B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


6月21〜25日←  [2016年6月16〜20日]  →6月11〜15日
2016/6/20(Mon)
テスラ <4>

今回はドア開けて室内を見るために、先ずはドアノブを引こうとしたら何とボディと平な位置 (写真下@) で、これはどうするのだろうかと考え、そう言えばNISSAN GT-R では一端を押すと反対が持ち上がって、これを引けばドアは開いたから、ということで一端を押してみたが何も起こらない。

実はリモコンでキーを解除するとドアノブはニューっと出てきた (写真下A) 。

リモコン (写真左下) は一見すると全くスイッチ類が見当たらないが押す場所によって機能があるようで、これを行き成り渡されてもサッパリ判らない。

ドアを開けてドアヒンジを見ると、BMW などに比べれば薄っぺらい板金加工品で、しかも国産車のような大規模な金型でプレスしたものではなく、その辺の町工場で作ったような創りだった。まあ生産台数が少ないことからこういう設計にしたのだろう。次のモデル3では恐らくもっと大量生産を前提にしたモノになるとは思う。

室内を見ると、加速性能がNISSAN GT-R 並ということもあり、フロントにはスポーツカー並の形状のシートが付いていた。

ポジション調整はオーソドックスな電動タイプとなっている。本皮のシート表皮もこのクラスとしてはマアマアの標準的な質感を持っている。

ドアのインナートリムはチョッと凝ったデザインだが、基本的には世間の常識からそれ程離れていない。

写真のクルマはかなりの上級仕様らしくレザーにステッチの入ったパッドなど、高級サルーンらしさはある。

ドアノブ付近の金属パーツもつや消しクロームを使用するなど、十分に高級な質感を持っている。

少し前のレビューでは価格の割に安っぽい内装が批判されていたようだが、今回の後期モデルは十分に改善されているようだ。

つづく。




2016/6/19(Sun)
テスラ <3>

今現在のテスラの主力車種であるモデルSが最近マイナーチェンジ (MC) されて、日本上陸の最初のクルマが展示されている。ということで今回は急遽 MC 後の最新モデルSを写真で紹介する事にした。

 

従来型の写真と比べるとフロントのバンパーにあるボトムグリルの変更という、MC の定番が実施されている。ただし従来のような大きなグリル (に見えるデザイン) ではなくなった。考えてみればラジエターが無いのだかグリルだって不要なのだが‥‥。

それにしても実際に実車を目の当たりにすると、やはりデカい! しかしそのデカさにより結構迫力があるしスタイルも写真より良くみえる。

ヘッドライトに LED タイプを使用しているのは走行以外の電気を極力節約する必要がある EV では当たり前だが、どうもこの MC で初めて LED 化されたらしい。

リアにある充電用のコネクターは日本車やドイツ車の統一された規格とは異なるものを使用しているが、一応アダプターがあるらしい。

 

フロントフードを開けると、そこには小さいながらもトランクスペースがあるが、そのサイズは丁度ポルシェ 911 と良い勝負となっている。その後方のスペースにはフロント用のモーターや駆動用電気機器類が入っているという。

フロントのラッゲージスペースはポルシェ 911 並だったが、リアゲードを開けると驚くほど広いスペースが現れる。取り分け奥行きの長さは圧倒的で、これに勝るサルーンを見たことが無いくらいに広い。

更に床板を持ち上げると後ろ半分には多少のスペースが現れる。

装着されていたホイールは標準の19インチだが、オプションで21インチも選択できる。

ブレーキにはブレンボ製と思われる4ポットオポーズドキャリパーを前後に装着しているが、更に特徴的なのはリアには別にパーキング専用のブレーキキャリパーを持っている事だ。このタイプはスーパーカーなどに付いている例はあるがサルーンでは珍しい。

次回につづく





2016/6/17(Fri)
テスラ <2>

テスラ モデルSは現在の主力モデルであり、日本でも販売されている。下の表を見れば判るように、モデルSのサイズは他の EV に比べてかなり大型で、BMW でいえば7シリーズに相当する大きさだから、米国ならともかく日本で使用するとなると都心の狭い道では取り回しに苦労するし、世田谷の一部のように戦前の規格の道路では入ることすら出来ない場合もありそうだ。

ボディーのデザインは意外にもオーソドックスというか無個性というか、見た瞬間にテスラと判るようなアイデンティティも無いから、街中でこれを見たらば何のクルマだか判らないだろう。尤もテスラ自体、日本人で知っている人は殆どいないだろうが‥‥。

 

スペックを見るとテスラ S は他の EV に比べて最もベーシックな ”60” でも 380ps 440N-m というモーターの性能は圧倒的で、このため動力性能は 0−100km/h が5.8秒と発表されている。

モデルSには上位から ”P90D” 、"90D"、 "60" の3グレードがあり、更に "60" には RWD と AWD が選択でき、それ以外のグレードでは全て AWD となる。因みに P90D ではフロント用500ps、リア用 257ps のモーターにより 0−100km/h 加速は何と 3.3秒と発表されている。

