B_Otaku のクルマ日記

 
2011年4月1〜15日
 
2011/4/14(Thu)  ダイハツ ムーヴ カスタム


昨年末にFMCされた新型ムーヴについては、今年の初めに日記で写真を紹介したが、インテリアやシートについては殆ど触れなかった。その理由を白状すれば、一つは軽自動車の展示車によくある車内に保護用のビニールが掛かっていて汚らしいのと、光線の具合 が悪くて如何撮っても大きな影が出来てしまうことから、室内の写真を撮っていなかったためだ。

そう言う訳で、今回は4ヶ月ぶりの再挑戦!という程ではないが・・・・。



高級仕様のカスタムということもあるが、最近の軽はスタイルも良くなった。



リアラッゲージスペースはリアシートの位置によって異なるが、基本的にはミニマムだ。
ただし6:4分割でリアシートが畳めるので、2〜3人乗りと割り切れば充分なスペースがある。



内装は質感も良く、コンパクトカー顔負けだ。
リアシートを後方まで下げると、普通車も敵わないくらいの前後スペースが現れる。



相変わらず見辛いセンターメーターを使うところはイマイチだが、カスタムではメーターの質も良く、回転計も付いている。



オートエアコンのコントロールパネルはコンパクトにまとまっている。
オーディオレスのために、ナビを付ける場合はオーディオ一体型となる。



写真のクルマはムーヴカスタムGで、ノンターボの2WDでも140万円と、決して安くは無い。

走りについては、近いうちに簡易試乗記にて。


 


 
2011/4/13(Wed)  BMW New X3 <2>


今回はインテリアを紹介する。
写真のクルマがHi-Lineパッケージということも手伝って、室内はBMWの上級車(5シリーズ以上)に近い雰囲気を持っている。



ダッシュボードやセンタークラスターのデザインもBMWらしいが、写真のように内装がアイボリー系だと、特に華やかになる。これが一般的なブラックの内装だと、もっと地味になる のだが。



メータークラスター内には、大径/小径のメーターが各二個という、5シリーズと共通のレイアウトとなっている。



ATセレクターも5シリーズ以上に採用されている電子スイッチ式が使用されているため、メーターも含めてドライバーは5シリーズ に乗っているようにすら感じる。



オーディオのコントロールパネルも5シリーズと共通となっているが、エアコンのコントロールは3シリーズに近い構成となっている。



Hi-Lineパッケージ装着の場合は、ドアのインナートリムもレザーが多用されて、これまた5シリーズ並みの高級感だ。



という訳で、新X3(F25)は、”3’とはいういものの、”5”に近い面もあるのは、3シリーズに近いX1との差別化だろうか。

X3 xDrive28iにHi-Line パッケージを付けた価格は632万円であり、同じエンジンを積んだ528iは715万円だから、その価格差は83万円。パワーは劣るが、2.5Lエンジンの523iならば610万円だからX3とは逆転するが、523iの標準はファブリックシートであり、これにHi-Line パッケージ(39万円)と加えると649万円となう。要するにX3より17万円高いだけだから、事実上の同一価格となる。

パワーは多少劣るとはいえ、正真正銘の高級パーソナルセダンである5シリーズの523iを選ぶか、SUVの先進性でX3を選ぶか?まあ、個人の好き好きではあるが。


 


 
2011/4/12(Tue)  BMW New X3 <1>


BMWのSUVとしてはミドルクラスとなるX3の新型(F25)がデビューした。
初代(E83)は2004年に日本国内で販売が開始されたから、今回の2代目は7年ぶりの新型となる。

ラインナップは3L NAのxDrive28i(598万円)と3LツインターボのxDrive35i(694万円)。
なお、以下の写真はxDrive28iでHi-Lineパッケージ(34万円)が装着されているので、車両価格は632万円となる。



エクステリアはキープコンセプトだが、先代(E83)X3の安っぽさは解消されている。
更にアウターサイズは 全長4,650×全幅1,880×全高1,675mmで、これは先代に比べて、長さで+65mm、幅で+25、ホイールベースで+35mmと確実に大きくなっていることもあり、先代よりも見た目は立派になっている。。



全長が65mm長くなったこともあり、ラッゲージスペースも充分確保されている。



xDrive28iのエンジンはN52B30Aで258ps/6,600rpm、31.5kg・m/2,600〜3,000rpmを発生し、 これは528iとエンジン型式も性能も同一となっている。また同じ3Lでも325iのN53B30Aの218ps、27.5kg・mと比べると、パワー・トルク共に勝っている。





