B_Otaku のクルマ日記

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2011年11月16〜30日
 
2011/11/30(Wed)  ドイツ国内登録台数 <5>


今回は最後に残るSUVと総合50位以内で1車種のみだった小型商用車について取り上げてみる。

ドイツ国内小型車登録台数(SUV)
順  位  

20111〜9

9月単月

ベース

セグメント
 メーカー、車種名 登録台数
(台)
月平均
(台)
登録台数
(台)
価格
(€)
S 1 17

VW TIGUAN 

34,919   3,880   3,829   24,175  
U 2 26

NISSAN QASHQAI 

25,641   2,849   3,071   19,590  
V 3 27

BMW X1 

24,530   2,726   3,210   27,600  
  4 34

AUDI Q5 

17,536   1,948   1,949   34,850  
  5 37

DACIA DUSTER 

17,119   1,902   1,914   11,990  
  6 45

BMW X3 

14,214   1,579   2,293   37,600  
  7 46

SKODA YETI 

14,109   1,568   2,007   18,300  
  8 48

FORD KUGA 

13,030   1,448   1,570   27,250  
CM 1 23

VW CADDY 

28,666   3,185   3,489   13,490  

1位:VW TIGUAN。 これは日本でも販売されているから、ご存知だろう。
2位:NISSAN QASHQAI。日本ではデュアリスとして販売されている 。当初は英国生産品を輸入していたが、品質問題で日本製に変更した。要するに英国生産では出来が悪くて 日本人のユーザーには耐えられない、ということだ。
3位:BMW X1。今更言うまでもない、日本でも人気があるBMWのボトムレンジSUV。
4位:AUDI Q5。これも日本で発売されている。
5位:DACIA DUSTER。 ルノー傘下のルーマニアのダチアによるSUVでニッサンのB0プラットフォームを使用している。

  

6位:BMW X3。これまた説明の必要の無い程に皆さんご存知と思う。
7位:SKODA YETI。VW傘下、チェコのシュコダが生産する小型SUV。
8位:FORD KUGA。 フォーカスをベースとする小型SUVで、要するにプラットフォームはマツダ アクセラ。

  

その他:VW CADDY。 50位以内で唯一の小型コマーシャルカー、VWキャディはポロをベースとする小型5ドアバンで、シリーズにはロングボディの”マキ シ”や乗用車仕様の”ライフ”がある。
 
SUVの分野でもやはりVW系列が主流であり、またCセグメントの小型SUVが売れ筋のようだ。それに加えてBMW X1、X3やアウディ Q5などプレミアム系も売れているという、二極分化状態のようだ。

5回に渡って連載したドイツの小型車特集だが、結局判明した事は
 ・当然ながらドイツ国内では”国産車”であるドイツ車が上位で、取り分けフォルクスワーゲンが圧倒的に強い。
 ・メルセデスベンツ、BMW、アウディのプレミアムブランド御三家も確実に売れているし、その販売台数もアウディが多少弱いくらいで、ほぼ同じとなっている。
 ・上記の民族系4車に加えて、ドイツに本拠を置くGM系のオペルと欧州フォードも国産車として、結構なシェアを持っている。
 ・外国勢ではVWグループのシュコダ、セアトが価格の安さからか、それなりに売れている。
 ・価格的には
メルセデス・BMW・アウディ>フォルクスワーゲン>オペル・フォード>ショコダ、セアト
という関係がある。そして、この関係は我々日本人からしても大いに納得できる。
 ・日本車で50位以内に入っているのはトヨタ ヤリス(ヴィッツ)とニッサン キャッシュカイ(デュアリス)のみ。これら2車は当然ながら欧州での現地生産車だ。

欧州では強いといわれるマツダ車はドイツでの登録台数上位50車には登場しなかった。まあ、欧州といっても色々あるから、自動車産業を持たないような国では売れているのかもしれないが、少なくともドイツで上位に は入っていない。 ただし、マツダの場合はフォードブランドの小型車の基本コンポーネントとして使用されているから、部品ベースではドイツにも多数輸出していることにはなる が。


 


 
2011/11/29(Tue)  BMW120i vs マツダ アクセラ20S  <3>


今回は、メータークラスターの比較から。



こうして比べてみると、まあ、120iが特に優れているとも言えない・・・・・事にしておこう。それどころか、アクセラ20Sの目盛り間が水色で実に見やすい、という意見も当然あるだろう。
それに速度計のフルスケールが260km/hなんて無意味な120iは、目盛が細かすぎて見辛いだけ、とも言える。



ATセレクターは1シリーズが5シリーズと同じ最新の電子式を採用しているのに対し、アクセラはオーソドックスなジグザクゲートとマニュアルモードを備えるティプトロタイプとなっている。1シリーズの電子式は慣れないと戸惑うことになる。 アクセラのベースプレートはピッカピカのピアノブラックにレザー?のノブという高級な組み合わせ!



