B_Otaku のクルマ日記

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2010年9 月1日〜14 日 ⇒ 8月16日〜31日
 
2010/9/14(Tue) 10人乗りワゴン


普通免許で運転できる最大の乗車定員は10人で、これを超えると中型以上の免許が必要となる。そのため、最近では10人乗りのワンボックスワゴンというのを結構見かける。この手のクルマは以前にも紹介した事があるが、今回は今現在最新のモデルを紹介してみる。
取り上げるに当ってメーカーのホームページを見たら、何故か詳しい座席配置の説明が見当たらない?もしやと思って福祉車輌のページを見たらば、一バリエーションとしての送迎仕様車として載っていた。一昔前は福祉車輌が送迎仕様のバリエーションだったのだが、これも時代の要求故か。それで、その福祉車輌というのを見てみると、なるほど最近街中で見る、車椅子 にすわったままで乗っているデイケアの送迎車がこれなのだった。
という訳で、福祉車輌を詳しく知りたい場合も考えて、こちらからリンクしておく。
ただし、これは個人で買うというよりは、やっぱり施設で買うクルマだろう。

さて、それでは10人乗り送迎仕様を見てみよう。





乗降口は広くてステップもシッカリしている。通路がヤタラと広いのは本来12人乗りのマイクロバス仕様から一人掛けシート2つを取っ払ったため。



運転席にはよじ登る感じで、これはトラック丸出し。



ボンネットが全くなくて、フロントタイヤがシート真下にある為に、小型トラックの運転経験がないと、最初は戸惑うかもしれない。すなわち狭い道では、運転席をギリギリ前まで進めてミラーを擦りそうに曲がる運転が必要となる。
なお、各種仕様が用意されているので、後席がもっと幅広とか、左右にゆったりとした一人がけシートを配するとか、色々なバリエーションも可能と思う。どうですかねぇ、こんなのをファミリーカーにするのは?


 


 
2010/9/13(Mon) トヨタが真面目だった頃


1961年に発売されたトヨタ パブリカ(UP10)は軽量モノコックボディに700ccの強制空冷水平対向2気筒エンジンを搭載した小型車で、車輌重量は僅か580kgという軽さで、非力なエンジンでも充分な動力性能を持っていた。当時小学生だったB_Otaku は、このUP10パブリカの助手席に乗って都内を走った経験が何度かあったが、700cc 28psエンジンとはいえ、その軽量ボディのご利益か、信号グランプリでは常勝で、倍以上の排気量のエンジンを積んだブルーバードやコロナを軽く引き離しいくのを目の当たりにしていた。

パブリカの設計思想は現在のトヨタとは全く逆の、正にエンジニアから見た理想主義の塊だったが、それが災いして一般大衆には受けは良くなかった。何より軽量化設計のモノコックボディは言い換えれば実にチャチで、クルマは立派な財産と思っている大衆には理解しがたい面があったし、ヒューン・バタバタという空冷水平対向エンジンの音は、何ともクルマらしくないと思われてしまうのだった。正直言って、小学生のB_Otaku から見ても、この車の助手席に乗ることは決して誇らしいことではなかった。

まあ、そんな訳で、折角の力作であるパブリカは商業的には決して成功ではなかった。というより、失敗作と言った方が当っているくらいだろう。そして、この時から、トヨタは悟ってしまったのだった。すなわち、日本の大衆なんて、クルマの良さは判らないのだから、見かけだけで中味の無いクルマで儲ければ良いのだと。一生懸命真面目に技術的に内容を吟味したところで全く理解されたいどころか、返って売れないということを悟ってしまったのだろう。

そして、完全にグレてしまったトヨタは、その痛い経験からカローラを発売した。上級のコロナと比べても惨めになることのない立派なスタイルと、ライバルより100cc多い排気量で見事にベストセラーとなり、トヨタの新思想が正しい事に自身を持ってしまった。それ以後のトヨタは、破竹の勢いで遂に世界一まで言ってしまったのは言うまでも無い。



全長3,585×前幅1,415mm、ホイールベース2,130mm。
エンジンは強制空冷水平対向2気筒 697cc 28ps/4,300rpm 5.4kgm/2,800rpm。



下の写真からも、シンプルなメータークラスターと4速コラムの細いシフトレバーが見える。勿論内装は鉄板丸出し!



