B_Otaku のクルマ日記

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この日記は個人の趣味によって、思った事を隠さずに書いています。
これを読んで不快に思う方は即刻退場願います。
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もしも、真夜中の枕元に血だらけの武士が現れた場合は憑依される可能性があります。
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2011年1月16〜31日 ⇒ 1月1〜15日

 
2011/1/31(Mon) New VITZ RS


FMCされたヴィッツにはスポーツグレードのRSがあり、これには今時珍しいMTが用意されている。これはクルマ好きとしてはチョッと興味をそそられる。



エクステリアはフロントから見るとラジエターグリルとパンパーのエアインテイクなどが異なるという、この手のモデルでは定番の差別化がされている。



リアから見ると、やはりバンパー形状が異なることと、クロームメッキの太い排気管が覗くことで、これまたスポーティーな印象を持たせている。

これらのエクステリアの差別化はBMWのMスポーツなどと共通している。



スポーツファブリックとトヨタが表現している欧州調の平織り表皮を使ったスポーツシートに座ると、シートも室内も結構タイトで、ホットハッチの雰囲気ムンムンとなる。最近では珍しい3ペダルだが、その配置はチョッと広がり過ぎているようで、フートレストに置いた左足スペースはクラッチペダルの側面に当るくらいに狭く、靴の形状によってはペダルを踏むために持ち上げた足が引っかかるから、注意が必要だ。
なお、5速MTは展示車として止まっているクルマでガチャガチャと動かした限りでは、フィーリング自体は決して悪くは無かった。



メーターは回転計が付いているとはいえ、上級グレードの”U”と同じだから、特別スポーティーな配置という訳でな無いし、質感も安っぽい。左の回転計と右の燃料計が同一の外径というのも間が抜けている。

RSのエンジンは1NZ−FE 4気筒DOHC 1,496ccで109ps/6,000rpm 14.1kgm/4, 400rpmと いうスペックは”U”というグレードにも設定がある、普通の1.5Lだ。と、いう訳で、ヴィッツの売れ筋である1.3Lに比べれば排気量の分だけは出力 ・トルクとも勝るが、所詮は実用エンジンだ。因みにパワーウェイトレシオは車重1,030kgに対して109psだから9.4kg/psとなり、世間では遅い代表のように言われているBMW320iツーリングの9.1kg/psと比べれば、RSというグレードから想像するようなホットハッチ的な性能ではないことが推定できる。

このヴィッツRSの試乗車を検索してみたが近所では見つからなかった。まあ、乗ってみたとしても、このスペックからすれば落胆するのが落ちだろうが・・・・・・。

ヴィッツRSの価格は172万円(MT)だから、”ライバル!”のポロGTI(294万円)に比べれば、122万円も安い。それにしても、ボッタクリでオマケに信頼性も劣る外車なんて買う奴が信じられない。えっ?ポロは179psもあるって?  しかも、高速安定性なんて・・・・・。そっ、それを言っちゃあ、お終めえよ。


 


 
2011/1/30(Sun) ポルシェの新型車戦略


『ポルシェは2018までに現在の2倍にあたる20万台を販売する計画の一部として、入門用スポーツカーを加えるかもしれない。最近生産が承認されたスモールSUVとプラグインハイブリッドのスーパーカーに加えて、新しい4気筒スポーツカーが加えられるだろう。 昨年10月にポルシェのCEOとなった前フォルクスワーゲン役員のMatthias Mueller氏によると、新製品戦略は3月末までに完了されるということだ。 』 ( Automotive News Europe より)

元の記事には他にもポルシェおよびVWグループに関する情報が記されているので、興味のある方は原文を参照されたい。⇒元記事へリンク  
  (http://www.autonews.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20110124/OEM01/301249988/1426)

例によって忙しい読者のために、気になった内容のみ下記に要約しておく。
入門用のスポーツカーについて
 ・フラット4エンジンはフラット6エンジンをベースに開発された
  →6気筒から2気筒分取り去った設計だろうか?
 ・低価格版はVWの4気筒エンジンを使用する。
 ・小型スポーツカーの価格は、ボクスター(ベース価格が48,550ドル)よりも安く設定される。
 ・4気筒エンジンはベース価格を下げるためにボクスターに使われることも可能となる。


以上の内容を考えると、1月24日に紹介したボクスターが4気筒ターボとなって、VWブルースポーツとプラットフォームを共有するという話と多少矛盾する。 すなわち、VWとの共同開発車はボクスターよりも下の新たなモデルになりそうで、ベースグレードがVW製4気筒だとすると、上級グレードのフラット4はターボなのか、NAなのかという疑問が残る。
そして、ボクスターはベースグレードが4気筒化されるということは、従来どおりに911系と同系統の6気筒も継続されるのだろうか?

