B_Otaku のクルマ日記



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2017/7/13(Thu)  Toyota Corolla (2014)

前回までに「2017年上期 米国小型車販売台数」で乗用車販売台数の第5、6位となった日産の2車種について取り上げてみたが、今回は第2位のカローラを同様に纏めてみた。

カローラは日本国内では一時期のようなトップ街道を邁進とはいかないが、それでも充分に売れてはいる (2017年上半期 38,767台、第13位) 事実が日産ラティオと違うところだ。その国内向けカローラと比較すると‥‥フロントフェイスは違うしボディーラインも同じとはいえない。

そしてリアはといえばテールランプの形状もトランクの形状も異なっている。またサイドウィンドウも特にリアは全く違うなど、これはボディのプレスが全く別物のようだ。考えてみれば国内向けは最近では珍しい5ナンバーサイズだからこれを米国で売るのは無理があるのだった。

では内装はどうかというと‥‥

こちらもどう見ても別物だ。まあ日米でそれぞれ充分過ぎる販売台数が確保できているから、インテリアだってそれぞれ向け先に合ったデザインで生産する事が可能という、流石に歴代累積生産世界記録のカローラだけの事はなる。

カローラは世界中で現地生産されているから、向け先別のバリエーションの数というは膨大になるだろう。それでエンジンはといえば北米向けは 1.8 L が2種類、132hp と140hp が設定されている。

因みに日本国内のカローラはセダンはカローラ アクシオと呼ばれ、エンジンは 1.5L と 1.3L 、そして1.5L に電気モーターを加えたハイブリッドの3種類となっている。それで米国のような 1.8L はアクシオには無いが、ワゴンのフィールダーには設定されている。

なお国内向けカローラについては下記の試乗記を参照願いたい。これらの中でもフィールダー 1.8 は中々出来の良いクルマだった。

⇒ COROLLA Axio 15X 後期型 簡易試乗記 (2015年9月)
⇒ COROLLA Axio Luxe 前期型 簡易試乗記 (2012年7月)
⇒ COROLLA Fielder 18S 前期型 簡易試乗記 (2012年5月)

そして米国向けのカローラについての詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/toyota/2014-corolla/





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2017/7/12(Wed)  Nissan Altima Sedan (2013)

前回の日産 セントラに引き続き「2017年上期 米国小型車販売台数<3>」で乗用車販売台数の第5位に輝いた同じく日産のアルティマ (Altima) を取り上げる事にする。

セントラは何の事は無いシルフィーだったが、さてこのアルティマはというと‥‥何とこれまた日本ではティアナだった。それでフロントフェイスを比べると成程同じだ! それもグリル内の横桟くらいの違いで、その他はセントラの時以上に日米でそっくりだ。

そしてリアも勿論同じなのは言うまでもない。

まあティアナなんて日本ではマイナー車も良いところで、今やカルトカーの部類と言ってもいいくらいだし、シルフィー以上に日本で未だ販売されている事を知らない読者も多いだろう。それで、オ マ エ はどうなんだ? って、いやー、勿論この日記を書くに当たって急遽調べたのは当然で、それにしてもネット時代は便利になったものだ。

そして内装は?

これも当然ながらアルティマとティアラは共通で、勿論運転席の位置は違うのはセントラと全く同じ事だが、実は自動車のパーツというのは左右対称のモノが極めて多い。例えばサスペンションのアーム類やブレーキなどはどれも左側 (LH) と右側 (RH) でほぼ対称になっている。そのためにこれらの部品の製作図面を見ると必ずメインの画に対してその反対 (対称) 側は図面下部に部品番号のみ表示されている。すなわち LH が正ならばその形状のみが図面に書かれていて RH はそれを左右逆に見るという約束で2種類の図面を書くことは無い。なおどちら側を正とするかはメーカーによって異なるから話はややこしい。

そしてエンジンは北米向けアルティマでは2.5L・直4のQR25DE(182hp)と3.5L・V6のVQ35DE(270hp)の2本立てで、価格は 2.5L のベースグレードが 22,500ドル、3.5L のトップグレードが 32,690ドルで、特に上級グレードは決して安くない。

対する国内向けのティアナのエンジンは 2.5L のみで、先代では販売されていた 3.5L は現行モデルには無い。まあこれもシルフィーと全く同じ状況であり、米国では毎月2万台以上も売れているのは国情の違いであり、それにしても全てにコンセプトの古いこんなクルマがこれ程売れる北米市場を見れば、多くの一般ユーザーは日本以上にクルマに対する拘りが無いということで、だからこそヒュンダイ車でさえ結構売れるんだろう。

ところでティアナは中国でも人気車種であり勿論現地生産されている。こうしてみると中国と北米は何れも大陸という事もあって嗜好が似ているのだろうか。なお日本向けも初期モデルは中国生産だったようだが、現在では九州工場にて生産されている。

なおティアナの内外装については下記の日記で詳しく紹介しているので話の種にでも参照下され。

⇒ NISSAN New TEANA (2014年2月5日からの日記)

そして米国向けのアルティマについての詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/nissan/2013-altima_sedan/




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2017/7/11(Tue)  Nissan Sentra (2016)

前回の日記「2017上期 米国小型車販売台数<3>」で乗用車販売台数の第6位に入賞の日産 Sentra (セントラ) について、もう少し詳しく纏めてみる。

先ずはこのセントラというのはどんな車かといえば、何の事は無い日本ではシルフィーという名称で販売されているクルマの米国向け仕様だった。まあフロントグリルは勿論だがヘッドライトも多少変更しているようではあるけれど、基本的なボディーは同じだろう。

リアは特に差別化はしていないようで、マルで同じクルマに見える。

シルフィーといえばそれ以前までは何とあの栄光のブルーバードの名をメインにしてブルーバードシルフィーなんていう名称だったが、2012年発売の現行モデルからは単にシルフィーと呼ばれるようになった、と書けば「ああ、あれかぁ~」という事になるだろうし、多くは「あれって、未だ売ってたのかぁ?」てな、事になる。

では内装はどうだろうか?

見てのとおりで国内向け (写真右) と運転席位置が逆なのは当然としても、ダッシュボードのデザインなどは全く同じとなっている。北米向けセントラのエンジンは1.8L 131hp (MRA8DE) および 1.6L 直噴ターボ 188hp (MR16DDT) で価格は 1.8L のベースグレードが 16,990ドル、1.6L ターボのトップグレードが 22,480ドル、更には NISMO (24,990ドル) バージョンもあるなど、流石に売れているだけあって、そのバリエーションは8種類もある。

それに対して国内向けのエンジンバリエーションは 1.8L 131ps 174N-mの MRA8DE のみで「売る気があるのかい」という状況だが米国では半期で 15万台弱、月に2万台以上も売れているのだからついでに日本でも売っておくか、という事が可能なのだろう。

なお米国のセントラに搭載されている 1.6L ターボエンジンはルノー開発で、日本ではジュークの上級モデルに採用されている。そして国内向けのシルフィーの内外装については以下の日記で写真を紹介しているので、興味のある読者 (たぶん居ないだろうが) はそちらを参照願いたい。

⇒ NISSAN SYLPHY (2012年12月13日からの日記)

そして米国向けのセントラについての詳細は下記にて。
⇒ https://www.netcarshow.com/nissan/2016-sentra/



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