B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


9月6〜10日←  [2016年9月1〜5日]  →8月26〜31日
2016/9/5(Mon)
E Class vs E Segment Sedan<4>

インパネの構成は4車共似ていて、センターは最上部にディスプレイを配しその下はアエアウトレットということまでは共通している。またエアアウトレットの位置には幅方向にインテリアトリムが走っていて今回のクルマは何れもウッドだったが、これはグレードやスポーツ系などで他の材質も使われる。

センター最上部のディスプレイはEクラスと GS が大きなサイズだが、これは開発時点の違いも反映されてて、2009 発売の 5シリーズとフーガはディスプレイのサイズが小さ目だ。

 

E クラスと5シリーズのセンタークラスターに装着されたエアコンとオーディオパネルは当然それぞれのメーカーなりのデザインであり、お互い個性豊かな形状をしている。E クラスは伝統的にアナログ時計を装着しているが、その場所は以前は何とメータークラスター上に回転計並の大きさでドッカと居座っていた。

5シリーズは既に末期モデルだが、新型のセンタークラスターはどこまで近代化されるかは楽しみだ。ただし先にFMC により G11となった7シリーズのオーディオ&エアコンユニットは高さが低く (薄く) なっているから、恐らく5シリーズもこれに準じるのだろう。

 

国産2車についてはオーディオ等は当然ながら欧州車とは全く違い国産メーカー製を使用しているから雰囲気も全く違うし、トヨタ (レクサス) と日産でもセンスがまるで異なっている。尤も実は欧州車のオーディオも日本製だったとか、ありそうだが。

フーガのセンタークラスターの機器にダイヤル式を使用しているのは、以前BMW のコンソール上のコマンドダイヤルの機能を少しでも違って見える方法を考えた挙句‥‥と思いたくなる時代の名残りに見える。まあフーガも設計時点からすればそろそろ FMC が必要なのだが、開発は進んでいるのだろうか?

コンソール上にはEクラスを除いてAT セレクターがメインとなって、これにコマンドダイヤルや各種スイッチ類を配置している点では多かれ少なかれ似たような配置となってしまう。

EクラスはAT セレクターをステアリングコラムに付けた事から、コンソールにはコマンドダイヤルとその両側のスイッチのみとなる。

GS のコンソールはレクサス得意のマウスのような入力装置とモード切り替えスイッチと機能的にはBMW と変わらない。フーガはコマンドダイヤルをセンタークラスターに持っていったことから他の2車よりも空き地 (実は蓋付きの小物入れだが) が多い。

メーターは最新設計であるEクラスが流石に進んでいて、メータークラスター全体が液晶ディスプレイとなっていてメーター類はパソコン同様にソフトでグラフィック表示されているだけでアナログメーターは全く存在しない。残る3車は機械式のアナログメーターだが部分的に液晶ディスプレイを使用しているなど、フルディスプレイに至る過程という感じだ。恐らく近い将来はE クラスのような液晶式に変わるのだろう。ただし BMW の場合、先行して新時代のラインナップである G10系となった7シリーズのメーターはフルディスプレイ化には至っていないが、メルセデスが今回フルディスプレイに踏み切った事で世間がどうなるかも興味のあるところだ。

 

というわけで、Eセグメントのアッパーミドルクラスセダン、それも代表的なプレミアムブランド (日産は国内未展開だが) 4車種を比較してみたが、主役のEクラスは最も最新のモデルであることと、長年このクラスのベンチマーク的存在だったこともあり、やっぱり伊達じゃあないという感じだ。5シリーズはこの10年くらいはEクラスに迫る勢いだが、元々はEクラスのオウンゴールというラッキーな状況にも助けられていた訳で、今後Eクラスとどこまで勝負できるかは判らない。

国産2車については、まあよく頑張っていると言っておこう。特にフーガは価格の安さで大いに魅力的だが、その分リセールが悪いとか、まあ何とも言えないところだ。そしてGS は以前なら E クラスに比べて圧倒的安いという価格設定だったが、最近は意外にも結構強気の価格にも感じるのは、結局安いからといってメルセデスやBMWのオーナーが乗り換えることは先ず無い事を悟ったというのも大きな理由だろう。そういえばレクサスの国内展開が始まった頃に、レクサスを知らないでベンツ・ビーエムを買う無知な日本人云々、といっていた無知な文化人もどきは、今レクサスに乗っているのだろ言うか? いや、これってぜひ知りたいものだ。





