B_Otaku のクルマ日記

 

 
2011年5月1〜15日
 
2011/5/15(Sun)  Nissan LEAF <3>


ステアリング左側のダッシュボードにあるイグニッションスイッチ風の丸いボタンを押すとパワーONとなる。勿論エンジンが始動する事は無い。



特徴的なメーターはデジタル速度計がダッシュボードの天板部分にあり、その他のメーター類はオーソドックスにステアリングホイールのスポーク内から覗く事になる。



フロアコンソール上にある何となくシフトレバーのようなスイッチがセレクターで、レバー操作には殆ど力が要らないくらいに軽く、従来のクルマを操作するという感覚とは全く異なる。
手前の大き目の(P)と書かれたスイッチはパーキングブレーキで、引いてオン、押してオフと動作する。


 

ダッシュボード右端の下にはボンネットと充電コネクターのオープン用レバーがある。



こうしてみると、EVだからといってガソリン車やHVと特別に違うという訳ではないが、それでもチョッとばかり勝手が違うようだ。


 


 
2011/5/14(Sat)  Nissan LEAF  <2>


今回はリーフの室内を見てみる。



室内の第一印象は、Cセグメントのハッチバック乗用車そのもので、シート表皮も国産らしいファブリックだし、シート形状もイマイチで、これまた平均的なCセグハッチバック車というところ だ。考えてみれば、これが1.5Lのガソリン車だったらば200万円以下のクルマだということを考えればこんなものだろうし、シートの調整が手動式なのも納得できる。

 

それでもドアのインナートリムに付くアームレストにはステッチが入っているなど、努力の跡も見られる。





ダッシュボードの質感などもCセグ相当だから、よく見ればチャチだし、いわゆるプラスチッキーというヤツだ。



エアコンのデザインは今までのニッサンには無いものだし、全グレードに標準装備のカーナビも画面の左右に縦にスイッチ類を配置するなど、従来のニッサン車とはちょっとイメージが違う。

次回はシフトレバー?やメーター類など、走行に関する部分を見ることにしよう。



 


 
2011/5/12(Thu)  Nissan LEAF  <1>


普通車登録の電気自動車としては初の量産車となるニッサンリーフの生産もようやく軌道に乗ったのだろうか、つい最近までは試乗車どころか展示車さえもない状態だったが、このところボチボチと試乗車も見うけられるようになった。



アウターサイズから見るとリーフはプリウスとレクサスCT200hに近いのは、どれもCセグメントハッチバックということで、確かに同じセグメントのクルマといえる。そして、Bセグメントのインサイトよりは、少し大きい。
しかし、リーフの特徴的なのはフロントエンドが低いことで、ボンネットラインがこれ程低いのはフロントにエンジンが入っていないからだ。これは普通のフロントエンジン車では有り得ないことで、その意味ではリアやミッドシップなどフロントにエンジンが無いポルシェ911やボクスター/ケイマンとも似て、フロントの先端が尖っている。




EVといえばバッテリーに占領されて殆どトランクスペースは殆ど無い・・・・というのは昔の話で、今では技術の進歩により、マアマアのスペースがある。



ボディの左右とリアには”Zero Emission”のエンブレムが付いている。



次回はインテリアを見てみよう。
 


 
2011/5/11(Wed)  Mark X Zio <3>


今回は先ずダッシュボードを比較してみる。当然ながら両車に共通点は全く無い。



マークXのATセレクターはフロアコンソールにあり、直線パターンのティプトロタイプという最近のサルーンでは標準的なものであるのに 対して、ジオのATセレクターはコンソールというよもセンタークラスターから生えていて、これはミニバンでお馴染みのインパネシフトというヤツに近い。

エンジンは滅多に売れない3.5Lを別とすれば、ジオが2.4LでマークXが2.5Lと、その差は僅かに0.1Lに思えるが、ジオの直列4気筒 163psに対してマークXはV型6気筒 203psと格が違う。下の写真を 見ても、似たような排気量とはいえ全く別世界であることが判る。



ジオは発売当時から批判の的になっていたし、トヨペット店の営業マンもお客さんにどう説明しようかと悩んでいた。それで実際の売り上げはといえば、2010年の販売実績ではジオが5千台に対してマークXは3.5万台と、圧倒的に差が付いている。いやあ、最近の日本人は判っている人が多いと いうことで、何やら一安心した。
 