エンジンルームを開けると、見かけという面ではSKYAVTIVのシンボルカラーであるスカイブルーのカバーが目立つアルセラに対して、地味な1シリーズということで、これはマツダの勝ち?
因みにエンジン搭載位置が大きく違うのに注目して欲しい。



さて、色々比較してはみたが、実際に両車の差というのは人により受け取り方が違うだろう。「倍近い価格のBMWなんて買うやつは余程の見栄っ張りでクルマを知らないやつだ」と思うか、「流石は値段だけの事はある。全く乗り味が違う」と思うか 。今回は一般読者向けの日記のために、どちらかといえば穏やかな表現(というかアクセラに華を持たせている)にしてあるが、本音の部分と乗り味の比較については120i試乗記の特別編にて。


 


 
2011/11/27(Sun)  Toyota GT 86


カーマニア待望のFT−86の欧州(英国)向けモデルであるGT86のオフィシャルフォットと内容が発表された。以下はその発表内容の要約である。

-------------------------------------------------------------
トヨタの新しいスポーツカー、GT86が2011年の東京モーターショーでワールドデビューする。来年の新型車で最も 熱烈に期待されているコンパクトな2+2モデルは2012年6月に英国で発売される。トヨタ GT86はドライバーに焦点を当てた古典的なスポーツカー体験を最重要品質としてデザインされている。 これは僅かなスロットルとステアリングの入力に対しての正確は即座の応答と運転への情熱を持つドライバーに対する性能を意味する。

トヨタ GT86は新プラットフォーム上に機構部品を隙間無くカバーする空力的なボディーシェルを築き上げている。トヨタは重い、大きな大出力のパワートレインの代わりに小型のガソリンエンジンをフロントに搭載して後輪を駆動する方式を選択した。 この4気筒ボクサーエンジンは7,000回転で197馬力の出力と、205Nm/6,600回転の最大トクルを発生し、GT86に魅力的な性能を与える。パワー トレインは軽量で低い重心と低い慣性、可能な限り小さいパワーウェイトレシオを実現する世界で最もコンパクトな4シーターを達成するためにマッチしている。 それはドライバーにとって、最小の電子システム介入で活発で反応の良いダイナミックな性能の提供を意味する。



パッケージング
トヨタ GT86は全長4,240mm、全幅2,570mm※?、全長4,240mmで、現在のスポーツカーでは最もコンパクトな4シーターである。最高のバランスを達成するためにパワートレインは出来る限り後方に搭載されて、重量配分は52:47となっている。 水平対向4気筒はドライバーの尻の位置、どんなトヨタ車よりも低い位置に搭載されてGT86に475mmという超低重心を与え ている。サスペンションはフロントがダブルウィシュボーンでリアがマクファーソンストラット、17インチホイールに前後ベンチレーテッド・ディスクブレーキを備えている。

※:欧州の複数の文献で全て全幅2,570mmもしくは101インチと記されているから、恐らくトヨタのオリジナル資料がミスプリントだったのだろう。



世界初のD−4S水平対向エンジン
GT86のエンジンはスバルとの共同開発で、トヨタはスバルの自然吸気水平対向4気筒1,998ccエンジンにD−4Sの噴射技術を加えた。このシステムは直接噴射とポート噴射の2つのインジェクターと12.5:1という高い圧縮比を特徴として、燃費効率と環境性能を犠牲にすることなく、広い回転範囲でパワーとトル クの増大を実現している。 フラット4エンジンはボア、ストロークともに86.0mmで、6速のマニュアルか6速自動変速機を組み合わされる。マニュアルは短いレバー によるクイックで正確なシフトを提供する。また自動変速装置はステアリングホイール上のパドルシフトを使用してコントロールできる。駆動は全てのドライビングコンディションで最高のグリップを得られるようにリミテッドスリップデフにより後輪に配分される。 ABSと切り替え可能なVSC(vehicle stability control)システムは、ピュアなドライビングを体験するために、最小の電子制御で動的な安定性を実現するように調整されて いる。

