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BMW M135i 試乗記 特別編 [BMW M135i vs Porsche Cayman 前編] 特別編へようこそ。何時ものように、このコーナーは、この先の記事を冷静に読める知識と教養を身につけている読者のみ閲覧ください。従って、この先に何が書かれていようが、笑って受け流す事が出来ない方はTOPページに戻るかブラウザを閉じてください。 このテーマは先日の日記で軽く流したが、あの場では言いたいことはあまり言えないこともあり、こちらのコーナーではもっと本音で攻めてみようと思う。 BMWといえば輸入車の中でも一番の人気ブランドだし、その中でもMモデルといえば”普通の”3シリーズなどのオーナーからしても憧れであり、取り分けM3は人気がある。えっ? M5の人気だって抜群じゃあ無いのか、と物言いもつきそうだが、あれは今や1,500万円コースだから普通の市民には非現実的だ。まあ、そんな事を言ったらばM3だって今や1,000万円超だから、普通のサラリーマンだと退職金をもらった時くらいしか買うチャンスはない。まあ今時なら、新卒で入社して定年退職まで漕ぎ着ければ、3〜5千万円くらいは貰えるのではないか?? 今まで必死になって家族のために働いてきたのだから、退職金の何分の1かを好きなクルマに使ってもバチは当たらないだろう、と言いたいところだが、年金は増々減額の方向だから、将来を考えればここでクルマに1千万円をつぎ込むのは勇気がいる。 あっ、ここで言う普通のサラリーマンというのは、このサイトの方針というかビジネスモデルから言っても、また特別編ということも考えれば大卒(最近では修士)以上で上場企業勤務、ということにしよう。 ところで、上場企業というのは東証一部上場のことで、新興市場などは確かに上場なのかもしれないが、普通は違うでしょう。そういえば、元上場企業で部長職だった、なんて言っているオッサンが、その割には口ばっかりで変だと思ったら、一時期新興市場に上場していた怪しげな成り上がりのIT企業で今な無いようなところだった、なんていう話もある。尤も、東証一部の部長職だから優秀かといえば、バブル経済華やかしき頃にどさくさ紛れに入社して、頭は悪いが体力と根性は人一倍で、しかもゴマすりは抜群、という場合もあるので何とも言えないが‥‥。 それで話を戻すと3Lターボエンジン、それも335iなどに搭載される306psではなく740iなどに使われているハイチューニングな320ps仕様を1シリーズのボンネットの中にに押し込んだのがM135iで、Mが付くからMモデルのようだが普通は一桁の番号が付くのに、”135i”というのはMらしくない、というのは実は本物のMはM Auto-mobiles製であるのに対して、こちらはM Performance Auto-mobiles製という話は、既に日記でも触れているので今更言うまでもない。そんなら言うなよ、なんて言っている奴が絶対に居そうだが、ネットの世界には本来の日本人では考えられないような感覚の連中がいる。あれっ、日本人では考えられない? もしかして、そういう奴らって‥‥日本人じゃあない。となると、日本に多くがいる日本人で無い輩、といえば。そして、日本どころか世界の常識からも大いにズレているとなれば、あの馬鹿な女大統領の国‥‥しか考えられない。 う〜ん、今日は中々調子が良いぞ。さて、このM135iだが、1.6Lターボの代りに3.0Lターボだから動力性能は抜群で0〜100�q/h加速が4.9秒と発表されているから、これは数字としてはケイマンS のMTモデルと同じ訳で、ケイマンS (MT) の価格は773万円であり、それに比べてM135iの555万円が如何に買い得かが判るだろう。そういえば、この価格は4月からは消費税が5%から8%に値上げされるために、当然ながらその分高くなるが、クルマの場合は元々5%の消費税に加えて取得税という訳のわからないモノが5%だから、事実上は10%の消費税を盗られていたようなものだ。それで、消費税の引き上げに合わせてアップ分(3%)は取得税を下げるということになるようだから、ユーザーにとっては大きな影響は差は無さそうだが、元々優遇税制として低燃費車などは取得税が軽減されていたり、免除されていたわけで、その手のクルマは痛手かも知れない。 それにしても、この不景気に消費税の値上げというのは結構無茶な話だが、それはそれとして、消費税アップとなると、例えば下請け業者などは親会社にアップ分を認められずに、結局3%分の値下げと同じだから、こういう零細業者にしわ寄せがくる、何ていう意見が多いがちょっと待てってくれ。消費税というのはあくまで最終消費者が払うものであり、生産材に対しては消費税は掛からない。とはいえ、いちいち購入時に生産材などを分けるのも面倒なので取り敢えず消費税を相手に納めるが、その金額は別枠で勘定しておいて、自社が納入先から徴収した消費税から差し引いて収めることになる。