B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


2015年4月9〜15日
2015/4/15(Wed)
BMW 640i Cabriolet

前回この日記で取り扱った車両紹介は BMW ActiveHybrid7 だったが、今回はシリーズでは7より一つ下の6となるが、元々割高のクーペである6シリーズの、そのまたカブリオレという更に割高で贅沢なクルマを紹介する。それもこれも軽自動車に力を入れてしまった心の迷いから、一番熱心な読者層である BMW ファンから無視されたしまった事への反省だ‥‥なんて事でもないのだが、運悪く簡易試乗記が続いたりというタイミング的な不運もあってこういうことになってしまった。

それで今回のクルマは 640i Cabriolet で価格は1,070万円也。エンジンは直6 3.0L ターボのN55B30A 型で 320ps、450N・m という性能は 740i と全く同じだ。なお、6 Series Cabriolet には、V8 4.4L ターボで 450ps、650N・m を発生する N63B44B 型エンジンを搭載した 650i Cabriolet もあるが、この価格は 1,402万円と 640i よりも332万円も高い。また 640i Cabriolet は 740i の1,058 万円とほぼ同等価格だから、エンジンは同じでボディがフルサイズサルーンかワンサイズコンパクトなカブリオレかの選択となる。

ウエストラインから下は6シリーズ クーペとほぼ共通だが、やはりカブリオレはオープンにした時が一番美しい。

全幅 1,895o というサイズはオープンの状態では広く低くが強調されて、よりスポーティーなフォルムとなる。

全長 4,895o、ホイールベース 2,855o という寸法は7シリーズよりも全長で約190o、ホイールベースでは215o 短いし、5シリーズセダンと比べてもホイールベースは115o 短い。それにしてもこれだけの長さがあるとフルオープン時のスタイリッシュなことは大いなる魅力となる。この辺は2シリーズは勿論4シリーズ カブリオレでも全く望めないものだ。まあ、一千万円を超えるのだから当然だが。

クーペと異なりリアトランクリッドはまっ平らだから、増々車両は低く広く見える。畳んだ幌は完全に収納されるのも高級モデルらしい。

次回より何時ものように何回かに分けて写真で紹介する。

つづく。




2015/4/13(Mon)
新旧マスタング

先月試乗したマスタングは既にモデル末期というよりも新型との入れ替え待ち状態だったが、その新型は米国では既に昨年から新型に代替わりしている。そして日本では発売寸前という状態だから発売後に新旧比較を実施する予定だが、その前に米国仕様のオフィシャルフォットを使っての比較により大まかた違いを把握しておく事にする。

先ずはフロントフェイスだが、基本的にはキープコンセプトで別々に見たらばオーナー以外は区別がつかないかもしれない。しかし、新型はボンネットの盛り上がりが少なく独特のマッチョな感覚が減っているようにも見える。

リアも勿論キープコンセプトだが、フロント同様にマッチョ感が薄れたことで、何やらその昔のセリカリフトバックを思い浮かべてしまうようなスタイルだ。

インパネの形状も当然ながら一新されているが、雰囲気はキープコンセプトとなぅている。

新型はアメリカンな雰囲気が少し後退したデザインと、リアサスペンションの独立懸架化に代表される近代化は、言い代えればアメリカンテイストは少し薄味となった訳で一部のマニアには不満もあるだろうが、どう考えてもクルマとしては進化している筈だ。そんな事から思いの外良い車だった先代を考えれば、より近代化された新型の性能には大いに期待が持てる。

なおより多くの公式写真参照などは下記にて。
2015MODEL→ http://www.netcarshow.com/ford/2015-mustang_gt/
2013MODEL→ http://www.netcarshow.com/ford/2013-mustang_gt/




2015/4/12(Sun)
BMW ActiveHybrid7 <4>

フロアコンソール上の操作機器類は何を隠そうATセレクターもコマンドダイヤルも5シリーズと同じもの、いや3シリーズどころか1シリーズだって基本的には同じだ。ただし、セレクター手前の電気式パーキングブレーキは5シリーズ以上にならないと装備されない。

そしてインパネ右端のライトスイッチもまた、BMW というよりもドイツ車に共通の回転式が付いているのは予想通りだが、下の2つの写真を見て一番目に付くのは光り輝くオプションのウッドパネルだ。