 

テスラ モデルSの2015年米国販売台数は 22,800台で、その前年の18,000台に対して確実にアップしている。ところでこの販売台数を見ると、何故かテスラだけは100台単位の数字になっているが、想像すれば毎年の販売台数は計画生産でありそれ以上は作らない、というか作れないのだろう。

2015年の22,800台は月平均で1,900台だから、高価格帯の大型セダンとしては決して悪い数字じゃあないし、正直言ってこの数値を見た時には思いの外売れているのに驚いた。そのテスラはモデルSよりも小さくて価格帯もより安いモデル3を発表しているし、以前の日記でも触れたが2017年からのデリバリーというのにネットでの予約では1周間で約32万台の応募があったという。

日本での予約金は15万円で、米国での予約金額は不明だが同じく15万円と仮定すれば32万台で480億円となり、約300万円の車両を販売した場合は32万台で約1兆円となるから、これは十分な商売になるだろう。

とはいえクルマ作の経験が無い企業が行き成り高価格車を生産しているのだから、現行のモデルSだって色々問題は出てくるのは当然だ。次回はモデルSのユーザーによるレビューなどを元に現在の車両の情況を纏めてみる予定だ。

なお、テスラ モデルSの詳しい写真と解説は以下にて↓
https://www.netcarshow.com/tesla/2013-model_s/





2016/6/16(Thu)
テスラ

6月10日の日記で取り上げた話題のテスラ モデル3に関して、テスラ自体が一体どんな会社なのかを知らないと話がつながらない。ということで、テスラについて纏めてみる。

先ずはテスラという名前は交流電流、ラジオ、蛍光灯などで有名な発明家のニコラ テスラにちなんだもので、電子技術の世界ではエジソン以上の発明家でもあり、そのエジソンとは相当仲が悪かったようだ。テスラモータースの本拠地は米国シリコンバレーであり、バッテリー式電気自動車と関連製品を開発、製造、販売することを目的としている。

しかし全く新たに電気自動車のための会社を設立するという計画には驚くばかりだが2004年、すなわち今から12年前に1回めの投資ラウンドにより750万ドルを調達した。この活動を主導したのは PayPal の共同設立者である南アフリカ生まれのイーロン マスクだった。PayPal というは日本ではあまり知られていないが、電子メールを使ってクレジットカードでの送金を行うシステムで、例えば購入先の店舗と直接カード決済をしないで、PayPal が間に入ることでユーザーは安心してカードが使えるという便利な方法で、B_Otaku も海外よりの購入で大手ではない業者との取引で何回か使用したことがあるが、 PayPal なら直接相手の業者に当方のクレジット情報が伝わらない点で非常に安心できる。

1回目の投資の結果、イーロン マスクは会長に就任して2005年には2回目の投資ラウンド主導して1,300万ドルを調達し、2006年の3回目では4,000万ドルを調達した。この時の出資者はグーグルの共同経営者や元 eBay 社長、ハイアットの相続人など著名な企業家達だった。翌2007年の4回目では4,500万ドルを追加し、民間金融で1億500万ドル以上の総投資をもたらした。更には2008年の第5回投資ラウンドでは4,000万ドルを追加した。

このように投資金額を増やしていったテスラだが、実際のクルマの生産としては最初に販売された車両はリアドライブのスポーツカー仕様電気自動車の “テスラ ロードスター“ (写真下) だった。このクルマの車体はロータース製をベースとしているもので2008年より販売が開始され、性能は0−100km/h が 4秒未満で、最高速度は200km/h という。価格は9万8千ドルと高価だが、2008年5月時点で600台以上が予約された。また日本向けには2010年に12台が出荷され、価格は1,810万円だった。

 

2009年には高性能版の ”ロードスター スポーツ” (写真下) の受注を開始し128,500ドルで販売した。

それにしても自動車産業というリスクが大きくて膨大な資本を必要とする業界に、計画段階で投資家を募って徐々に資金を調達していくという方法で、今現在は徐々に規模を拡大しているようで、この辺は流石にアメリカン ドリームの国であり、日本ではまず無理だろう。

 

ロードスターはあくまで少量生産のスポーツカーであり、カーメーカとして本格的に参入するためにはより一般的なセダンタイプの発売が必要となるが、これが2008年に2010年発売とアナウンスされ、今現在ではテスラの主力もでるとなっている ”テスラ モデルS” である。

このモデルSについては次回に取り扱う事にする。

なお、テスラ ロードスターおよびロードスタースポーツのオリジナルの写真と解説は以下にて↓
ロードスター⇒ https://www.netcarshow.com/tesla/2008-roadster/
ロードスタースポーツ⇒ https://www.netcarshow.com/tesla/2010-roadster_sport/




6月21〜25日←  [2016年6月16〜20日]  →6月11〜15日