2016/9/4(Sun)
E Class vs E Segment Sedan<3>

ドアを開けて室内を比較すると、車名が書いてなかったらどれがどれやらサッパリ判らないだろう。要するに GS や Fuga のように米国で勝負するクルマはジャパンオリジナルでは勝負にならないために結果的にドイツ車的なインテリアになってしまったようだ。

実は日産が最初に米国でインフィニティブランドとして発売した Q45 は、ジャパンオリジナルに拘って木目パネルの代わりに漆塗り(金粉蒔絵)のインパネで和の象徴を表したりしたが、結果はメルセデス風で価格が安いレクサス LS に惨敗した歴史があり、結局ドイツ車風に落ち着いたのだった。

 

このクラスのクルマともなればシート形状および表皮はグレードやらオプションで何種類か用意されているのが当然で、その意味では単純に比較は出来ないが、今回は主役のEクラスの試乗車である E200 アバンギャルト スポーツに合わせて、それに近いグレードで比較してみた。

それで残る3車を比較すると、5シリーズの場合は本来Eクラスに合わせれば M Sport となるのだが、この場合はアルカンターラを表皮に使ったスポーツシートになってしまい、同じスポーツといってもEクラスとはチョイと違うために、今回はラグジュアリーというデザインラインを使用している。

GS と フーガの国産2車はどちらも欧州車的で決して悪くないが、特にフーガがこのレベルになったのは最近の事だ。GS というよりもレクサスの場合はフラッグシップの LS から展開が始まったセミアニリン本革シートで国産車としては初めてオリジナリティのある本革シートをラインナップできたが、その流れでレザー表皮全体のレベルがアップしたようにも感じる。

 

サイドスカットルを利用してここにパネルを貼るスカッフプレートなどと呼ばれている部分は、高級車の場合にはメーカーのロゴなどが付いている。まあこれは性能には全く関係ないし、ドアを閉めてしまえば全く見えないというシロモノだが、乗り込む時にブランドモノに乗るという幸せ感を味わえるという重要なアイテムだ。

そのロゴはEクラスは "Mercedes-Benz"、5シリーズは "BMW"、そして GS は "LEXS" と、まあ当然といえば当然だが、フーガの場合は流石に ”NISSAN" では白けるし "INFINITY" は日本では展開していないということで、結局苦し紛れ (?) で "FUGA" となっているのがチョイと辛い。

ドアのインナーパネルについても当然このクラスのクルマだからソレナリに高級感を持っている。そしてデザインはどれも似ているようでもよく見れば4車4様となっている。

 

その中でも特筆すべきはフーガの高級感で、他の3車に完全に勝っている。以前からフーガに乗った時にその出来の良さを感じていたが、今回の比較でもやはり他社を上回っている感があった。

 

つづく




2016/9/2(Fri)
Hyundai i10 (2017)

i10 はヒュンダイのラインナップでもボトムラインを受け持つAセグメントのコンパクトカーだが、今回新型が発表された。 i10 はアジアや欧州で人気があるというが、欧州って、まさかこれがドイツやイギリスで売れている?? と思って調べみたらばトルコなどで、まあ確かに欧州には違いないはなぁ。またインドでもメジャーで現地生産も行われているという。

その新型 i10 のエクステリアを見ると‥‥ややっ!

何やら始めて見たクルマのような気がしない? これって、どこかで見たような?

それで思い出したのはトヨタ iQ だった。勿論長さは違うがフロントの雰囲気はソックリだ。そしてもう一つ、同じトヨタのラクティスが全体の雰囲気では似ていて、要するに
 (トヨタ iQ + トヨタ ラクディス ) ÷ 2= ヒュンダイ i10
となる。

そしてリアはといえば、 i10 ではCピラーにまで回りこんだリアウィンドウがチョイとユニークに見えるが、何の事は無いこの手法もトヨタ iQ で実施されていた。なおヒュンダイでは i10 は一般のコンパクトハッチバックよりも少し高い車高によるマルチパーパスカーだと言っているが、それこそラクティスのコンセプトそのモノじゃあないか。

インテリアの場合は明らかなパクリというのは無いようで i10 もオリナリティは一応見られ、特に写真のブラックとブラウンのツートーンの内装は特徴的だ。

と思ったが、これまた何やらどこかで覚えがある。それで過去のデーターを探して見たらば、何とこの配色による独特のイメージはこれまたトヨタのヴィッツのラインナップに揃えてあった。