 
2011/5/10(Tue)  Mark X Zio <2>


マークX ジオとオリジナルのマークXとの比較の2回目はシートを中心にインテリアを比較してみる。



写真上のジオは着座位置が乗用車より明らかに高いのが判る。やっぱり、ミニバン的だ。
そして写真左のように、ジオには3列目のシートがある。といっても、狭いしシートも薄っぺらいし、本物のミニバンと比べるとスペースもシート自体も補助シートという感じだ。
まあ、小さな子供用として割り切れば、場合によっては便利かもしれない。



そして写真下のマークXはといえば、これは真っ当なハイオーナーセダンという感じで、FRというハンディの割にはリアシートの足元スペースも結構広そうだ。



シート表皮は、ジオがエアリアルというスポーティーに装ったグレードのために、トヨタで言うスポーツファブリックとなり、トヨタ車にしては欧州車的となっている。マークXの場合は、ベースグレードのためにイマイチ安っぽいファブリックだが、それでも一昔前のような毛足の短いベロアなどは使用しなくなったのは大いなる進歩といえる。



さて、次回は室内の装備を比べてみよう。
 


 
2011/5/9(Mon)  Mark X Zio  <1>


2年ほど前のこと、マークXはマークⅡ時代にはあったワゴンが無くなってしまった、という話をしていたら、自称クルマ好きの嫌な奴が 話に割って入ってきて、マークXにワゴンがあるのを知らないのか?と、偉そうに言っていた。これって、もしかして、マークX ジオのことを言っているのだろうか?

次の入れ替えはポルシェパナメーラーとアルピナB5のどちらにしようか、なんて悩んでいる社長さんはマークX ジオのことなんてご存知無いかもしれないので、ひとこと付け加えておくと、マークX ジオというのは実はFFの3列シー トを持つワゴンというよりもミニバンに近いクルマで、FF専用の新MCプラットフォームを使用している。クルマとしてはブレイドを伸ばして3列ワゴンにしたようなクルマだ。 えっ?ブレイドも知らない!
それで、エンジンも2.4Lは直4の2AZ-FEでマークXの2.5L V6とは全く異なるし、3.5LもマークXがレクサスIS350と同じ2GR−FSEを搭載しているのに対して、ジオは2GR−FEというミニバン系のエンジンを積んでいる(といっても、両エンジンは結構共通部品もあるようだが)。

このマークX ジオが最近マイナーチェンジされた。そこで、最新のマークXとマークX ジオを比較してみることにする。
  
    ① Toyota Toyota ③ Toyota ④ Toyota
      MarkX Zio
AERIAL
MarkX 250G
Relax
Selection
MarkX Zio
350G
MarkX Premiam
 

車両型式

  DBA-ANA10 DBA-GRX130 DBA-GGA10 DBA-GRX133

寸法重量乗車定員

全長(m)

4.705 4.730 4.715 4.730

全幅(m)

1.785 1.795 1.785 1.795

全高(m)

1.550 1.435 1.550 1.435

ホイールベース(m)

2.780 2.850 2.780 2.850

駆動方式

FF FR FF FR
 

最小回転半径(m)

  5.7 5.2 5.7 5.2

車両重量(kg)

  1,570 1,620 1,660 1,550

乗車定員(

  6 5 6 5

エンジン・トランスミッション

エンジン型式

  2AZ-FE 4GR-FE 2GR-FE 2GR-FSE

エンジン種類

  I4 DOHC V6 DOHC V6 DOHC

総排気量(cm3)

2,362 2,499 3,456
 

最高出力(ps/rpm)

163/6,000 203/6,400 280/6,200 318/6,400

最大トルク(kg・m/rpm)

22.6/4,000 24.8/4,800 35.1/4,700 38.7/4,800

トランスミッション

CVT 6AT
 

燃料消費率(km/L)
(10・15/JC08モード走行)

13.2/12.4 12.4/NA 12.2/11.6 10.2/NA
 

パワーウェイトレシオ(kg/ps)

9.6 8.0 5.9 4.9

サスペンション・タイヤ

サスペンション方式

ストラット ダブルウィシュボーン ストラット ダブルウィシュボーン

ダブルウィシュボーン マルチリンク ダブルウィシュボーン マルチリンク

タイヤ寸法

  225/45R18 215/60R16 225/45R18 235/45R18
 

ブレーキ

前/後 Vディスク/ディスク Vディスク/Vディスク

価格

車両価格

278.0万円 269.0万円 340.0万円 337.0万円

備考

NAVIはオプション

NAVIはオプション NAVIはオプション NAVIはオプション

スペックを見ただけでもジオにマークXなんて付ける気が知れないが、その名前に騙されてマークXのワゴン版だと勘違いして購入するユーザーもいるのだろう。 しかも、価格も殆ど同じというのも、凄い!

