B_Otaku のクルマ日記

ご注意:
この日記は個人の趣味によって、思った事を隠さずに書いています。
これを読んで不快に思う方は即刻退場願います。
この日記の内容を無断でリンクや貼り付けをした場合、悪霊が乗り移る危険があります。
もしも、真夜中の枕元に血だらけの武士が現れた場合は憑依される可能性があります。
この場合は速やかに盗用部分の削除をお勧めします。また除霊等が必要な際には専門家に相談してください。
          

   
 
2010年6月1日〜15日
 
2010/6/15(Tue) ニッサン リヴェナ


中国で最も売れているニッサン車はリヴェナだが、多くの読者は「はて、リヴェナって?」 と思うだろう。それもその筈で、リヴェナは世界戦略車ではあるけれど、日本では販売していない。このリヴェナは2006年の広州モーターショーで発表され、中国で生産されている。バリエーションとしてはショートホイールベースで5人乗りのリヴェナ(LIVENA 中国名 骊威)とロングホイールベースで7人の乗りのリヴェナ・ジェニス(LIVENA JENISS  中国名 骏逸) がある。


 




ヴェナの写真をみればピ〜ンとくるだろうが、そう、日本でのノートに似ている。そこで、緒元を調べてみたのが下の表で、成る程、ホイールベース(WB)もピッタリ同じ。全長が長いのは前後のオーバーハングが長いからで、3列シート用にWBを伸ばす等ということはやってない。
同じ骊威 でも1.8ℓ版は全長が長く、いってみれば骏逸の2列シート版だった。エンジンはノートにはない1.8ℓがあるが、中国の税制では1.6ℓ以下の税金が安いために、1.8ℓというのは売れるのだろうか?
 
    東風日産 東風日産 東風日産 <参考>ニッサン
      骊威 1.6GV MT
(LIVENA)
骊威 1.8XE AT
(LIVENA)
骏逸 1.8 MT
(JENISS)
NOTO 16X
  車両名称   骊威 劲锐版1.6GX 骊威 劲逸版 骏逸 1.8 MT标准型  
寸法重量乗車定員
全長(m) 4.275 4.420 4.020
全幅(m) 1,730 1.690
全高(m) 1,615 1.590 1.535
ホイールベース(m) 2.600
駆動方式 FF
  最小回転半径(m)   N/A N/A N/A  
車両重量(kg)   1,115 1,280 1,260 1,050
乗車定員(   5 7 5
エンジン・トランスミッション
エンジン型式   HR16DE MR18DE HR16DE
エンジン種類   I4 DOHC
総排気量(cm3) 1,598 1,798 1,597
  最高出力(ps/rpm) 105/5,500 126/5,200 109/6,000
最大トルク(kg・m/rpm) 15.3/4,400 17.8/4,800 15.5/4,400
トランスミッション   5MT 4AT 6MT 5MT
  燃料消費率(km/L)
(10/15モード走行)
N/A N/A N/A  
  パワーウェイトレシオ(kg/ps)        
サスペンション・タイヤ
サスペンション方式 ストラット
トーションビーム
タイヤ寸法 前/後 185/65R15 175/65R14
ブレーキ方式 前/後 ディスク/ドラム
価格
車両価格 10.28万元 12.98万 13.88万 140.9万円
備考 (136万円) (160万円) (183万円)  

価格的には骊威 とノートのベースグレードは、ほぼ同価格で販売されている事になる。しかし、給与水準を考えれば、中国版は随分高価だし、10万元というのは中国で一番人気のあるCセグメントセダンが買える価格帯でもある。にも関わらず、ベスト20入りというのは、この手のクルマを好む層も居るいということだろう。  

 
 


 
2010/6/14(Mon) スズキ ニュースイフト


2010年秋に欧州で発売される新型スイフトの概要が発表された。高張力鋼を大幅に採用した新しいボディは、より軽量で強度も高く、さらには歩行者の衝撃に対する安全性も向上している。新型はホイールベースで50mm、全長で90mm延長されているい。
デュアルVVT(可変バルブタイミング)を採用した1.2リットルのガソリンエンジンは94ps/6000rpm、118Nm/4800rpmを発生する。



