B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)



2013年7月1〜15日

2013/7/15(Mon)
Volkswagen New Golf

Cセグメントの小型車として世界中のカーメーカーのベンチマークとされてきたフォルクスワーゲン ゴルフが7代目、すなわちゴルフZへとFMCされた。 そこで早速紹介してみる。

初めて見た印象は、ヤッパリどう見てもゴルフだった。これはポルシェと同じで、FMCとはいえ基本的なアイデンティティは絶対に維持するという硬いポリシーであり、新型になる度にデサインが根本から変わってしまう国産車とは大きな違いだ。まあ、それを言ってしまったら、BMWでさえもゴルフ程には頑なではないから、ゴルフとポルシェ(911)が特別のようだ。えっ、国産だってあるじゃないか、そういうクルマ、そうトヨタ センチュリー!

 

とはいえ、こうして新旧ゴルフを比べて、みるとヤッパリ違う。  

先代のゴルフYに対して前幅は+5oとほぼ同等だが、全高が1,485→1,460oと25oも下がったためにゴルフ独特の背高感は減っている。

なおスペックの違いの詳細については、新旧ゴルフとゴルフの弟分のポロおよびup!の諸元を比較しておく。

次回からは各部分の詳細を紹介していく。




2013/7/14(Sun)
DTM<2>

今回は予告したように実際にDTMをやるにあたって必要な機材などを紹介する。

まず第一にDTMソフトが必要になるが、その前にDTMの場合はパソコンから音声を出力したり、慣れてきたらばマイク入力もミックスするなど、専用のオーディオインターフェイスという機材が必要となる。といっても大げさなものではなく、入門用だったら1万数千円で手に入る。そしてお勧めはといえば、ヤマハの子会社であるSteinberg社製のCI2という製品で価格は概ね1万3千円くらいで買える。実はこのCI2には同じくSteinberg社のCubese AI5というDTMソフトがオマケで(バンドルソフト)付いてくるから、これで全てOKとなる。CubeseというのはDTMソフトとしてはトップ3に入るようなメジャーな製品であり、付属のAI5は一部の機能を省いたサブセットではあるが、入門用としては全く不満は無い筈だ。

それに、あと一つ、出来れば鍵盤型の入力用キーボードがあると便利、というよりも、マウスとタイプライターキーボードではイメージが湧かないことから、ここはやはりピアノのような鍵盤が欲しい。これにも色々あるが、コストパフォーマンスが良くてしかも小型で邪魔にならないということでは、コルグのmicroKEY-25/37が売れているようだ。これには25鍵と37鍵があり、取り敢えず25鍵でも大きな問題はないが、慣れてくるとチョッと足りない気がするかも知れない。

実売価格はmicroKEY-25が約5,000円、37が約8,000くらいとなるら、何れを選んでも2万円でお釣りが来る。

 

それ以外にはヘッドホンが必要となるから、もしも持っていないならば一つ買っておくことになる。そして当然ながらパソコンが必要となるが、これは既に持っているものを使えば良い。このサイトの読者ならば当然パソコンは所持されている、と思ったが最近はスマートフォンからのアクセスもあるようで、全員がパソコン所持とは限らないようだ。

そのパソコンについてはどのくらいのパフォーマンスが必要かといえば、DTMの場合はハッキリ言って高性能に越したことはない。何しろ音楽データーをリアルタイムで扱うわけだから、出来ればCore i7クラスで、しかもデスクトップタイプが欲しいところだ。なお、メーカーの発表する必要な環境とは

・Windows XP Professional(SP2 以降)/ Windows XP Home Edition(SP2 以降)/ Windows Vista (32/64 ビット版)
・Pentium / Athron 2 GHz 以上(Dual Core プロセッサー推奨
・RAM: 1GB 以上
・HDD: 4GB 以上の空き容量
・ディスプレイ: 1280x 800 ピクセル以上- フルカラー
・オーディオデバイス: Direct X またはASIO 対応デバイス(ASIO 対応デバイスを強く推奨)
・ダブルレイヤーDVD-ROM ドライブ
・インターネット接続環境: ライセンスアクティベーション、ユーザー登録等 