また他の車種については
 ・918の市販版は60万ドル以上になるだろう。
 ・ケイマンのタルガバージョンを考えている。
 ・パナメーラ派生の4ドアもしくはセダンバージョンを考慮している。
 ・ベントレーコンチネンタルとランボルギーの4ドアセダン エストックがパナメーラのプラットフォームを使用することになる。
・ 昨年の後半にポルシェはアウディQ5ベースの小型SUV計画を承認し、Cajunというコードネームで2013年発売を予定している。


などの情報が目に付いた。

  


 


 
2011/1/29(Sat) 中国のスーパースポーツ販売


一説によると中国の富裕層は7,000万人もいるそうだ。まあ、人工が日本より一桁多いのだから、富裕層だって一桁多くても当たり前だが。 あれっ?日本の富裕層って700万人もいたってけ?
そして、ご存知のようにリーマンショック後は世界中の高級車の需要を中国が賄っているいるような状況で、ベンツ・ビーエムは言うに及ばず、ポルシェもフェラーリも売れているという。
そこで、中国で販売されているスーパースポーツについて調べてみた。

先ずスポーツカーのことは跑車という。そして販売されているブランドは、法拉利(フェラーリ)、蘭博基尼(ランボルギーニ)、瑪莎拉蒂(マセラティ)、保時捷(ポルシェ)、布嘉迪(ブガッティ)、捷豹(ジャガー)、賓利(ベントレー)、亜斯頓・馬丁(アストン・マーチン)、 蓮花(ロータス)という具合に、何でもありだ。

しかも、販売されているバリエーションはといえば、日本よりも幅広く、欧州と変わらないくらいのラインナップとなっている。
それで、価格はというと、一例として

保時捷 911 TurboS: 263.98万元(3,326万円)
法拉利 458 Italia 4.5 368.0万元(4,637万円)
     612 Scaglietti 5.7: 569.8万元(7,180万円)
蘭博基尼 Gallardo LP550−2: 428.0万元(5,393万円)
       Reventon 6.5: 1,500万元(1億8900万円)
布嘉迪 威航 : 2,500万元(3億1500万円)
     威航 愛馬仕特別版: 4,300万元(5億4180万円)


  

ううっ、目の前がクラクラしてきた。
 


 
2011/1/28(Fri) 中国のクラス別販売ベスト5 (7)


連載第7回目。

7.MPV/minivans

このクラスは2位にビックGL8、4位にオデッセイが入っている以外は中国の自主開発車となっている。
 
   

MPV/minivans

2010/100
販売台数
2010/1-10
販売台数
  1

JAC Refine H-1

5,910   55,190  
  2

Buick GL8

4,368   47,691  
  3

Karry Youpai

4,348   45,851  
  4

Honda Odyssey

3,351   36,753  
  5

FAW Xenia M80

6,048   35,007  
    セグメント合計 43,689   424,680  


  
 
1位 JAC Refine(江淮汽車 瑞風)でバリエーションは2.0、2.4L。価格帯は9.99〜17.48万元(126 〜220万円)という低価格。スタイルが何かに似ているとか言っちゃあいけない。

2位のBuick (別克) GL8のバイエーションは 2.4、3.0Lで価格帯は22.8〜37.1万元(287 〜467万円)。 1位の江淮 瑞風に比べて価格は倍以上する。

  

3位の Karry Youpai(奇瑞汽車 伏派)は日本の軽に近いクルマでエンジンは1.0L、価格帯は
3.48〜4.28万元(44〜 54万円)

4位の Honda Odyssey(広州本田 
奥徳赛) は2.4Lのみ、価格帯は 25.68〜28.28万元(324〜356万円)。

5位のFAW ( 第一汽車)Xenia(森雅)M80は1.3および1.5Lで、価格帯は5.49〜7.79万元( 69〜98万円)。







さて、7回に分けての中国セグメント別ベスト5も今回で終了とする。それにしても中国の自動車販売台数の急伸には目を見張るものがある。中国自動車工業協会によると、2010年の新車生産数は前年比32.44%増の1,826万4,700台、販売数は32.37%増の 1,806万1,900台となり、世界の過去最高記録を更新した。 要するにピークだったリーマンショック前の米国よりも多いということだ。中国の自動車生産・販売数は2008年の段階では900万台超程度だった。それがわずか2年間で2倍に増えたことになる。