デザイン
大きな下部のグリルに注意を集中させるという方法により、トヨタのニュー・デザイン・ラングエッジを表現している。 他には力強いラインでクリアな強いアプローチを表現している。ロアーグリルのスコーピオン・ルックと、17インチアロイホイール、リアスポイラー、ツインエクゾースト、そして特別なパワートレイン構成を意味する86ピストンロゴなど により、スポーティーなディテールでトヨタ GT86をよりパワフルに見せる演出が行われている。

操作部分は人間工学とドライバーが出来るだけ自然に運転できるように構築されている。例えば、ステアリングホイールはベストなステアリング性能とグリップを得るために、テストドライバーからの徹底したフィードバックにより、これまでのトヨタでは最も小さい365mmの直径で、バックスキンで包まれている。3つのメータークラスターは精密で注目しやすい模様と書体の 大径回転計を中心に配置されている。 ドライバーは更に、全て黒のルーフライニングとカーボン効果のトリム、赤いステッチ、航空機スタイルのロッカースイッチ、そしてアルミ製ペダルで強調される。



トヨタ50年間、スポーツカーの遺産
フロントに水平対向エンジンを搭載する後輪駆動のスポーツカーとして、トヨタ GT86は世界で 唯一の市販車となるだろが、これは世界初であるとは言えない。その名誉はトヨタの2気筒ボクサーエンジンのスポーツ800によってもたらされ、トヨタは1962年にそれを発売した。 それ以来、フロントエンジン(競技用で成功した後輪駆動方式)で刺激的なスポーツカーを生産した長い経歴をトヨタは樹立している。直列6気筒2リッターの美しいクーペである2000GTは、最初に1965年の東京モーターショーに出展され、トヨタが世界的なスポーツカーメーカーとして確立するのを助けることになった。

1971年に発売された初代のセリカは後輪駆動のパワートレインを特徴として、熱心な人々にその機敏さが賞賛された。4世代に渡る直6後輪駆動のスープラ、1984年には自動車の歴史でベストハンドリングスポーツカーの1台と認知されたMR−2が存在した。しかし、トヨタ 86GTの発想 の源はカローラGT(またはレビン)AE86で、運転の基本的な喜びと本当の興奮を提供する事である。 このフロントエンジン、リア駆動のパッケージはコンパクトな寸法、軽量、良好なバランス、優秀なパワーウェイトレシオは1983年から1987年まで、ラリーやサーキット用として選択され 、英国ではツーリングカー・チャンピオンシップ・タイトルおよびトップレベルのラリーの2つに使用された。トヨタ GT86はドライバーの体と一体になることができる、本当の軽量マシンで 、 これは、興奮をもたらす最後のAE86を取り戻すもである。そして、多くのカスタマイズパーツで、そのAE86がそうだあったように、オーナーによって進化するクルマとなるであろう。
-------------------------------------------------------------

流石は自動車先進国の英国だけあって、86に対する思い入れや期待が実にマニアックだし、判っているという感じだ。そういえば、文中のスポーツ800で思い出したが、トヨタは新しい時代の大衆車であるパブリカに空冷・水平対向2気筒エンジンを搭載していたのだった。このパブリカをベースとしたのがスポーツ800だった。当時はガキだったこともあり、空冷フラット2のバタバタという排気がダサく感じていたのだが、今になってみると当時のトヨタの理想主義は現在からは想像もつかない。



そして、トヨタはこの理想主義で創ったパブリカで見事に失敗してしまい、日本人の文化レベルを再認識してから発売したのがカローラだった。ハッキリ言って見かけだけのクルマだったが、理想主義 のパブリカとは違い大いに売れて、現在のトヨタの基礎を創ったのは皆さんご承知だと思う。理想に燃えたトヨタのエンジニアは、いってみればグレてしまって、その後は確信犯的に売れさえすれば良いとばかりに、クルマとしてはインチキなものを出しまくっていった。そうは言っても、本当はクルマ好きのマニアが結構
いた ようで、だからこそ86やMR−2などが偶に飛び出すのだろう。

っと、今日は何故かマジになってしまった。こんなのばかりではアクセスが伸びないから、明日からは、こちらも確信犯で、アクセラと1シリーズの対決、なんていうネタを続けることにする。


 


