B_Otaku のクルマ日記


1月11~20日←  [2022年1月1~10日]  →12月21~31日



---------------------------------------------------------------------

2022/1/10 (Mon)  2021年米国乗用車販売台数

前回の米国小型車メーカー別販売台数に続き今回は乗用車の売り上げトップ10を纏める。

結果としては1~4位までは昨年と変わらず、定番となる日系4車が占めている。しかし、5位には昨年圏外だったテスラ モデル3が入り込んできた。テスラのような新参メーカーが僅か数年でベスト5に入るまでになったのは前代未聞であり、これこそ脱炭素と EV という時流に乗ったものだ。

驚くべきはヒュンダイ ソナタが圏外から10位に躍り出た事もあり、ヒュンダイ-起亜グループがベスト10に3車種も入り込んだ事だ。トヨタでさえ2車種であるのにこれは驚くべきだが、成る程、前回の結果で ヒュンダイ-起亜グループがホンダを抜いて小型車売上げ第5位に躍り出た訳だ。

その原動力となったのがヒュンダイ ソナタで、昨年フルモデルチェンジされた事から販売台数が上昇したのだろう。スタイルは海外の一流デザイナーを破格の高給で雇っていると言われているように、韓国のセンスでは考えられないくらいに良いスタイルだが、何やら欧州の有名モデルに似ている感もある。

加えて、更に上級のグレンジャーのような独自に開発した RWD とは違い、コピーした三菱車の FWD 技術を引き継いでいるから、信頼性ではそれなりのレベルには達している筈だから、リコールのアラシとはならないだろう。

ところで、米国乗用車のトップ10を良く見るとトヨタ、ホンダ、日産、ヒュダイは何れも米国特有の中型FF車と、欧州のCセグメント車が各一台づつ入っている。また、起亜フォルテについてもCセグメント車であり、この2クラスが米国の乗用車の主流となっているようだ。

このフォルテのエクステリア写真を身れば中々のスタイルだが、これはアウディTTなどをデザインしたペーターシュライヤー氏を社長として採用した事で同氏のデザインとなったもので、成程、流石のデザインだ。

なお、これらの車は特殊なバリエーションを除くと当然ながら米国生産であり、言ってみれば全てが米国車、とも言える。






---------------------------------------------------------------------

2022/1/9 (Sun)  2021年米国小型車販売台数

既に今年初めにトヨタが米国小型自動車販売台数で1位となるのが確実と報道されていた。確定では無かったのはフォードの統計が遅れていたからであり、とはいえフォードが1位になる確立は殆ど無かったが、正式な発表では無かった。

そしてこの度、正式な販売台数が発表され、予想通りにトヨタが見事に米国でトップとなった。

下の表を見ると、トヨタ以外でも複数の順位の入れ代わりがあり、何時もは毎年殆ど定位置が変わらなかった事からすれば、一昨年辺りから新型コロナウィルスの影響や世界的な半導体不足など、従来に無かった状況が大いに影響しているだろう。

それで順位の入れ替えとしては、昨年5位のホンダがヒュンダイ-起亜に逆転された。
同じく昨年8位のスバルはVWに逆転され、同10位であったメルセデスベンツが2ポイント順位を落として、BMWとマツダが各1ポイントの上昇となった。

それにしても、昨年はリコール多発のヒュンダイ-起亜がホンダに勝ったというのも何やら不可解だが、まあこれについては次回に判る範囲で調べておく事にする。


1月11~20日←  [2022年1月1~10日]  →12月21~31日