B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


9月26〜30日←  [2015年9月21〜25日]  →9月16〜20日
2015/9/25(Fri)
VWの排ガス不正

既にニュースなどで大きく報道されているが、米国 Volkswagen (VW) が排ガステストをクリアできる特殊なソフトウェアを使用していたということらしい。

このソフトウェアが何を指しているのかを考えてみると、どうもエンジン制御用コントローラーの制御プログラムのことらしい。このプログラムでは排気ガステストでは良い成績が出せるが、実際の走行では窒素酸化物 (NOx) が40倍に達することもあるという。

まあ確かにイカサマには違いないが、テストの結果が良くなるような制御というのは多かれ少なかれどこでもやっていると思うのだが、VWのケースはやり過ぎたということだろうか。

対象車種は4気筒ターボディーゼルの TDi エンジンで2009〜2015年モデルの約48万台が該当するという。因みに車種は Jetta、Beetle、Golf、Passat、Audi A3 ということだ。

ここで、上記の車種の中で当サイトで試乗したものについて試乗記のリンクを貼っておく。

  Volkswagen The Beetle (2013/2)
  Volkswagen Golf Trendline (2013/8)
  Volkswagen Passat Variant (2015/8)

それにしても該当の48万台はどうするのだろうか? 正規のソフトに入れ替えれば排ガステストをクリア出来ないし、そのままでは実走行で排ガス違法だし‥‥。

しかし、最近の米国の状況を見ていると「何が裏があるんじゃあないか?」と疑いたくなってしまう。そういえばドイツはロシアや中国の通貨制度に参加する意向だから、これに対する報復??そしてVW の米国での売上が大きく減った場合に漁夫の利を得るのは、ズバリ日本車ということになり、これって強引に戦争法案を通した日本へのご褒美も兼ねてたりして??
おっと、いけねぇ。ここは特別編じゃあ無かった。

まあそういう推測は置いておいて、VW自体もどうも最近変なのではないだろうか? 最近試乗した Passat なんて出来の悪さが際立っていて、従来の VW の仕事とは思えないくらいの駄作だったし、一体VWに何が起こっているのだろうか。




2015/9/22(Tue)
2.0L ターボ

Lexs IS といえばトヨタのプレミアムブランドである Lexus チャンネルで販売するDセグメントセダンであり、すなわち BMW3シリーズやメルセデスベンツ C クラスと真っ向勝負 (の筈) のクルマで、プレミアムブランドの中でも最も売れ筋かつ激戦区でもある。

そのLexs IS に今年の7月、ダウンサイジングエンジンとして 2.0L ターボモデルの IS 200t が追加発売されていた。されていた、というのは不覚にも気が付かなかったということで、まあ今や欧州車オーナー達の間では Lexus 自体が忘れ去られそうな状況で、周りでも誰も話題にしていなかったと言い訳しておく。

ということで、実車の撮影や試乗は近いうちに実施するとして、ここでは3シリーズとC クラス、そして米国では Infinity Q50 としてLexus IS のライバルである Nissan Skyline を加えて、其々のラインナップの中から4気筒ターボエンジン性能と価格を比較してみる。

エンジントルクについては同じ2.0L でも加給圧の違いにより最大トルクが350N-mクラスと300N-mクラスがあり、勿論出力もトルクの大きさにほぼ比例しているが、国産2車は何れもハイチューンタイプを使用している。そういうことを踏まえれば Lexus IS200t は欧州2車より100万円以上安いことになるが、考え方によってはパワーは少ないとはいえ BMW 320i やメルセデス C200 と同等という強気な価格を設定しているともいえる。とりわけ、エンジンが1.6L とはいえ C180の買い得感は大きい。

買い得感といえば Skyline の場合は何を隠そう (いや隠さなくても) C250と全く同じエンジンを搭載している訳で、しかも IS より70万円も安いという、これはもうイチオシだが、残念なことに乗り味は Lexus 以上に日本車的緩さを感じるのはどうしたものか。

なお上記のクルマの中で既に試乗記が公開されているものを下記に揚げておく。だだし、330i は試乗した時点では 328i と呼ばれていたものだ。

BMW 320i Sport (2012/7)
BMW 328i (2012/2)
Mercedes Benz C180 & C200 (2014/9)
Nissan Skyline 200GT-t (2014/6)




2015/9/21(Mon)
Alfa Romeo Giulia (2016)

アルファロメオといえば戦前は今のフェラーリに相当する高級スポーツカーメーカーであり、あのエンツオ フェラーリはアルファロメオのワークスドライバーだったくらいだ。そして戦後は中級スポーツカーとしてポルシェよりは下のクラス、今で言えば BMW に相当するような立ち位置だった。実際に1970年くらいまではマニア憧れの輸入車の定番といえばアフファロメオ ジュリアGTであり、当時の日本では BMW よりもメジャーだった。

当時学生だった B_Otaku の友人に金持ちのボンボンがいて、何と親を騙して1750GT を買ってもらったのだった。それで運転させてもらった感想は、とにかくエンジンがスムースでレッドゾーンまで簡単に回ってしまうし、ステアリングはクリックでコーナーリングはニュートラルという、当時の国産車とは異次元のクルマだった。それでは当時の国産車はといえば、ステアリングの中心付近は大きな遊びがありコーナリングはドアンダーで曲がらないし、それにも関わらず盛大なロールをするのが当たり前だった。

しかし当時のアルファはその高性能な反面、高価なことは当然としてもそれ以前に信頼性の無さやボディがあっという間に錆びてくるなど、品質面では大いに疑問だった。まあ、それがまたマニアックなのだが。

その後のアルファロメオは鳴かず飛ばずの時代があり、一時期は何とニッサンパルサーのボディを流用するという凋落ぶりだった。それが1986年にフィアットの傘下となったことから FWD の155や164 で復活し、これが今に続く FWD のシリーズだ。しかしアルファと言えばやはり RWD であり、今のFWD アルファなんてアルファロメオじゃあない、というのが古いマニアの気持ちだろう。

そして今回、以前から噂のあった Giulia が遂に公開となった。

デザインは勿論アルファロメオのアイデンティティである盾をモチーフにしたグリルだが、これは現在の FWD シリーズでも同様であり、特別に Giulia らしいというほどでないが、勿論中身は大いに異なっている。

リアから覗く太い4本の排気管が高性能を暗示しているが、 Giulia の最上級モデルは 3.0L V6 ターボ 510ps のエンジンを搭載し、0-100 km/hを 3.9 秒で走り抜けるという。

このクルマの発売は来年のようだが、まあアルファ好きは今から貯金に励んでおこう。とはいえこの性能からいってもメルセデス AMG や BMW M などと同等クラスだから、価格も同等以上ということだろう。

なお、このクルマの試験風景の動画がアップされている。

更に詳しい内容を知りたい読者は下記にて。
http://www.netcarshow.com/alfa_romeo/2016-giulia//


9月26〜30日←  [2015年9月21〜25日]  →9月16〜20日