MITSUBISHI i |
ドアを開けると、そこに見えるのは軽と馬鹿に出来ない、殆どリッターカーと変らない出来の内装が見える。それもその筈で、今回の試乗車のMという中間グレードでも、価格はリッターカー顔負けの138.6万円だから、この位の内装の質感は当然と言えば同然だ。 |
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最近のクルマは軽に限らずFF全盛だから、フロントが相当重い。アイはリアエンジンだから、当然ながらリアヘビーとなっている。従って操舵感は他のFFの軽とは大いに異なり、第1印象は非常に軽く、よく言えば機敏だ。しかし、言い換えれば如何にもフロントがグリップしてないような、なんだか浮いているような感覚がある。
そこで、少し速めのコーナーリングを、それも旋回中に多少のトルクを掛けてみると、只でさえ軽いフロントは更にグリップが悪くなり、前輪は外側へ行こうとする。そこで、スロットルを少し緩めて見たら、フラッとしながらリアがグリップを失いそうな予兆を見せ始めた。これはヤバイので再度トルクを掛けて、対向車がいない左回りを良い事に、チョット美しくないがアンダー出しまくりで、フロントをコジって強引に回ってしまった。
考えてみると、決して無茶な速度ではなく、普通よりチョッと速めなだけだったのに・・・。次の日に、この事を職場のクルマ好きの後輩に話したら、「軽なんてそんなものですよ!BMWあたりとは月とスッポンなんだし、国産の普通車と比べたって、まるで話しにならないんだから」と言われてしまった。
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