B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)



2014年6月1〜8日

2014/6/8(Sun)
4気筒か6気筒か?

読者からのメールで、3シリーズのアプルーブドカーを購入したいが、現行型(F30)の4気筒 320i と先代(E90)の6気筒(325i)の価格が同等であり、どちらを選ぶべきかという相談があった。

まあこうこうのは個人の趣味の問題だから好きにしたら、というところだが、この比較はこれから3シリーズの所有を計画している多くの読者にとっても有用かとも思い、ここで検討してみることにした。

先ずはE90 325iとF30 320iのアプルーブドカーの価格を調べてみたらば代表例では以下のような状況だった。
  F30 320i 初回登録:2012/10-12 走行距離:6,000-20,000km 価格:320-340万円
  E90 325i  初回登録:2011/8 走行距離:19,000-25,000km 価格:290-300万円
何れも2年の保証がつく正規ディーラーのアプルーブドカーだから、当然価格は高めだが中古外車としてのリスクは少ない。

結果を見れば価格的には300〜340万円くらいで、F30ならば2年未満の新車に近いクルマだし、E90の場合は憧れのシルキーシックスが手に入るが3年モノとなってしまう。

結局は6気筒が必要かどうかであり、それこそ個人の考え次第となる。
従って取り分け6気筒に拘らないのなら、当然設計の新しい(クルマ自体も新しい)F30がお勧めとなる。
えっ? それでも、まだ迷っているって? こうなれば、あみだくじでも作ってみたらどうでしょうかねぇ。

なお、どちらも既に試乗記として掲載済みなので興味のあるかたはこちらにて↓

 
    BMW 325i M-Sports (2010/12) 試乗記       BMW 320i Sport (2012/7) 試乗記

 




2014/6/6(Fri) ダイハツ コペン

ダイハツの軽自動車でオープンスポーツのコペンが新型となって近日中に発売される。

ニュー コペンは昨年の東京モーターショーでプロトタイプが発表されている(写真下)が、5月19日(月)より事前受注が開始されていた。

既に公式プレサイトも開設されていて、ボディ構造やエンジンなどについてイラスト入りで結構詳細に説明されている。

コペン公式サイト: https://copen.jp/

ところで、この公式サイトでは事前受注と言っていながら、サイト内で価格を探したが見つからなかった。そこで、ネットで調べてみたが200万円以下というだけで、正式なラインナップと価格は発表されていないようだ。とはいえ、予約を受け付けているわけだから、ディーラーへ行けば資料かなんかがあるのだろう。まさか200万円以下という情報だけで予約はしないだろう? いや、そういうマニアもいるのだろうか。

こういうクルマは好き嫌いがハッキリするから、このサイトの読者のようなクルマ好きでもコペン? はあ? なんていう感じに全く興味が無いケースが多々あるのではないか。

えっ、もしかして、オマエ、自分がコペンに興味ないんじゃないか? って、いや、まあ、その(汗)
確かにコペン命、というわけでは無い(なーんて、誤魔化しておく)。

そんな状況なので、コペンの価格を親切にメールで教えてくれても大した感動はないので、そのような心配は御無用でありまする。




2014/6/5(Thu)
レザーシートの軽自動車

最近は国産車でもシート表皮にレザーを使用したいわゆるレザーシートを装着しているクルマが増えてきたが、そういえば低価格車の代表である軽自動車にレザーシートを装着した例って無いような気がする。

まあ本来安いのが取り柄だった軽自動車だから、レザーシートとは相容れないのは当然だが、最近は下手な普通車よりも高価な軽も決して珍しくない今日このごろ。そこでシートともにも軽自動車についても考えみる。話題の性格上、どうしても過激な表現をしなくなることから今回は特別編とするために、いつものとおり、内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったり、例によって当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む




2014/6/4(Wed) Mercedes-Benz C-Class Estate (2015)

メルセデスの新型Cクラス (W205) は未だ日本での発売時期が発表されていないが、そんな状況でも欧州では既にバリエーションであるワゴン(S205)が発表された。

 

