B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2016/5/15(Sun)
ミツビシ自動車がニッサン傘下に

燃費不正問題から企業としての存続すら危ぶまれていたミツビシ自動車に対してニッサン自動車が巨額の出資を行い事実上傘下に収めることになった。ということで、当然ながら話の内容を考えて特別編で件を考えてみる。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓 (最近チョイとネタ切れだが) があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む





2016/5/13(Fri)
Toyota Passo vs VW up!<3>

今回よりインテリアの比較を行うために先ずはドアを開けてみと、既述のように今回の比較は価格を揃えるためにパッソは上位モデルの MODA で、up! は下位モデルの move のために一見しての印象はパッソの黒を貴重としたところにシート中央のみがアイボリーでしかも赤いラインがアクセントにっているインテリアは結構見掛けが良い。ただし、アイボリー部分は如何にも汚れ易そうだから「新しいうちは」という注釈が入るが。

対する up! は欧州の安グルマによくあるファブリックで色も中途半端なグレーだから結構チープだが、それが如何にも欧州のベーシックカー的だと喜んでみれば如何にも教養がありそうで、丁度ベロアのモコモコシートにモーテルみたいな照明で悦に入る階層と対局を成すということで、プチセレブには喜ばれそうだ。

さてそのシートはといえば‥‥

写真上はどちらも下級グレードである Passo X (”G package" 144.7万円) と move up! (175.6万円)で、下は上位グレードの MODA (”G package" 165.8 万円) と high up! (189.0万円) で、まあ見てのとおり値段分だけの差はある。とはいえ両車共下位と上位のグレードでの価格差はそれぞれ 21.1万円と 13.4万円であり、例えばBMW 320i の SE (427.0万円) とLuxary (526.0万円) の 99万円に比べれば大した差ではない。

シートの調整は勿論双方とも手動式だが、up! のシートバック (リクライニング) 調整は普通とは反対で、車両の中央 (センターコンソール) 側に付いているから、最初はちょいと戸惑う事になる。これは狭い車幅を補うためにシートを目一杯外側に寄せているのが主な原因だろう。

それではドアのインナートリムはといえば、勿論両車共プラスチッキーで安っぽいのは当然としても、up! では最近では当然のフルトリムではなく、一部に車両の外板と同じ鉄板が見えている。写真右下の up! が一部が白であるのは、このクルマのボディカラーが白だからであり、ボディーカラーが内装に大きく影響する事になる。’

アームレスト付近を拡大してみるとどちらも肘の当たる部分に柔らかい材質を使っている‥‥ということは無さそうだ。なお写真右下の up! が一見ピアノブラック仕上げのトリムが付いているように見えるのは実は上述のボディ同色部分がブラックであり、それが結構高級感を出しているという皮肉な結末が理由だったりする。

それにしても意外にも両車共グレードでの価格差が少ない事に気がついたが、取り分けup! では十数万円の差だから、これはもう上位グレードを買った方が得のような気もする。この程度の価格差はリセールの時の差で元がとれそうだ。

この続きは次回にて。



2016/5/12(Thu)
Toyota Passo vs VW up!<2>

前回に続き、エクステリアを比べる。

パッソのフロントグリルはグリル中央にトヨタマークが付いている以外は、最近の一連のトヨタ車とは全く脈絡が無くて、まるで他社製みたいだ。と思ったら、そうだこれはダイハツ ブーンだった。パッソの場合はダイハツとの共同開発というよりもダイハツ車の OEM 供給といったほうが正しそうだ。勿論トヨタの意向は入っているだろうが。

対するup! はフロント中央に少し大きめのVW マークが付いている以外は、これも如何にもVW という程ではなく、ポロやゴルフに共通する最近のVW のアイデンティティーはあまり感じられないが、それでも全体的に何となくVWという感じはするから不思議なものだ。まあ元来VWというのはメルセデスやBMW のような強烈なアイデンティティーは持っていないのは大衆ブランドだからだろうか。

サイドビューではup! の方が全長が短いにも関わらず、ドアの長さが長いのはミニバン的にボンネットを短くしているためで、しかもルーフラインも緩い角度で見るからに空気抵抗も少なそうだ。対するパッソの四角いボディは最近のクルマにしてはスタイルも悪いしスペース効率も、そして空気抵抗でもメリットな無さそうだ。

今年の夏頃からはダイハツはトヨタの完全な子会社になるということだから、次期パッソ (いつの事だ?)ではもっと良いものが出来るかもしれない。

リアについてはup! がテールゲートがガラス製で球面を使ったことから独特の雰囲気があり、小さい外形ながら安物感が無い。そしてパッソは‥‥まあ見てのとおりですよ。

リアラゲージスペースはどちらも似たようなものだが、テールゲートの開口部がup! の方が大きいから使い勝手では上だろう。

パッソは上級の MODA のために Bi-Beam LED ヘッドライトが標準となっている。up! は全てのグレードでハロゲンランプを使用しているが、写真のクルマは high up! のためにフォグランプが装備されているが、それ以外に move up! との大きな違いは見当たらない。

エンジンは両車共3気筒 1.0L 自然吸気でパッソが 69ps 92N-m、up! が 75ps 95N-m と大きな違いは無いようにも感じるが、元々低出力同士だと少しの違いが結構効いてきて、パワーウェイトレシオではそれぞれ13.2および12.0 kg/ps と結構差が付いている。

タイヤはパッソでは 全グレード 165/65R14、up! では写真の move up! が175/65R14 にスチールホイール、上級の high up! では185/55R15 にアルミホイールとなる。なおパッソの場合も写真のMODA はアルミホイールだが、下位グレードである ”X" ではスチールホイールとなる。

要するに今回の比較は車両価格こそ同等だが、up! の場合パッソ MODA と同等のグレードは上記の high up! となる訳で、その点では装備がチャチなのは嫌だというとこの比較が成り立たなくなってしまう。まあアルミホールのメリットは軽量による燃費の節約や‥‥何ていうのはタテマエで実際は単にカッコが良いかどうかの違いだが。

ブレーキについてはどちらも1トンを大きく下回る900kg前後だから、フロントキャリパーも小さいしリアはどちらもドラムブレーキを使用しているが性能としてはこれで十分だ。

次回はインテリアを比較する。

つづく

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【追伸】速報
三菱自動車は12日の取締役会で、日産自動車との資本業務提携を決めたというニュースが報道された。日産が2000億円以上を投じて三菱自株式の34%を取得し三菱自は事実上日産の傘下に入るということだ。


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