次回は、インテリアを紹介する。
 


 
2011/4/11(Mon)  BMW、M5コンセプトを世界初公開


上海オートショー2011で公開予定の新型M5が先行公開されている。
エンジンはV8 ツインターボであること以外の詳細は発表されていないが、アイドリングストップ機能がついているようだ。ミッションは7速DCTによ り後輪を駆動する。
タイヤはフロント265/35ZR20、リア265/35ZR20を装備している。

5シリーズベースといえば最近、この日記でも紹介したアルピナB5が一足先に販売されている。先代E60では両車のエンジンのコンセプトは全く違ったが、今回はどちらもV8ツインターボであり、 双方の住み分けに興味が持てる。
 


 


 
2011/4/10(Sun)  ヒュンダイの高級車ブランド展開中止


米オートモーティブニュースが報じた内容を要約すると

ヒュンダイはジェネシスもしくはエクウスというレクサスやインフィニティのような独立した高級ブランドを展開することを中止した。ヒュンダイの副会長であるShin Jong 氏がインタビューでヒュンダイは別ブランドを創る計画が無いと明言した。
また、ヒュンダイのスポークスマン フランク ・アーレンス氏によると、確かに高級ブランド展開を検討したが、プレミアム車を取り揃えることは多大なコストが掛かってしまう事を経営陣は心配した。ディーラーやマーケッティングにもコストがかかる。また、ヒュンダイブランドからトップレベルの車種を外すこと(新ブランドに移行すること)がヒュンダイブランドにとって利益にならない。
ヒュンダイは近年品質を急速に向上させたが、その品質とブランド価値には大きなギャップがあり、新ブランドを展開するよりもヒュンダイブランドを充実させる方が現実的である、と語った。

ということだ。
オリジナルの記事を参照する場合は
http://www.autonews.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20110401/RETAIL03/110409996/1280

なあ〜んだ。ヒュンダイの経営陣は、ジェネシスやエクウスがレクサスやインフィニティとはマトモに勝負できない事を、ちゃあんと認識していたのだ。そりゃ、そうだろう。ヒュンダイの世界戦略の上手さをみていれば、経営陣は相当に優秀であろうと推測できる訳で、単にナショナリズムで日本に対抗する訳が無い。それでも韓国内には、ヒュンダイの高級車はレクサスよりも性能が勝っている・・・・なんて言って、無知な庶民を騙しているのだ。





あれっ、そういえば何処かの国も、マスコミのデマを信じる意識の低い低レベル層をB層とか定義して、テレビや新聞で嘘八百を流して洗脳しているようだが・・・・。
 


 
2011/4/8(Fri) VOLVO New S60 <3> セーフティーデバイス


ボルボといえば、昔から安全というイメージだった。確かに3点式シートベルトはボルボの発明だし、安全装備が進んでいたことは間違いない。しかし、ここ10年ほど前にフォードの 傘下に入ってからというものは、設計も製造も品質の低下が著しく、安全の分野でさえも他社に追いつかれ、抜かれてしまい、正に存続の危機となっていた 。しかしフォードが自身の経営不振から手を引いたことにより、安全技術も急速に充実してきた。
ただし、実際に全ての権利を中国の吉利汽車集団に売却したのは昨年の8月だが、それ以前からフォードのボルボに対する影響力は低下していたことから、ボルボの開発方針も徐々にフォードの影響下から逃れていったのだろう。

そこで、S60のセーフティーデバイスについて説明してみる。
S60全車に標準のシティ・セーフティ(低速用追突回避・軽減オートブレーキ・システム) はXC60試乗記で詳しく紹介したもので、ラジエターグリル右側のセンサー(下写真)により、低速での追突防止を未然に防止する。



オプションのセーフティパッケージ(25万円)を装着すると、全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズコントロール)、車間警告機、歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム、 BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)、ドライバー・アラート・コントロール/レーン・デパーチャー・ウォーニング と、これでもかというくらいのセーフティーシステムが付いてくる。
このオプションを装着すると、下写真のようにフロントウィンドウ上部中央にデュアルモードレーダーおよびカメラなどのセンサー類が装備される。



下の写真は BLISで、ミラー下部のセンサー(緑←)により、ミラーの死界にクルマを感知すると、室内のAピラー根元付近の警告灯がオレンジに点灯して注意を促進する。



と、まあ、これらのセーフティーデバイスで安全を謳い文句にするボルボの面目飛躍というところだ。前述のように、ボルボ (乗用車)社の現在のオーナーは中国の独立系自動車大手である吉利汽車集団だが、聞くところによると流石に中国の大企業だけ あって豊富な資金により、ボルボの研究開予算も大いに増えたということで、フォード時代のように骨までしゃぶって、ボロボロにしてしまう、という状態から見れば、ボルボにとって良い結果となっ ているという。