 
2011/11/24(Thu)  ドイツ国内登録台数 <4>


今回は日本で言うところのミニバンに相当するMPVを紹介する。なお、今回は日本で馴染みの無い車種が多いために全車の写真を添付する。

ドイツ国内小型車登録台数(MPV)
順  位  

20111〜9

9月単月

ベース

セグメント
 メーカー、車種名 登録台数
(台)
月平均
(台)
登録台数
(台)
価格
(€)
M 1 11

VW TOURAN 

42,618   4,735   5,191   21,975  
P 2 20

OPEL MERIVA 

32,439   3,604   3,155   16,150  
V 3 25

VW TRANSPORTER, CARAVELLE 

25,977   2,886   2,801   29,952  
  4 35

VW SHARAN 

17,460   1,940   1,818   29,800  
  5 41

RENAULT SCENIC 

15,475   1,719   1,855   18,900  
  6 42

SEAT ALTEA, TOLEDO, LEON 

15,262   1,696   2,007   19,590  
  7 44

OPEL ZAFIRA 

15,022   1,669   2,263   22,950  
  8 50

FORD S-MAX 

11,851   1,317   1,712   28,550  

ミニバンだらけの日本程でないにしても、ドイツでもこの手のクルマは結構売れているようだ。
1位:VW TOURAN。日本ではゴルフ トゥーランという名前で販売されている ように、ゴルフベースで7人乗りとした小型ミニバン。
2位:OPEL MERIVA 。 左右とも観音開きのヒンジ式ドアを持つのが特徴でコルサをベースとする小型ミニバン。

  

3位:VW TRANSPORTER, CARAVELLE。 1950年代からの歴史を持つVW トランスポータで、現行モデルは言ってみれば日本のハイエースに匹敵する商用ワンボックス系で ミニバンという概念とは異なる。
4位:VW SHARAN。 フォードと共同開発した7人乗りミニバンで、フォードギャラクシーと兄弟だったが、昨年FMCされた。

  

5位:RENAULT SCENIC。メガーヌをベースとする7人乗りミニバン。
6位:SEAT ALTEA, TOLEDO, LEON。 VWゴルフをベースとする小型ミニバンというか背の高い5ドアハッチバック。

  

7位:OPEL ZAFIRA.。以前は日本でも販売されていて300万円程の値札をつけていたが、事実上同じ車種で排気量がより大きなトラヴィックがスバルから200万円前半で発売されたことで、オペルのボッタクリが発覚したという笑えない話があった。
8位:FORD S-MAX。ギャラクシーの弟分にあたるミニバン。

  

ミニバンブームなんていうのは日本独特の現象かと思っていたが、程度の差はあってもドイツでも結構3列シートのミニバンは売れているようだ。

次回はSUVについて。

 



2011/11/23(Wed)  BMW120i vs マツダ アクセラ20S  <2>


今回はインテリアを比較してみよう。



120iはSportというグレードなので赤いステッチが入っていたりと凝っているし、調整もメモリー付きのフル電動となっている。これに対してアクセラは手動調整だが、ちゃあんと上下も調整できる。更に表皮は欧州車的で、実際の座り心地は1シリーズと充分に勝負できるのは、アクセラ最大の利点だと思う。



ドアのインナートリムについても、残念ながら120iが価格分の差を感じさせる。それでもアクセラは20Sという上級モデルのために、ドアグリップはシルバーとなっているし、国産の同クラスと比べれば決して悪くない ・・・・そうだ。



ドア側のアームレストを見ると、120iは柔らかい弾性樹脂で覆われているので肘にも優しい。これに対して、アクセラ20Sは・・・・まあ、それなり、ということで。



インパネを比べてみれば、デザイン自体は・・・・結構似ている、と思うか、マルで違うと感じるかは人夫々ということで。えっ?オマエはどう思うんだって?いや、まあ、似たようなもんじゃないっすか。



エアコンはどちらも左右が独立で調整できる2ゾーンタイプのオートエアコンだから、スペック上は同等だ。あとはデザインの問題で、これは好みということにしよう。
オーディオについては、120iが標準装備なのに対して、アクセラ20Sはオーディオレスだからユーザーが好みのタイプを選んで付ければ良く、2DINタイプの取り付け穴が確保されているので、ここに量販店で安売りしている10万円代のナビでも付ければ完璧だ。



なんでえ、やっぱり172万円の差なんて、ねぇじゃねぇか!というのは未だ早い。

そんなわけで、次回へとつづく。
 



2011/11/22(Tue)  レクサス GS


レクサスGSといえばプレミアムブランドでは最も重要なEセグメントセダンであり、北米ではBMW5シリーズ、メルセデスEクラスという2強に加えてインフィニティM(ニッサン フーガ)、アウディA6、そしてジャガーXFと強力なライバルが目白押しのクラスだが、さて末期モデルのGSはといえば 、もう風前の灯という状況だった。そこに打って出る新型GSは既にベースモデルのGS350について8月20日の日記で紹介したが、今回はスポーツ系のGS350 Fスポーツを取り上げてみる。



