりと良いこと無しの可能性もある。

さてメルセデスとはいえリアからみると、ひと目でメルセデスと判るアイデンティは無い。

次回からは何時ものように内外装の写真を紹介する。

続く




2017/4/11(Tue) 2016年度乗用車売上<4>

前回に引き続き前年度 (2016年4月~2017年3月) 新車乗用車販売台数ランキングについて軽自動車を含めてのベスト 30 を纏めたみた。それにしても登録車 (普通車) と届出車 (軽自動車) なんて訳の判らない差別化して、その販売データ-を扱うのも別の法人というのも判り辛いし無駄もいいところだが、これを一本化して縮小化したら売国隠れキムチ白蟻共の天下り先が無くなってしまうから、どんな汚い手を使っても阻止するだろうなぁ。

という話は置いておいて、早速データーを見てみよう。

トップ 30 の内訳は普通車が 19車種で軽自動車が11車種という具合に、増々軽自動車が迫い上げてきたが未だ過半数には至らずというところだ。これは近い将来逆転するのか、それともそれ以前に軽自動車を廃止して一本化するのか?

次に普通車の内訳をみると流石にコンパクト (要するに低価格) なBセグメント車が8車種と多いが、少し大きなCセグメント車も同じく8車種で、この2セグメントで殆どを占めている。ただしCセグメントに分類したものにはミニバン4車種含まれている。その中身は事実上同一車種のトヨタ ノアとヴォクシー、日産 セレナにホンダ ステップワゴンという上位3社のファミリーミニバンで、なるほどコンパクトカー以外では少し値は張るが家族団らんの為にもミニバンが売れるとのも理解できる。

確かに実際に街を歩いていて遭遇するクルマ達は、軽自動車と小型ハッチバック車とファミリーミニバンだらけだから、これは理屈の合っている。さてこうなると特別編での比較とは言わないまでも、この日記でヴォクシー/ノア vs セレナ、何ていうのは必要だなぁ。と新たなネタを見つけたところで、この項目も終わりとする。


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