このS60、実は簡易試乗記でサラッと流そうと思っていたら、思いのほか出来が良かったことと、ディーラーでは1.6と3.0の比較試乗を薦められ 、夫々の試乗時間も充分にとれたこともあり、これは本格的に試乗記で取り上げることにした。S60 DRIVe(1.6)の375万円という価格は、ナビとレザーシートをつければ4百数十万円となり、3シリーズやCクラス 、アウディA4やVWパサート、レクサスIS、HS、CT等がしのぎを削る超激戦区であり、今回はボルボもある程度の自信があるのかもしれない。
 


 
2011/4/7(Thu) VOLVO New S60 <2> インテリア


前回に引き続きFMCされたVOLVO New S60を紹介する。
今回はインテリア編。
なお、写真は3.0LのT6 SEだが、1.6LのDRIVe も多くがレザーインテりアを装着しており、その場合は殆どT6と同じとなる。実際に1.6Lのファブリックシート装着モデルは展示車にも試乗車にも無かった。



インテリアの質感は中々良好だ。そして、シートのレザー表皮は体に直接触れる部分には、独特の荒いシボがついたものを使用し、サイドなどはなめした平らな表皮を使用するという使い分けをしていて、これがドイツ車ともラテン系とも異なる、独特の雰囲気を出している。






ダッシュボードの雰囲気もXC60とほぼ同じ、最近のボルボ車と共通なものだ。



メーターもXC60およびV70と共通のものが使用されている。



1.6LはDCT、3.0LはトルコンATとミッションの方式は異なるが、セレクターは共通と
なっていて、勿論XC60、V70と同じだ。
センタークラスターはボルボ得意のフローティング式で、裏側は空間になっている。
エアコンおよびオーディオの調整スイッチ類も他のボルボと共通となっている。



ダッシュボードの樹脂パネルの出来も良く、フェイクのシボも綺麗だ。
レザーシートの場合は、ドアのインナートリムの一部もシートと同じシボの大きなレザーが
使用されている。



ところで、ボルボといえば安全が売り物だから、次回はS60のセーフティーデバイスについても
紹介する。
 


 
2011/4/6(Wed) VOLVO New S60 <1> エクステリア&エンジン


ボルボのミドルクラスセダン、S60がFMCされた。
今回は4気筒1.6LターボのDRIVe(375万円)、6気筒3.0Lターボが標準のT6 AWD SE(519万円)と、エアロパーツや大径ホイールを装着したT6 AWD R-DESIGN(579万円)の3種類が発売され、本国で発売されている2.0Lは取り合えず設定されていない。



ボルボは以前の四角四面のイメージから脱却しつつあったが、前回のXC60からはさらに一歩進んでアグレッシブなデザインになった が、このS60もXC60に追従している。



ウエストラインはかなり強いウェッジシェイプで、ルーフラインもBピラー位置から後端に向かってクーペのように低く緩やかなライン を描いている。
なお、ボディー下端がシルバーとなっているのはオプション装着のため。



ボディのアウターサイズは全長4,630×全幅1,845×全高1,480mm、ホイールベースは
2,775mmと、ミドルクラスとしてはかなり大きい。取り分け幅が広いのは6気筒エンジンを横置きするボルボの宿命か。



4気筒1.6Lターボエンジンは180ps/5,700rpm、24.5kg・m/1,600〜5,000rpm、
6気筒3.0Lターボエンジンは304ps/5,400rpm、44.9kg・m/2,100〜4,200rpm
を発生する。



次回はインテリアを紹介する。   
 


 
2011/4/5(Tue) 放射性ヨウ素飛散の最新情報


前回と前々回はアルピナB5の紹介で、嫌な事を忘れてみたが、そんなことをやっている間にも福島第一原発の状況は好転していないという現実は変わらないようだ。

例によってオーストリア気象庁の放射性ヨウ素131の飛散シミュレーションの最新版を見てみよう。

4月5日11時(日本時間19時)には北よりの風の影響で、関東地方にも飛散してくるようで、特に茨城、千葉の沿岸沿いの場合は少しレベルが高いようだ。



そして、翌6日の深夜(日本時間7日朝)には、太平洋側に流れが変わったが、南へいくと大きく回りこんで四国、九州を経て韓国の南側に達する予定だ。



問題は雨が降ると上空の飛散物が雨と共に地上に降り注ぐことだが、週間天気予報を見る限りでは7日まで雨は無いようだが・・・・。

ヨウ素131の半減期は8日と短いから、未だにこのような分布になるということは、常にある程度は放射性物質が漏れている、というか蒸気となって建屋の吹っ飛んだ屋根なし施設から大気に出ているという事だろうか。
 


 
2011/4/4(Mon) BMW M3 Pickup Concept


BMWはクーペ、コンバーチブル、セダンに続く4つ目のM3として、M3ピックアップを発表した。
開発はM社で、エンジンは420ps、最大積載量は450kgのレース志向なドライビングプレージャーを持っている。
他のMモデルと同様にM3ピックアップもニュルブルックリンクの北コースでダイナミックな可能性を発揮したそうで、最高速度は300km/hに及んだということだ。
クルマのラッゲージスペースを評価するのに度々使われる、ゴルフバッグの積載数では、20個の46インチゴルフバッグが積載可能!