Fスポーツのフロントには新型の大型ブレーキとハイμ(高摩擦係数)パッドが採用され、19インチホイールはAVS(アダプティブ・バリアブル・サスペンション)とより強力なアンチロールバー、そしてRWDモデルはVGRS(バリアブル・ギアレシオ・ステアリング)が 装着されている。



内装はFスポーツ専用のカペルネのレッドレザーインテリアでスポーティーさを強調している。エンジンはV6 3.5Lで306psを発生し、0〜60mph(96km/)を5.7秒で走り抜けると同時に燃費も改善されているという。



まあ、能書きはともかくとして、果たして5シリーズやEクラスと対等に渡り合えるのだろうかということが気に掛かるが、現行の5シリーズやEクラス、そしてA6の出来の良さを考えれば、 そう簡単には喰いこめないだろうし、更にはインフィニティMだって中々の出来の良さだから、半端なものでは相手にされないだろう。


 



2011/11/21(Mon)  BMW120i vs マツダ アクセラ20S <1>


アクセラを紹介した際に、同じCセグメントハッチバックということでBMW1シリーズとの比較という企画をほのめかしたが、それまで待てないという読者の為に、その一部を小出しすることにした。

今回の比較車両は表題を見れば判ると思うが、120iとアクセラ スポーツ 20S SkyActiv という長ったらし名称のモデルだ。因みにアクセラ スポーツというのは5ドアのハッチバックモデルで、他にセダンも用意されている。えっ、?そんなの当たり前だろう、といっているキミっ。世の中にはアクセラ?なにそれ、という人達もいるわけですよ。ねっ、社長。



先ずはエクステリアを比べてみれば、なるほど、似ているといわれれば、似ている。
いや、冗談抜きで違いが判らない人もいるんじゃあないか。ただし 、流石にフロントはキドニーグリルがあるので、これがBMWであることが判らない人は少ないかもしれない。いや、結構いるかな?



ところで、この2車の写真だが、ちょっと撮影条件に差を付け過ぎじゃあないか、なんて指摘されそうだが、これは当方の事情によるもので、別にアクセラを差別している訳ではないので、念のため。



それならキドニーグリルの見えない側面ではどうかといえば、クルマに興味の無い人ならば、違いは判らないだろう。

リアラッゲージルームは、まあ、似たようなものだ。というよりも、アクセラの方が幅も奥行きも広く見えるのは、1シリーズがFR レイアウトによるスペースユーティリティのハンディ ーとサスの張り出しの大きさが原因なのだが、要するに実用性ではアクセラの勝ち・・・・・かな。



ここでスペックを比べてみれば

 
    BMW 新1シリーズ (F20) Mazda Axela Sport
      116i 120i 15S 20S SkyActiv
 

車両型式

  DBA-1A16 DBA-1A16 DBA-BL5FW DBA-BLFFW

寸法重量乗車定員

全長(m)

4.335 4.460

全幅(m)

1,765 1.755

全高(m)

1,440 1.465

ホイールベース(m)

2.690 2.640

駆動方式

FR FF
 

最小回転半径(m)

  5.1

車両重量(kg)

  1,400 1,420 1,250 1,330

乗車定員(

  5

エンジン・トランスミッション

エンジン型式

  N13B16A ZY-VE PE-VPS

エンジン種類

  I6 DOHC Turbo I4 DOHC

総排気量(cm3)

1,598 1,498 1,997
 

最高出力(ps/rpm)

136/4,400-6,450 170/4,800-6,450 111/6,000 170/6,700

最大トルク(kg・m/rpm)

22.4/1,350-4,300 25.5/1,500-4,500 14.3/4,500 21.4/4,250

トランスミッション

8AT CVT 6AT
 

燃料消費率(km/L)
(10・15/JC08モード)

17.6/16.6 17.2/16.6 18.4/ 15.6 18.8/16.2
 

パワーウェイトレシオ(kg/ps)

