B_Otaku のクルマ日記


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2018/1/31 (Wed)  Toyota Corolla Fielder <4>

今回のクルマは "WxB"(ダブルバイビー)という特別仕様車の為に室内の第一印象はアイボリーのシートが一際目を引く。

その "WxB"の大きな特徴であるシート表皮は合成皮革で写真のクルマはホワイト (アイボリー) だが、他にブラックも選択でき、要するに White と Black で WxB という事らしい。この合成皮革の実際の質感は薄く柔らかく、と言う事はセミアニリンみたいかといえば‥‥う~ん、まあどちらかと言えばビニールっぽい 。

シートの調整は手動式だしスカッフプレートにロゴの類は無いし、この辺は実用一点張りとなっている。

ドアのインナーパネルもプラスチック丸出しなのはまあ想定通りだが、一応白いトリムが何となく華を添えてはいる。

更にドアノブにはクロームメッキが施されているし、パワーウィンドウスイッチのパネルはピアノブラックとするなど、何たって特別仕様だから多少は頑張っている。

ダッシュボードも勿論カローラだから大したものじゃあないが、それでも WxB という事で白い幅広のトリムとセンタークラスタ-のピアノブラックのパネルなどで高級感を出しているのはドアトリムと同様だ。

しかしオーディオレスで 2DIN のブランクパネルが標準とかチャチなエアコンパネル等、ここはやはりカローラ丸出しだ。

次回も残るインテリアを見る事にする。

つづく




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2018/1/30 (Tue)  Toyota Corolla Fielder <3>

リアのエンブレムは左に "COROLLA FIELDER" 、右には "WxB" とハイブリッドのエンブレムが付いている。

ボンネットフードの内側には一応防音と断熱の為のインシュレーターが貼ってある。そして開けたフードの固定は手でロッドを差し込むタイプだ。まあこのクラスにダンパーを要求するのは酷でもあるし、大体カローラオーナーでボンネット開けるって、殆ど無いだろう。

ハイブリッドのエンジンルーム内は最近では珍しくオレンジの高圧ケーブルが見える。ヤッパリこのクルマは発売以来6年経過しているだけあって、基本設計はチト古い。

18S と 15G を比べるとやはり排気量の差で 1.8L エンジンは結構目一杯に詰まっている。ここは1.6L ターボかなんかを載せたいところだ。なお後期モデルでは1.5L の場合 5MT が 1NZ-FE で CVT では 2NR-FKE とエンジン型式が異なっている。それにしてもエンジンの統一が出来ないにも関わらず 5MT を継続しているのは何故だろうか? エンジン性能からしてマニア向けとも思えないし‥‥もしかして教習車? と思って調べてみたらば、あった、あった、カローラの教習車。ただしフィールダーって言う事は無いと思うが殆ど同じアクシオに 5MT を用意する必要があるので、そのままフィールダーにもラインナップして昔のライトバン的な実用用途に使われているのだろう。

写真のタイヤは WxB に標準の 185/55R16 だがオプションのブラック塗装ホイールが付いている。なおハイブリッドのその他グレードでは 185/65R15 というカローラらしい (ショボい) タイヤが標準で、ホイールは勿論 "鉄っちん" にホイールキャップとなり、カタログでは樹脂フルキャップと書かれているが、フルじゃないキャップってあるのだろうか?

ブレーキはフロントに極普通の片押しシングルキャリパーと、リアは‥‥流石カローラだけあってドラムブレーキが使用されている。これは一番スポーティーな 18S でも同じで、現行カローラーに4輪ディスクの設定は無い (たぶん) 。

次回からはインテリアに進む事にする。

つづく




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2018/1/29 (Mon)  Toyota Corolla Fielder <2>

今回から2回目の MC を実施したカローラフィールダーの各部を見る事にするが、車種は HYBRID G "WxB" 2WD というスペシャルグレードで価格は 253.7万円だから HYBRID のベースグレード (222.9万円) よりも約 30万円高い。

ボディーカラーがブラックマイカでホイールもブラックということで真っ黒けのために一見したイメージは精悍だ‥‥と言いたいが、そうでも無く、ただ黒いだけで歩行者からは視認し辛いという感じだ。"WxB" の塗装色は他にホワイトパール、レッドマイカ、そしてブラッキッシュアゲハガラスフレークという要はダークブルーの全4色だが、無難なのはホワイトかダークブルーだろう。それにしてもカラーバリエーションから見るとお洒落な若者をターゲットにしているのだろうか?

フロントグリルは最近のトヨタのトレンドでメーカーは「中央のエンブレムを中心として、V字に大きく広がる立体的なデザインに、精悍なヘッドライトを組み合わせたスタイリッシュなデザイン」という "キーンルック" だから前期型のカローラ丸出しのデザインからすればカローラっぽく無く、要するに少しは安っぽさが緩和されている。

リアはリアコンビネーションランプが BMW 風となっている事で、前期型のライトバン丸出しの安っぽさ全開イメージを払拭している。しかしライトを大きくするだけで、これ程までに雰囲気が変わるんだ。

積載性重視の実用ワゴンらしく全高が高いから言い換えれば決してスタイリッシュでは無い。なおタイヤがボディーに対して相対的に小さく感じるが "WxB" は185/65R16 と決して小さくは無いのだが‥‥?