 

オリジナルのマークXというのは、こうして見ると結構スポーティーなスタイルをしているのに気が付く。
下の写真を見れば判るように、ジオは背の高さから言ってもステーションワゴンと言える代物ではない。



これぁ、走りが違うの当たり前だ、と納得できるくらいにプロポーションが違う。

 

 

と言う訳で、次回につづく。
 


 
2011/5/8(Sun)  新型ラティオ


近いうちにニッサンからティーダのセダンであるラティオが発売されるが、既にニューヨークモーターショーでは米国名 Sedan として発表されている。

それによると、Versaは旧プラットフォーム(Bプラットフォーム)の20%を流用して、他は新設計されたVプラットフォームを採用しており、これは旧型より150lb(68kg)も軽量化されている、という。

  

新型Versaは後席の足元スペースが広く、ラグジュアリーカーのレクサスLS460やBMW5シリーズ、そしてメルセデスEクラスにさえ勝つという。
まあ、今時はLSより広いからといっても、軽自動車だってLS並みのスペースだったりするから、一概に凄いとも言えないが・・・・・・。しっかし、両極端のクルマの後席が一番広いっていうのは、ナンか変じゃあないか?

  
 


 
2011/5/6(Fri)  BMW Z2


ドイツの自動車雑誌”AUTOBILD”のWEBサイトで、2014年にBMWがZ4より小型のオープンスポーツカー、Z2を発売するという記事を掲載している。
エンジンは直4 2Lでチューニング違いにより163〜272ps(16i、20i、28i)のバリーションがあり、価格は33,000ユーロから。
なお、オリジナル記事を確認したい場合は以下のサイトにて。
http://www.autobild.de/artikel/bmw-z2-vorschau-1638954.html


BMWはニューヨークショーで直4 2Lターボ 245psの”Z4 sDrive28i”を発表しているから、Z2もその流れとなるのだろう。というよりも、今後はBMWもダウンサイジングの流れに乗って、2.5〜3L 直6NAは、順次2L 直4ターボに置き換えられていくのだろう。 BMWのシルキーシックスが堪能出来る直6 NAエンジンの搭載車を手に入れるには、今が最後のチャンスになるかもしれない。

何とも寂しい気もするが・・・・。


 
2011/5/5(Thu)  2気筒エンジンのフィアット500


情報としては1ヶ月以上前なので、チョッとシラケるかもしれないが、革新的な2気筒「ツインエア(Twin Air)」を搭載したフィアット500/500C ツインエアが日本でも発売された。

話題のエンジンは875cc 2気筒でインタークーラー付きターボチャージャーにより85ps/5,500rpm、14.8kg・m/1,900rpmを発生するという。このツインエアは日本でもフィアットファン、というかイタ車ファンが大騒ぎしているが、そんなに凄いエンジンなのだろうか。

875cc 85ps(97.1ps/L)のターボエンジンなんて、軽ターボ用の660cc 65ps(98.5ps/L)を量産している日本の軽自動車メーカーからすれば、どうっていう事は無い。ただし、軽の場合は3気筒だがフィアットは2気筒という違いはある。しかし、日本だって昔の軽は2気筒だったし、今でもスズキとホンダはモーターサイクルで2気筒の実績は充分にあり、ダイハツの場合はトヨタグループにヤマハがあるから、これまた2気筒の技術には問題ないであろう。

  


 
2011/5/4(Wed)  ニッサン ムラーノ  <3>


ダッシュボードも結構出来が良いが、400万円超の価格を考えれば当然でもある。ただし、高級感といってもフーガ 的なものではなく、ミニバンのエルグランドの系統の豪華さを感じる。



メーターは当然ながら国産高級車の証である自光式を採用している。
それでも、以前のような青や緑でギンギラの悪趣味なものではなく、ダークブルー地に白い文字で、ごく一部に赤を使用していて、センスは悪くない。



ナビは標準装備で、ニッサンの上級車に共通のダイヤルを中心にボタンを配置したものだ。
ただし下の写真のように、ATセレクターやオーディとエアコンの操作パネルのデザインは、個人的には安っぽく感じるが、どんなものだろう。