当然ながら、というか何時もの通りというか、Bピラーまでの前半分はセダン(W205)と同じのようだ。そして歴代Cクラスと同様にフロントエンドは一見 S クラスと似ている。

インテリアはエアアウトレットを丸型で統一しいて、何となくレトロな雰囲気を感じさせる。それでもディスプレイは最上段配置されていて、写真で見る限りは画面サイズもかなり大きいようだ。

こんどのCクラスの2Lターボエンジンは日産と共通化されていて、近日発売の新型スカイライン2.0Lにも同じものが搭載される。う〜ん、スカイラインと兄弟ねぇ。何やら最近のメルセデスは下降の一途のような気もするが‥‥

ということで、詳細を知りたいという方は
こちらにて↓
http://www.netcarshow.com/mercedes-benz/2014-s-class/




2014/6/3(Tue)
Chrysler 300 vs 国産Eセグメント<6>

今回は実際に走行するにあたって最初に操作するATセレクターと運転中は常に目に入るメーターについて比較する。

ATセレクターは4車ともフロアーコンソールに配置されている。このコンソール上には多くの場合ATセレクター以外にもオーディオや走行モードなどを切り替えるスイッチやダイヤルが付いているが、今回の4車の内2車、すなわちクライスラー300とクラウンのコンソール上にはATセレクター以外には何も無かった。

クライスラー300
このクルマのセレクターは短くて幅の広いキノコのような形をしていて、これは極めてユニークだ。セレクターの右隣りにはインテリジェントキーを保管するスペースがある。

クラウン
大きなコンソールの1/4くらいの右前部スペースにATセレクターがあり、それ以外は一見すると何もないが、実は左側はフタ付きの小物入れとなっている。

レクサスGS
コンソールの左側にはパソコンのマウスのような入力装置、言い換えればBMWの iDrive の後出し改良版といったところか。クラウンに比べると全くコンセプトが違うというか、GSはより欧州車的なセンスであり、BMW5シリーズをライバルと思っているGSらしい。しかし国内のレクサス販売店では既にBMWやメルセデスとの競合を諦めているようだが‥‥。

フーガ 370GT
セレクター後部中央にはダイヤル式の走行モード切り替えスイッチがあるだけで、レクサスのようなコマンドスイッチはセンタークラスターに配置されている。

今度はセレクター部分を拡大して、その操作方法を検証してみる。

クライスラー300
レバーが独特なことから、そのパターン表示もこれまたユニークだが、実際の操作はそれ程大きく違う訳ではない。違いといえばDレンジからSレンジに入れる場合レバー自体は常に中央位置にあり、レバーを倒すと一回ごとにDとSを繰り返すことくらいか。

クラウン
ジグザグパータンのオードドックスなティプトロタイプを使用している。このジグザグゲートは最近となってはチョイと時代遅れ気味だ。

レクサスGS
レバー根本をレザーブーツで覆った欧州車的なもので、ジグザグパターンは右側の表示を見ながら左右に軽く押さないと直線移動できない。これは言ってみればメルセデスのスタイルだ。

フーガ 370GT
内装と同様でフーガの場合は独特の高級感を持たせているが、パターン自体はこれまたオーソドックスなディプトロタイプで、特に迷うことはない。

運転中は視界に常に入っているメーターは、ドライバーにとっては結構重要となる。

クライスラー300
他の3車と比べて明らかに毛色が違っていて、 50年代の米国製電子機器を彷彿させるレトロ感が何とも言えない雰囲気を醸し出している。ただし、好き嫌いはあり、万人向きとは言えなさそうだ。

クラウン
以前はギンギラネオンの田舎キャバレー的趣味だったクラウンも、最近は随分普通になってきた。とはいえ、自光式の光具合はマダマダ派手だが、言い換えればコントラストは強く視認性は良い。

レクサスGS
同じトヨタ同士だけあってクラウンと似てはいるが、あれほどはケバくない。今回の国産3車ではGSのみが速度計のFSが180q/h以上、すなわちFS260km/hとなっている。

フーガ 370GT
中間の目盛りが無くシンプルなメーターは視認性という意味では中々良い。回転計のレッドゾーンが7,500rpmからとなっているが、何だかハッタリ臭いが‥‥。それとも、フェアレディZと共通のスポーツエンジン!だから、他社とはモノが違うのか?