と書くとややこしいが、例えばカーメーカーがディーラーに100万円のクルマを販売すると、ディーラーから5万円の消費税が入ってくるが、カーメーカーは100万円のクルマを作るために生産材が70万円だったとすると、それに払った3.5万円の消費税を差し引いて1.5万円を国に納入することになる。それでは、ディーラーはといえばユーザーに120万円で売ったとして、消費税の6万円からカーメーカーに支払った5万円を差し引いて1万円を収めることになる。だから、まともな会社では下請けへの発注はあくまで製品価格であり、消費税は別途枠で請求するから、上記の下請けの零細業者にしわ寄せ云々は間違いと言うことになる。 話のついでに輸出の場合はどうかといえば、海外にクルマを輸出したとして、外国のユーザーが日本の消費税を払うわけが無いので、カーメーカーには取引先からの消費税が入ってこない。しかし、既に差額分を収めている訳なので、それは国から還付される。これが、一部では大企業が儲かるなどと誤解されている輸出品の消費税還付であり、何の事はない、立替分を返してもらうだけなのだが、世間ではこれが大企業の膨大な利益になると勘違いしているようだ。これって、無知なのか、頭が悪くて理解できないのか、まあその両方だろうが、マスコミや左翼の脳みそは随分と軽いようだ。 何やらイントロで随分とスペースを使ってしまったので、そろそろ本題に入ることにする。下の表は日記で使ったものの使いまわしだが、いちいち日記を参照するのも不便なので、ここに再度掲載しておく。
それでは早速両車の比較を行う事にする。 先ずはエクステリアから。 |
スポーティーという意味ではエアロパーツや細いスポークのホイールで頑張るM135iであるが、相手はツーシーターのそれも実用性に乏しいミッドエンジンのスポーツカーだから、比較するのに無理があるが、まあ、それでもM135iだけ見ていれば決して悪くはない。 ケイマンはこの新型からドア後端に継るサイドエアインテイクが大きく車両の幅方向に食い込んでいて、写真のクルマは赤いボディカラーも加わって価格以上の スーパーカールックであり、殆どフェラーリ並みの迫力があったから、街中の走行では他車が傍に寄りたがらないのがハッキリと感じられるし、高速道路の追い 越し車線では多くのクルマが走行車線に退避する。勿論一部のクルマは何が来ようと追い越し車線をチンタラ走って後続車に譲る気持ちは全くないのは言うまでもなく日本人ドライバーのレベルの低さだ。
正面から比較すれば、ケイマンの低い全高と広い全幅がよく判るし、これはサルーンやハッチバックなどの実用車では出来ない相談だ。
それではケイマンはといえば、標準装備は今時珍しいハロゲンライトで、ケイマンSには標準のバイキセノンライトはオプションとなるが、実際に見込みで輸入されるクルマは殆どがキセノンライトをオプション装備しているだろう。逆に言えばハロゲンで十分と思ったらば、自分の仕様でオーダーを掛けることが必要であり、勿論この場合は結構長〜い納期が必要となるが、本来ポルシェというのは自分仕様でオーダーするのが原則であり、納期の長いのも楽しみの内というところで、これもまたポルシェを買う楽しさでもある。 今度はリアビューを比べると、やっぱり大衆車ルックのM135iとスポーツカールック、それもウエストラインから上のキャビンが極端に狭いスーパーカー並みのケイマンという状況は変わらないどころが、より差が付いてしまった。
サイドから比較すると、M135i はケイマンと比べると全長は45�o短い程度だが、全高は135�oも高く、更にホイールべースは275�oも長い。従ってサイドから見たプロポーションは、これまた全くカテゴリーが違うのが判る。
それにしても、ケイマンは格好良い。下手をすると911よりも迫力があったりする。 |
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スポーティなスタイルでは圧倒的に勝るケイマンではあるが、リアラッゲージスペースはといえば限りなく狭い。これに対してM135iは特に広いとはいえないが、ケイマンに比べればその実用性は圧倒的に勝っている。
スポーツタイプのクルマの場合、リアにエアロパーツを付けるのは当たり前になっているが、ハッチバック車のM135iは、この手のクルマにはお馴染みのリアルーフ後端のひさしのようなエアデフューザーが付いている程度だ。まあ、ハッチバックにウィングでもあるまいから、これは仕方無い。そしてケイマンはといえば、一見すると極々大人しいリア後端の形状だが、実は電動式のウィングが隠れていて、120�q/h以上になると自動的に出てきて80�q/h以下で収納される。ということは、ウィングが出ているケイマンを見たらばスピード違反、と言いたい輩も居るだろうが残念ながら手動スイッチもあるから、例え40�q/hでもウィングが出ている場合もある。はいっ、ここは試験にでますよ〜っ!
