B_Otaku のクルマ日記


9月1~10日←  [2021年8月21~31日]  →8月11~20日

---------------------------------------------------------------------

2021/8/27 (Fri)  Chevrolet Bolt EV (2022)

GM のシボレーボルト EV といえば、搭載されている韓国 LG 製バッテリーの欠陥により、3回に渡るリコールの末に、遂に全数リコールでバッテリー交換と相成った。
 ⇒
GMのボルトEV 韓国LG製バッテリー全面リコール

そのシボレー ボルト EV は今年の2月にマイナーチェンジ (MC) された 2022モデルが発表された。ボルト EV は 2017年に発売されたもので、今回は5年経過での MC となった。

ボディサイズは全長 4,145 x 全幅 1,765 x 全高 1,611 ㎜ 、ホイールベース 2,601 ㎜ で、これは前期型に比べて全長-20㎜ 、全高 +16㎜ と僅かに異なっている。

デザインは MC では定番のグリル周りとバンパーの変更を行い、アッパーグリルが廃止された事で、より EV らしくなった。

リアはバンパー部が一部変更されている程度だ。

ではダッシュボードはというと

MC には珍しく、ダッシュボードの形状を変更している。

またセンターコンソールも一新され、ATセレクターのようなレバーは廃止され、これもより EV らしくなっている。

MC 版のシャーシ―レイアウトなどは発表されていないが、これは大きな変化が無いと思って良いだろう。

だだし、スペック的には少し変更されて、リチウムイオンバッテリーが 60kWh から 65kWh に変更さている。しかしモーターは最大出力 200hp、最大トルク 360N-m と変更は無い。

ところで、この新型のバッテリーだが、MC を機に他社製に変更した、という話は無いので、恐らく問題の韓国 LG 製だろう。

と思った矢先に最新のロイターの報道では、GM はシボレー ボルトの販売を無期限で停止すると伝えているから、確かに新型も同じ系統のバッテリーのようだ。なお前期型に対して GM は、韓国 LG に対して補償を求める事も発表している。

結局、大規模な MC で EV のシェアと広げようと目論んだ GM だが、よせば良いのに韓国製バッテリー何て使うから、折角の新型も無期限で販売停止と相成った。

チ~ン、ご愁傷さま。

なお、Chevrolet Bolt EV (2022)の詳細については下記にて。
  ⇒https://www.netcarshow.com/chevrolet/2022-bolt_ev/
そしてベースとなった MC 前の前期型は
  ⇒https://www.netcarshow.com/chevrolet/2017-bolt_ev/

 




---------------------------------------------------------------------

2021/8/22 (Sun)  Lexus LX 570 (2016)

このところ毎日ニュースで報道されるのが、1千万円を超える国産高級車「レクサス」の盗難事件だ。そのモデルこそが Lexus LX 570 。そこで、今回はこの車を取り上げる。

LX 570 はトヨタブランドのランドクルーザー (ランクル) 200 と兄弟となる、言ってみればランクルのレクサスバージョンだ。現行モデルは 2015年に発売されたから、既に6年経過している。

ところが、ベースとなったランクル 200 の発売は、なんと 2007年だから、既に14年も経過している。なお、ランクルは既にフルモデルチェンジが発表され、近日中にデリバリーされるというが、納期は1年以上と言われている。勿論 LX も近日中に新型となるだろう。

さて、現行 LX とランクル 200 を比較すると、LX はレクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルが 200 と異なるが、それ以外のボディは共通である事が判る。

リアを比較すると、唯一目に付くのはリアコンビネーションランプの形状であり、流石に差別化は必要という事だろうが、勿論それ以外は如何見ても同じだ。

ではダッシュボード付近はというと‥‥

これは別物になっている。室内こそは高級ブランド「レクサス」と大衆ブランドのトヨタを差別化する意味でも、共通化は有り得ないのだろう。

そしてインテリアは

写真では判り辛いが、当然レクサスでは高級な皮革を使っている筈だし、ステッチなどの仕上げも丁寧で手が掛かっているだろう。

次にエンジンルーム内を比べて見ると。

エンジンは両車共、V型8気筒エンジンを搭載しているが、レクサスは 5.6L 377㎰ 534N-m の 3UR-FE だが、ランクルは 4.6L 318㎰ 460N-m 1UR-FEエンジンと排気量 (当然出力も) が異なる。シリンダー内径とストロークは 3UR-FE: 94.0 x 102.0mm 、1UR-FE: 94.0 x 83.0mm 。という事はシリンダーブロックは共通で、3UR-FE はストロークを伸ばして排気量をアップしたという事だ。

外観としては、カバーは共通であり唯一両ブランドのロゴマークが異なる程度で、成程ストローク以外は共通と判る。

レクサス LX の価格は 1,136万円。対する ランクル 200 は 480~700 万円。ステイタスを考えず、その悪路走破性などを求めるなら、ランクルが圧倒的に買い得だ。

そして、発売直後のランクルは 510~770万円と、FMC を機に値上げされている。

なお、Lexus LX 570 の詳細については下記にて。
  ⇒
https://www.netcarshow.com/lexus/2016-lx_570/

また、ベースとなっているランドクルーザー200については
  ⇒TOYOTA LAND CRUISER 試乗記
にて。

 


9月1~10日←  [2021年8月21~31日]  →8月11~20日