となっているが、これは動作する最低限と思った方が良さそうだ。

それで、一体どの程度のモノが出来るのかを知りたいであろうから、下のリンクにサンプルデーターを入れておく。これは、上記で紹介したCubese AI5を使用して、音源もAI5に標準で付いているHALionOneというソフト音源を使っているから、上記で紹介した2万円以内の機材でも、この程度の音にはなるということだ。

⇒  サンプル音を聴いてみる

さて、どう感じられただろか? へーっ、結構イケるじゃねぇか、とか、なんだこんなセコイのしか出来ないのか、なのかは人夫々でしょう。


        




2013/7/13(Sat)
DTM

今回は久々に非クルマねたでも。

DTP(Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)というのは出版物を編集する際にパソコン上で割付などを行う方法であり、これは結構一般的になっているが、それではDTMというは何だろうか?

DTMとはデスクトップミュージック(Desktop music)の略で、パソコンを使って音楽制作をする方式で、DTPをもじって付けられた和製英語らしい。このDTPは音楽のデーター、言ってみれば楽譜の内容を専門のソフトに入力すると、内部のソフトまたは外付けの音源を使って生の楽器演奏を録音すること無く全てパソコン上で音楽を作成できるというもので、実際に予算の無いCDなどはスタジオミュージシャンを雇わずにDTMでカラオケを作って、それに歌手が歌を付けるなんていうことも、結構行われているようだ。ここで音源と言っているのは、音楽に必要な各種の楽器の音色データーが入っているもので、最近ではパソコンにインストールするソフトシンセサイザーのタイプなどもあり、音の種類も数百以上は当たり前になっている。

と、文章で書いてもイメージが湧かないだろうから、写真で紹介してみる。

下の写真がDTMソフトの操作画面で上半分が楽器ごとのトラックで、例えば上からドラム、ギター、キーボードなど、必要な楽器分が並んでいる。そして下半分は入力(編集)画面で、左にはピアノ鍵盤の絵があり上下に音階を、横方向は時間を表している。

この手のソフトは実によく出来ていて、各トラックに対してのミキシング・コンソールもソフトで表示されて、スイッチやフェーダー(ボリューム)はマウスで操作する。

下の写真は音源を選んだり調整したりする画面で、左にはおびただしい種類の楽器名が並んでいる。

内蔵されているソフト音源には下の写真のようなレトロなアナログ・シンセのシミュレーションソフトなどもあったりする。

さて、ある程度のイメージを掴んでいただけただろうか?
団塊世代は既に引退する年頃となり、何か趣味を持とうかということで、結構パソコン教室が繁盛しているらしいが、このDTMで音楽作り、なんていうのも結構暇つぶしにはなると思う。でも、金が掛かるんでは? な~んて心配は御無用で、ホンの小遣い程度で必要機材(とソフト)が揃う方法がある。ということで、次回はハイコストパフォーマンスでDTMを始める方法について書いてみる。

乞うご期待。




2013/7/11(Thu)
Caterham Seven 620R

往年の名車ロータスセブンの権利を買って今もセブンを作っているので有名なケーターハムがイギリスで行われる2013 Goodwood Festival of Speedという催しに、究極のセブンである630Rを発表する。

エンジンは2Lスーパーチャジャー付きのFord Duratecで最高出力310bphを発生する。こんな軽いクルマに310bphだから加速性能も凄まじくて、0−60mph(約96q/h)を2.8秒で走り切る。そして最高速度は155mph(250q/h)というが、このクルマに乗って250q/hというのは恐ろしい速度感覚だろう。


サイドから見ればエンジンカバーとフェンダー以外は何もないボディ。
タイヤはフロント185/55R13、リア215/55R13と意外に小さいが、車自体が小さいし軽量だからこれで充分ということか。