実用性重視のイマイチなスタイルのメリットとしてはラゲージルームの広さで、Cセグメントとは思えない程のスペースがある。

そしてワゴンの定番であるリアシートのバックレストを前倒することで床面はほぼフラットとなり、”ライトバン" としての威力を発揮する。

今回は積載関係を重視したことからエンジンルームやホイール&ブレーキなどは次回とする。

つづく




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2018/1/28 (Sun)  Toyota Corolla Fielder

最近ネット上で "新型カローラ" の広告を度々目にするが、はて、カローラが FMC したという話は聞かないし、MC も既に実施している筈だが‥‥と思って調べてみたらば、昨年10月に2回目の MC を実施していた。そこで一体何が変わったのかを調べてみようと思うが、その前に現行カローラフィールダーの主要モデルを比較してみる。現行カローラはセダンタイプのアクシオとワゴンタイプのフィールダーに分かれていて、今回はフィールダーのみを取り上げる。まあ今や業務用か余程の年寄り専用とも言えるアクシオに興味のある読者はいないだろう。

なお1回目の MC (2015年4月) の内容は以下の日記で写真を紹介している。
⇒ Corolla の MC (2015/9/28)

現行フィールダーはベーシックな 1.5L、ハイブリッド、1.8L の3種類となるが、ではライバルとして他の国産Cセグメントワゴンはというと、先ずは日産ではウィングロードがあるが、ご存じのように人気の先代モデルから FMC の大失敗というオウンゴールで今や忘れられた存在となっていて、既に 13年も経過したのに未だ FMC を実施していないから、まあこれはフィールダーのライバルには成りえない。ホンダはというと、一見ワゴン風に見えても実は3列シートのミニバンだったりと、Cセグステーションワゴンというのは見当たらない。それではマツダはといえば、マツダのCセグメント車はアクセラだがこのクルマにはワゴンは無くて、強いて言えば5ドアハッチバックのアクセラ スポーツがそれに近い。

となると今やトヨタ系となったがスバルではインプレッサがそれに近いが、これもワゴンと言うよりも5ドアハッチバックだが、それでも雰囲気はアクセラスポーツよりはワゴンに近いと言う事で、2.0i アイサイトを比較相手としてみた。それにしてもCセグメントで真っ当な国産ステーションワゴンというとフィールダーしか無いというのも寂しいものだが‥‥。

さてそのインプレッサだが、フィールダーでは 1.8 Sがライバルとなり、エンジンは 2.0Lという事もありパワー、トルク共に 1.8Lのフィールダーに勝るが、車両重量が 170㎏ も重く結果的にパワーウェイトレシオでは負けている。

と言う事で、次回からはカローラ フィールダー ハイブリッドを例題として、内外装の写真を見て行く事にする。

つづく




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2018/1/26 (Fri) Swift Sport のライバルは? <2> 

1月22日の日記では Swift Sport (以下スイスポ) のライバルとして欧州のBセグメントホットハッチとの比較を行ったが、当然ながら価格的に大きな差があり、直接ライバルとなり得るかという面では問題もあった。まあスイフトが如何に買い得で欧州車が如何に割高か、なんていうネタを証明したところで別に今更という事もある。

それではやはりここは国産車との比較をするべきだ、と言う事で今回は続編とした。

ライバルについてはどのグレードを選ぶかで多少悩んだが、悩み過ぎて病気になるといけないので (なる訳きゃねえだろう) 、まあその辺は適当にやってみた。

前回と同様に各車を軽くチェックしてみると、Vitz GR Sport GR は価格的にスイスポよりも 40万円程も高く、その割には性能では劣っている。今回の比較相手4車種のうち、デミオを除いて自然吸気 (NA) エンジンを搭載しているためにターボのスイスポに比べるとパワーではハンディーがある。

その NA としては Note NISMO は 1.6L とはいえスイスポと同じ 140ps を発揮している。価格的にはヴィッツと同等だからこれもスイスポの敵では無い。ただし持ち込み車検のマル改だから、恐らくスポーツ度は高い筈だが、何てったって試乗車が無い!

次に Fit RS は価格的にスイスポに近く、性能は NA とはいえ流石はホンダで、Note NISMO に近い 132ps を発生している。Note は持ち込み車検 (になってしまった) という改造範囲の広いクルマであり、Fit は普通に量産しているクルマだから、それでもこのハイパワーはホンダのエンジンに関する技術力の高さで、まあこれは昔からの常識だが。

そして Demio だが、実はスポーツグレードというかホットハッチというか、その手のグレードが無い。以前は Mazda Speed というブランドのコンプリートモデルがあったが、今では残念ながら無くなってしまった。それでもターボディーゼルだけあってトルクはガソリンNA の他車よりも大きくスイスポに近い値を示している。そして価格もスイスポに近いが、まあクルマの性格が違うのでライバルと言えるかどうかだが‥‥。

と言う事でスイスポと比較して一番面白そうなのは Note NISMO だが、この試乗車をダメもとで検索して見たらば‥‥あった!いやまあ、マル改車に試乗車を用意する何て、これは本気で売る気なのか。それにしてもこのところ トヨタの GR と日産の NISMO という、この手のクルマに妙に力を入れているのは、勿論クルマ好きからすれば嬉しい事だが、なんか裏があるんじゃねぇ? なんて疑ってしまう程に最近の世の中は陰謀が渦巻いているからだが。


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