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2019/7/31 (Wed) BMW 3-Series Touring (2020)
BMW 3シリーズは 2019年3月に FMC された新型 G20 が日本でも発売された。そして今回はその G20 ベースのステーションワゴンであるツーリング (G21) が発表された。
エクステリアを見ると‥‥
例によってBピラー迄はセダン (G20) と共通となっているから、大型化されたグリルもセダンと全く同じ。
リアはコンビネーションランプがセダン (G20) と同形になっている。なおリアクォータウィンドウは新型のほうがウエストラインのキックアップが大きい。
インテリアは勿論セダン (G20) と同じであり、この写真だけではセダンかツーリングかの判別はできない。
なお何時ものように詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/bmw/2020-3-series_touring/
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2019/7/30 (Tue) Porsche 718 Cayman GT4 Clubsport (2019)
前回の 911GT2 Clubsport に続き、今回は GT4 Clubsport を取り上げる。こちらは 911 ではなく 718 Cayman がベースとなっている。GT4 とは GT3 よりもより広い受け皿を意図して作られたカテゴリーで、今後は GT3 並みに普及していくと言われている。
既にストリート用の 718 Cayman GT4 は発売されているが、今回は Clubsport という事で 911GT2 と同様にサーキット仕様だが(欧州の場合)レース会場までは公道を自走出来るというものだ。
そこでストリート用の GT4 と比較すると
Clubsport のエクステリアは、ストリートモデルとそれ程大幅に違うというところは見つからない。フロントバンパー内のアンダーグリスの形状も同じ。
リアも大きな違いは見当たらないが、一目で判るのはウィングが Clubsport では立派なレース用が付いている事だ。
GT4 Clubsport のインテリアは前回の GT2 Clubsport とほほ同じレース用のものが付いている。下のストリート用と比較するとその違いが判るが、逆に装着機器類を除いたダッシュボード自体は殆ど共通なのも判る。
エンジンは水平対向6気筒 3.8L 425hp/7,500rpm 425Nm/6,600rpm で、ストリートの GT4 は4.0L だからエンジンが異なっている。価格は 157,000ユーロ (約 1,900万円) で、これは GT2 の 405,000ユーロ (約4,900万円) に比べて圧倒的に安いが、勿論一般庶民には手が届きそうもない価格ではある。またストリートの GT4 は日本では 1,247万円で販売されている。
なお何時ものように詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2019-718_cayman_gt4_clubsport/
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2019/7/28 (Sun) Porsche 911 GT2 RS Clubsport (2019)
カーマニアの憧れと言えばレーシングカーを公道用にデチューンしたモデルであり、その代表がポルシェ 911 GT3 で、そのバリエーションでも最も高性能なモデルが GT3 RS だ。元々GT3 とはレースのカテゴリーであり、ポルシェの場合はそのレースに出場するためのマシーンをベースにストリート用も発売していたのだが、それでは 911 GT2 はどうなのだろうか?
実は本来 GT2 というレースのカテゴリーがあって、その名の通りに GT3 より改造範囲が広かったのだが何故か人気が無く、2010年にはカテゴリーが消滅してしまった。翌年 LM-GTE に変更してその後人気は上昇してきて、2017年には世界選手権に格上げされた。そして現在ポルシェの LM-GTE ホモロゲ-ション取得車両は 911 GT3-RSR と 911 RSR で、成る程これらは今年のニュル24時間でも活躍していた。
それでは 911 GT2 という車種は何なんだ、というと、911ターボ (4WD) を RWD としてエンジンをパワーアップした、最速のストリートカーというべきもので、GT2 レースマシンのストリート仕様では無かった。
そんな GT2 の現行モデル (だだし991) をベースにレース用としたのが今回の 911 GT2 RS Clubsport だ。
エクステリアは如何にもサーキット用という出で立ちだ。
そして室内もサーキットモデル独特のものだが、シフトレバーは何と無くストリートカーっぽい。
エンジンは水冷6気筒 3.8L 700ps で、ミシュラン輸送用タイヤが標準装着というから、このクルマは欧州ではサーキットまで公道を自走出来るということだろう。
実はこのクルマ、レース用と言っても国際レースのカテゴリーには適合していないので、アマチュアのクラブレース等に出場する事になる。価格は欧州で 405,000ユーロ (約4,900万円) というから、ストリート用の GT2 RS (日本で3,656万円) より当然高いが、欧州ではレースマニアが趣味で5千万円のクルマを買うという階層がいるという事だ。まあ最近は日本でもこの程度のクルマを買って飾っておく成金は結構いるが、欧州ではこれでクラブレースに出てしまうのだから、やっぱり本場のレベルは違う。なお生産台数は 200台という事だ。
因みにハイレベルのアマチュアがポルシェでレースに出場するなら GT3 Cup で、本格的なレーシングカーが日本でも2千万円くらいで買えるのだから超買い得だ。というか、ポルシェがアマチュアレースの普及の為に特別価格で提供しているのだろう。まあその前に腕が必要だし、このクラスだとスポンサー無しの本当の趣味での参戦は相当な資産が必要となるが。
なお何時ものように詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2019-911_gt2_rs_clubsport/
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2019/7/27 (Sat)
2019年 上半期国産乗用車販売速報<3>
前2回の結果から普通車と軽自動車をまとめた総合順位の表を作ってみた。 ざっと見渡しても昨年と同じような結果であり、トップ4が軽自動車でその顔ぶれも同じだった。 それにしても1位のホンダ N-BOX は何故にこれ程売れるのだろか?上記の表でホンダとしては N-BOX に次いで販売台数の多いのは何と15位のフリードであり、これじゅあ N-BOX 屋なんて陰口を叩かれるのも納得が出来るというものだ。まあそれを言ったら、日産だってデイズと e-Power (ノート、セレナ) で喰っているようなものだが。 国産車は一時期のミニバンブームも落ち着いた代わりに、軽自動車とハイブリッドだらけになってしまった。日本の軽自動車は世界的に見ればガラパゴス化もいいところだが、では軽規格を廃止して世界基準のAセグメントクラスに移行させるかと言えば、これだけの数が売れて既得権も多い軽自動車の廃止は難しいだろう。ただし、トヨタ タンク兄弟 (ルーミー、ダイハツ トール) を合わせれば 98,218台で、これは N-BOX に次いで事実上の第2位となる。タンクは実はダイハツ車だから、軽が喰われたとしてもそれを補完出来るという面では軽を廃止してもそれ程影響は無さそうだ。 しかしコンセプトが似ているスズキ ソリオはタンク程の大ヒットには至っていない。クルマの出来が違うとかが有るのか、それとも販売網の違いなのか。まあダイハツ トールとしてはソリオ以上に売れていないから、販売力の違いかもしれない。 この2車種は何れもう少し詳しく比較してみる予定だ。
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2019/7/26 (Fri)
2019年 上半期国産乗用車販売速報<2>
前回の普通乗用車に続いて今回は軽乗用車の販売台数を纏める。 まずはメーカー順は‥‥はい、何時もの通りで昨年と同じ。 そして通称名別順位は‥‥これもまあ例年と大きく変わらない。強いて言えば順位が多少変わったモノのもあるが、まあほぼ同じと見ていいだろう。 ここで上のを良~く見ると、前年比が上位車 (特に2~4、6位) では多くがプラス (110%代) だが、その下 (5、7~9位) では90%代と逆に減っている。更に特に目立つのはジムニーの 255%だが、これは昨年はモデル末期の旧型に対して今年は新型という違いで、逆に考えればモデル末期でも 40% くらい売れていた事になる。 次回は普通車と軽自動車をまとめた総合順位を取り上げる。