<完>
 


 
2011/1/27(Thu) 中国のクラス別販売ベスト5 (6)


連載第6回目。
 
6.SUV
このクラスは日本車が結構強い。まあSUVというセグメントは世界的にみても日本が本家だから、ある面では当然だが。
 
   

SUV

2010/10
販売台数
2010/1-10
販売台数
  1

Honda CR-V

12,250   114,263  
  2

Great Wall Hover H

10,090   91,167  
  3

Toyota RAV4

6,686   78,571  
  4

Toyota Highlander

5,612   65,653  
  5

Hyundai Santa Fe

6,905   62,424  
    セグメント合計 151,647   1,343,689  


  
 
1位のHonda CR−Vは東風本田により現地生産されている。バリエーションは2.0と2.4Lで価格帯は18.98〜26.28万元( 239〜331万円)。
2位のGreat Wall(長城汽車) Hover H3は2.0、2.4そして2.5L、価格帯は9.28〜15.88万元( 117〜200万円)。CR−Vに比べて価格は半値という安さが魅力のようだ。 しかし、写真で見る限りはライバルよりも立派で、まるでランクルのようにさえ見える。 これが100万円ちょいで買えるというのも驚きだ。

  

3位のToyota(一汽豊田) RAV4のバリエーションは2.0L、2.4Lで、価格帯は 18.98
〜26.43万元(239〜 333万円)

4位の
Toyota(広汽豊田) ハイランダー(漢蘭達、汉兰达) は日本でクルーガーという名称で売られていた事もある、レクサスRX(ハリアー)の廉価版。バリエーションは2.7と3.5Lで価格帯は24.88〜42.98万元( 313〜542万円)

5位のHyundai Santa Fe(北京現代 途胜 ) は2.0および2.7Lがラインナップされていて、価格帯は16.58〜24.18万元(210〜305万円) とCR−VやRAV4より10%程安い。
10%程度なら如何考えてもCR−VやRAV4だと思うが・・・・。この程度安いだけで飛びつく中国人もいるのだろうか?それとも、実は値引きが多いとか?



中国でのSUV人気はそれ程でもないとはいえ、CR−Vは月に一万台以上も売れている訳で、これは今の日本では考えられないことだ。
それにしても、ヒュンダイは中国でもコピー商品で日本車の市場を荒らしているのが良く判るが、流石に中国民営企業のコピーに対する根性と低価格には敵わないようだ。

次回はMPV/Minivanを紹介しよう。

<つづく>
 


 
2011/1/26(Wed) 中国のクラス別販売ベスト5 (5)


暫く間が空いてしまっあが、久々の連載第5回目。
 
5.ラグジュアリーカー(Eセグメント)
このクラスはお馴染みの欧州車と日本車のブランドカーが並ぶという、一昔前の中国では考えられない状況となっている。 購買層は政府や共産党の上級管理者、大企業の経営層ということだ。
 
   

ラグジュアリーカー(Eセグメント)

2010/10
販売台数
2010/1-10
販売台数
  1

Audi A6L

8,628   95,767  
  2

Audi A4L

5,217   48,475  
  3

BMW 5 Series

3,827   31,052  
  4

Mercedes-Benz E Class

3,660   28,475  
  5

Lexus ES

2,578   24,304  
    セグメント合計 42,284   374,638  


  
 
1位 A6Lは中国専用のLWBモデル。バリエーションは2.0TFSI、2.4L、2.7TDI、2.8FSIと同Quattro、そして3.0TFSI Quattro で価格帯は35.5〜69.6万元( 447.3〜877.0万円)という充実したラインナップを揃えている。
2位の奥迪 A4のバイエーションは 1.8TFSI .2.0TFSIと3.2FSI Quattroで価格帯は29.1〜57.81万元( 366.7〜728.4万円)。 A4は本来Dセグメントだから、このカテゴリーが正しいかという疑問はあるが、元々大きめのA4を更にホイールベースを延長したのだから、Eセグメント相当でもいいのかもしれない。