初代パブリカが発売されてから既に半世紀が経過している。 流石に最近の日本では、ハッチバックのコンパクトカーが売れるようになったり、郊外の住宅地のカーポートにはBMWやVWを結構見かけるなど、日本人のクルマに対する考え方もずいぶんと”大人”になってきたようだ。それでも、クラウンが硬いサスと粗い 織り目のファブリックシートという”世界基準”になると、これに物言いがついて、結局フワフワサスとキャバレーシートに後退する羽目になったりと、未だ未だ前途は多難でもある。


 


 
2010/9/12(Sun) 日本で買えない日本車 2


前回は紹介したインフィニティG37コンバーチブルは日本生産の輸出車だったが、今回は米国ニッサンでの生産車を紹介しよう。
先ずはインフィニティQX56という、見るからにアメリカンなSUVから。



前長5,291×前幅2,029×全高1,920mm、ホイールベース3,076mmという巨体と2,540kg(2WD)という車輌重量など、とても日本で使え る代物ではない。エンジンはV8 5.6リッター 400HPという強力さで、これまたアメリカン!



米国内販売価格は2WDが$56,700、4WDが$59,800という堂々たるものだ。因みに今年上半期(2010/1〜6月)の販売台数は約4,400台だから月平均では730台となる。

そして、同じく米国生産の日産車であるマキシマは米国ニッサンのフラッグシップである。米国で主流の中型FF車、トヨタカムリやホンダアコードのライバルはアルティマであり、こちらは上級4ドアスポーツの位置づけのようだ。





同じく今年上半期の販売台数は
ニッサン マキシマ 約31,800、 アルティマ 約112,100、 トヨタ カムリ 約154,200
ホンダ アコード 約161,000
となっている。
 


 
2010/9/11(Sat) 日本で買えない日本車


国産車なのに日本では売っていないクルマというのは、結構ある。例えば、馬鹿でかいピックアップトラック等は米国でもなければ使い物にならないし、日本で売ったところで殆ど売れないだろう。その事もあって、こういうクルマは米国で製造されている。
さて、今回紹介するクルマはインフィニティG37コンバーチブル。言って見れば国内でも販売されているスカイラインクーペのオープン仕様だ。







G37コンバーチブルは日本国内での生産だから、国内仕様を販売することは可能だろうが、問題は果たして売れるか?ということに尽きる。

370GTクーペの国内価格はタイプSPで501.9万円。フェアレディZ バージョンSTのクーペ(448.4万円)とロードスター(509.3万円)の差は約60万円だから、370GTコンバーチブルを国内販売した場合560万円くらい、高くても600万円以下で販売できるだろう。
なお、米国価格$44,350(Base) - $46,950(Sport 6MT)で、これはBMW335iコンバーチブルの$51,200よりは安い設定になっている。
 
なお335iコンバチ(日本ではカブリオレと呼ぶ)の国内価格は815万円!
まあ、これについては特にコメントは致しませんし、米国で335iコンバチとほぼ同価格のケイマン($51,400)の国内価格が674万円だ、なんて事も勿論申しません。(あっ!言ってしまった)
 


 
2010/9/10(Fri) アメリカのクラウン


フォード クラウン ビクトリアというクルマをご存知だろうか。大柄(フルサイズ)で何の変哲も無い地味なクルマで、主にタクシーやパトカーとして使われている。 勿論、一般向けにも販売されているが、ユーザーはクルマに興味の無い保守的な中間層ということだ。ところが、米国のYAHOO AUTOで調べてみたら、少なくとも一般用の販売は現在終了しているようだった。
そう、日本のクラウンとは名前のみならずコンセプトもそっくりだ。ただし、日本のクラウンと言っても、少し前のセダンということろか。そういえば、クラウンコンフォートとクラウンセダンも極最近にトヨタのHPから削除されているようだ。こんな事情も日米でソックリなのも笑える。