インテリアやシートフレームはカーボンファイバーを使用しているというから、ただでさえ軽いセブンを更に軽量化していることになる。ミッションは当然ながら3ペダルで6MT。


このクルマの価格は英国で£49,995 (incl VAT、約750万円)であり、これが高いか安いかはユーザーの考え次第だ。

なお、オリジナル記事を参照したい場合は

   http://www.netcarshow.com/caterham/2014-seven_620r/




2013/7/10(Wed)
米国の自動車販売台数<2>

今回は引き続き米国の販売トップ10から小型トラックについて紹介する。

既にご存知と思うが、米国ではSUVやミニバンなど日本では乗用車として扱われる車種もトラックに分類される。そして、売上ベスト10結果は下の表のとおりで、米国製のピックアップトラックと共に、CR-VやRAV4などのミドルサイズSUVも含まれている。


それらの中でも、上位3車種は下の写真でも判るように如何にもアメリカンという雰囲気ムンムンのトラックで、小型トラックのカテゴリーとはいえ日本人の感覚からすれば「これが小型かよ」なんて、言いたくなる。 GMC Sierra

それにしても1位のフォードFシリーズは半年で約36.7万台だから、月平均では6万台も売れていることになる。そして1〜3位を目出度くも米国メーカーが3社、要するにビッグ3(今でもそう呼んでいるかどうか知らないが)が仲良く入賞している。

ところで、これらの小型トラックの大きさはどんなものかと言うと、F150の場合は一番小さいレギュラーキャブでさえ
全長213.2in(5,415o) x 前幅79.2in(2,012o) x 全高76.0in(1,930)o
ホイールベース126.0in(3,200o) 車両重量4,925lb(2,234kg)
という巨体で、こんなクルマがビッグ3だけで毎月13万台も売れる米国市場のもの凄さには驚くしかない。なお、エンジンは当然ながら巨大なV8かと思ったら、ベースモデルは意外にもV6 3.7Lだった。勿論、これらのバリエーションにはV10などの馬鹿丸出しのモデルもあるだろうが、一般人は意外にも小さいエンジンで乗っているようだ。

  

なお、10位のトヨタ Tacomaはトヨタが禁断の領域に侵入したという事で話題になった車種であり「何もそんな分野にまで進出しなくたって、いいのに」なんて思ったものだった。

  

そこで、乗用車を含めた小型車の販売トップ10はといえば

結局、米国ではバカでかいピックアップトラックか中型FFセダンが売れているということだ。

とろこで、日本で米国製の小型トラックを乗り回すとどういうことになるかといえば

それでも、写真は郊外の大型ショッピングセンターのために十分なスペースをとっているのと、ドライバーのモラルが良かったと見えて、少なくとも幅方向は1台分のスペースになんとか入っている。まあ、少なくともマンションの立体駐車場どろこか、敷地が60坪くらいあるような高級な建売住宅でも、これの入るカーポートは付いていないだろう。




2013/7/8(Mon)
米国の自動車販売台数

今年(2013年)上半期の米国小型車販売台数が発表されている。

そこで、先ずは上位10社を見てみる。なお、このデーターは米国のAutomobile Newsによるもので、米国の販売台数はすべて同社のデーターが元になっている。

結果は1~2位を米国社が占めるという目出度い結果となってる。トヨタは3位だったが、まあ、旧ビッグ3の一角だったとはいえ一度は倒産して、今ではフィアットの傘下となっているクライスラーに勝っても米国内のヒンシュクをかうことは無いだろう。それにしても、クライスラーは一度はダイムラー(ドイツ)傘下となり、今度はフィアット(イタリア)だから、次にトヨタの傘下にでも入れば、日独伊にひれ伏すことになるのだが‥‥。