アウディがこれ程までに中国で売れているのは、いち早くロングホイールベース(LWB)版を中国専用に用意したことが最大の原因で、その後ライバル達も後を追ったが、特にA6の強さには全く 歯がたたない。それにしても、A6が月に1万台弱売れるという市場は想像もつかないが・・・・。

3位のBMW 5Series(宝马5系) のバリエーションは520Li(2.0L)、523Li(2.5L)および528Li(3.0L)で、価格帯は 41.26
〜79.16万元(520.0〜 997.4万円)。アウディ同様に中国専用のLWBで、5シリーズにも2L(520i)があるのが、動力性能を重視せず見栄えが重要な中国向けらしい。華晨汽車にて現地生産されている。

 

 

4位のMercedes-Benz E Class( 奔驰E级) のバリエーションはアウディ、BMW同様に中国向けLWBモデルでE250L CGI(1.8L)とE300L(3.0L)。価格帯は 51.50〜71.00万元(648.9〜894.6万円)。北京汽車で現地製産されている。

5位のLexus ES(雷克萨斯ES) はES240と350がラインナップされていて、価格帯は39.0〜65.1万元(491.4〜820.3万円)。なおES240は中国専用モデルで39万元という価格設定がうけて売れゆきを伸ばしているようだ。
ただし、レクサスは日本生産の輸入品のために割高となるが、その価格の高さが逆にステイタスとなって人気があるそうだ。中国人が最も憧れている高級車はアウディでも、メルセデスでもなく、レクサスLS600hLだそうで、その理由は高級サルーンの中でも最も高価な207.3万元(2612万円)という価格が魅力なのだそうだ。高価格=高品質という考えか 、単なる見栄なのか。

それにしても、中国の経済成長の凄まじさは驚くべきものがあり、このクラスの高級車が月に4万台も売れる市場というのは正に驚異的だ。だから、各社が中国専用車種をラインナップするのも良く判るし、この市場に比べれば日本なんてお呼びで無い、というのも理解できる。

次回はSUVを紹介しよう。

<つづく>
 


 
2011/1/25(Tue) フェラーリ FF


フェラーリ初の4輪駆動車であるFFが公式ウェブサイトで公開された。
FFの由来は Four seats and Four-wheel drive で、これはフェラーリの全く新しいGTスポーツカーの概念となる。フェラーリの特許による4RM(4輪駆動)方式は従来の4輪駆動に対して重量が50%で、車両の重量配分は後軸が53%の配分となる。

主要諸元
エンジン
 ・形式: 65°V12気筒
 ・排気量: 6,262cc
 ・最高出力: 660ps/8,000rpm
 ・最大トルク: 683Nm/6,000rpm
寸法・重量
 ・車体寸法: 全長4,907×全幅1,953×全高1,379mm
 ・乾燥重量: 1,790kg
 ・重量配分: フロント47%、リア53%
 ・パワーウェイトレシオ: 2.7kg/ps
性能
 ・最高速度: 335km/h
 ・0-100km/h: 3.7sec


フェラーリFFは2011年のジュネーブショーで公式デビューする予定。


 


 
2011/1/24(Mon) ポルシェの新型フラット4


英国AUTO CARのWebサイトに”Porsche builds new flat four”という記事がある。

原文をチェックしたい読者は ⇒ 外部リンク へ 
     (http://www.autocar.co.uk/News/NewsArticle/AllCars/254920/)

忙しい読者のために内容を要約すると

ポルシェの研究開発トップの Wolfgang Durheimer はデトロイトショーで「我々は次の小型ロードスターに4気筒ボクサーエンジンを開発している。そして、それはVWの Bluesport およびアウディの姉妹車とプラットフォームおよび部品を共有する」と発言した。 関係者によると、フラット4エンジンは2.5リッターでターボの過給により360psを発生するという。Durheimer はこのユニットは「必要に応じて911にも適用される。我々の決定は911は6気筒を残すだろう。しかし、将来は チャンスがある」という。

前回の日記でBMWが直列6気筒を廃止して4気筒ターボに移行するようだとの情報を紹介して、シルキーシックスも時間の問題か、と胸を痛めたBMW好きのマニアも多かったと思うが、なんと今度はポルシェのフラット6までが4気筒ターボ化されてしまいそうだ。

しかも、次期ボクスター/ケイマンはVWとアウディブランドの新型スポーツカーとプラットフォームやパーツを共有するという、なんともファンにとっては辛いことになりそうだ。

