B_Otaku のクルマ日記



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2017/7/10(Mon)  2017上期 米国小型車販売台数<3>

米国小型自動車販売台数の3回目として、今回は乗用車および小型トラック (SUV含む) のトップ10 について考えてみる。

乗用車については毎年お馴染みの車種が並んでいるし、トップ6は何れも日本車だ。しかも上位からトヨタ、ホンダ、日産の順に2車種ずつ並んでいるのも奇妙だが‥‥。

そしてこれらは米国で人気の中型 FWD 車 (カムリ、アコード、アルティマ) とCセグメントの小型車 (カローラ、シビック、セントラ) が3車種ずつとなっている。なおこれらの日本車の多くは米国生産だから国産車では無く “日本車” 。

次に小型トラックについては、トップ3はこれまた毎年お馴染みの米国製の馬鹿でっかいピックアップトラックで、これこそ米国の特殊事情を反映している。4位以下はいわゆる SUV で、3~5位にはこれまた日本車が並んでいるし、そのメーカーも乗用車と同じく日産、ホンダ、トヨタとなっている。なおこの日系 SUV 三車は何れも SUV としては小型の部類となるモデルであることが興味深く、トップ3車との違いが際立っている。

ところで日本車と言ったって米国生産では日本にメリットは無いという意見も聞く事があるが、いえいえ、世の中はそんなに単純では無い訳で、そこは色々裏があると思うのは大人の世界を知っていれば当然解るだろう。無難な話としては重要保安部品は日本製を米国に供給する、通称 “日供” (にっきょう) と言われる方法であり、これらはどれも付加価値の高い部品である。

付け加えると、これら上位の日本車6車種は国内では殆ど (カローラを除き) 売れて無い、もしくは販売すらしてないなど、やはり米国とは実情が違うということだ。中でも日産の2車種については日本人は全く知らない名前だが、今まで何度か小さい写真と簡単な解説をしたりしたが、今回は項を改めてもうすこし詳しく紹介してみようかとも思っている。






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2017/7/9(Sun)  大臣の公用車

最近話題のミゾウユウの無能大臣でも立派な公用車が用意されている。勿論このネタは特別編でお届けする。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む




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2017/7/7(Fri)  中古BMW vs 新車スバル <5>

今回は最終回として残る操作系についての比較を行う。

走行中にステアリングの次に (手で) 操作する頻度の高いのがシフトレバーというか AT 時代はセレクターとでも言うべきか、まあそれは置いておいて、その場所は両車ともコンソール上のレバーを使用する。そんなの当たり前じゃないか、と言うのは数年前までの話で、最近は特にメルセデスの場合などモデルチェンジを機にセレクターをステアリングコラム上移動しているのが現実だ。元々半世紀前のクルマでは特に乗用車ではコラムシフトが主流で、フロアシフト何ていうのはトラック等が使用する時代遅れの方式と思われていた。

ところが、フロアシフトはスポーツカーにも使用されていたわけで、その点ではよりスポーティーな方式だというストーリーも成り立つ訳で、そこを上手く突いたのがカローラだったと思っている。カローラはフロアから生える長いシフトレバーだったが、これに上級スポーツモデルの SL ではコンソールボックスというモノで根元を覆う事で、長くて不細工なシフトレバーを短くてスポーティーに見せていた。そして当時の乗用車では最上級のグレードはスポーツモデルだったから、これらは皆フロアコンソールから生えた短いシフトレバーがスポーツカー的雰囲気を醸し出していたのだった。

何やら話が脱線してしまったが、その AT セレクタ-は 320i では BMW に共通の電子式で、レバーは常に中央位置にあり、最初にDに入れるにはサイドのロック解除ボタンを押しながら手前に一度引くとポジションはDとなるもので、これは慣れると結構使い易い。電子式というとプリウスのようなトヨタの方式も脳裏に浮かぶが、あれは本当に単なるスイッチという感じで、クルマを操作しているという実感が無いが、BMW のレバーは適度に重くて節度もあり、クルマの操作をしているという気分にしてくれるという面では流石だ。

ではレヴォーグはといえば、これは世間では当たり前の直線パターンの機械式レバーで、特に言う事は無い。言い換えればBMW に乗ってDをセレクトする度に自分が BMW に乗っているという自覚を感じられる事になる。

