B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


2015年4月24〜30日
2015/4/29(Wed)
Windows 10

今日は祝日でもあり、偶には車以外の話題でも‥‥。

そこで話題は Windows についてだが、言うまでもないが現在の Windows 最新バージョンは 8.1であり、これが前作の Windows 7に比べてすこぶる評判が悪い。これは発表当時から誰もが唖然としたくらいにユーザーを無視していて、Microsoft の一人よがりも良いところだったために法人ユーザーなどで Windows 8に入れ替えた何ていう例は聞かないし、新規導入ですらわざわざ Windows 7を選んでいるし、そんな状況だから Windows 7の販売を終了すると言っても市場の要求でそう簡単にはいかないし、兎に角踏んだり蹴ったりの OS だった。

それで現在の Windows の各バージョンのシェアはというと Windows 7が60%とこれは納得できる数値であるが、既にサポートが終了した Windows XP が何と18%ものシェアがあるということで、それでは Windows 8はといえば未だ10%未満ということだ。

そんな状況もあり、次期OS である Windows 10 が発表され、今年の末からリリースが開始されるそうだ。Windows 8 が発売されたのが 2012 年だから、僅か 3年で次のOS が登場することになり、これで Windows 8 が完全なる失敗作だったことを Micorosoft 自身が認めたことになる。

その Windows 10 は、期間限定とはいえ何と無償でWindows 7 や8からバージョンアップ出来るという。あのがめつい Microsoft が無償でバージョンアップに応じるなんていうのは前代未聞のことであり、それだけ Windows 8 の失敗による危機感を感じているのだろう。まあ、傍から見ればこうなることは当然の結果であり、ほ〜れ見ろ、と言いたい気持ちだが‥‥。

ここで話をクルマの世界に戻すと、Windows の事を笑えないような間抜けなモデルチェンジをやって、結局は大失敗で大いなる損失を被った例なんていうのは結構多いわけで、そのなかでも15年ほど前からのメルセデスが最善か無かのポリシーを捨てて安物化に走り、しかもブレーキバイワイヤー (SBC) の大失敗で100年間掛かって築き上げた絶対の信頼を見事に短期間で失う羽目になったのは皆さんご存知だろう。いやメルセデスに限らず、例えばニッサンのウィングロードのように、先代では流石のトヨタも敵わない程の名作だったのが、誰が見ても失敗間違いなしのモデルチェンジで、予想通りの販売台数激減を達成!したことも記憶に新しい。

そんな中で、最良のポルシェは最新のポルシェと言われるくらいに、モデルチェンジの度に更に進化してくるポルシェの凄さには脱帽だが、そのポルシェも最近はマカンなどのSUV 、それも廉価クラスにまで手を出しているから、そのうちに痛い目に会うような気がするが、さて結果は如何に‥‥。




2015/4/28(Tue)
BMW 7 Sreies vs SUZUKI ALTO <4>

先ずはインパネの比較をしてみると、まあ、ハッキリ言って幅も、質感もトップとボトムの比較だから、こうなるとカテゴリーが違いすぎてマトモに結果を論じるのもアホらしい、なんて言いたくなる。

ところで、既に ActiveHybrid7 試乗記などでも記述しように写真のクルマには光輝くポプラウッドのパネルが豪華さを際立てているが、これはオプションであり、標準品はもう少し地味になる。

ActiveHybrid7 のAT セレクターと右隣りの走行モードのセレクトスイッチは7シリーズに共通、というよりも1シリーズまで含めた殆どのBMW車に共通のもので、更にセレクター手前の電気式パーキングブレーキのスイッチは5シリーズ以上に共通となっている。また、コンソールの左側にある iDrive のコマンドダイヤルもセレクター同様に他シリーズと共通化されている。

と、書いてはみたが、それではBMW として初の FWD である2シリーズ アクティブツアラーはというと、これは旧来のメカ式だった。そしてALTO RS は、インパネからレバーが生えた所謂インパネシフトだが、ちゃあんとDから左に倒せばマニュアル操作が出来る。実はこのクルマのミッションはトルコン式の AT や CVT ではなく、クラッチペダルの操作が自動化されたセミオートであり、Dレンジはオマケというのが正しく、そのためステアリングには標準でパドルスイッチが装備されている。

最近の上級車はエアコンとオーディオとナビなどが一体化されていて、これをダイヤルやディスプレイを使って統合制御するのが一般的であり、勿論7シリーズはそのようになっている。対する ALTO は軽自動車は勿論のこと普通車でも小型クラスの場合はオーディオレスで、ナビが欲しければ一体型を付けるという方式で、そのためにエアコンはオーディオとは独立している。

それではどのクラスからがオーディオレスかといえば、トヨタでいえばマーク]ではやはりオーディオレスか一体型をライン装備している。とうことはクラウン以上ならば統合制御型となる‥‥と思ったら、よくよく調べれば一見統合制御的だが実はナビの部分は後付のディーラーオプションもあるという状況だったが、これについては機会を改めて詳しく調べようと思っている。

ActiveHybrid7 のメータークラスターは5シリーズ以上に共通なハードウェアをカラー液晶部分のソフトを変えることで適合させている方式だ。そして ALTO はといえば、これは並みの ALTO とは違い如何にもスポーティーなメーターが付いているが、惜しいのはセンターの大径メーターが回転計ではなく速度計ということだ。軽自動車の場合は速度計のフルスケールが140q/h なために大径メーターにするとちょっと興醒めだが、これってもしかして監督官庁の小役人の指示で泣く泣く実施したのだろうか?