なおVW Bluesportについては下記にリンクを貼っておく。


 


 
2011/1/23(Sun) BMW X1 xDribe28i


BMWの小型SUVとして人気のX1に、新グレードのxDribe28iが欧州で発売される。

28iというモデル名から想像するのは、最近のBMWのセオリーからして直6 NA3Lエンジンと思うだろうが、実はこのクルマの最大の話題は、4気筒2Lターボが搭載されることだ。1,998cc ツインスクロールターボとダブルVANOSおよびバルブトロニックの併用により、245ps/5,000rpmの最高出力と1,250prmという低回転域から350Nmのトルクを発生する。 性能は0〜100km/hが6.1秒(ATは6.5秒)で、最高速度は240km/hという。燃費は7.9ℓ/100km、すなわち12.7km/ℓとなる。なお、欧州仕様ではミッションは6MTが標準で8ATもラインナップされる。

この事実は、BMWは今後、NAの3Lモデルは2Lターボに置き換わるという事だろう。BMWの代名詞だったシルキーシックスも遂に終わる時が 来るようだ。ただし、3Lでもターボモデルは残るようだから、6気筒が欲しければ335iや535iを購入するしかなくなる。これも時代の流れだろうか。 メルセデスは既にE250なども4気筒1.8Lターボとなっているから、BMWの場合はむしろ遅れをとっている くらいだった。世界の流れは確実に変わっていくようだが、日本は如何すれば良いのかといえば、例えばトヨタの場合だと、2Lターボは 傘下のスバル製水平対向4気筒ならば今すぐにでも供給出来る訳で、トヨタの直4を元に新しい2L直4ターボだって、スバルなら簡単に新開発できるだろう。
流石にトヨタ!先を読んでいたのか、運が良かったのか?これで、トヨタが先頭を走るハイブリッドとともに、欧州式の小排気量ターボの展開もOKということになる。それでは日産はといえば、GT−Rを 見てもわかるように、ターボの技術に 全く問題は無い。

ここで思い出したのが、最近昇り調子と噂の高いヒュンダイ(&キア)だが、2LのNA程度ならようやく少しはマトモなエンジンが作れるようになったと思ったらば、世界の潮流は小排気量のターボに急速移行中。それでヒュンダイにターボの技術があるかといえば、まあ無いでしょう (北米向けの一部に2Lターボ車がラインナップされてはいるが)。 しかも、ターボチャージャーのメーカーはIHI,三菱重工業、日立製作所、ギャレット(ハネウェル)、ボルグワーナー、ターボネティックスというように、6社中の3社が日本のメーカーだ (最近、韓国内でターボを作るという話もあるが??)。

クルマというのは正にエンジニアリングの集大成だから、カーメーカーがいくら頑張っても、主要部品を供給するメーカーがハイレベルでないと最新鋭のクルマは成り立たない。液晶パネルなどとは違い、クルマの場合は、そう簡単に日本を追い越せないし、結局何時まで経っても主用部品を日本や欧州から購入することになる。

まあ、日本が付加価値の高い部品を売ることで、結果的には潤う筈なのだけれど、結局は韓国の借金が増えるだけ。1997年に日本は韓国に1兆円貸したが、未だ4千億円しか返却せず、6千億円が返っていない。そればかりか2008年には更に2兆円 を追加で貸す。金は借りても返さない。それなのに、お礼がない、礼儀がない。


 


 
2011/1/22(Sat) AUDI A1 その2


全回に引き続きアウディA1の紹介をする。今回はインテリアを見てみよう。

エクステリアではBセグメントの寸法的なハンディから、決してスタイルがいいとは言えなかったA1ではあるが、ドアを開けてインテリアを見た瞬間に、他のBセグメント車とは全く 異なる高級感を感じる事になる。これに匹敵するのはアルファロメオ ミトということになるが、ミトが如何にもラテンの雰囲気ムンムンなのに対して、こちらはドイツの高級車の雰囲気で満ち溢れている。



ただし、後席は流石に狭くて、大柄は大人にはちょっと厳しいスペースしかない。

  

標準のシート表皮はZeitgeistクロス(写真左上)で、オプションでミラノレザー(写真右上、+28万円)が選択できる。



運転席に座ってみれば、その座り心地と目に入るインテリアは高級ドイツ車そのもので、このインテリアだけでもA1の価値を認めるユーザーもいるだろうし、エクテリアのイマイチ寸詰まり感なんて吹っ飛んでしまう。