6位にはヒュンダイ&キアの韓国勢が入っているが、これらは当然米国生産であり、これで韓国が裕福になることは無いだろう。それにしても、昨年バレた燃費データーの捏造にも関わらず前年比で-1%という数字は思ったよりも少ない減少率だった。まあ韓国メーカーを牛耳っているハゲタカ達からすれば、美味しい金づるをそう簡単にはポシャらす訳にはいかないのだろう。

ところで、既にご存知とは思うが、米国ではSUVとかミニバンの部類は乗用車(CAR) ではなく、小型トラックに分類される。そこで、先ずは乗用車の上位10車種を見てみれば

上位3車種は日本製であり、いずれも中型FF車といわれるタイプである。なお、1位のカムリと2位のアコードは何れもハイブリッドモデルのみは日本国内で販売されているが、どう考えても日本の実情に合わないのは米国向けに特化して開発されたものだからで、この米国ベストセラーで米国事情にベストマッチのクルマを日本で買うメリットなんてハッキリ言って無いのであり、事実売れていない。えっ、アコードは大変な人気でバックオーダーを抱えているだろう、って? それはホンダのユーザー特有の現象であり、レジェンドだって出てすぐはホンダ命の特定のユーザーがこぞって買うので品不足となったが、一年もすれば落ち着いてきたし3年もすれば忘れ去られたが、そういえばNSXもS2000も同じだった。

3位のFord Fusionはカムリなどと同じ中型FF車で、昨年12月にFMCで2台目となった。実はモンデオと共通ボディであり、プラットホームはフォードのCD3、ぶっちゃけマツダ アテンザだ。

7位のFord FocusはFusionよりも下のクラスで2011年にFMCされて3代目となった。2代目のプラットフォームはフォードC1で、これまたぶっちゃけマツダ アクセラだったが、新型はどうなっているのだろうか?

9位のHyunai ElantraはFusionなどと同じ小型車クラスで、2010年に現行の5代目となった。全米でベスト10入りしているのだから韓国の工場ではさぞかし製造が忙しいだろう、なんて思うのは間違いで、このクルマは米国アラバマ州の工場で生産される米国製だ。まあ、それを言えば、ベスト3に入っている日本車だって米国生産だから、結局米国の主力車種は全て米国製というわけだ。

  

  

それでは、小型トラックはといえば、これは次回に紹介する予定だ。

つづく。




2013/7/7(Sun)
BMW M6 Gran Coupe<4>

今回はインテリアの後半として先ずはインパネから。

当然ながら640iグランクーペとほぼ同一であり、ということは6シリーズクーペとも同じだ、

 

エアコンやオーディオの操作パネルも6シリーズクーペと同じであり、言い換えれば5~7シリーズにも共通となっている。

ミッションはDCTということで、M5とも共通のセレクターはトルコンタイプのBMWサルーンとは一見すると同じような電子式でもパターンが違う。

DCTは本来2ペダルMTだから、当然ながらマニュアルシフトのためにパドルスイッチが付いている。とはいえ、このクルマのオーナーがパドルを使ってマニュアル操作するかといえば、はなはだ疑問ではあるが‥‥。

メータークラスターも基本的には5~6シリーズに共通のものだが、Mモデル用としてフルスケールやレッドゾーンが異なるのは当然となる。言い換えればM5、M6と共通ということだ。

車検証を見れば恐らく箱型、5人乗りと書いてあるだろうし、法律的には4ドアセダンであり、Mとはいえ税務署から物言いが付くことも少ないであろうから、この点では寧ろ価格的には1/3とは言え2ドアオープンのZ4などよりは業務用的にも見える。いや、クローズドボディで4人乗れても2ドアのM6クーペでは、職種によってはやはり経費とし辛いし、税務署以前に真面目な顧問税理士ならば、躊躇する確率も大きいのではないか。以前書いたようにポルシェ パナメーラは経費で落とせるポルシェだというから、このM6グランクーペもそのたぐいのクルマということになる。

ポルシェ 911を自腹で買うという話は結構聞くが、M6を自腹というのはどうなんだろうか?少なくとも人生の終着点として退職金をつぎ込むならば、911はありでもM6は無いだろう。




