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BMW X5 xDrive50i (2016/9) 中編 その1 |
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前編では BMW の SUV ラインナップの話で終わってしまったので、今回は X5 のエンジンラインナップから話を始める事にする。X5 のパワートレインは下の表のように 6気筒 3.0L ガソリンターボ 306ps 400N-m の "35i" 、6気筒 3.0L ディーゼルターボ 306ps 400N-m の "35d" 、4気筒 2.0L ガソリンターボ 245ps 350N-m のエンジンと 113ps 250N-m の電気モーターでシステム出力 313ps の PHV である "40e" 、8気筒 4.4L 450ps 650N-m ガソリンターボエンジンの "50i" 、そして同じく4.4Lだが更にハイチューンの 575ps 750N-m の "M" というワイドな設定となっている。そしてこれは5シリーズサルーンに近いが、サルーンに設定されている4気筒 2.0L ガソリンターボの 523i および 528i に相当するモデルは X5 には存在しない。これはサルーンの車両重量が 1,800kg 前後であるのに対して X5 は 2,150 〜 2,300kg とその差 300kg 以上もあることが原因と推測できる。 なお X5 には7人乗り仕様もあるから爺さん婆さんと子供たちを乗せての買い物などミニバン代わりにも使える利点がある。世間では休日の夜はこういう親子3代が1台のミニバンで回転寿司かファミレスに繰り出すのだが、まさか X5 で回転寿司は‥‥いや別にそれでも悪いことは無いけど。
前編でも触れたが最近の BMW にはクーペタイプの SUV、具体的には X3 ベースの X4 と X5 ベースの X6 があるが、これは背高の四角いボディでカッコ悪い X5 には堪えられないが、背の高い SUV には魅力がある、というユーザーの為にはこういうバリエーションも必要なのだろう。だから可成り裕福なユーザーにはSUV でもかっこ悪くない X6 、その中でもとりわけ高性能を求めるなら X6 M (1,625万円) という選択肢もある。 とはいえ現行 X5 は写真で見れば結構洗練されていて流石はBMW と言いたいところだが、こうなったのは現行モデルからで、先代ではイマイチ、そして初代は無骨で決して格好が良いとはいえなかった。それでも X5 はまだマシで、X3 に至っては初代のカッコ悪さは大したものだったし、では現行X3 はといえば、まあ大分良くなったとは言えやはりX5 には敵わない (写真11) 。 そのX5 だがリアビューも実に SUV としての特徴を持った良いデザインだと思うが、いやまてよ、日産エクストレイルだって何となく雰囲気が似ているような気が。あっ、いやマズいぞ。この発言は BMW に対する冒涜だった (写真12) 。 | |
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フロントビューはもう誰が見ても BMW (写真13) であるのはライバルのメルセデス GLE が誰が見ても ”ベンツ” であるのと同様で、この両車のアイデンティティーに敵うメーカーは外に存在しない‥‥とまで言い切ると、それじゃあロールスロイスはどうなんだ、なんて突っ込まれそうだ。それにアウディーのフォーリングスやボルボのアイアンマークがあるだろう!って、まああの辺はやっぱり弱いよねぇ。 リア (写真14) については写真がMモデルだが、大きな違いは太くてそれらしい4本出しの排気管くらいでそれ以外は大きく変わらないから、リアに M ロゴのエンブレムを貼り付けてなんちゃって X5 は簡単だが、まあ一千万円近くもするクルマを買うオーナーがそれをやるとは思えないが‥‥。 そしてサイドビューに関しては写真15 で5シリーズツーリングと比較してみた。全長はX5:4,910o、5 Series Touring: 4,915o で事実上は同寸法、ホイールベースは X5:2,935o、5 Series Touring: 2,970o とほぼ同じ。しかし最大の違いは全高であり X5:1,760o、5 Series Touring: 1,490o だから何と X5 は 270o も背が高い。その為に X5 はモコッとしていてメタボ体質にも見えるが、5シリーズツーリングは何ともスマートで優雅だからこちらはモデル体型か。それにしてもメタボオヤジとモデルとはあんまりな表現じゃねぇかと X5 オーナーが怒りそうだ。とはいえこうして見るとツーリングって結構良いじゃないか、とも思うが、言い変えれば線が細すぎて X5 のマッチョ感の方が好きだ、なんていう意見もあるだろう。結局これはオーナーの考えというか趣味というか、まあ好きにやって下さいな。 |
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X5 も 5シリーズツーリングもリアゲートを持っている訳で、その意味では "荷車" としての積載性も重要になる。そこで両車のリアゲートを開けてラゲージスペースを比較すると、床面では大きな変わりがないのは両車の全長が事実上等しいから当然だが、高さ方向のスペースについては当然ながら全高の高い X5 が圧勝している。この X5 の大きな開口部を開けるにはリアゲートが一枚では大き過ぎることから、上下に開くようになっている。そういえばその昔の米国のフルサイズステーションワゴンのリアゲートも上下に開いたのを思い出した。 |
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ヘットライトは今時では当たり前になりつつある LED 方式で、もう今やバイキセノンなんて絶滅危惧種となってしまった。ただし明るさ自体はキセノンの方が LED よりも上だったような気もする。いやそのキセノンも明るさでは勝るとは言え、情況によっては従来のハロゲンランプのほうが見やすかった、何ていう気もするし、どうも時代が進歩するとデメリットも出てくるようだ。それよりも LED の白色光には例のブルーライトという紫外線に近い波長の光があるという話はどうなったんだろう。 |
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中編その2に続く。 |
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