  

  

クラウンビクトリアのエンジンは4.6ℓ V8に4速ATの組み合わせという控えめなものだ。また、パトカー用としてはエンジン出力を強化されている。 そういえば、米国映画のカーチェイスに出てくるフルサイズのパトカーが、上の写真みたいなクルマだったが、それがクラウンビクトリアだったのかもしれない。
 


 
2010/9/9(Thu) フーガ ハイブリッド


先日、エルグランドを見にニッサンディーラーに行った際に、既にフーガ ハイブリッドの先行カタログが届いていて、配布を始めたそうだ。部数は結構あるの で興味のあるかたは、ニッサンディーラーに行ってみれば入手できるだろう。

えっ、ディーラーまで行くのが面倒クサイって?
そういう人のために、ニッサンのホームページから先行カタログがダウンロードできる。

フーガ ハイブリッド 先行カタログ ダウンロード

正式な発表は11月頃らしい。


 


 
2010/9/7(Tue) スズキスイフト発表


スズキの新型スイフトが8月26日に発表され、国内発売は9月18日という。

スイフトは日本国内よりも海外で売れているという世界戦略車で、オフィシャルフォットも海外向けの方が充実している。例によってインデックスを貼り付けておく。

エンジンは国内向けが1.2ℓ、欧州向けが1.3ℓディーゼルがメインで1.5ℓガソリンも設定される。トランスミッションは国内向けが副変速機 付きCVTで、欧州向けには5MTがメインでガソリンの上級モデルには4ATも設定される。このように、仕向け地向けに全く仕様が異なっている。。
国内価格は約124〜144万円で2WDと4WDの設定がある。

この新型スイフトがスペックから見てマーチより割安で出来も良さそうだとの前評判や、そのためマーチや来年発売予定のヴィッツには大いなる脅威だという意見もあるが、国内販売に限れば多少出来が良かろうが、割安だろうが、スズキの販売ルートではトヨタやニッサンに脅威を与える程の急激な売り上げアップとなる程には世の中甘くは無いと思う。特に都会の普通車ユーザーはスズキのディーラーなんて何処にあるかも知らないしい、ショールームに入ってみようという気も更々ないだろう。
その証拠にスズキの軽をニッサンブランドで売ったらば、今まで軽に無縁だったユーザーに売れたという事実がある。そう、 トヨタ/ニッサンの馴染み客は軽のディーラーには行かないのだ。

それなら、ホンダフィットは出来の良さで売れているじゃあないか、と言われそうだが、ホンダの販売網はこの10年程で大幅に整理・統合されて、その昔のオートバイ屋だった○○モータースなどから、トヨタ・ニッサンにも見劣りしない 近代的な販売会社へと整備されているのだ。これなら、トヨタユーザーだってちょっと寄って見ようかということになる。

スズキが国内でホンダ並の販売網を整備する予定があるのか、ないのか?まあ、スズキのことだから、あっと驚くアイディアを発揮するかもしれないが・・・・・。
 


 
2010/9/6(Mon) クイズの回答


人気のフルサイズ高級ミニバンであるエルグランドがFMCされた。
そして、8月29日のクイズの回答は、そのエルグランドでグレードは”350 ハイウェースター プレミアム”という最上級グレードが正解。
それでは、その新型エルグランド(E52)と先代(E51)との違いを写真で比較してみよう。



