BMW 320i (170ps) Sedan & Touring 特別編 
「BMWは高いか安いか」

特別編へようこそ。何時ものように、このコーナーは言いたい放題の毒舌が好みの読者以外はお勧めいたしません。

今回のテーマは「BMWは高いか安いか」という、 ハッキリ言って今更といわれそうだが、まあ聞いて下さいな。実は今回の内容は、BMWの実売価格について多少詳しく書いてみようと思う。えっ、そりゃあ、チョッとヤバいんじゃあないの? という、ご心配をして下さる読者もおいでと思うが(いや、いないか?)、ネットの世界ではBMWの国内価格が事実上の2重価格であることなんて、当然という状況になっているから、ここでB_Otaku がバラしたところで、 今更大きな影響は無いということになる。それに、ネットの力なんて今現在では未だ未だ大したことはないのも事実だ。 例えば、一つの記事に10万アクセスあったとしよう。10万といえば、自動車なんて今時マイナーな分野なら結構なものだ。ところが、これがテレビ(地上波)だったらどうだろうか。視聴率が1%なんていう、深夜の超マイナーな番組でさえ5000万人×0.01=50万となる。これがゴールデンタイムならば10%なんて当たり前だから500万人くらいは簡単だ。
一部のネットおたくは、ネット世界が凄い力を持っていると勘違いしているようだが、ネットの世界からメジャーになったモノがあるとすれば、それはテレビが取り上げて世間を煽ったからで、テレビが無視すれば世間の一般大衆は全く気付かない。 その証拠に今回の参議院選挙の結果を見れば・・・・・という話は止めて置くが、そういう訳で、ここでBMWを初めとする輸入車の価格についてバラしたとしても、何の影響も無い訳だ。

各種の掲示板では相も変わらす国産車派vs輸入車派がケンケン・ガクガクと議論を戦わしているが、これはもうクルマに関する討論というよりも、階級闘争的な色彩を帯びてしまっている。 ところで、ポルシェのディーラー網というのは10年ほど前に輸入元がそれまでの三和自動車からポルシェ直営のポルシェジャパンとなった時に同じ水平対向エンジンを採用するという縁で、スバル系のディーラーがポルシェのディーラーであるポルシェセンター(PC)を開業したところが結構ある。 そして、場所によっては事もあろうに入り口は別でも中はスバルのディーラーと繋がっていて、打ち合わせのブースは共用という場合があった。このディーラーではスバルのお客さんにはユニマットの使い捨てコーヒーカップをプラスチックのホルダーに載せて出していたのに対して、PCでは陶器のカップに入れていてた。 ところが、ある日のこと、スバルの客とポルシェの客で差別をしていて気分が悪いとい投書が、スバル販売の本社にあり、PCでもプラスチックの使い捨てカップに統一することになった。そして、2年くらいだろうか、それを続けていたが、今度はポルシェユーザーからの評判が悪く、結局陶器製のカップに戻したという笑い話がある。

今となってはBMWの販売価格については、例えばネットで「BMW 値引き 情報」とかでググれば、各種の掲示板や情報サイトが山のように検索できる。したがって、ネットを使いこなしているクルママニアならば、BMWの大幅値引きと、それを引き出すテクニックなんていうのは今や公然の秘密となっている。 勿論、ディーラーだって商売だから、片っ端から1本引きなんてやっていたら経営が成り立たなくなってしまう。したがって、儲ける客と、数をさばく客とは区別して値段を提示しているのは当然だ。そして、上手い買い物をしている客の支払う価格ならば、決して「ボッタクリでは無い」といえるレベルになっている。 まあ、言い換えれば、そういう値段が本来あるべきの価格なのかもしれないが、それでは立派なショールームに綺麗な受付のお姉さんを置いて、ピカピカの試乗車を各種用意して・・・・なんていう経費が出ないし、外注の磨き屋に出して何処から何処までピッカピッカに光って、虫眼鏡で調べても傷一つない状態で納車する経費も出ない。内外価格差が問題になるが、米国では間違っても完璧に磨き上げてからの納車なんてやらない筈だ。
 

BMWに比べるとメルセデスやポルシェは原則として殆ど値引きはないということになっているが、世の中は全て裏があるわけで、社会情勢やタイミング次第では結構な値引きをゲットできる場合も無いわけではないが、少なくともBMWのような売り方はしていないようだ。 そして、アウディはといえば、まあ、冷静に考えてみてくださいな。メルセデス的な売り方で売れると思いますか?そして、例えば超高級・高性能車のR8の中古車価格、勿論アプルーブドカーではなく、外車専門の中古車屋で新品同様の ヤツがいくらで売られているかを調べれば、おのずと答えは出るでしょう。

BMWに限らないが、(ディーラーではなく、○○ジャパンなどの)輸入元の従業員向けの特別価格は25%引きで、ディーラーサイドでの限界の値引きは20%・・・・・というのは風の便りなので、真偽の程は定かではないが、言い換えれば年度末にイヤーモデル落ちで、とに角早く処分しなければ、という場合でも、ディーラに対して20%以上の値引きを要求をしたら、単なる知ったかぶりのアホと判定されて商談中止となってしまう。 あっ、あくまで風の便り、ねっ!

ただし、出たばかりの新型とか、大きなMCがあった直後というのは流石に大幅値引きとはいかないのと、特殊なモデル(仕様)を取り寄せる場合も、値引きは期待できなくなってしまう。だから、人より早く新型に乗りたいとか、自分の仕様のBMWを注文したい(実はこれが本来のBWMの買い方なのだが)という場合には、高い買い物となる覚悟が必要だ。

まあ、そんな事情もあるから、少なくともこのサイトを読んでくれる読者には上手な買い方をしてもらいたいと思っている。 取り分け日本国内価格が異常に高い値付けの”さるクルマ”なんかの場合は、新車の値引きにも限度があるので、認定中古車で所謂新古車として販売していたりする。表向きは走行5,000kmだが、現物を見たらばオドメーターは50kmだったりする。「お客さん、このクルマは買い得ですよ。輸入元の手前、50kmとは書けないんで、全部5,000kmって書くんですよ」なんてね。あっ、この話もググってみたら、さる掲示板にも書き込まれていたから、これまた今や公然の秘密になってしまっているようだ。誰だっ、二重価格はけしからん、なんて言っているのはっ! 少ない予算でも頑張って買ってくれるマニアにはカローラ一台分の値引き?をして、金が余っていて見栄で買うユーザーには殆ど定価販売するとは、なんと赤ひげみたいな立派な販売方法ではないかっ!

今回の試乗では中々の高評価となった新エンジン搭載の320iではあるけれど、性能以外の便利機能ではちょっと問題があった。それはエアコンとオーディオで、この件については項目を新たに、国産のFRセダンの代表としてニッサン スカイライン250GTとの比較をしている。もちろん走る・曲がる・止まるも比較するが、同時に”音楽を聴く”と”猛暑にエアコンを使う”という項目も追加する試乗記を続編としてお送りする。

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