メータークラスタ内の眺めもアウディそのもの、と言いたいところだがA3とは異なり、A1は自光式だし、水温と燃料の各アナログメーターがそれぞれ回転計と速度計内に組み込まれているなど、大分イメージが異なる。



ドアのインナートリムは標準では全て樹脂製となる。



オプションのレザーシートを選択すると、ドアのインナートリムにはクロスやレザーが使われて、より高級感が増す。小さな高級車を極めるならばオプションを奮発することを勧める。



エアコンおよびオーディオのコントロールパネルも流石にVWとは違う が、他のアウディ(A3以上)とも違う。標準装備のナビのディスプレイはダッシュボード中央上部にある。

同じエンジンを塔載するVWゴルフ コンフォートライン(278万円)に対して、A1のベースグレード(289万円)との価格差はたったの11万円 、しかもナビ標準! 実用性をとるか、豪華さとブランドをとるか? それとも動力性能を重視してポロGTI(294万円)を選ぶか。これは中々悩むところだ。
 


 
2011/1/21(Fri) AUDI A1


アウディ初のBセグメント車であるA1が発売された。
バリエーションは3種類で、ベースの1.4TFSIが289万円、同スポーツパッケージが304万円、そして同コンペディションパッケージが333万円となっている。

アウターサイズは全長3,970×全幅1,740×全高1,440mmで、これはベースとなったVWポロに対して全長でー25mm、全幅では+55mm、全高では−35mmと、それぞれ少しずつ長さは短く、幅は広く、高さは低いことから、ポロ程には背高幅狭ではない。なお、ホイールベースはポロより僅か5mm短い2,460mmとなっている。









こうしてみると、やはりBセグメントの辛さはあって、アルファロメオ ミトと同様に、コロっと達磨のようで、決して美しいスタイルとは言えない。



A1のイメージカラーらしきレッドよりも、むしろホワイトの方が寸詰まり感が少なくて、個人的にはこちらがお勧めだ。



リアラッゲージスペースは、まあBセグメントのクーペなり、というところか。



エンジンは4気筒DOHC 1,389ccターボで122ps/5,000rpm 20.4kgm/4,000rpmとVWゴルフ コンフォートラインと同一スペックだ。そこで、エンジンの型式を比べてみたらば、どちらも同じく”CAX”で登録されていたから、トップカバー以外は全く同じモノのようだ。しかし、アウディ関係者にこの事実を質問すると、非常に嫌がる傾向がある。なお、リアのサスペンション もポロと同じくトーションビームで、これもアウティ関係者が触れたくない事実のようだ。

次回は、インテリアについて紹介する。
 


 
2011/1/19(Wed) 次期レクサスIS


Road & Track誌のウェブサイトに次期レクサスISに関する情報が載っている。

詳細は⇒こちらから 外部リンク  (http://www.roadandtrack.com/future-cars/2014-lexus-is)

リンクを辿って元記事を読むのが面倒だという忙しい読者のために以下に内容を要約しておく。

次期レクサスISは2013年頃にデビューすると言われている。 次期ISはストレッチしたFT-86シャーシーが使用される。豊田社長の意向により、次期ISは現行モデルよりもルックスも性能もよりスポーティーとなるようだ。FT−86がスバルのEJ20(2L、 フラット4)エンジンを使用し、ISは4気筒2.5L自然吸気と3.6Lフラット6が使用されるだろう。

次期ISがCセグメントのFT−86とプラットフォームを共有するというのは良いアイディアだと思う。例えばBMW3シリーズは1シリーズとプラットフォームを共有している。これに対してレクサスISはGSやクラウンのプラットフォームを使用している。 日産の場合も同様で、スカイラインはフーガとプラットフォームを共有しているために、スポーティという面では評判が宜しくない。そればかりか、シルビアを復活させようにもプラットフォームが無い。 以前のようにスカイラインと共有しようにも、大きすぎてシルビアのメリットがでなくなってしまう。それでは、シルビア用に新たなプラットフォームを新設するとなると、とてもではないが開発費が回収できない。
これはトヨタとて同様で、FT−86のみでは元が取れないが、C/DセグメントのFR用プラットフォームがあれば、これを元に新たなラインナップが出来る。 FRのCセグスポーツセダンなんて今ではBMWの独壇場だが、この市場に打って出られることになる。