次に走り好きのドライバーからすれば重要な走行モードの切り替えについては、320i ではこれまた多くの BMW 車に共通のコンソール上のスイッチを使用する。対するレヴォーグではステアリングホイールのスポーク上に組み込まれたスイッチを使用する。これについては使い易さからすれば圧倒的にレヴォーグの方だ。

正面のメーターこそ運転中に最も見る機会の多い室内装備であり、これはオーナーにとっては重要だ。それで 320 i では BMW ファンにはお馴染みのもので、特に大きな特徴は無いが実用的には何の文句もないし視認性も充分に良い。とりわけ便利なのが回転計の0点位置がイグニッションがオフなのか (OFF 位置) アイドリングストップ機能で停止しているだけなの (READY 位置) かが解る事だ。

そしてレヴォーグはといえば自光式だが、一時期の国産車に流行ったようなケバいものでは無く、自光式の長所が良く出ている。しかし速度計を見るとフルスケール (FS) が 180 km/h で、勿論これとて不要な速度領域なのだが、ここはハッタリでも良いからもう少し増やしたいものだ。320i の 260km/h という FS は実際のはそんなに出るわけが無いのだが、これはこれで絵になるものだ。

と、今回は同じ価格なら中古の 320i か新車のレヴォーグ 1.6 かというテーマの元に両車の内外装を写真で比較してみたが、正直言ってだから如何した状態で、これを見てどちらが良いかという判断は出来そうになかった。ただしこうして比較してみると、特にインテリアはレヴォーグも決してボロ負けとはならなった事で、それだけ国産車は進歩したし、逆に BMW は以前より大衆化しているという事だ。

それじゃあ BMW の中古を選ぶなんて無意味か? といえば、いやいや、やっぱり実際に乗り比べてみれば 3シリーズにはレヴォーグには無い良さが当然ある。それに加えてやっぱり BMW のブランドも大いなる魅力で、これは単なる見栄と切り捨てられないものがある。

それじゃあお前ならどっちを選ぶんだ、と言われれば、まあ正直言って中古でも BMW だろうなぁ。あっ、いや、飽くまでも個人的な趣向や使用状況を考えた上ではあるけれど‥‥。

ー 完 -



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2017/7/6(Thu)  2017上期 米国小型車販売台数<2>

前回に続いて米国小型自動車販売結果から高級ブランド車の販売台数をまとめてみた。まあ、高級車の定義には色々意見もあるだろうが多少甘めに選定してある。

結果を見ればこれも例年と対して変わらない順位だが、その中で前回も触れたがインフィニティが頑張っている。しかしそんな生易しい増加ではないのがジャガーであり、2倍近い増加率の原因は何だろうか? と思って調べてみたらば、実は昨年もそれ以前より売り上げが急増していて、今年は更にそれが増えたという事のようだ。

でっ、その原因はというとセダンの XE と SUV の F-PACE といういずれも新型車が昨年発売され、これにより大幅に売り上げが伸び、今年は更にまた増えた‥‥という事のようだ。

こうなるとインフィニティ-が増えた原因も知りたくて調べてみたらば、 クロスオーバーの QX70 と SUV の QX80 という何れも最上級クラスの2車種が好調で、更には新型コンパクトクロスオーバー車の QX30 の新車効果もあったようだ。

そして一桁増えた!アルファロメオはというと、実は1995年に一度北米マーケットから撤退していたが、これを2014年から復活して、これが今年から本格的に稼働し始めたという状況だった。それで前回撤退した理由はといえば品質問題で売り上げが不振となったことで、それじゃあ今のアルファロメオの品質は大丈夫なんだろうか??

ところで高級車といえばフェラーリなどはどうなってるんだ、と突っ込まれそうだが、 Aston Martin, Ferrari and Lotus については一括してその他に纏められていて、その販売台数は 2017年1‐6 月では1,530台となっている。

さて今回はこのサイトでは今まで全く取り上げていなかったジャガーの新型車とインフィニティの SUV などが出てきたが、まあこれらについては項を改めて取り上げようと思っている。そして次回は売れ筋車名上位10車について纏める予定にしている。

つづく


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