B_Otaku のクルマ日記


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2019/1/15(Tue)  Toyota Supra (2020)

予てから噂だったトヨタの新型スープラ (Supra) が発表された。

先ずはそのスタイルは‥‥

何となく 86 を思わせるようなデザインだが、このクルマは BMW と ”共同開発” と (トヨタが) 言っているもので、Z4 と兄弟車の筈だ。

そこでサイドから比べてみれば、な~る程、基本 (プラットフォーム) は同じであり、それに載せたボディが少し違う事がよ~く判る。

エンジンはトップグレードではトヨタ 2000GT から伝統の直列6気筒。

しかし Z4 のエンジンルーム内と比べると‥‥ありゃ、同じだ。要するに共同開発というよりも、BMW から Z4 のプラットフォームとエンジン、パワートレインを買って、これにトヨタのボディを載せたもの‥‥という事のようだ。って、まあこれは想定内だが。あっ、エンジンカバーはデザインが少し違うが‥‥。

流石にインテリアは独自のデザインとなっている。

しかしパワートレインが同じという事は BMW 独特の電子式 AT セレクター等も同じ筈で、写真で比べると‥‥ヤッパリ同じだった。あっ、ノブのデザインは多少変えてあるが。それにセレクター右の入力デバイスも同じみたいだ。

まあ Z4 のトヨタ版でも寧ろ性能的にはトヨタオリジナルより良い可能性もあり、しかし BMW ファンからすれば微妙なところだ。

発売は春と言われていて価格は未発表だが、Z4との関係が気になるところだ。ライバルはポルシェ ケイマンを想定しているようだが、Z4がケイマンと同等の価格になるとして、さてスープラはフェアレディZ の価格も考慮するだろうし、BMW よりも安くないと ”国産車” の意義は無いし。まあ、ある意味楽しみだ。

なお詳細は例によって下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/toyota/2020-supra/

 








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2019/1/14 (Mon)  軽自動車売れ行き下位モデル

1月11日の日記で纏めた 2018年軽自動車売上台数で下位のモデルって一体どんなクルマなのだろうという疑問が湧いた。何故なら名称を見てもイメージが湧かないモノが多く、中にはそんな名前の軽ってあったのか?というモノ迄ある。そこで今回は26~33位、すなわち最下位から8車種を調べてみた。まあ、雑学としては知っていても損はないだろう (得にもならないが)。

先ずはもう一度確認すると‥‥

今回は前回表示していなかった 31位以下最下位の33位までも含んでいる。

では栄光の最下位は‥‥

33位 三菱 アイ・ミーブ
 言うまでも無く三菱が社運を掛けて開発した電気自動車 (EV) で 2010年4月から一般にも販売された。ところがその年の12月には日産からリーフが発売され、何とアイ・ミーブより2ランクも上級クラスであるにも関わらず価格は殆ど同じ! と言う事で、当然ながら撃沈されてしまったが、三菱としても止める訳にもいかず、価格を下げて何とか頑張ってはいたが、まあ結果は見えていた。

実は昨年、これ程少ない販売台数だったのは何と4月から普通車登録となった為だった。しかし何故にメリットの多い軽自動車から普通車にしたのか? その理由は三菱の高度な先読みによって敢えて普通車登録とした‥‥何て事では無く、歩行者保護法規対応のためにバンパーを広げる必要があり、その為に軽の規格をはみ出してしまった、というお粗末な結果だった。

それでは、普通車としての販売実績はというと‥‥残念ながら判らない。要するに速報で発表された50位以内には入っていなかったからだ。
⇒ Mitsubishi i-MiEV 簡易試乗記 (2010年9月)

32位 スバル ディアスワゴン
  ダイハツ アトレーワゴンの OEM 供給によるスバルブランド車。

31位 三菱 タウンボックス
  スズキ エブリイワゴンの OEM 供給による三菱ブランド車。

30位 ホンダ バモス
  軽のワンボッスワゴンで昨年5月に生産終了となった。

29位 マツダ スクラムワゴン
  これもスズキからの OEM 供給車で三菱タウンボックスとは兄弟車となる。

28位 ホンダ S660
  言うまでも無く軽とは言えミッドシップエンジンの本格的なスポーツカーだが、マニアック過ぎて買うのは一部のホンダオタクのみだろう。
⇒ HONDA S660 簡易試乗記 (2015年6月)

27位 ダイハツ コペン
 これも S660 と共に軽の2シータースポーツだが、軽とは言え本格的なスポーツカーである S660 とは違い、FWD の軽丸出しのクルマにスポーツカーっぽいオープンボディを載せたもの。個人的には全く興味が無いクルマだ。
⇒ DAIHATSU COPEN 簡易試乗記 (2014年6月)

