B_Otaku のクルマ日記

放射能関連データ (http://atmc.jpへリンク)


2014年10月1〜8日


2014/10/7(Tue)
C180 vs Skyline 200GT-t<4>

特別編などにより一時中断してしまったC クラスとスカイラインの比較だが、本日より再開ということでようやくキャビンの中に目を移せる。


インパネのデザインなんて言うものは当然ながら個人の好き好きで大いに評価が変るのだが、さてこの両車を比べてみれば個人の趣味云々を考慮してもC クラスのデザインと質感はD セグメントセダンとしては言う事なしの出来の良さで、これには同じドイツのBMW 3シリーズだって比較されたらばちょっと苦しいくらいの状況であり、スカイラインにとっては、まあ‥‥ですよ。

センタークラスターの配置はC クラスでは天板から飛び出す形でディスプレイが配置されているが、この方式は何となく後付っぽくて高級感に乏しくなりがちだ。しかしCクラスではセンタークラスター頂部を少し下げることで、ディスプレイの後付感を減らしているから、決して違和感やチープ感は無い。

スカイラインはといえば、飛び出してはいないがナビ用のディスプレイはセンタークラスター最上部に配置されている。そして特徴的なのがその下にもディスプレイ(タッチパネル式)が配置されていて、こちらは各種操作や切り替えなどのオペレーション用となっている。

 

C180のエアコン操作パネルはC200と共通のために結構質感が高いが、その下にあるオーディオパネルは何やらチャチなのはC200 とは別物であるためで、C200 はアナログ時計も付いているなど差別化されている。新型Cクラスは同じAVANTGARD同士ならC180 とC200 は殆ど変わらないのだが、この部分については数少ない相違点でもある。

10年ほど前からBMWが始めたiDrive のような回転式のダイヤルを操作して各種の切り替えなどを行う方式を各社が採用し始めて、多くはBMWと同様にセンターコンソール上に配置されていたが、ニッサンではセンタークラタ上のディスプレイの下くらいの位置にコマンドダイヤルを置く方式だった。それが今回はダイヤルを廃止したことでディスプレイを追加したり、その両端にスイッチを並ばるなどしている。これが良いか悪いかは兎も角も、BMWのパクリから脱却してオリジナルの方式を採用しよう、という心意気を評価しよう(でもダサい!)。

実は天下のメルセデスも数年前からはBMW流のコマンドダイヤルをセンターコンソールに配置するという、メルセデスにしては珍しくBWMのオリジナルをパクっているが、言い換えればコマンドダイヤルの方式はそれだけメジャーだということだ。そのメルセデスは今回の新型Cクラスではもう既に何度か紹介した奇妙なダイヤルによる方式を新採用した。念の為に写真を添付するが初めて見る読者の便宜を計ったものだから、「あっ、またあの写真使い回してやがる」なんて言わないように。

次回は残る操作系についての紹介とする。

まだ、つづく。




2014/10/6(Mon)
そろそろ特別編でも 

この日記では月に2回ほど特別編というのをやっているが、最近は何となく毎月5日と20日くらいに実施している。今日は6日だからそろそろ特別編の時期なのを忘れていた。

ということで、行ってみましょう特別編。

いつものとおり内容は偏向していたり毒舌や嫌韓があったりするために、当サイトの方針を理解できて、この手の話を笑って受け流せる読者専用とします。

方針を理解して特別編に進む




2014/10/5(Sun)
C180 vs Skyline 200GT-<3>

今回からはインテリアを比較する。

今度の新型Cクラスのインテリアは流石にけなす人は先ずいないくらいの出来の良さだが、それにくらべてスカイラインは、まあ決して悪くないのだが比べる相手が悪かった。

C180 AVANTGARDのシート表皮はレザーツインというセンターがファブリックでサイドが人工皮革のものを使用している。このタイプの人工皮革はポルシェでも使用しているが一見すると本皮に見えるくらいよく出来ている。

スカイラインの場合は比較対象車がタイプ SPという上級グレードのためにレザーシートが標準装備されている。まあ例によって日本のレザーシート、取り分けニッサンのレザーには良い点数は付けられない。これがトヨタの場合はレクサスブランドなら国産車としては最も良い部類なのは、プレミアムブランドとして相応しいレザーの質感を追求してきた結果だが、ニッサンはねえ‥‥。

なお、スカイラインもベースグレードではサイドが人工皮革でセンターがファブリックというC180 AVANTGARDとほぼ同じ構成のシート表皮であり、実際にCクラスと比べても本皮同士の比較程には見劣りはしない(と自分に言い聞かせている)。

シート調整はどちらも電動式だが、その調整用スイッチはCクラスの場合は今回の新型から事実上(殆ど売れないベースグレードを除いて)ドアトリム側への装着となっている。因みに先代Cクラスでドア側にシートの調整スイッチを配していたのは、これまた殆ど売れない上級モデルのみという、ニューモデルとは真逆の設定だった。

そしてスカイラインはといえば、こちらはシート側面下部にスイッチを配置するオーソドックな方法となっいる。またポジションメモリーはタイプ P とSP(写真のグレード)に標準で装着されている。

