B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


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2016/6/10(Fri)
Tesla Model 3 (2018)

テスラ (Tesla) という名称を聞いて、これが米国の電気自動車 (EV) の専門メーカーであることくらいは思い浮かぶが、さてその詳細となるとサッパリ判らないというのが本当のところだ。そこで、テスラについては今後この日記で不定期に何回か取り上げて、その内容をまとめて見る予定だ。要するにもしかして新しい自動車の発展に対して記念碑的なクルマになる‥‥可能性もあるかもしれないからだ。

まあ、それは置いておいて、今回のモデル3という新型は米国で35,000ドルという一般の市民でも購入可能な価格というとこでも注目を浴びている。ということは今までのテスラはセダンのモデルS(60,000ドル)、SUV のモデルX (80,000ドル) とも結構高価だったために、一般ユーザーの買える価格ではなかったということだ。

そのテスラ モデル3は低価格化を実施したとはいえ性能的には EV の高トルクを活かして 0 - 100 km/h 加速は6秒以下、1回の充電での走行可能距離は約350q以上で、全グレードに自動運転に対応するハードウェアが標準装備されているということだ。

日本での価格はどうなるのか、と思ってテスラの日本法人の HP を調べてみたらば各国の現地価格は 2017 に発表すると書かれていた。

因みにモデルS の日本国内価格は走行1〜2万キロの試乗車上がりがベースグレードで約815万円で、最上級グレードだと約1,280万円となっていた。

なお、例によってオリジナルの写真と解説は以下にて↓
https://www.netcarshow.com/tesla/2018-model_3/

ところでこのモデル3だが、2017年からのデリバリーというのにネットでの予約では1周間で約32万台の応募があったという。テスラにそんな生産能力があるのか疑問だったが、実は既に旧トヨタ&GMの合弁工場をテスラが買収済で、バッテリー生産工場も建設中だという。

なお、テスラの米国での販売台数は全モデル合計で2016年1~5月の合計が約 11,000台だから、月平均なら2,200台ということになり、これは想像以上に大きな数字だった。因みに日産 リーフは日本国内では2015年には約9,000台を販売しているから月平均では1,800台だが、世界販売台数ではダントツの1位 (17.2万台)で、2位のシボレー ボルト (8.8万台) に2倍以上の差を付けている。

さ〜て、テスラ モデル3はリーフに迫ることが出来るのだろうか?




2016/6/9(Thu)
BMW 7 Series <4>

今回は最終回としてインテリアを引き続き紹介する。

最初にダッシュボードを基本とするフロント全景を比べてみると‥‥

新型 (G11) は最近のトレンドであるダッシュボード中央部天板からディスプレイが飛び出すようなデザインになっていて、さらにセンタークラスターも目一杯上部に寄せている。

対する先代 (F01) は当時としては先進的だった上部横長のディスプレイを備えたセンタークラスターも、今では多少のレトロ感さえ感じるが、しかし良く言えばオーソドックスな高級感であり、対する新型はモダーンといえば聞こえは良いが、7シリーズ独特の高級感溢れる雰囲気という意味では新型より優っているようにも感じる。

新型ではもはやセンタークラスターというよりも、ダッシュボードのセンターにオーディオ & エアコン操作パネルがぶら下がっているという感じだ。その為に先代ではフロアーコンソールにまで繋がるセンタークラスターのウッドパネルがこれぞBMWのフラッグシップという雰囲気を出していたが、新型ではそれが無くなり、また半つや消しとは言うもののいわゆる光物が多いのも気になるところだ。

フロアーコンソールについては機器類の配置は基本的に同じだし、ウッドパネルの面積も同等だからセンタークラスター程の差は無いが、それでも iDrive のコマンドダイヤル周辺のスイッチやAT セレクターのベースパネルでは、やっぱり ”光物” が多くなってはいる。

 

ダッシュボードの右端にはドイツ車の定番である回転式のライトスイッチがあるが、機能は変わらないがデザイン的には多少の変更がなされているし、そのスイッチ自体も他の部分同様に光物が増えている。

フロントのコンソール後端はこれまた定番のリア用エアアウトレットに加えて後席用エアコンの調整パネルもあるなど、両車の機能はこれまた大きく変わらないが、当然ながら細かいデザインでは変更がある。

 