10.3 8.4 11.3 7.8

サスペンション・タイヤ

サスペンション方式

ストラット

5リンク マルチリンク

タイヤ寸法

  205/55R16
 

ブレーキ

前/後

Vディスク/ディスク

価格

日本国内価格

308.0万円 367.0万円 179.0万円 215.0万円
 

備考

Style, Sport:
318万円
Style, Sport:
387万円
  オプション
205/50R17

120iとアクセラ20Sのエンジンはどちらも170psと同じだった。しかも、車両重量はアクセラ20Sのほうが90kgも軽い。それで価格は120i Sportの場合は172万円も高い。えっ?172万円といえば、あと7万円でもう一台アクセラ(15S)が買えてしまうじゃあないか。

SKYACTIVコンセプトのエンジンとミッションを装着したアクセラ20Sの10・15モード燃費は18.8km/ℓという立派な値で、これはSKYACTIVを適用していない15Sの18.4km/ℓに勝るものだ。それでは、120iはどうかといえば17.2km/ℓで、あれっ?結構良いじゃないか。いや、10・15モードとい うのは実際に則していないから、実走行に近いJC08モードで比べると、20Sは16.2km/ℓと優秀な値を示しているのみ対して120iはと言えば、16.6km/ℓと20Sに比べて・・・・・あれっ、アクセラが負けている??
ちょっ、ちょっとヤバイんじゃねぇか。

ただし、アクセラ20Sの場合はタイヤを195/65R15に落とせば燃費は10・15モードで20.0km/ℓ、JC08モードでは17.2km/ℓに向上するが・・・・15インチの低燃費タイヤねぇ・・・・・・ それでやっと120iに0.6km/ℓ(JC08)勝てるという訳でして。

つづく



2011/11/20(Sun)  スイフトRS


スイフトの特別仕様車として発売されたRSはスイフトのベースグレードに欧州仕様と同じ足回りやステアリング系を装備したもので、アルミホイールに185/55R16タイヤまで標準装着されている。加えて5MTもラインナップされていて、価格も手頃な137万円。

ただし、エンジンは特にチューンナップされてる訳ではなく、1.2L 91psだから、動力性能はそれなりだろうとは思うが、若者用として実に良いクルマではないか。もっとも、最近の 大多数の若者はMTを駆使して峠を走る・・・・なんて趣味は持ち合わせていないだろうが 、少数派とはいえMTで足回りのしっかりしたクルマを求めているクルマ好きだっている筈だ。 動力性能まで求めるならば、今年末に出るといわれている新型スイフトスポーツが狙い目だが、価格も200万円に迫るのではないだろか?となると、137万円のRSは、良いとこ狙っているように思うが・・・・。



写真は何れもスズキの公式サイトより。
室内の写真を見ると、シートのサイドも張り出しの大きいスポーツシートで、シルバーのステッチまで入っているようだ。



これで、5MTもあって137万円というのは、絶対に買い得なのだが、さて売れ行きは??

 