まあ何時もの事だから全く驚かないが、ヒュンダイの、というか韓国のこの体質は変わりようが無いのは判っているから、勝手にやったら‥‥というところだ。

もしも奇特にも詳細を知りたい場合には下記にて↓
https://www.netcarshow.com/hyundai/2017-i10/






2016/9/1(Thu)
E Class vs E Segment Sedan<2>

今回はトランクリッドを開けて内部のスペースの比較から始める。

まあ一言で言えば、このクラスの図体の大きさを考えれば当然だが、ラゲージスペースはどのクルマも充分に確保されている。しかし、幅方向となると他社に比べて5シリーズがちょっと狭いのは、ゴルフ特急便として使うには問題があるが、まあ5シリーズを選ぶようなオーナーはトランクルームにゴルフバック4個を詰め込んでの接待ゴルフなんて事とは関係無さそうなイメージだから、これで良いのかもしれない。

フーガの写真を見れば実際に展示車両にゴルフバックが2つ入っていて、この上にあと2個重ねればOK という情況を説明している状況が解るだろう。レクサスディーラーではクルマの傍らにやはりゴルフバッグが置いてあり、必要とあらばいつでも実演出来るようになっていた。まあ国産2車は法人登録も多いだろうし、中小企業の社長が自ら運転して取引先の班長や係長を乗せての接待ゴルフはマストだから、これは当然だ。

なおEクラスも同様にスペースの後半は幅一杯に使えるので恐らくゴルフバック4個積載はクリアするだろう。

 

エンジンについてはドイツ勢2車は、今回ベーシックな4気筒 2.0L ターボ搭載車両を取り上げているが、これらの車種は当然ながら6気筒エンジン搭載の上級モデルもあり、ここに4気筒を搭載すれば当然ながらスペースは充分過ぎる、というかスカスカの傾向がある。そんな中でもEクラスと5シリーズはエンジンの搭載位置が明らかに異なり、5シリーズは例によって極力後方に搭載することで前後の重量バランスをイーブン (50:50) にしている。

対する国産の2車種は今現在では4気筒ターボの搭載が行われていないためにベースモデルでも V6 2.5L の自然吸気エンジンを採用している。なお下の写真に於いてフーガについては手持ち資料の関係で3.7L となっているが、同じV6 ということと、最近は上部にカバーを掛けるこから一見した眺めは2.5L でも殆ど変わらない。

このように国産車の場合は今回取り上げたEセグメントでは未だ4気筒ターボによるダウンサイジング化が実施されていないがレクサスでは IS200t 、日産はスカイライン 200GTt としてダウン化が既に実施されているから、両社共にDセグメントから実施しているのは販売台数の関係だろうか。更にはトヨタの場合はクラウンではベースモデルは 2.0Tとなっているから、レクサス GS も近い将来には V6 2.5L は 直4 2.0L ターボに置き換わるだろう。

 

タイヤ&ホイールについては、新型の E200の写真が AMG ホイールを標準装備した ”SPORT" だったことから、これと対戦させるには5リシーズの場合も M Sport としないとフェアとは言えないし、GS の場合は F Sport であり、フーガではタイプ SP というのを選んでみたから、ホイールのスポークが細い軽量タイプで揃えることとなった。従って、試乗記の比較表で取り上げたモデルに比べて価格はアップしているので注意が必要だ。

 

次にブレーキユニットを覗いてみると、5シリーズを除いた残り3車は少なくともフロントにはアルミ対向 (オポーズド) 4ピストンキャリパーを採用している。更にフーガに至ってはリアにも2ピストンオポーズドを奢っている。なお5シリーズの場合は M5 でさえ現行モデルでようやくオポーズド化されたというくらいに BMW はブレーキに金を掛けないので有名だ。

また世界的にはオポーズドキャリパーはブレンボのOEM 品が独占に近いが、国産2車が採用しているのは何れも国産品であり、この点では日本の自動車部品は中々進んでいる。因みにレクサスはアドヴィックス製で、フーガーは曙ブレーキ製を使用している。

おっとイケねぇ。フーガの場合はオポーズドキャリパーを付けているのは一部の上級グレードのみなので、一般的なグレードでは鋳物片押しキャリパーとなるので、念のため。

 

ここまでのところでは国産2車も頑張っているが、残念ながらエンジンのダウンサイジング化では大きく遅れをとっているようだ。

つづく


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