足元のペダルスペースは ActiveHybrid7 の場合当然ながら余裕だが、車幅が圧倒的に狭い ALTO RS では2つのペダルでも一杯でありフートレストだって特別なものは無いが、それでもフロアのプレス形状が足を置くスペースを辛うじて形成している。今回は3ペダルをラインナップしていないからまあ問題ないが、これにもう一つペダルを付けるのは至難の業だろう。

リアシート側から見たセンターコンソール後端は、 ActiveHybrid7 ではリア用のエアアウトレットとなり、更には流石は7シリーズだけあって後席用のエアコン操作パネルまであるが、これはオプションの4ゾーンオートエアコンを付けているからだ。そしてALTO RS はといえば、狭い室内幅を有効に使うためにシートを目一杯中央まで寄せていから、この狭い隙間に入るコンソールも当然極々狭いモノが付いていて、エアコンどころの騒ぎではない。

この部分は両車のカテゴリーの違いを端的に表わしている。

と、まあ、色々比較してみたが、想定通りに全くカテゴリーが違うのを思い知らされたが、しかし、よ〜く考えれば、実際に移動する道具として見た場合、ALTO RS で不具合な部分というのは見当たらず、要は贅沢が出来るかどうかの違いだ。人間は贅沢を求めると限がないが、居直ってしまえば何ということは無く、それならクルマなんて ALTO RS で充分じゃあないか。とは、言ってみたものの、そんならオマエは本当に ALTO RS 1台だけの所有で満足できるのか、と言われれば‥‥いや、まあ、そのお〜、何ですよ‥‥。




2015/4/27(Mon)
BMW 7 Sreies vs SUZUKI ALTO <3>

クルマの内装は多くの場合、高級感や仕上げの良さは車両価格で決まるが、この関係が価格に比例するかというとちょっと違う。クルマに限らず世の中の商品はある程度の価格までは価格の上昇に比例して内容も良くなるが、これが更に高価格帯になると価格上昇の割には内容の向上感が少なくなる。

ALTO の場合 89万円の ALTO L では自然吸気エンジンで52ps 63N・m という最小限のパワーだが、40万円を追加して ALTO RS を購入すれば64ps 98N・m とある程度充分なパワー (とトルク) を得られる。ところが ActiveHybrid7 の場合はあと40万円出すとどうなるかといえば、コンフォートパッケージ (44.2万円) などがあり、この場合はフロントシートが調整範囲の多いコンフォートシートで、ベンチレーションシート機能もあるし、4ゾーンのエアコンも付く‥‥って、だからどうした程度のもので、パワーが20%増えるとかいうことは有り得ない。

そんなこともあり、130万円のアルトと1,100万円の7シリーズの内装は、そのまま価格差の約1千万円分違うかといえばそんなことはない。価格差ではなく価格の割合で示すと8.5倍だが、勿論8.5倍もの違いがあるかといえば、それも無いだろう。勿論 ActiveHybrid7 のレザーを多用した内装は見るからに高級な雰囲気はあるが、ALTO RS のファブリックシートだって、それだけ見ている分には決して悪くはない。

シート表皮を拡大してみると ActiveHybrid7 は BMW お馴染みの厚くてシボの深いダコタレザーを使用している。なお座面には細かい通気口が開いているのは前述のコンフォートパッケージ (44.2万円) を装着していることによる。

対するALTO RS では並みの ATLTO よりも上質なもので、赤いステッチや座面の赤いストライプが結構アクセントとなっている。なおファブリック自体の質も最近の国産車の常で、欧州車 (の安物) と比べても見劣りがしないくらいだ。ただ〜し、以前販売されていた Kei Works は何と純正でレカロシートが付いていた、

シートの調整はこれも価格の違いを如実に表していて、 ActiveHybrid7 は当然ながらフルパワーでしかも写真のクルマはパッケージオプション装着により調整範囲の多いモノが付いている。そして ALTO は RS とはいっても普通の手動調整のメカ式のものが付いている。パワーシートについては国産車の場合、軽自動車は勿論のこと小型車クラスでも設定が無い状況だ。では、パワーシートの設定状態はといえば‥‥これはそのうち調べてまとめてみようと思っている。

