トヨタ マークU ブリット 2.5iR-V(2002/07/27)
 

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試乗車一覧




池袋のアムラックスへ行って久々に国産車に試乗してきた。これは、タイムレンタルという方式で、1時間コースで1500円の有料試乗となっている。デーラーの試乗と違い、なんの気兼ねもいらないのがメリットだ。予定ではクラウンのマイルドハイブリッドに乗ろうと思っていたのだが、あいにく既にレンタル中だったため、空いている車の中からマークUブリットを選ぶことにした。
手続きを済ませ待っていると、黒のワゴンにプライベートガラスのついた、結構派手なやつを持ってきて、いきなりどうぞと渡された。

まず、シートに座った感じは特に違和感はなく、シートの材質もクラウンなどの一見見かけは良いけど、よく見れば安物のモケットではなく、黒のファブリックだった。全体に欧州車っぽく、というかBMW等をパクッているのがよく分かる。
試乗車にはナビが装備されていた。この表示は見やすい。要するに主要道路とわき道の違いがよく分かり、5シーリーズの国道もわき道も差が分からないのと比べれば、比較にならないほど良い。日本の地図は国産車に限る!

走り出すと、結構トルクはあるが低回転域でのレスポンスはBMWに及ばない。しかし、4000回転あたりからは一気に吹けあがる。ところが、トロいトルコンのために、せっかくの高回転のトルク域をうまく使えずに、結果的に一般路では320あたりと変わらない。
乗り心地は低速では320より突き上げが少ないが50km/h以上でのフラット感は320程ではない。

ステアリングはハッキリ言って、トロイ。とは言ってもBMWと比べた場合で、ボルボV70に比べれば正確で遥かに安定している。ハンドリングを試すようなワインディングロードは無かったので、何とも言えないが、交差点の左折の状況を見れば、それほど悪くはなさそう。
ブレーキは第1印象で効かないと感じる。この点が3シリーズ、いや欧州車全般に比べて最も異なる点で、普段ハイミューになれてしまうと、国産車のブレーキは怖い。(多くの日本人がこれを知ってしまうと、日本のクルマ屋やブレーキ屋はマズイことになる)
というわけで、まあそこそこの結果ではあったけれど、3シリーズと比べ最大の違いはフィーリング面で大きな差があることだ。

さて、家に帰ってから、その日に乗った車種は何だったか調べたら、なんと、2.5iR−V、ようするに昔の呼び方ならツアラーVのワゴン版でツインターボの280ps、ベース価格は340万(試乗車はナビがついていた)するやつだった!!
そう言えば、BMWをパクッた結構スポーティーな内装といい、意外と硬くてダンパーを効かしたサスセッティングなど、トヨタ車というか、マークUとしてはオヤジっぽくなく、最近はずいぶん変わったなと思ったが、これで納得した。でも、そうと知れば折角のツインターボもトロいトルコン(しかも今時4速)で本来の性能が全くでないし、過給に頼ったエンジンは低速でのレスポンスが悪い、だだの低出力エンジンと、都会を走るにはあまり良いところはないようだ。それにしても、トヨタめ、いくら有料の試乗といったってツアラーV乗せることないじゃないか。これじゃ一般的な最新国産車を試したかったB_Otakuの目的は、無残にも失敗に終わってしまった訳だ。

2.5ℓクラスのブランド・ワゴンだと、C240ワゴンや325ツーリングなど500万以上するわけで、確かに150万安い。でも、150万円分の価値は十分あるので、予算があれば絶対に本物を買うべき。また、動力性能では敵わないけど、価格的には400万チョットの4気筒、2LのC180ワゴンや318ツーリングならば、それほどの差は無くなるので、大いにお勧めだ。もっとも、普通マークUブリット買うやつはツインターボなんて買わないかな。