そしてもうひとつの話題は、高級ブランドでは当たり前のロゴ入りスカッフプレートだが、Cクラスの場合は何と "Mercedes-Bernz" というロゴがLED独特の白色光で浮き上がるという嫌らしさだ。これに比べればスカイラインは地味というか奥ゆかしくチョイと小さめでコントラストも低めに "SKYLINE" のロゴがある。

ドアのインナートリムについては最近のニッサン車、というよりもインフィニティ相当車の場合、言い換えれば今回のスカイラインとフーガについては国産車は勿論、BMWと比べてもむしろ優っているんじゃあないか、というくらいに良くなったが、相手がCクラスとなるとチョイと勝ち目がないかもしれない。というのは、今回のC クラスの内装はデザインセンスも質感もこのクラスとしては飛び抜けているから、スカイラインとしては運が悪かったと慰めたくなる気持ちだ。

つづく。




2014/10/3(Fri) 9月の軽自動車販売台数

8月の軽自動車販売台数が激減したことは9月5日の特別編で触れたが、それから1ヶ月経って9月の販売台数が発表された。一言で言えば8月の不調を9月で盛り返した、とでも言いたくなるように好転した訳で、メデタシ・目出度し。

それで2014年度上半期の状況を表にまとめてみたら

上半期の前年同月比はほぼ100%だから、消費税の影響は無く、従って消費税の10%への増税を実施しても経済への影響はない‥‥という結論か?

しかし、何か話が旨すぎないか??
最近の政府、司法、マスコミ軍団の状況を見ていると、全てに疑いを持ちたくなってしまい、この統計にも何やら裏があるんじゃあないか? なんてね。

因みに最近一部で囁かれているのは、中古車市場に大量の登録済み未使用軽自動車が溢れているという話だ。おっと軽自動車だから登録ではなく、届出だったかな。まあ、そんなことはどうでも良いとして、日本中のディーラーにメーカーを通して何としても販売台数目標を達成するように、何ていうお触れが出ていたかもしれない。勿論自社登録せよ、なんて露骨なことは言わないだろうが、結果的にはそうするしか無い、という状況だろうか?

もしそうだとしても、こんな事は長くは続かないから年末まで様子を見れば判ることであり、その時を楽しみにしておこう。

まあ、ここは特別編ではないのでこの辺にしておくが‥‥。

なおオリジナルデーターを参照したい場合は下記にて。
http://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/index.html





2014/10/1(Wed)
C180 vs Skyline 200GT-<2>

ついこの間、箱根駅伝の中継を見たと思ったらばもう10月になってしまった。それで10月最初の日記は、といっても特別なイベントではなく前回の比較のつづきから。

メルセデスのグリルにあるバカでかいスリーポインテッドスターに比べればスカイラインは控目にしかし、何故かニッサンではなくインフィニティーのマークが付いている。本当はレクサスみたいに国内でもインフィニティーチャンネルを展開したいところだが、レクサスのイマイチの売上や日産系ディーラーの体力を考えれば今は様子見だが、海外ではインフィニティーブランドとして売られていてレクサスと同等であることもアピールしたいし、というところか。

しかし日本向けのスカイラインにインフィニティーマークというのは、一時流行ったアリストにレクサスマーク貼ったアンちゃんみたいで気恥ずかしいモノがある。それを言えば、メルセデスだってAMG Line なんてなんちゃってAMGだから、古いE クラスを買ってきてAMG E55とかのエンブレムを貼って、太いタイヤとパチモノの大径ホイールの隙間からはショボい片押しブレーキが覗いている、みたいなものだが。

ホイールベースはほぼ同等(Cクラス:2,840o、スカイライン:2,850o)だが、ホイールベースはスカイラインが100o長い(Cクラス:4,690o、スカイライン:4,790o)。こうして見るとサイドのプレスラインなんて可成り似ている。

ヘッドライトはC180 の場合は”普通のLED”タイプで、これが C200になるとインテリジェントタイプになり、スカイラインは全グレードでオートレベライザー付きLEDタイプとなる。それにしてもこのクラスのヘッドライトはいつの間にかLEDタイプが当たり前になっているようだ。

言うまでもなく C180 (1.6L ) とC200 (2.0L ) の排気量の違いはピストンストロークの違いだけで、しかもC200よりもハイチューンのC250(SPORT:644万円)と同じエンジンを搭載しているスカイラインは、その面では買い得かもしれない。なおエンジン型式はC180が274M16でスカイライン 200GT-t が274930であり、最初の274が共通なのは同じ系統のエンジンであることを意味している。

リアラッゲージスペースはスカイラインの幅方向の張り出しが多くてイマイチ使い難そうだ。まあ、サスが凝っているからスぺースが減った分はハンドリングの向上でトレードオフ‥‥という感じもしないから、単にスペース効率が悪いだけ、かな?

ブレーキの見た目は前後にアルミオポーズドキャリパーを採用しているスカイラインの圧勝だが、これは今回の比較対象がタイプSPだからであり、タイプP 以下では普通のブレーキになってしまう。また、C クラスはAMG Line を選べばフロントはオポーズドキャリパーが標準となる。

次回からはインテリアの比較を行う。

つづく。




2014年10月9~15日←    →2014年9月24~30日