2013/7/5(Fri)
BMW M6 Gran Coupe<3>

今回は例によってドアを開けたところから。

車両価格1,730万円ということを考えれば、内装が高級なんていうのは当たり前だが、レザーを多用した高品質なインテリアは大いなる魅力だ。それにしても、バブル崩壊後から下がりっぱなしの首都圏の中古3LDKマンションよりも高いというのも恐ろしいものがある。

  

シートはスポーツシートということでサイドサポートは可成り高いから決して乗り易くはないが、低いとはいえ生まれはセダンだから、地を這うようなスポーツカーに比べれば乗り込み易い。

シート調整は当然ながらフルパワーでポジションメモリーも付いている。フロントシートのバックレストには写真左下のように後席から操作する前後移動ボタンが付いているが、これは2ドアクーペの6シリーズとシートが共通な証だ。ところで、この写真を見るとウエストラインから上の内装が艶消しに見えるのはアルカンターラを内装材に使っているからだ。ルーフ全体にアルカンターラを貼ってしまう予算も1,730万円なら苦にならなさそうだ。

 

その立派な値段の割りにはペダル類はチョイとショボい。ここはアルミくらいは使ってもらいたいものだが、まあこのクルマのオーナーになることは200%無いから、どうせもいいが。

ドアのインナートリムだってレザーを使った高級なものであるは当然だ。

勿論次回につづく。




2013/7/4(Thu)
BMW M6 Gran Coupe<2>

今回はエクステリアの後編として、M6であることを主張している部分について見てみよう。

先ずは定番のエンブレムから見ると、これまた定番のトランクリッドにM6のロゴがある。

  

同じくリアで目線と下に落とすと、これまた高性能車の証である太い2本出しのマフラーが見える。この写真では判らないがマフラーは左右にあるから合計4本となる。
そしてバンバー中央下部の材質はカーボンファイバーのようにも見えるが定かではない。

今度はサイドに回ってフロントフェンダー後端にあるエアウトレットとM6のエンブレム。この位置のアウトレットもMの証となり、M3なども同様のアウトレットが目印となっている。

タイヤはフロントが265/35ZR20、リアが295/30ZR20というサイズで、タイヤが減ったら交換に幾らかかるのだろうか?

ブレーキはフロントがブレンボーからOEM供給のアルミ対向6ピストンキャリパーにリアはショボい鋳物の片押しという組み合わせで、これはM5およびM6と共通のようだ。

エンジンはこれまたM5、M6と共通のS63B44型 V8 4.4L 560ps 69.3kg-mという無意味なくらい強大なパワー(&トルク)を発生する。

メーター類はク は外周にq/h、内周にmphが刻まれている。

次回はインテリアを紹介する。




2013/7/3(Wed)
BMW M6 Gran Coupe

4ドアクーペの6シリーズグランクーペにMモデルであるM6が追加されたのは今年の1月だった。今回はうまい具合にM6の写真を撮影することができたので半年遅れではあるが紹介することにする

実車を見るとM5よりも低いボディは如何にも速そうで、性能的には似合っているのだろうが、個人的にはM5のように一見普通のセダン風で実は‥‥という、意外性が無いのが気に食わない。

サイドからみるとウエストラインから上のグラスエリアの低さが判るが、それを考慮してもサスペンション自体で20o(見た目で)くらい下げている。

これで5シリーズベースのMモデルはセダン(M5)とクーペ(M6)、そしてグランクーペと揃ったことになる。そこで、この3車にアルピナB5を加えて4車のスペックを比較してみる。

一番の興味であるエンジンはMの3車とも同じであり、結局単なる上モノ違いということだ。そしてどれもがパワーウェイトレシオ4kg/ps以下という凄まじい性能で、まあ、正直言って日本で実力を発揮する場面は無い。ただし、M6クーペは2ドアということもありホイールベースが115o短い。

