B_Otaku のクルマ日記


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2020/1/20 (Mon)  ヒュンダイ以外の韓国自動車メーカー<2>

何と前回は昨年9月12日に前編としてルノーサムスンと韓国GMを取り上げたが、双竜については次回でという事にしたが、実はそのまま放置状態だった。

という事で、遅ればせながら双竜自働車についてまとめてみる。

双竜自働車は「雙龍」とも表記されている韓国の準大手自動車メーカーで、現在は株式の70%をインドの自動車メーカーであるマヒンドラが保有している。元々がトラック・バスの架装工場だった事もあり商用車が主体のメーカーで、一時期はメルセデスそっくりのパチモンセダン(チェアマン)も作っていた。

ただしこのチェアマン、実はプラットフォームは旧型のメルセデス Eクラス用をベースとして、そこにSクラスそっくりのボディを載せている。更にエンジンはメルセデスベンツからライセンスを取得して自社生産しているもので、そうなると完全なパチモンとも言えず、何とも微妙な車種だ。

チェアマンは 2014年に生産中止となり、いまでは SUV の専業メーカーとなっている。その現行車を見ると‥‥。

コランド(Korando)
双竜の主力車種で 2011年に発売されたコンパクト SUV でピックアップのコランド スポーツもラインナップされていたが現在は生産中止となっている。

ツーリスモ(Turismo)
双竜の大型ミニバンで 2013年に発売された。韓国国内ではコランド ツーリスモという名称で販売されている。2018年にフロントマスクを大幅に変更している。

レクストン(Rexton)
双竜の大型 SUV で韓国向けは G4レクストンという名称で、G4 とは走行性能(Driving Revolution)、安全性(Safety Revolution)、スタイル(Style Revolution)、ハイテク(High-tech Revolution)の4大革命(Great 4Revolution)を指している。こらぁ、誰だっ、大笑いしているのはっ!

ムッソー(Musso)
レクストンのピックアップ版でムッソ-は海外向けの名称。国内ではレクストン スポーツという名称で販売されている。

双竜は今では SUV とミニバン専門メーカーであり、規模も小さいし業績も悪い。そして業績も悪い。更に社内のゴタゴタもある‥‥など、韓国の自動車メーカーでも倒産の最右翼的存在だが、インドの支援があるので何とかやってはいる。






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2020/1/19 (Sun)  2019年 国産乗用車販売速報<2>

前回の普通車に続いて、今回は軽自動車編をお送りするが、その前に、実は前回メーカー別販売台数を忘れていた。という事で下の表にまとめておく。

これを見ると改めて日本国内ではトヨタがダントツであり、トヨタブランドだけでほぼ50%!統計上別になっているレクサスや子会社であるダイハツ、スバルを加えれば 54.5%にも達している。

これに対して情けないのは日産で、たったの 10.8%という数字は三菱の 1.6%と合計しても 12.4%で、トヨタに対して殆ど5分の1しか売れていない。これで販売店の経営が成り立つのか不思議なところだ。

次に同じく軽自動車についてまとめると、ダイハツの1位に対して7%減程度でスズキが迫っていて、これは良い勝負だ。ホンダは車種が少ない事もあり上位2社とは十数万台の差がついているが、元々本田は軽が専業ではないから、その割には頑張っている。

そしてここでも日産はホンダの半分くらいであり、事実上同じ車を売っている三菱と合わせても約20万台と振るわない。

では軽自動車の通称名別販売台数はというと、いつもの通りで本田 N-BOX の強が目立っている。それに続くダイハツ タント、スズキ スペーシア、日産 デイズ、くらいまでは良い勝負で、それ以下は徐々に台数が減ってくるが、特別に大きな段差が無く、下位に従って徐々に台数が減っている。ただし19位のフレア以下は大きく減ってくるのは、この辺は主に他社製品のOEM販売のグループとなるからだ。

落ち目の日産としてはデイズは唯一頑張っている車種だが、実はデイズとデイズルークスという他社なら2車種となることろを一まとめにしているから多いのだが、まあそれでも日産としては普通車も含めて一番台数が出ている。ただし、デイズは事実上は三菱車の OEM 販売という情けなさだが、まあこれが無かったらもっと悲惨な事になっていたところだった。

こうして見ると、やはり目立つのは日産の凋落で、お家騒動やってる場合じゃねぇだろう!なんて言いたくなる。政府や検察と組んでお家騒動をやってはみたが、首謀者は結局出ていく羽目になるという大失態というか大失敗。しかも新体制の目玉であるプロパーの役員は僅か3か月で他社に転職。これじゃあ普通車では前年比 85.2%という全メーカー中最下位になっても当然だろう。

次回は普通車と軽自動車を含めた総合順位を纏めてみる。




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2020/1/17 (Fri)  2019年 国産乗用車販売速報

先日の2019年米国販売台数につづいて日本国内の販売台数結果についてまとめる。

結果を見て直ぐに感じるのは日産車の増々の凋落傾向で、ノートとセレナしか売れる車が無く、しかも昨年よりも順位を落としている。この2車種以外ではやっと 24位にエクストレイルが入っているだけで、後は元々売れないリーフの38位に何とか入っている以外はトップ50にすら入っていない!

これじゃあ国内の日産ディーラーの経営は相当厳しいだろう。何しろ新型車が全く出ていないのだから売りようが無い。これもカルロスゴーン氏を謀略で追い出したしっぺ返しというところだが、元々ルノーとの共通化に足を引っ張られて独自の新型車を開発できなかった事から、こんな事になってしまったと思うが、まあルノーと一緒に心中するすか無さそうだ。

日産の落ち目傾向に対してトヨタは一人勝ちの状況で上位から中位までトヨタ一色の状況だ。軽自動車ではダントツ車種を持つホンダも、普通車ではトップ10にはフリードが何とか入った程度で、上位車種では日産といいとこ勝負だが、それ以下でボチボチ見かけるから日産よりはましだが、本田も日産同様で海外が主戦場のメーカーになってしまった。

それを言ってしまえばマツダも今や海外での比重の多いメーカーで、国内販売では29位の CX-5 が最上位ではなるが、それ以下で5車種が並んでいて、まあそれなりには売れているという事だ。

そして三菱はといえば、まあハッキリ言って終わっているメーカーであり、落ち目のルノー日産グループ内でもお荷物的存在だから、いつまで存続するのやら。

次回は軽自動車を纏めてみる。


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