寸法
•Length: 3,850mm
•Width: 1,695mm
•Height: 1,510mm
•Wheelbase: 2,430mm
•Front Track: 1,480mm
•Rear Track :1,485mm


この新型スイフトの日本国内での発売については発表されていない。元々スイフトは欧州での販売が主で、日本国内ではあまり売れていない事もあり、未だ未定というところだろうか。 マツダにしても、スズキにしても、欧州で人気のある日本車は日本では売れないということは、販売網やブランドイメージにも原因はあるが、日本人の多くが欧州車的な特性を好まないということで、 だからトヨタが強いのも判るような気がする。 まあ、その前に、今の日本では未だミニバン全盛だから、ハッチバック(HB)もセダンも売れないのは仕方ないし、小型HBの代わりに軽自動車が市場を占拠しているという特殊性も日本ならでは、とういこともある。  
 


 
2010/6/13(Sun) ポルシェ GT3R Hybrid


今年のニュルブルックリンク24Hレースで、後半には2位以下を大きく引き離して独走態勢だったが、完走まであと2時間 という時点で惜しくもトラブルによりリタイアしてしまったGT3R Hybridは、それでも耐久レースの分野にもハイブリッドのメリットがあることを知らしめたという点では大いなる成功だった。







GT3Rのハイブリッドシステムの大きな特徴は、発電によりクルマの運動エネルギーを電気に変換した際に、そのエネルギーの蓄積を2次電池に充電するのではなく、 モーターでフライホイールを高速回転させて、フライホイールの慣性としてエネルギーを蓄える点にある。
前輪と結合されている駆動モーターは、左右で各60KW(81.5ps)を発生し、また減速時にはジェネレーターとしての役目を行い、この電気でフライホイールモーター(写真下)を駆動する。フライホイールは28,000〜40,000rpmで回転しているが、いざ加速が必要な時にはフライホイールの慣性 として蓄えられたエネルギーにより発電し、この電気エネルギーでフロントの2基のモーターを駆動することで、6〜8秒程の間駆動をアシストする ことが出来る。それにしても、電池に充電する代わりにフライホイールの慣性エネルギーとして蓄積するという発想が何とも凄い。



この数秒間のモーターアシスト(81.5ps×2)は、レース中の接戦では強力な武器になるし、結果的に燃費の向上となり、ピットストップの回数も減らす事が出来るなど、 特に耐久レースではメリットが大きい。
ただし、このフライホイールジェネレータはストリートカーならばパッセンジャーシートがある場所にドッカと座り込んでいるから、その特性と共に使い道はレーシングカーくらいだろう。 なお、F1でも回生ブレーキを使用するようなったが、その方法も各インストラクターでマチマチのようで、キャパシターに蓄電したりGT3のようにフライホイールにエネルギーを蓄積するが、メカ的にフライホイールを駆動する方式などもあるようだ
 


 
2010/6/10(Thu) ポルシェ ニューカイエン ハイブリッド


新型カイエンにはHVもラインナップされている。

カイエンS HVの走行機能は
1.純粋な電気駆動システム:約60km/hまで走行が可能
2.回生ブレーキ:電気モーターがジェネレータとして作動し、バッテリーを充電
3.駆動と充電:ガソリンエンジンで走行し、その間にジェネレータが発電する
4.セーリングモード:走行中にガソリンエンジンを停止しても、156km/hまではスムースな走行状態を維持
5.オートスタート/ストップ機能:停車(エンジン停止)後の再始動時は電気モーターのみで発進し、その後にガソリンエンジンに切り替える

以下にカイエンS HVのシステム系統を示す。



そして、ハイブリッドモジュールは下図のように、バイパスクラッチ、トルクコンバーターそして電気モーターから構成されている。



エンジンは2,995cc、380ps 580Nmを発生するスーパーチャジャー付きV型6気筒で、燃料消費量(NEFZ準拠)は8.2ℓ/100kmだから、表現を変えれば12.2km/ℓとなる。大型の高性能(最高速度:242km/h、0-100km加速:6.5秒)なSUVとしては立派な低燃費だ。