2011/11/19(Sat)  ドイツ国内登録台数 <3>


今回はC、Dおよび Eセグメントを見てみよう。

ドイツ国内小型車登録台数(C〜Eセグメント)
順  位  

20111〜9

9月単月

ベース

セグメント
 メーカー、車種名 登録台数
(台)
月平均
(台)
登録台数
(台)
価格
(€)
C 1 1

VW GOLF, JETTA

198,530   22,059   27,476   16,975  
  2 4

OPEL ASTRA

65,503   7,278   6,814   15,990  
  3 7

FORD FOCUS

46,846   5,205   5,584   16,850  
  4 13

AUDI A3, S3, RS3

39,107   4,345   3,754   21,100  
  5 14

BMW 1ER

38,021   4,225   3,290   23,850  
  6 18

SKODA OCTAVIA

34,394   3,822   4,188   15,390  
  7 22

MERCEDES A-KLASSE

29,716   3,302   7,242   21,033  
  8 24

HYUNDAI I30

26,383   2,931   2,544   15,490  
  9 29

RENAULT MEGANE

22,518   2,502   2,181   15,990  
  D 1 2

VW PASSAT 

79,010   8,779   9,514   24,775  
    2 5

MERCEDES C-KLASSE 

57,610   6,401   7,720   32,814  
    3 9

BMW 3ER 

45,363   5,040   3,918   28,950  
    4 10

AUDI A4, S4 

44,575   4,953   6,024   29,900  
    5 31

OPEL INSIGNIA 

19,991   2,221   2,679   22,330  
    6 38

FORD MONDEO 

16,794   1,866   2,377   23,200  
  E 1 8

BMW 5ER 

46,344   5,149   5,134   39,900  
    2 16

MERCEDES E-KLASSE 

36,845   4,094   4,330   39,835  
    3 19

AUDI A6, S6, RS6, A7 

32,899   3,655   3,569   36,100  

Cセグメント
50位以内に9車種が入っていることからも、このセグメントはBセグメントと共に売れ筋であることが判る。価格帯は大衆ブランドが€16,000から、プレミアムブランドでは€21,000 位からとなっている。
 1位:VW GOLF, JETTA。 日本でも輸入車No1だが、地元のドイツでの強さは郡を抜いている。月平均2.2万台といえば、日本国内のワゴンR以上か。
 2位:OPEL ASTRA。アストラも以前は日本で販売されていた。 現行車はシボレー クルーズと共有のGMデルタプラットフォームを使用している。
 3位:FORD FOCUS。ボルボS40/V50と共にマツダ アクセラベースの兄弟車。

  

 4位:AUDI A3
, S3, RS3。日本でも御馴染みの高級ハッチバックでVWゴルフベース。
 5位:BMW 1シリーズ。今更言うまでもないだろう。極最近、日本向けもFMCされた。
 6位:SKODA OCTAVIA。チェコのシュコダはVWの傘下で、オクタビアはVWゴルフとプラットフォームを共有している。
 7位:MERCEDES A-KLASSE。これも日本で発売されているが、人気はイマイチ。
 8位:HYUNDAI i30。ヒュンダイの新型世界戦略車。小型ハッチバックは見栄っ張りの韓国人からすれば全く魅力がないらしく、i30も海外専用で韓国内では販売していない。
 9位:RENAULT MEGANE。 日本でも最近発売されている。欧州ではオペルアストラのライバル。

  

Dセグメント
B、Cセグメントに対してDセグメントの市場は少ないようだ。 そして日本でも御馴染みのプレミアム御三家が並んでいる。
 1位:VW PASSAT。日本ではイマイチ売れていないがドイツではDセグメントのトップとなっている。
 2位:MERCEDES C-KLASSE 。出来の良さで評判の現行Cクラスだが、本国でもモデル末期の3シリーズに勝っている。
 3位:BMW 3ER。Cクラスに押されているのは日本での状況と同様だ。新型のスケジュールを前倒ししたのも頷ける。
 4位:AUDI A4, S4。 日本では末期モデルの3シリーズにも敵わないA4だが、ドイツでは良い勝負をしている。アウディはドイツではベンツ・ビーエムと同等、という話は真実 のようだ。
 5位:OPEL INSIGNIA。 オペル べクトラの後継車でGMのイプシロンⅡプラットフォームを使用している。
 6位:FORD MONDEO。先代はマツダ アテンザのプラットフォームを使用していたが、現行車はボルボ開発(要するにマツダの技術がベース)のプラットフィームとなった。

  

1位のパサートは他のセグメントと同様にVWの強さを見せ付けている。御馴染み御三家のCクラス、3シリーズ、A4に比べると価格は安いのは日本と同様だ。御三家は大衆小型車が€10,000前半から買えるのに、€30,000以上だから、決して庶民のファミリーカーではない。
インシグニアとモンデオはパサートよりも更に価格は安く、言ってみれば無印良品的な、日本で言えばマツダやミツビシ車的な需要だろうか?

Eセグメント

このクラスは日本でも御馴染みの御三家が占めている。DセグメントではメルセデスがCクラスで長年の宿敵であるBMW3シリーズに勝ったが、こちらでは5シリーズがEクラスを下すという結果となっている。A6は日米ほどの苦戦は無く、ほぼ良い勝負をしているが、それでも3位だ。
 1位:BMW 5ER
 2位:MERCEDES E-KLASSE
 3位:AUDI A6, S6, RS6, A7

次回はMPVとSUVについて。


 