さて、折角のブランド物を買うのだから憧れのエンブレムは重要だが、両車ともボンネットフード先端の中央にシッカリと付いている。
次にドアを開けて目の前に見えるのはM135iではオーソドックスな実用欧州車の典型というか、BMWらしい雰囲気で、1シリーズとはいえ最上級グレードに相当するM135iは性能のみならず、内装も十分に高級だ。 これに比べてケイマンの場合は、まずは何より2シーターだからリアシートが無いし、フロントシートの後方はエンジンスペースだから最小限の空間しか無い。しかし見方を変えれば、ミッドシップエンジン車としては後方に手荷物とか、脱いだ上着くらいは置けるから、これでもマシな方という事も言える。
ところで、前段ではドアを開けた時に最初に目に入るのはインテリアトリムやシートなんて言ってはみたが、実はそれ以前にサイドスカットルに貼られたプレートに付くロゴが目に入ったりする。この部分はM135iはMのロゴに加えて、ズバリ”M135i”と書かれていて、ケイマンもやはり ”Cayman” であるが、ポルシェのマークなどは付いていない。何れにしても、オーナーになればクルマのドアを開けて乗り込む度に、このロゴマークがお出迎えをしてくれるから、少なくとも最初の頃は大いなる感動をもたらすだろう。 ところで下の写真ではM135iのプレートがブルーに見えるが、これは保護用のビニール膜が貼ったままなためで、試乗車は早いスパンで新車同様の認定中古車として販売するので、その時に保護ビニールが付いていたほうが如何にも新車同様という感じで売りやすいから、というのは詮索しすぎだろうか? だとすると、本音はシートにもビニールを掛けておきたいだろうが、流石に試乗車のシートにビニールを付けたままとはいかない、と思うでしょう? ところが、ギッチョンチョンで、以前そういう試乗車があって、つるつる滑って試乗にならなかったことがある。一体何処のメーカー系のディーラーなのか?って。ハッハッハッ、幾ら特別編でも流石にそれは言えないが、某軽自動車専門のところ、ということで。
シート調整はM135iがメモリー付きのパワーシートで、最近のBMWではパワシートは当たり前になっていて、3シリーズでは基本的には手動調整のシート は無いくらいだ。そしてケイマンの場合は、これまたポルシェではお馴染みの、滅多に使わない座面の上下調整が手動式レバーで、微妙な調整がしたい背もたれ は電動となっていて、これは一千万円代の中頃という高価な911(991)でも同様だが、911の場合は殆どがもっと高価なシートをオプション設定してい る場合が多い。。
ドアインナートリムはM135iの場合、アームレストにステッチ入りの(人工)皮革を使うなどで高級感を演出しているが、ベースが(BMWとしては)安価な1シリーズのために、パネル自体は決して高級なモノではないのは仕方ないことではある。 ポルシェといえば高価な割に内装が安っぽいので有名だったが、モデルチェンジの度に改善されていって、現行の 981/991では価格なりの高級感を持つに至った。ただし、ケイマンもポルシェの常で実に豊富なオプションが用意されているから、より高級な仕様を選択 すればフルレザーに近いモデルも可能となる。
両車はインパネも全く異なる、というよりもM135iはオーソドックスなもので、BMWのみならず欧州車も日本車も最近のトレンドは概ねこのような配置と雰囲気になっているのに対して、ケイマンは全く独自の世界というかポルシェの世界ということで、911は当然ながらパナメーラやカイエン なども、最近のモデルは基本的にこの雰囲気に統一されている。
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ステアリングホイールの中心にあるロゴマークは、運転中に常に視界に入るから重要な部分であり、M135iの場合は前述のBMWマークが付いている。ただし、最近のBMWは日本でも大いなるメジャーブランドとなり、これが逆に希少価値を失ってしまったから、運転席から目に入るBMWマークの感動もイマイチだ。ところで、M135iとはいえMなのだから普通のBMWセダンとは違いだろうと思い、Mとしての差別化を探したらば、そうそう、ステアリングホイール下端にMのロゴが付いていた。だが、待てよ。これってMスポーツにも付いていたような気がするし、ということは116i M sprotでも付いているということだが‥‥。 ではケイマンはといえば、これまたステアリングホイール中心にボンネットフードと同じクレストマークが付いている。ケイマンはポルシェとしては低価格モデルとはいえ、必要なオプションを付けた事実上の車両価格はといえばMTでも650万円だから、決して安いクルマではないし、BMWのように300万円から用意されているのとはチョイと違うから、やっぱり初めて乗ったらば感動は間違いない。
センタークラスターの配置もM135iは最上部にディスプレイを配置して運転中でも視線移動を最小限にしたり、オーディオやエアコンの操作パネルも極力上方に配置しているなど、最新のトレンドとなっている。 そしてケイマンはといえば、最上段の中央の1等席には何とストップウォッチが配置されているが、これはオプショ ンのスポーツクロノを装着しているためで、それにしても視認性云々などはよりも走り自体を重視しているという思想がよく現れている。それで安全性はといえ ば、この程度の視線移動で事故る程度のスキルではポルシェに乗ってはいけない、と言っているかのようだ。 ![]()
今回は中々調子が良くて饒舌だったと思っているが、それなりに疲れたのも事実なので‥‥ この続きは中編にて。 |