 

メータークラスター内の計器類やその配置なども5シリーズと同じだったが、2つのメーターの下段の液晶部分の表示はハイブリッドの場合、ガソリンのモデルとは異なるのは当然といえば当然だ。

M モデルでさえアルミのスポーツペダルを採用しないのがBMWのポリシーだから、7シリースとはいえ地味なペダル類を使用している。

今回のモデルは7シリーズとはいえどちらかと言えば自ら運転する事が多いグレードであり、ショーファードリブン専用のグレードに比べれば後席の為の装備は少ない。それでもフロントから伸びるコンソール後端にはエアコンの操作も出来るようになっているし、後席の両サイドにはBピラーを利用したエアアウトレットも付いている。

 

リア用の折りたたみ式センターアームレストはこれまた実用第一で、各種スイッチが並んでいることも無く、ウッドパネルが貼ってある事も無いし、勿論後席がマッサージ機になったりもしない。

ということで、ここまで ActiveHybrid7 の内外装を見てきたが、やはり5シリーズ以下とは歴然としが差があるが、それでも先代E65時代のような圧倒的な差を感じなかったのは5シリーズが豪華になったのか、それとも7シリーズが質素になったのか、まあそのどちらも正解だろう。ただし、今回のウッドパネルのようにオプションを付ければより7シリーズらしくなるし、ロングボディの最上級モデルでも選べば話は変わってくるだろう。

それで、このクルマの試乗記はといえば、既述のように近いうちにまとめようと思っている。

乞うご期待!




2014/4/10(Fri)
辛口批評

このサイトは辛口批評を売りとしている訳だが、これは只悪口を並べればいいというものでもなり、これはこれで結構大変な訳で、今日のテーマはこの辛口批評について考えてみる。内容からしてこれは当然特別編とする。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む




2015/4/9(Thu)
BMW ActiveHybrid7 <3>

ドアを開けて目に入る室内の雰囲気は地味なブラックの内装にも関わらず、たっぷりとしたサイズのシートや高級なレザーを多用したインテリアは金の掛け方の違いがハッキリと見て取れる。

シート調整は電動式なのは当然であるが、そのスイッチパネルはメモリースリッチが’無い以外は6シリーズと同じのようだ。えっ、まさか、メモリー機能が付いていない?? 何てことはある筈もなく、場所が違うだけだった。

シート表皮はBMW得意のダコタレザーと呼ばれる厚くてシボのハッキリした、すなわち英国風の薄くなめしたものとは対極となるものだ。さらにドア・トリム・インサート、センター・アームレストにも同じレザーが使われている。写真のシートはサイドを除いて細かい通気穴が付いているが、このベンチレーションシートはオプションで、標準では付いていない。

ドアのインナートリムはインパネなどに比べて目に入りにくいこともあり、中級クラスでも結構ケチっている場合が多いが、流石に7シリーズともなれば充分に予算を掛けているという雰囲気がムンムンだ。

ウッドパネルやドアハンドルの質感 (写真左下) も流石に素晴らしく、3 シリーズとはちょいと (実は大いに) 違う。前述のようにシートと同じダコタレザーはアームレストやドアトリムインサートにも使われている。なお、これまた上の方で話題としたシートのポジションメモリースイッチはドアトリム上のアームレストの下に付いていた (写真右下) 。

 

インパネ全景を見るとこれまた高級感は相当なものだが、その多くは本物のウッドを磨きあげたトリムにありそうだ。ただし、写真のウッドはオプションで、標準のウッドよりもより高級なモノが付いていたようだから尚更高級感を感じたようだ。

オーディオとエアコンの操作部自体は5シリーズと共通となっている。最上部のディスプレイは気のせいか5シリーズ以下より画面が大きいように感じる。

オーバーヘッドコンソール自体は必要最小限のものしか付いていないし、一見すると黒い樹脂製で地味だが、その樹脂部分の表面仕上げはより質が高く、普通この部分を写真に撮ると白っぽく移るのだがこれはシッカリ黒く写っている。

次回は残る部分を紹介して最終回とする。

次回に続く。


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