ステアリングホイールにはスイッチ類が付いているのは最近の傾向だし、エンジンの始動も当然ながらインテリジェントキーとスタートボタンによる。



ムラーノの国内販売台数は2010年が約3500台で、ハリアーの1万台やヴァンガードの2.6万台には遠く及ばない、言ってみればマイナー車種だ。では米国ではどうかと言えば、2010年の実績では5.4万台と、成る程国内よりも一桁以上も多く売り上げている。ところが、ライバルであるトヨタのハイランダーは9.2万台、そしてレクサスRXも9.6万台と、これまた大きく差が付いている。
それにしてもレクサスRXの9.6万台というは凄いものだ。なお、ハイランダーとRXは、その殆どが米国生産となっているのに対して、ムラーノは米国向けも日本からの輸出となっている。

ムラーノの内装は、決して悪くは無い、どころか結構高級感はある。そうは言っても、350XVの450万円という価格は、サルーンならばフーガ370GTが買えてしまう。そのためか台数は少ないとはいえ、このクルマに惚れ込んだユーザーの指名買いが多いので、他車との競合はあまり無いのだそうだ。まあ、”タデ食う虫も好き好き”というから、あえて何も言わないが。
 


 
2011/5/3(Tue)  ニッサン ムラーノ  <2>


350XVの内装はレザーが標準となっているが、350どころか250もベースグレードの250XLがファブリックシートである以外は全てレザーシートが標準となっている。



インテリアのカラーは写真のベージュ以外はブラックが選択できる。



シートのレザー表皮は座面が通気穴付きでサイドは適度のシボのあるレザーが使われているが、何となくビニールっぽいのは気のせいだろうか、と思ってカタログを見たらば小さな字で欄外に「本皮シートは、シートメインに本皮を、その他の部位は人口皮革を使用しています」だそうだ。



ドアのインナートリムも、ビニールっぽいレザー(多分人工皮革)を多用していて、ちゃあんとステッチも入っている。 ただし、よ〜く見なければ、レザー仕上げの高級なインテリア、とも感じる訳で、高級SUVとしての満足感は、あると言えばある。

次回はダッシュボード付近を見てみよう。
 


 
2011/5/2(Mon)  ニッサン ムラーノ  <1>


ニッサンの大型SUVであるムラーノがMCされた。
そこで、内外装を写真で紹介してみる。

写真のクルマは最上級グレードの350XV Fourで本体価格が447万円で、これに特別塗装色のホワイトパール4.2万円を含めると450万円超という立派なお値段だ。



エクステリアは相変わらずマッチョで対米輸出が主なクルマだけに米人好みだ。






エンジンはV6 3,498cc 260ps/6,000rpm、34.3kg・m/4,400rpmを発生するVD35DEで、エルグランドと同一型式だが、パワーは20ps少ない。



テールゲートは欧州製の高級SUVと同様に、プッシュスイッチを押すと電動で開閉できる。

つづく
 


 
2011/5/1(Sun)  Porsche 911 GT3 RS 4.0


911 GT3 RSの最新モデルであるRS 4.0は600台が限定生産される。
モータースポーツから派生した4.0Lエンジンは、自然吸気のポルシェフラット6エンジンでは最高のリッター当り125psを発生する。 このエンジンは鍛造ピストンとチタンのコネクティングロッド、そしてクランクシャフトはレースカーの911GT3RSRと同一の物が使用される。 これらにより最高出力は500ps/8,250rpm、最大トルクは460Nm/5,750rpmを発生する。

GT3 RS 4.0は6MTのみで、ニュルブルックリングを7分27秒、0〜100km/hを3.9秒で走ることが出来る。また、レース用に設計されたパワー トレインにより、200km/hまで12秒未満で到達する。
ボディには強度が高くしかも軽量なカーボンファイバーをスポーツバケットシート、フロントフェンダー、トランクリッドなどに使用し、軽量化されたカーペットにより2名乗車、燃料満タンで 1,360kgとなる。 これにより、パワーウェイトレシオは2.7kg/psとなる。また、フロントバンパー両サイドのエアベーンや傾斜の強いリアウィングの結果、311km/hで190kgのダウンフォースが得られる。

価格は185,000ドルというから、¥81/$として約1,500万円。これが日本だと、さーて、いくらになるのでしょうか。





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