B_Otaku のクルマ日記



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2017/5/28(Sun)
マツダ5チャンネルの時代 

バブル経済最盛期の 1989年にマツダも販売網の多チャンネル体制を展開した事があった。確かに当時のトヨタは5チャンネル体制だったが、何とマツダも5チャンネル体制を展開したのだった。その5つの販売チャンネルとは
1. マツダ (MAZDA) 系 : 小型車、高級車、商用車と幅広く扱う
2. アンフィニ (εfini) 系:スポーツ系高級車 (RX-7など) を扱う (旧マツダオート店)
3. ユーノス(EUNOS)系:欧州車のイメージを持つ (新設)
4. オートザム(AUTOZAM)系:軽自動車、小型車を扱う (新設)
5. オートラマ(AUTORAMA)系:フォードブランドを扱う

上記のように実際には新設されたのはユーノス店とオートザム店の2系統なのだが、それにしても当時はこの新体制に対して一般のユーザーからすれば「なにそれ」という程度で、何よりマツダのクルマ自体が今ほどの完成度は無かったし、ブランドイメージも安物の代表でしかも一度買ったらリセールバリューはほとんどゼロで他社に乗り換えられない「マツダ地獄」と言われていて、最悪のブランドイメージだった。

それで、マツダ地獄からの脱却と販売台数の向上を狙ってバブル経済の勢いに乗って突っ走ったのだった。それで結論はと言えば、勿論大失敗で経営情況は悪化し、結局フォードの主導により経営再建する事態となってしまった。

ところでこの5チャンネル化に対応するために、当時ある面ではユニークな車種展開も行われた。特に新設のユーノス店向けには新たな車種が展開されたが、その中でも今に続く世界的な成功車種としてはユーノス ロードスターがある。そう、今でもマツダ ロードスターとして独特の世界を築いているクルマだ。最近では欧州の高性能ブランドであるアバルト向けに OEM 供給もされているくらいだ。 ⇒ Abarth 124 Spider 試乗記 (2017/2)

ロードスター以外にもユーノスブランドの車種は8車種程度はあった筈だが、その多くは他の販売チャンネル用車種と名称以外は同一であり、ユーノス独自の車種としてはユーノス 500 と ユーノス コスモが用意された。


ユーノス 500

サイズはDセグメントで、当時を反映して5ナンバーの小型車サイズだが、その最大の特徴は当時あのジウジアーロ氏が絶賛したというそのデザインにある。当時の4ドアサルーンとしては車高は低く曲面を多用したプロポーションや、一見ハードトップにも見えるグラスエリアはよく見れば太いBピラーがあり、これをブラックアウトして窓枠を感じさせない手法や、グラスエリアの縁を細いクロームメッキで加飾するなど、後の BMW3シリーズ (E46) に通じる手法は成る程、ジウジアーロ氏が高評価したわけだ。

ユーノス 500 のエンジンは 直4 1.8L 115ps、V6 1.8L 140ps、V6 2.0L 160ps の3種類だ。えっ? 1.8L V6 って、間違いじゃあないのか、って。いやこれは誤植ではなく正真正銘1.8L にV6 をラインナップしたのだった。高級車=マルチシリンダーというバブル時代の発想だろうか。

このユーノス 500 は、1992年から1996年までの5年間の販売期間で2万4,000台が生産されたというから年間平均では約5,000台となり、そのデザインにも関わらず商売としては大いなる失敗作だった事になる。


ユーノスのサルーンには 500 の上位車種でフラッグシップモデルとしてユーノス 800 がラインナップされていたが、これはユーノスの専売ではなかった。この辺の事情については続編に纏める予定だ。

不定期に続く (予定)




2017/5/26(Fri) BMW 8-Series Concept (2017)

BMW のシリーズ構成は奇数がセダンで偶数がクーペとなっていて、これは以前からの仕来りだが、実はこれがキチッと整理されたのは極最近の事で、以前は5シリーズのクーペである6シリーズはあっても3シリーズのクーペは4シリーズでは無く3シリーズクーペだったりとマチマチであり、4シリーズが確立したのは意外にも最近だったりする。

そして今回のコンセプトカーは8シリーズ、すなわち7シリーズベースのクーペということになる。この8シリーズについては既に各種の情報が小出しにリークされたりしていたが、今回は初めて量産前提のモデルの写真が公開された。

量産時に多少の変更は有るかもしれないが、この写真を見る限りでは BMW としても現行車種よりも未来的なデザインとなっていて、それでもBMW のアイデンティティは維持されている。そりゃあ、まあ、高級車メーカーのそのまたフラッグシップモデルだからデザインだってコレでもかという出来でないと許されないのは当然だ。

インテリアはエクスエリア以上に未来的で、本当にこのデザインで発売するのだろうか?

それにしてもこの手のFセグメントクーペというは以前は量産車としては存在しなった分野であり、それがメルセデスでは既に3年前からSクラスサルーンをベースにしたクーペを販売しているし、レクサスは最近 LC (LS ベースのFセグメントクーペ) の国内販売を始めたりと、正にFセグメントクーペの発売ブームとでも言おうか、それにしてもこういうクルマを買う階層が結構いるということか。

世界を見渡せば日本以上に格差社会であり、その結果はこんな高価なクーペを各社で量産するという事実となって現れている。今まさに爆発寸前の加計学園グループの問題のようにその金額は百億の単位であり、片や庶民が長年必死で積み上げて来た年金資産はあっという間に何十兆の単位で目減りして、今や多くの国民が老後は貧困に喘ぐという、これが本当に日本なのかと目を疑う情況だ。

それでも流石にマトモな感覚の高級官僚が徐々に我慢が出来なくなってきたようで、アベ丸も外から見ればそうダメージが無いようにも見えるが、実は機関室は既にかなり浸水していて、スガ機関長もそろそろ脱出するタイミングを見計らっている頃ではないだろうか。イシバ航海士は既に救命ボードの準備をしているようだし‥‥。

あれっ、話があらぬ方向に向かってしまったが、8シリーズクーペの発売は来年だそうで、今予約したは良いが発売時には世の中変わって‥‥塀の中だったりして。

なお詳細を知りたい場合には、例によって下記にて↓
⇒ https://www.netcarshow.com/bmw/2017-8-series_concept/



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