今回は4車の比較ということで連載6回にまで達してしまったが、クライスラー300の米車っぽさは思った程でもないがそれでも欧州車やそれをパクッた目標にした国産車とは一味違った。そして走りとなれば‥‥いや、もう、結構アメ車している。それで試乗比較を追加して、言いたいことが言える特別編として仕上げれば結構イケるかとも思っている。これは近いうちにやるっか無いかな。

取り敢えず、終わり。




2014/6/1(Sun)
Chrysler 300 vs 国産Eセグメント<5>

今回はドアのインナートリムから。

4車種は何れもEセグメントという世間一般からすれば結構な高級車だから、ドアトリムだって随所にレザー仕上げ(と言っても人工皮革が主だろうとは思うが)が施されていたりと、Cセグメント辺りのような一体の樹脂(しかもウレタンなどではなく単なる硬質樹脂)成形で表面は金型で作ったシボ模様、何ていうことはない。

4車の写真を見ても判るように、アームレスト付近の実際に肘が触れる部分などは何れもパッドが入っているとともに目立つ糸を使ったステッチでオーナーに満足感を与えるなど、伊達に数百万円もふんだくっている訳ではない。

そして、ドア開閉用のノブも判で押したように半つや消しメッキを使用して、適度な落ち着きと高級な質感を表現している。その中でも最も高級感があるというか、ハイセンスなのがフーガであり、特に肘の当たる部分が多くのステッチを使っているところに高級感がある。と、思って試乗記をアップしたばかりのフーガよりワンランク下のスカイラインを比べて見たらば、この部分は同じような手法を使っていたから、これが日産車、というよりは北米向けインフィニティのスタンスなのだろう。

なお初回にも述べたように、今回の写真のクルマ達は各車各様の内装仕様であり、この写真がこれらのクルマの代表として適しているかという点では、おそらく違うと思うので、そのところは考慮願いたい。

次にインパネを比較してみると、この部分は各社各様のコンセプトから結構違いがあるのが判る。

クライスラー300
最近の日本では数少ない米国車だが、こうして比べると欧州車系とは明らかに違うセンスがみられる。ただし、これが米国車を代表しているかといえば、そうとも言えなさそうなので、参考としてキャデラックの中型セダンCTSと比べてみたらば、やっぱり300とはまるで違った。

クラウン
このインパネは何となくクライスラー300に似ている。こうしてみると300は日本ではクラウンユーザーを狙うべきなのだろう。そういえば、300 の乗り味は以前のクラウン的だった。

レクサスGS
同じトヨタとはいえレクサスブランドだけあって雰囲気はドイツ車、取り分け最近のBMWのような水平基調のデサインとなっているから、競合は300ではなくBMW 3 or 5シリーズか?

フーガ 370GT
レクサスとは違うが、クラウン系の演歌調でもなく、これは結構独自のものだ。ドアトリムでも感じたが、インフィニティの高級感はドイツ車系には無い独特のものがある。そして、ドアトリムでは雰囲気が似ていたニュースカイラインはといえば、インパネについてはフーガとは全く異なる雰囲気で、ハッキリ言って好きになれない。

そのインパネの中央、センタークラスターをもう少し詳しく見てみると‥‥

4車とも車格の高さから、ナビやディスプレイを使用する統合制御が標準装備されているが、そのデザインはこれまた各社各様だ。まあ、この部分は個人の好みが大きく作用するので、特に何とも言わないが、4車中の3車がアナログ時計を装備しているのは、この手のクルマのユーザーには好まれるのかもしれない。確かにデジタルでは数字を読まなくてはならないが、アナログならば一瞬で判断できる良さがある。

今回は4車の比較という企画だったが、やってみれば結構大変で、5回目にして未だ終わないとは思ってもみなかった。それでも、後一回くらいで終わりそうだ。ヤレヤレ。

つづく





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