発売まで、あと2年。特にスバルファンは首を長くしてまっていることになる。
 


 
2011/1/18(Tue) Porsche 918 RSR


911GT3Rハイブリッドレーシングカーは非常に効率の良いフライホイールアキュームレーター方式であることをニュルブルックリングレースで証明した。 そして、このハイブリッド技術を移植した918スパイダーコンセプトカーのレーシングクーペバージョンが918RSRである。

エンジンはRSスパイダーのV8直噴エンジンを改良して563ps/10,300rpmを発生する。前輪にはそれぞれ75kwの2つの電気モーターが装着されて、ピーク時の合計は767psとなる。 フライホイールアキュームレーターは助手席の位置に塔載され、エネルギーを保存するためにローターは最高36,000rpmで回転する。このエネルギーはドライバーのスイッチ操作により、最大8秒間利用できる。

ところで、この918の市販ストリートバージョンの価格は一体いくらになるのだろうか?性能からいったらば、カレラGTと同等価格でもおかくしない。ということは、数千万円以上ということか?
それとも、マクラーレン
MP4-12Cのように、あっと驚く2千万円代となるのだろうか?

まあ、1億円でも2,500万円でも、買えない事に変わりは無いので、どうでもいい
事ではあるが。


 


 
2011/1/17(Mon) ルノー メガーヌRS


ルノーのCセグメントハッチバック メガーヌの高性能バージョンであるRS(ルノースポール)が日本で発売された。

大まかな仕様は
型式:ABA-DZF4R
アウターサイズ:4,320×1,850×1,435mm
ホイールベース:2,640mm
車両重量:1,430kg
エンジン:F4R 4気筒DOHCターボ 
   1,998cc 250ps/5,500rpm 34.7kgm/3,000rpm
トランスミッション:6MT
タイヤ、ホイール:235/40ZR18 8.25J×18

ブレンボ製モノブロックキャリパー&フェロード製セミレーシングパッド、レカロ製バケットシート、RSモニター搭載。






                       写真はルノーWEBサイトより
価格は
標準モデル (左ハンドル/6速マニュアル/18インチホイール) 3,850,000円(税込)
注文生産モデル (左ハンドル/6速マニュアル/19インチホイール) 3,970,000円(税込)
 


 
2011/1/16(Sun) Hyundai Veloster


デトロイトショーで発表されたヒュンダイの新型3ドアクーぺ Veloster は直噴1.6Lエンジンン搭載のFF車で、特徴的な第3のドアは助手席側の後席についた小さなドアで、2ドアに比べて後席へのアクセスを 容易にしている。 このリアドアはRX−8等と違って前ヒンジのために、フロントドアを閉めたままで開閉できる。このリアドアの取っ手はクーペデザインを維持するために隠されているというから、要するにアルファの考えをパク ったわけだ。



ヒュンダイによれば、ボディのスタイルはモーターサイクルのインスピレーションによって・・・・どおうした、こうした、といっているが、ハッキリ言って何時もの通りで、何かに似ている。



1.6L 直噴のガンマGDIエンジンは138ps/6,300rpm、17.0kgm/4,850rpmを発生するという。しかし、自然吸気1.6Lで17.0kgmというのも、何処か胡散臭いが。

トランスミッションは6MTもしくは新開発の6速DCTで塔載される。新開発のDCT?ヒュンダイが?本当かねぇ。どうせ、ゲトラグやZFなどの欧州部品メーカーから購入 して貿易収支を一層赤字にするのだろうと思うが?それとも、ヒュンダイの偉大なる技術で自社生産しているのか??

Hyundai Veloster は運転する楽しみを追及したそうで、フロントにはコイルばねによるマクファーソンストラットにスタビライザーを付け、って、当たり前のストラットだろうに。リアには軽量Vトーションビームに23mmのスタビライザーバーをつけた Hyundai-first を採用している。
はぁ? トーションビームで運転する楽しみを追求??
Hyundai Veloster の回転半径はサイオンtC、CR−ZそしてMINIとMINIクラブマンよりも小さいそうで、そんなことしかライバルに対する優位点がないのだろうか?

タイヤは215/45HR17が標準で215/40VR18がオプションとなる。
Hyundai Veloster が想定しているライバルはサイオンtCとホンダCR−Zで、低価格のtCとハイブリッドのCR−Zに対して、机上のスペックや韓国得意のIT技術(!)による玩具のような装備で優位を保とうとしているようだ。
 




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