正式な発表は2011年4月1日と書いてある。
あれっ? しがつ ついたぢ?
もしかして、M社にいっぱい食わされたのか!

それにしても、オフィシャルフォットまで作る凝りようだ。まいった、マイッタ。


 


 
2011/4/3(Sun) ALPINA B5 BITURBO <2>


前回に引き続き、ALPINA B5 BITURBOを紹介する。
今回はインテリア編。



ドアを開けた瞬間に目の前に広がるインテリアは、正に溜息が出るほどに豪華でセンスが良い。
シートは表皮も形状も座り心地も、全く文句の付け処がない。



内装の基本は、これまた極限の高級感を醸し出すレザーとウッドが使われている。
取り分け、赤み掛かったミルテウッドが華やかさと上品さを両立させている。



メーターはブルーに輝くアルピナ専用で、ステアリングホイールのステッチはブルーとグリーンという凝りようだ。



室内のいたるところがミルテウッドとレザーによる華やかな雰囲気で統一されている。



フロントウィンドウの中央上部にあるオーバーヘッドコンソールの後端部には、下の写真のようにオーナーズプレートが張ってあり、これをみると写真のクルマはシリアルナンバーが”022”である事が判る。すなわち、写真のクルマは全世界で22番目に製造されたものだ。



アルピナ B5 BITURBO のベース価格は1,495万円で、写真のクルマはオプションとして、右ハンドル(39.7万円)、アルピナグリーン塗装(55万円)、 アルピナアイデンティティ&パイピング(シートにパイピングとエンブレムが付いて59.8万円!)、リアビューカメラ(9.6万円)などなど、 合計200万円以上が装備されて、総額は約1,700万円也。何と、オプション代でヴィッツRSを買ってお釣りがくる

ちなみに、0〜100km/加速は4.6秒、最高速度は307km/h。内容も抜群だが、価格も抜群(高価)だった。
写真のクルマには、勿論試乗しているから、近いうちに試乗記をアップしようと思っている。
カイエンターボに続く1,500万円級シリーズ試乗記で、クルマ好きなら買い替えの夢でも見て、暗い世の中をぶっ飛ばしてやろう。
 


 
2011/4/2(Sat) ALPINA B5 BITURBO <1>


アルピナは、オリジナルのBMWでは性能も内装も満足できない、一部のユーザーの欲望を満たすために、BMWをベースとして極めて贅沢で高性能なスペシャルカーを生産している メーカーで、2010年の生産台数は全世界で950台。そのうち日本向けは202台で大部分は3シリーズベースのB3ということで、今回紹介するB5は今のところ日本のユーザーに渡ったのは3台という貴重なクルマだ。



ベースはBMW5シリーズで、エクステリアもオリジナルの5シリーズと大きくは違わない。
しかし、よく見ると写真のクルマはBMWにはないグリーンだし、トランクリッド後端のウィングや左右から顔を出す太い2本の排気管など、何となく怪しい。
アルピナの場合、BMWと同じボディカラーは当然ながら、それ以外には特徴的なブルーとグリーンがある。



そして、アルピナの大きな特徴として、細いスポークの大径ホイールとボディーサイドの特徴的なストライブ(写真下)。



↓フロントバンパー下部には”ALPINA”のロゴがある。



リアのエンブレムで、このクルマがALPINA B5 BITURBOであることが判る。



エンジンは550i用のV8 4.4Lツインターボをチューンナップして、オリジナルに対して407ps→520ps 、61.2kgm→71.9kgmと、アップされている。



次回はインテリアを紹介する。   
 


 
2011/4/1(Fri) 世界最速スポーツカー


今日の試乗車は半端じゃねえぞ!
なんでも、ブガッテエ、ベイなんとか、というヤツさぁな。

その強烈な加速は、内臓が背骨に張り付きそうになり、頭はバックレストにめり込みそうになる。フェラーリが如何したって?
GT−Rなんてゴミだな。

ちょっと踏めば、あっという間にふわわkm/hだが、スピードメーターは未だ半分程度にしか振れていねぇ。



何いっ。スピード違反だって。
バカ野郎。そんなこという奴に限って、100キロがやっとのポンコツしか買えねえんで、嫉んでるだけじゃねえか。

それで、試乗記は発表するのかって?
そんな物、書くわけねぇだろ!

今日が何月何日だと思ってるんでぇ!
 



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