26位 マツダ フレアクロスオーバー
 名前を聞いた瞬間に、何それ? そんなクルマあるんだ? という感じだが、実はスズキ ハスラーの OEM 仕様だった。

結局これらは多くが OEM 車だったから、販売台数が少なくても赤字にはならないのだった。

 




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2019/1/12 (Fir)  2018年 国産乗用車販売速報<3>

普通車 (登録車) および軽自動車の販売台数に続いて、これらを統合した総合順位を纏めてみた。

結果を見ればトップ10では普通車は僅かに3車種で、それもハイブリッド車 (ノートはガソリンもあり)だ。そして1位のホンダ N-BOX の販売台数は2位以下を大きく引き離してのぶっちぎりとなっている。その N-BOX から9万台程引き離された2位スペーシアからは徐々に数字が減っていて、特別に大きな境目があるという事は無い。

更に良く見ると、11位以下では殆どが普通車となり、40車種の内で軽自動車は僅か7車種しか無い。これは軽自動車の車種が少ない事と共に 49位のピクシスは軽では 14位であり、やはり軽自動車は売れ筋車以外はお荷物車種だった。

毎年ジワジワとシェアを上げている軽自動車だが、さて何処まで普通車を駆逐していくのだろうか。言い換えれば日本ではこの軽自動車の躍進が国際基準のAセグメント車不在の原因であろう。

長年言われているが、日本でも軽自動車を廃止してAセグメント車に移行して行くという話は、結局実現しないうちに、軽自動車がどんどんと改良されて、今や実用的にも充分なレベルになってしまった。とは言え、安全性にはやはり疑問もある。報道される自動車事故で死亡者が出るのは圧倒的に軽自動車が多い。10年程前に勤務先での安全運転講習会で講師に招かれた所轄警察の交通課長の話で、長年死亡事故現場を見てきた立場からすれば、軽自動車に乗る事は絶対に止めた方が良い、と言っていたのを思い出した。

 




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2019/1/11 (Thu)  2018年 国産乗用車販売速報<2>

前回の普通車 (登録車) に続いて今回は軽自動車の販売台数を纏めるが、それにしても統計元も普通車の自販連に対して全軽自協 (全国軽自動車協会連合会) で統計手法も違い、両車は登録 (届け出) も税金も組織が違うという、まあ長年の利権が絡んでグチャグチャの2本立てとなっている。

さて本題に入って、先ずはメーカー別の販売台数を見てみよう。下表によれば1位はダイハツで2位のスズキとは僅かな差であり、やはりこの2強の争いとなっていた。3位のホンダは軽のラインナップが少ない中で良く頑張っている。4位の日産も車種が少ないが普通車の販売網を使っての健闘だろう。そして5位の三菱は日産の軽自動車の供給元であるが、販売台数では大きく差が付いている。しかし日産車との違いは事実上ブランドとそれに伴う販売網の違いであり、この三菱の弱体化は救いようがない。おっと企業としての三菱自工も結局日産が救済したのだった。

6位以下は全て他車からの OEM 供給を受けての販売だからやる気も無く、まあ売れれば良いという程度であり、それも自社のメインの小型車と被らないように、ってな案配かな。

次に車種 (通称名) 別の販売台数を見てみよう。

1位は相変わらずホンダ N-BOX で2位のスペーシアに9万台の大差を付けて堂々の優勝だ。そしてここから主要各社の売れ筋車が並ぶ訳だが、1位を含めて6位までがハイトワゴン系であり、今や軽自動車=ハイトワゴン的という感じだ。

そして7、8位には伝統的な軽自動車である低価格のセダンが入っているが、今やこのタイプはこの2車だけとなってしまった。しかしこの手は銀行の外回り等の業務用としての確実な需要もあるから、絶滅する事は無いだろう。

前回にも触れたがクルマが商売としてペイするのは月に3,000台の売り上げが必要という事を考慮すると、商売になるのは12位のダイハツ キャスト迄で、それ以外はお荷物という事になる。ただし前述のように軽自動車を自社生産していないメーカーが OEM 販売をしているものもあるから、一概にすべてが商売にならないという事では無い。

その商売にならない軽の代表は27、28位のコペンと S660 であり、まあこれは趣味というかアピールというか、宣伝効果を考えれば強ち無駄でも無いのだろう。なお30位以下はというと、実は31位のアイ・ミーブが年間85台と殆ど風前の灯で、32位以下は昨年の販売実績が無いから、上記の30車が事実上の軽乗用車の販売の全てと思って良い。

次回は普通車に軽自動車を含めた総合順位を纏めてみる。

 


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