流石にこのクラスになると、リア用のエアアウトレットは写真上のコンソール後端に加えて両サイドのBピラーにも組み込まれている。そしてこの部分もデザインは変更されているが、これまた機能的には変わらない。

なお BMW サルーンでこの位置にもエアアウトレットがあるのは7シリーズのみであり、5シリーズ以下には採用されていないのが、7シリーズが後席も重視されていることの証でもある。

 

以前はパッとしなかった7シリーズだが、先々代の E65 での劇的な進化からそれまではどうしても追い付く事が出来なかったメルセデスベンツSクラスに徐々に迫っていったのは周知の事と思う。そして7シリーズがSクラスと大いに異なるのが、オーナー経営者向けの自ら運転もする高級車というイメージであり、これは十数年前にもてはやされた六本木辺りの IT 長者のイメージと重なったこともあるなど、7シリーズにとっては幸運な条件も結構あった。

とはいえ、7シリーズオーナーの新しい世代の経営者というイメージは、言い換えれば成り上がりとも取れる訳で、そんな事もあり7シリーズの予算ならば5シリーズベースで価格的にも同列であるM5やアルピナB5 などに目が行くオーナーも多いようだ。まあ、7シリーズを買える財力があるオーナーが自らの考えて選ぶわけだら、外野の我々からすれば「好きなのを買っあらぁ」というところだが‥‥

と、僻んでおいて勝ち組読者に優越感を与えるのも、このサイトのビジネスモデルなのだ。へっ、へっ、へっ。






2016/6/7(Tue)
BMW 7 Series <3>

今回はドア開けて室内が見えたところから始める。

一見したところでは先代 (F01、写真下) との大きな違いは見当たらない。

しかしシートを拡大してみると

座面の形状などは変更されているし、表皮も新型は凝った裁断になっている。とはいえどちらも表皮の質感は極めて良いが、何れも 740i という7シリーズとしては決して上級とは言えないグレードでの比較であり、これが最上級グレードでは‥‥はて、どうなるのだろうか?

シートポジションの操作パネルとスイッチは基本的に同じような機能となっているが、パネル自体は全く異なる形状に変更されている。先代 (F01、写真右上) との違いはスイッチ全体がメッキ処理されたことだし、パネル上部にもクロームのラインが入っているなど、光物が増えている。

ドアのインナーパネルのデザインも変更されている、って、フルモデルチェンジなんだから当たり前だが。

とは言っても、アームレストにあるパーウィンドウスイッチ類の側面下側にはシートポジションメモリーがあるなど配置自体は変わらないから、旧モデルからの乗り代えでも迷う事は無い。

それで質感はといえば、当然ながらBMW セダンのフラッグシップだからシート同様に高級な質感に文句は無い。

因みに庶民のクルマの代表であるトヨタ プリウス (写真下) と比較すると‥‥まあ、機能に変わりはないとは言える。

えっ、300万円近いプリウスを買えるのは、庶民でも上の方だって? 確かに今の日本の現状はそのとおりだった。

ということで、今後ますます増えるであろう階層の乗るクルマは‥‥これっ⇒

つづく。




2016/6/6(Mon)
Volkswagen Beetle (2017)

フォルクスワーゲンの Beetle は第2次大戦中にヒトラーの国民車構想によりポルシェ博士が開発して結局は大戦後に本格的に販売されたものだが、そのオリジナル Beetle を今に再現したのがこの ”Beetle” であり、日本では現行タイプを ”The Beetle” として販売されている。

現行型は2代目で 2012年に発売されたが、今回大規模なマイナーチェンジが実施された。

エクステリア上の変更点はこれぞマイナーチェンジの定番であるボトムグリルの形状変更であり、今回はエアインテイクが3分割されて何となくポルシェ 911 風になった。

そしてインテリアはこれまた最近のマイナーチェンジの鉄則の従って変更は無い。

この Beetle 前記型については簡易試乗記↓ で取り上げているので、興味のある方は参照願いたい。
Volkswagen The Beetle 簡易試乗記 (2013年2月)

このクルマはパイクカー的な外観の割には乗ってみると極普通で驚くし実用性も十分にあるから、普通に一家に1台のファミリーカーに成り得るが、問題は2ドアということだ。

そして、オリジナルの写真と解説は以下にて↓
https://www.netcarshow.com/volkswagen/2017-beetle/


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