NISSAN NOTE e-POWER (2017/2) 前編 その2

  

ノート e-POWER の内外装について、ここでは前期型ガソリンモデルとの比較を中心とし、何時ものように e-POWER についてはよりサイズの大きい写真を紹介している日記も参照願いたい。
⇒ Nissan Note Hybrid (1月20日からの日記)

写真11を見ても判るとおりに前期と後期の違いは勿論のこと、ガソリンと e-POWER についても当然ながら大きな違いは見当たらない。サイドビューを比べても 、まあ違いと言えばフロントドア前部にある小さな "e-POWER" のエンブレムくらいだろうか (写真13) 。

おいおい、ちょっと待てよ! 写真を見れば e-POWER のバンパー下端にはフロントもリアも光り物のラインがあるじゃないか、って。あっ、これはですねぇ、オプションの e-STYLING PACKAGE というのを装着しているからで、標準には無いので念のため。


写真11
エクステリアでの前・後期の違いは殆ど判らない。


写真12
リアも大きな違いは無い。なおフロントと共に後期型 e-POWER はバンパー下端に光り物があるた、これはオプションで標準では付いていない。

写真13
e-POWER とのサイドビューの大きな違いは、フロントドア前方に "e-POWER” のエンブレムがある程度だ。

そして前後を真正面から比べると、フロントではラジエターグリルを変えているからこの位置では違いは一目瞭然だが、よくよく見れば何時ものようにパンバーとグリルという樹脂部品の変更であり、プレス型の変更が必要な板金部品については以前のままだし、ライトのユニットの形状も変更は無い。このフロントグリルの変更で、如何にも最近の日産車 (Vモーショングリルというらしい) という雰囲気になってはいる。なお e-POWER およびガソリン共に MEDALIST のみ標準で LED ヘッドライトとなり、他はハロゲンヘッドランプが標準で LED はオプションとなる。

リアラッゲージルームはハイブリッドってえ事は「もしかしたらガソリン車よりも大幅に狭いんじゃねぇか?」と思うかもしれないが、前述のようにバッテリーは一般的なハイブリッド車よりも小さく、しかもフロントシートの下に配置されているからリアには全く影響がない。


写真14
外観上で最大の違いはフロントグリルが最近の日産顔になったことだ 。


写真15
リアはバンパー形状が変更され、大きな反射鏡 (リフレクター) が追加された。


写真16
ハイブリッドとはいえ大きなバッテリーを持たない e-POWER のリアのラゲージスペースはガソリンモデルと変わらない。

ドアを開けた瞬間に前期モデルとの違いとして感じるのはシート両端の白いアクセントラインで、これは後期型ではガソリンのベースモデルである "S" を除いて全車に使用されている (写真17) 。シート表皮は MEDALIST ではサイドが人工皮革 (写真19) でセンターがファブリックという点では前期と同じだが、デザインや色は全く異なっている。それ以外のグレードはファブリック (写真18) だが、これも前期モデルとは色や織り方が変更されている。

ドアトリムについてはこれも事実上は同じだが、パッドの表皮がシートに準じて変更されていたり、パワーウィンドウのスイッチパネルの色が多少変わったりという違いはある。

なお前期型ノートについては下記の試乗記も参考にされたい。
NISSAN NOTE X & MEDALIST (2012年6月) 簡易試乗記

写真17
一見して大きく違うのはシートの両端にある白いラインだ。これは後期モデルでは一部の最廉価モデルを除いて標準となっている。

 

 


写真18
シート表皮は MEDALIST 以外はファブリックという点は同じだが、色や織り方が異なっている。


写真19
MEDALIST はサイドにフェイクレザーを使用している点では同じだが、これも色やファブリック部分の織り方が異なっている。


写真20
ドアトリムは形状に変更は無いが、パッドの表皮やスイッチパネルの色などが変更されている。

次にダッシュボードはと言えば、これについてはマイナーチェンジで大物の樹脂成形用金型を変更するような事は無いのが常識だから、ノートも当然ながら前期型を同じだ。そしてセンタークラスターのエアコン用パネルについても変わらないが、写真22右 で示したマニュアルエアコンはガソリンの下位モデルでは後期型でも使用されている。

写真21
ダッシュボードは前期型からの変更は無い。


写真22
エアコンのパネルも前期と同じで、右側のマニュアルエアコンは後期型でもガソリンの下位モデルで使用されている。。

結局インテリアについてはシート表皮の色と質 (織り方) に変更があった程度で、実質的に違いはなかった。

さて一番の興味である走行については後編にて。

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