次回からは詳細を順次紹介していく。




2013/7/2(Tue)
New MAZDA3

マツダ 3とはアクセラの欧米での車名で、このマツダ 3 ハッチバック版(日本ではアクセラスポーツ)のニューモデルが発表された。なにっ! 日本より先に海外で発表とは、日本人をなめてんのか!? なんて怒ってる、そこのオニイさん。まあまあ、押さえて押さえて。それにしても、日本より先に海外で新型車を発表するというのは、日本よりむしろ欧米を主要マーケットとしているマツダらしい。

では新マツダ 3の概要から。

新マツダ 3は魂動(こどう)-Soul of MotionとSKYACTIV Technologiesのフルセットでは 3番目となる新世代マツダ車で、今回は完全に新設計されている。


エクステリアはCX-5やアテンザと共通する低くせり出したフロントグリルを持つ最近のマツダ車そのもので、現行アクセラがその後の新型車に比べて何となく垢抜けなかったが、これでアクセラも新生マツダ車の顔になった。


インテリアは情報を集中表示するポップアップ式のアクティブドライビングディスプレイと、それに連動するメータークラスター内のウィング型ディスプレイに表示される。メータークラスタの中心にある丸型のメーターは金属的な3次元の数字で表示するという。

 

エンジンはガソリンがSKYACTIV-G 1.5L(86kW 150Nm)、SKYACTIV-G 2.0L(155HP 150-lb-ft、 121kW 210Nm)、SKYACTIV-G 2.5L(184HP 110lb-ft)の2種類、ディーゼルがSKYACTIV-D 2.2L(110kW 380Nm) の合計3つのエンジンが用意される。なお、エンジンの性能表示が各種の単位になっているのは向け先別ということだろう。

既に動画も公開されている。

なお、オリジナル記事を参照したい場合は

  http://www.netcarshow.com/mazda/2014-3/02.htm




2013/7/1(Mon)
New ACCORD<4>

今回はインパネから。

センタークラスターは各パートをシルバーのフレームで囲ったりと、それなりのオリジナリティを持って入るし、ウッド(風?)の水平トリムなどはハイオーナーサルーンの定番を押さえてはいる。

ユニークなのはナビのディスプレイとオーディオ操作のディスプレイが別で、画面が縦に二つ並んでいることで、まあ、これは好みの問題とはいえ、なんか変な気がするが。

2つのディスプレイの下にはエアコンのコントロールパネルがある。その下はオーディオ操作用のスイッチ類だが、センターのダイヤルがiDrive的なコマンドダイヤルのようだが、ニッサンのように上部のディスプレイのすぐ下とか、BMWやレクサスのようにセンターコンソールでもなく、それらの中間にあるが、何とも中途半端な位置だ。

このクルマはトランスミッションがないのだが、前/後進の切り替えは必要だから、ATセレクターと同じ形をしたレバーがあり、パターンも良く言えば違和感がないP→R→N→Dで、更にその手前にはBという降坂時のエンジンブレーキ用と同じパターンなっている。

リアには専用のエアコンアウトレットがあるが、それ以上の装備はないのはデカい割にはオーナー用だからだろう。

  

ECOスイッチはインパネ右端にあり、何となく影に隠れているような雰囲気があるし、走行中に操作するには視線を移動する必要がある。

下の写真のように、ウッドパネルや革シボの樹脂パネルなどの質感はマアマアというもので、取り敢えず惨めになること無いが、トヨタ車などからの乗り換えユーザーを確保できるかといえば、さ〜て?

メーターはハイブリッドということもあり、正面に大径の速度計を配し、その左右はカラー液晶パネルを使っている。写真では判らないがセンターのメーターは文字盤が立体的で中々凝っている。

さあて、このアコード ハイブリッドの走りはといえば、近日中に簡易試乗記で取り扱うので、乞うご期待。えっ? 簡易試乗記で?? って、そりゃ、そうでしょう。




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