常々言っている事だが、クルマの内装は常にドライバー (とパッセンジャー) の目に入るインパネにはある程度のコストを配分するので低価格車といえどもある程度の見栄え確保しているが、乗ってしまえば殆ど目に入らないドアのインナートリムについては大いにコストダウンを実施するのが普通だ。

そういう目で見ると予算のたっぷりある7シリーズはレザー貼りのパッドやウッドトリムなど充分な予算を掛けているという雰囲気が伝わって来るが、アルトの場合は如何にもプラスチッキーな一体成型となっている。

アームレストのパワーウィンドウスイッチ付近を比べると、 ActiveHybrid7 のダコタレザーとガッチリとしたスチッチは伊達ではない。ALTO RS は勿論それなりだが、それでも RS といことでピアノブラック風のスイッチパネルなどで多少は高級感を演出している。

次回は最後に残ったインパネや操作系を取り上げる。

つづく。




2015/4/26(Sun)
Infiniti QX30 Concept (2015)

Infiniti QX30 Concept は今年のジュネーブ・ショーで発表されたものだが、コンセプトかーとはいえこれは近い将来発売される量産タイプに準じたものだろう。

アウターサイズは全長4,430 o x 全幅 1,815o x 全高 1,520o ホイールベース 2,700o であり、若者をターゲットとした小型クロスオーバーということだが、Infiniti という高級ブランドからの発売だから、若者向けとはいえある程度裕福な若者、すなわち最近減少している中流の若者向けということなる。

実はこのアウターサイズはメルセデスベンツ GLA にほぼ等しいが、何を隠そう QX30 はメルセデス A クラスのプラットフォームを使用しているという。

室内のデザインが結構未来的なのは若者向けだからか?

エンジンは2.0L 4気筒ターボでミッションは7ATというから、これまた既にスカイラインで使用しているメルセデス製と同じである。この傾向だと Infiniti ブランドのクルマはそのうちにメルセデスの兄弟車になってしまいそうだ。そうなると、スカイラインやフーガはそれぞれ C クラスや E クラスの兄弟車になるのだろうか? それはそれで良い傾向だ。

そして発売は今年の末で 日本向けにも発売されるようなので、大企業 (東証1部上場クラス) の正社員や国家公務員 (2種以上) などの勝ち組の若者は、今から楽しみにしていればいい。

詳細は下記にて。
http://www.netcarshow.com/infiniti/2015-qx30_concept/





2015/4/24(Fri)
ドローン

昨日辺りからマスコミが大騒ぎしている事件として、首相官邸の屋上に何者かが着陸 (?) させた無線操縦の小型無人機 (ヘリコプター ?) が話題になっているが、各種情報を整理すると問題の無人機はドローンと呼ばれているらしく、全長0.5m くらいでヘリコプターのようなローターが4個ついていて、ビデオカメラも搭載しているものらしい。

まあ、言ってみればオモチャというかラジコン模型というかその程度のものだが、これは各種のメーカーから発売されていて価格も数万円から20万円程度だから個人が充分に買うことが出来る範囲であり、首相官邸を攻撃したなんていうイメージから浮かぶような軍用品なんていう代物ではない。

それで "犯行" に使われた現物はファントムという製品だそうで、販売元はDJI という中国の企業らしい。下の写真が最新形のファントム 3という製品で、一部報道では8万円とかいう話もあったが、DJI のウェブストアでファントム 3は仕様により約13〜20万円くらいだった。

報道でご存知と思うがこのドローンにはセシウム134と137が入った小さな容器が取り付けられていて最大 1μSv/h くらいの放射線 (γ線) を発していたという。また本体はオリジナルの白に対して黒く塗装されていたようで、これは夜間に発見しづらくするためだろうか?

まあ誰がやったのか知らないが結構盲点を突いているから、今頃警備関係者は頭を抱えていそうだ。そして今現在の法律ではドローンを飛ばすのに法律的な規制は何もないが、これは多分大急ぎで法規制が成されるだろう。ということは買うなら早い者勝ちで、その為に小遣いを20万円程度使えるのだったら即買いだ、と思っている読者も多いだろう。

それでもコレだけ問題になると販売元が販売自粛をする‥‥なんてことは中国人の商人がする訳もなく、むしろ世界中のテロリストに売りまくって一儲けするチャンスあるよ、てな具合で金勘定しているのが目に浮かぶ。

最後に販売元のウェブショップの URL を表示しておくので、興味のある方はコピペにて
http://store.dji.com/product/phantom-3-advanced?position=1

なおこれらのドローンは上級モデルになると GPS を搭載してプログラムされた通りに自動操縦で目的地に到達するというから、こりゃあもう無人テロには打って付けという何ともヤバい商品が出回ったものだが、これこそ技術の進歩ということだ。


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