B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


2015年1月1〜8日
2015/1/8(Thu)
TOYOTA Esquire

エスクァイア(Esquire)は初めて聞く名前だが、昨年10月末にトヨタが発売した5ナンバークラスの小型ミニバンで、一言で言えばノアやヴォクシーをベースとしたもので、販売はノア (NOAH)がカローラ店、ヴォクシー(VOXY)がネッツ店であるのに対してトヨタ店とトヨペット店が取り扱う。販売店からも判るようにエスクァイアはベースのノア/ヴォクシーよりもより高級路線のクルマとなる。トヨタでは「上質感」と「上級感」、そして「高級感」を持たせることを目的に開発されたと言っている。

なお皆さんご存知とは思うが、トヨタの販売網は
 レクサス > トヨタ > トヨペット > カローラ > ネッツ
となっている。

そこでエスクァイアとノアについて、それぞれ2.0L ガソリンと1.8L ハイブリッドの諸元を一覧表とし、参考にライバルであるニッサン セレナも加えておいた。

エスクァイアとノアの諸元はガソリンとハイブリッドをそれぞれ比較すると全く同じ。サイズもエンジンも、いやそれどころか車両の型式まで同じ。ということは事実上の販売ルート違いであり、ノアの双子車であるヴォクシーとも同じだから、これらは三つ子だった。しかも一卵性の!

とはいえ、実際にエクステリアの写真を比べてみないとどのくらい瓜二つなのかは判らない。

 

それでノアと比べると、まあラジエターグリルの桟が違うとかはあるが、ボティーのプレスは同一に見える。

 

しかし、ねぇ〜、『ノア/ヴォクシーよりも「上質感」と「上級感」、そして「高級感」で差別化』と言ったってエクステリアを見る限り、これぁ同じクルマだが‥‥。

つづく。




2015/1/6(Tue) Infiniti Q60 Concept (2015)

Infiniti といえばニッサンの北米向け高級車ブランドであり、トヨタのレクサスのライバルとなるものだということは皆さんご存知と思うが、その Infiniti のラインナップとモデル名というと案外ご存無いのではないか。そこで、現行 Infinit のモデル名を列挙すると

Q40 日本名 旧スカイライン (V36)
Q50 日本名 スカイライン (V37)
Q70 日本名 フーガ

それで本日の表題である Q60 はといえば、日本名はスカイラインクーぺであり、Q60 Conceptというのは次期スカイラインクーペであり、そのコンセプトカーがデトロイトモーターショーで発表されたということだ。

その Q60 Concept だが、現時点では下の写真が唯一のオフィシャルフォットとなっている 。うーん、勿体ぶりやがって! 性格悪〜う。 尤もインテリアはスカイラインセダン (Q50) とほぼ共通だろうから、この写真一枚でも大体の想像はついてしまうが。

ところで、 Infinit には QX で始まる SUV / クロスオーバー系があり、ラインナップは QX50、QX60、QX70、QX80 となっているが、このうちQX50 が日本名ではスカイライン クロスオーバーであり、その他は日本では発売されていないモデルとなる。

なお、オリジナル記事を参照したい場合は下記にて‥‥とはいえ写真はこの一枚しかないが。
http://www.netcarshow.com/infiniti/2015-q60_concept/




2015/1/5(Mon) シニアカー

先日公開したトヨタ コムスの中で、このような原付扱いの4輪車ともに最近偶に見かけるシニアカーとか呼ばれている一人乗りに電動車について触れたが、このシニアカーをもう少し調べてみた。

調査をしていると、文献よってシニアカーという場合とセニアカーと表記されている場合があった。両車に違いはあるのかと思って調べてみたらば、セニアカーというのはスズキ自動車の商標名だった。これは言い換えればこの分野ではスズキがほぼ独占しているということで、L-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料のことを通称 ”味の素” というのと同じだ。因みに ”味の素" は味の素 の登録商標だ。