2011/11/17(Thu)  ドイツ国内登録台数 <2>


前回の予告のように、セグメント別で見てみよう。先ずはAおよびBセグメントから。

ドイツ国内小型車登録台数(A、Bセグメント)
順  位  

20111〜9

9月単月

ベース

セグメント
 メーカー、車種名 登録台数
(台)
月平均
(台)
登録台数
(台)
価格
(€)
1 28

SMART FORTWO 

22,818   2,535   2,052   10,190  
  2 43

RENAULT TWINGO

15,068   1,674   1,938   9,990  
    3 47

FIAT 500

13,414   1,490   1,714   11,400  
    4 49

FIAT PANDA

12,930   1,437   1,651   9.990  
B 1 3

VW POLO

70,125   7,792   6,827   12,450  
  2 6

OPEL CORSA

52,932   5,881   7,010   11,825  
  3 12

FORD FIESTA

39,852   4,428   4,892   11,700  
  4 15

SKODA FABIA

37,960   4,218   4,800   10,730  
  5 21

BMW MINI

29,851   3,317   3,756   15,550  
  6 30

SEAT IBIZA, CORDOBA

21,632   2,404   3,050   12,490  
  7 32

AUDI A1, S1 

19,701   2,189   2,435   15,800  
  8 33

PEUGEOT 207

18,653   2,073   1,731   12,090  
    9 36

FIAT PUNTO

17,407   1,934   1,649   10,200  
  10 39

RENAULT CLIO

15,858   1,762   1,793   12,300  
  11 40

TOYOTA YARIS

15,747   1,750   2,382   11,675  

Aセグメント
50位以内に4車しか無いことから、ドイツではAセグメントは人気薄ということだろうか。 しかも総合順位からしたらやっと50位に入賞、という感じだ。 価格帯は€10,000前後だが、フィアット500はプレミアム的要素が強いのか多少高い。
 1位:SMART FORTWOは日本でも販売されているが、最近は走っているのを殆ど見たことが無い。
 2位:RENAULT TWINGOも日本で発売されているし、簡易試乗記でも取り上げたことがある。

  

 3位:FIAT 500も日本で発売されていて、フィアット車としては大いなる売り上げ(といっても大した事はないが)を達成している。 Aセグメント車としては付加価値が高いのか価格も少し高めだ。
 4位:FIAT PANDA
。FIAT 500のベース車両で、これまた日本でも販売されてはいる。

Bセグメント
11車種が総合50位以内に入賞という結構な売れ筋がBセグメントで、ドイツでは次のCセグメントと共に、このクラスが主流となっているようだ。 価格帯は大衆ブランドで€11,000、プレミアムブランドでは€16,000くらいだ。
 1位:VW POLOは総合でも3位と流石に強い。
 2位:OPEL CORSAもドイツメーカーだけあってVWに継いで売れている。日本では現在輸入されていないが、以前はヴィータという名前で販売されていた。VWの輸入 権を剥奪されたヤナセがVWの代わりとしてオペルを輸入したのだが、結局VWとは比較にならないガラクタであることがユーザーにも徐々にバレてしまい、売り上げはジリ貧となり輸入を中止した。こうしてみると、日本のユーザーも結構見る目があるようだ。
 3位:FORD FIESTAはマツダデミオとプラットフォームの共有化している。

  
 
 
4位:SKODA FABIA。 シュコダはチェコ最大の自動車メーカーでVWの子会社となっている。
  ファビアはVWポロ、アウディA1などとプラットフォームを共有する5ドアハッチバック車。
 5位:BMW MINI。今更云うまでも無いBMWのミニで、日本でも御馴染み。
 6位:MERCEDES A-KLASSE。これも説明の必要は無いメルセデスAクラス。
 7位:SEAT IBIZA, CORDOBA。 セアトはスペインの自動車メーカーで、戦後設立当時はフィアットのモデルをライセンス生産をしていた。現在はこれもまたVWの子会社となっている。イビザはVWポロ、アウディA1、シュコダファビアとプラットフォームを共有する5ドアハッチバック。コルドバはイビザ派生のセダン。

  
 
 8位:AUDI A1, S1
。A1は昨年から日本でも販売されているので、当然ながらご存知だろう。 
 9位:PEUGEOT 207。これも日本のプショーファンでは定番的なので今更説明は必要無さそうだ。
 10位:RENAULT CLIO。 マーチとプラットフォームを共有し、日本ではルーテシア名で発売されている。
 11位:FIAT PUNTO
。プントも台数はともかく日本でも販売されている。

  

 12位:TOYOTA YARIS。日本名ではヴィッツ。ドイツで販売されている日本車で50位以内に入っているのはSUVのニッサン キャッシュカイを除けば唯一 このヤリスのみ。

Aセグメントに人気車種が無いのは、 税金が安いというだけで軽自動車が1/3以上を占める日本とは対照的で、もしも衝突安全性などを考えてBセグ以上を選んでいるとしてら、流石に大人の国だが、さて。それとも話題のAセグ車であるVW Upが発売されれば話は変るのかもしれない。
Bセグメントではポロとその兄弟達が多くを占めていて、VWグループの強さを思い知らされる。そんな中で総合でも40位に入ったトヨタ ヤリスの奮闘は称えるべきだろう。

次回はC、D、Eセグメントについて。
 



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