スタイルはキープコンセプトだが、幅は広く(1,795→1,850mm)、高さは低く(1,920→1,815mm)なったために、見た目の安定性は向上した。






ダッシュボードのデザインは、より丸みを持ったものとなった。エアコンのアウトレットがセンタークラスタ上部で左右対称となるなど、最近の流行に 従っている。



エンジンは縦置きFRから、横置きFFと変更になり、ボンネットの中は全く異なっている。



先代のアメリカンなインテリアから、一転して欧州車、とくにドイツ車風となった。



今回の写真撮影に使用したクルマは350ハイウェースター プレミアムという最上級車種だから、車輌価格はベース価格が436万円で、これにナビゲーション+11インチワイドモニター+アラウンドビューモニター(85万円)が装備されていたので、なんと521万円となる。

このクルマは自分で買うよりも、これを持っている親類・友人などの運転で後席に踏ん反り返るのが正解かと・・・・・。
 


 
2010/9/5(Sun) BMW 523i その2


外観上は全く同じ523iと528iではあるけれど、インテリアは異なる。



どこが違うかといえば、528iがシートとドアインナートリムがレザーなのに対して、523iはクロスとなるところが最大の相違点となっている。ただし、528iでもハイラインパッケージを装着すると、528iと殆ど同じとなる。


そして、523iのシートはリクライニングと座面上下のみがオートで、①前後と②前端の上下は手動となっている。


そして、ドアのインナートリムも523iのクロスに対して、528iはレザーとなっている。


価格は528iの715万円に対して523iは610万円と100万円以上安い。
エクステリアは殆ど違いが無いし、インテリアだってレザーのシートとドアインナートリムが不要ならば、それ以外は殆ど同じ。あとは走行性能がどのくらい違うかだが、これがまた・・・・・・・。

それについては試乗記にて。
 


 
2010/9/3(Fri) 【速報】レクサス CT200h


レクサスのCセグメントハイブリッドカーであるCT200hの詳細とオフィシャルフォットが発表されたので急遽紹介する。

先ずは主要諸元から
・ エンジン: 直列4気筒、1,800cc
・ モーター兼発電機: 永久磁石式シンクロナスモーター
・ 高圧バッテリー: ニッケル-メタルハイドライド(NiMh)
・ トランスミッション: FWD 電子制御式CVT (E−CVT)
・ サスペンション フロント: ストラット、リア:ダブルウィシュボーン
・ ステアリング: 電子制御電動アシスト ラック&ピニオン
・ アウターサイズ 全長:4,320mm 前幅:1,765mm 全高:1,430mm
   ホイールベース:2,600mm フロントトレッド:1,525mm リアトレッド:1,525mm
   フロントオーバーハング; 915mm リアオーバーハング:805mm
・ ホイール アルミ17インチ

航続距離はEVモード(モーターのみ)の場合は速度28mphで1.2mileと発表されている。


 


 
2010/9/2(Thu) BMW 523i その1


BMW新5シリーズに一足遅れで2.5リッターの523iが設定された。


エクステリアは528iと殆ど同じで、違いはホイールのデザインくらいだ(サイズは同一)。

リアから見ても、どちらも片側2本出しの排気管で識別はエンブレムくらいか。


そしてボンネットを開けてみると、外観上は全く同じ!




そしてブレーキも・・・・・・フロントは全く同じ。リアは微妙に違うようだが、ほぼ同じ。
  

という訳で、次回はインテリアを比べてみる。
 



2010/9/1(Wed) クルマのシーラカンス モーガン


英国のモーガンといえば知る人ぞ知るスポーツカーメーカーで、1930年代から基本的に代わらないオープンスポーツカーである、モーガン 4/4を未だに生産販売しているということで、本日の表題を「クルマのシーラカンス」としてみた。

下の写真はMorgan Plus 4で、流石に内装などは現代的になっている。30年ほど前に見たモーガンのシートはベンチのような平らなシートだった記憶がある。

   

そんなモーガンも近代的なモデルを提案してきたが、その最新作がEvaGTでBMW製3ℓエンジンを搭載している。

このモーガンの日本での輸入元はモーガンオートイワセで、4/4SPORT (1.6リッター、車重800kg)が630万円で、今なら即納品があるとのこと。ポルシェにもフェラーリにも飽きてしまった院長先生、小遣い銭で一台どうですか?
 



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