それでシニアカーの定義だが、道路交通法第二条3 にて以下のように定められている。

 この法律の規定の適用について、次に掲げる物は歩行者とする。
  一  体障害者用の車いす、歩行補助車等又は小児用の車を通行させている者
  二 ‥‥[省略]
 』

上記の歩行補助車の中で「原動機を用いる歩行補助車等」の法的要件は、"原動機を用いる歩行補助車等の基準" として道路交通法施行規則第一条にて下記の用に定められている。

 一  車体の大きさは、次に掲げる長さ、幅及び高さを超えないこと。
  イ 長さ 百二十センチメートル
  ロ 幅 七十センチメートル
  ハ 高さ 百九センチメートル

 二  車体の構造は、次に掲げるものであること。
  イ 原動機として、電動機を用いること。
  ロ 六キロメートル毎時を超える速度を出すことができないこと。
  ハ 歩行者に危害を及ぼすおそれがある鋭利な突出部がないこと。
  ニ 歩行補助車等を通行させている者が当該車から離れた場合には、原動機が停止すること。
 』

例によって法文というのは解りづらいので普通の日本語に直すと
 寸法:全長1,200 x 前幅700 X 全高1,900o 以下
 電動機のみ (エンジン不可) で最高速度 6km/h
 鋭利な突起物がないこと
 運転者が車両から離れた時は原動機が停止すること
ということになる。

シニアカーは当初はJISでも電動車椅子として適用していたが、事故の多発により経産省が2009年10月にJISの改正を発表した。 詳細は
http://www.jisc.go.jp/jisc/data/jismark/014/san2-2.pdf

要約すると
 ・重大な製品事故が2年間で30件受け付けられていて、これらの事故を防ぐためにJIS規格の改正を行った。
 ・JIS T9203 (電動車いす) からハンドル形を抜き出し、新たに JIS T9208 (ハンドル形電動車いす) を制定した。

  

ということで、JISでは本来我々が車椅子としてイメージする身障者用の電動車椅子とは違い、シニアカーはハンドル形電動車椅子という呼び方になった。

それにしても流石に日本のお役所だけあって、シニアカーは経産省では「ハンドル形電動車椅子」であり、道路交通法では「原動機を用いる歩行補助車等」 と呼ばれる。

このシニアカーの価格は30〜37万円 (スズキ製) という結構なお値段だが、介護保険等の補助があったりするので、実質只に近い場合もあるようだ。因みに電動車椅子の価格は40〜53万円 (ヤマハ製) であり、シニアカーよりも高い。なる程、だからくそジジイ比較的裕福では無さそうなお年寄りは、車椅子ではなくシニアカーなんだ。

このシニアカーについては、近いうちに特別編でもっと突き詰めていこうと思うので、ここでは言いたいことをジッと堪えておくが、上の写真を見て左の電動車椅子ならば健常者は道を譲ったり、危険そうな時は見知らぬ人でも補助してあげなくては、という気持ちになるが、シニアカーで狭い歩道を強引に入ってきて、段差を乗り越えられないで苦労していても、見ないふりで無視するのが人情というものだろう。



2015/1/1(Thu) 謹賀新年

あけまして、おめでとうございます。

本年も宜しくおねがいいたします。

と、新年の挨拶をすませたところで、このサイトの主題であるクルマに関して、その将来を考える時に昨年末に発売された量産型燃料電池車 トヨタ MIRAI が思い浮かぶ。トヨタのキャッチコピーは何と「100年先の未来がやって来た」。初期型プリウスを1997年10月に発表した時は「21世紀に間に合いました」だから3年先の事だったが、今度はなんと100年先という大胆さだ。

ところが、何とこの MIRAI に対して、世界初の量産型燃料電池車は韓国のヒュンダイのツーソン i X ニダ、と例によってウリジナルを主張している。ということで、新年早々の特別編と行ってみよう。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む





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