このクルマの走行状況は、走行中にスロットルペダルから足を離すと回転計の針はゼロを示し、エンジンは完全に停止しているにも関わらず、クルマはスムースに巡航しているそうだ。

トヨタが先行しているHVだが、流石にポルシェは独自の解釈のHVシステムを開発してきたようだ。日本導入スケジュールは判らないが、毛色の違うHVには興味深いものがある。
 


 
2010/6/9(Wed) ポルシェ ニューカイエン


3月のジュネブモーターショー2010でワールドプレミアされたポルシェカイエンは、発売以来約8年ぶりのフルチェンジ により2代目となった。
 新型カイエンは”ポルシェインテリジェントパフォーマンス”の哲学により低燃費と高性能、そしてCO2排出量の低減を達成している。 そのためにワイドレシオのスタート/ストップ機能付8速ティプトロニックSとエンジン&トランスミッション冷却系のマネージメント、回生ブレーキ、可変エンジンカットオフなどを採用している。



ボディは軽量構造と各部の最適化により、カイエンSでは180kgもの軽量化を達成している。サイズはホイールベースで40mm、ボディ全長で48mm拡大された。



インテリアは先代よりも明らかに高級化されていて、その雰囲気は パナメーラに似ている。



欧州向けでは下表の4種類もモデルが設定されるが、日本向けにはディーゼルの設定は無いであろう。新型は先代に比べてパワーアップしたにも関わらず燃費は向上している。
 
  PORSCHE PORSCHE PORSCHE PORSCHE
    CAYENNE CAYENNE S CAYENNE
TURBO
CAYENNE
DIESEL
エンジン種類 3.6L V6 4.8L V8 4.8L V8
Twin Turbo
3L V6
Turbo Diesel
総排気量(cc) 3,598 4,806 4,806 2,967
  最高出力(ps) 300 400 500 240
最大トルク(N・m) 400 500 700 550
駆動システム Active 4WD Full Time 4WD
CO2排出量 (g/km) 236 245 270 195
  燃料消費量
(NEFZ準拠、ℓ/100km)
9.9 10.5 11.5 7.4
最高速度 (km/h) 230 258 278 218
0−100km/h加速 (sec) 7.8 5.9 4.7 7.8
燃料消費量の改善率
先代比(%)
20 23 23 20

従来のカイエンはポルシェとしては買い得の価格設定だったが、新型は内装がパナメーラに近いことなどから、価格設定もパナメーラ並み、即ちベースグレードのV6でさえ1千万円を超える価格設定となる ような気も気もする。逆に政策的に買い得価格とするかもしれない。
 


 
2010/6/8(Tue) ニッサン ジューク


明日(たぶん)発表される、ニッサンの新型車ジュークはデュアリス(欧州名はキャッシュカイ)より一サイズ小さいクロスオーバータイプで写真のように斬新なデザインのエクステリアを持っている。







室内デザインも斬新で、シートの表皮も今までの国産車には無いようなお洒落なものが使用されている。



コンソールがボディ同色となっているので、この部分がヤタラと目立つ。



特に目に付くのはセンタークラスターにあるエアコン操作パネル中央のカラーディスプレイで、下の写真のように近未来的なデザインとなっている。



国内向けのエンジンは1.5ℓおよび1.6ℓターボで、当面は1.5が先行発売となり1.6ℓターボは遅れて発売される。



なお、このクルマは本来は英国生産であるが、日本国内向けは九州工場で製造さるということらしい。 価格は約200万円。さて、このジューク、デュアリスのように国内でもヒットするのだろうか?このスタイル、確かに斬新だが、日本人に受け入れられるかは、ちょっと微妙か?
 


 
2010/6/7(Mon) 長安汽車 中国の自動車メーカー 8


長安汽車は4大の一つである大手汽車集団で、スズキと合弁の長安鈴木汽車およびフォードと合弁の長安福特汽車を傘下に持つ。

長安鈴木
現地で製造されているのは、天語(SX-4、7.98万元〜)、雨燕(スイフト、5.98万元〜)、奥拓(アルト、4..49万元〜)だが、 乗用車販売ベスト20に入るようなヒットが無い。


長安福特(フォード)
売れ筋は乗用車販売のベストテン入りしている福克斯(フォーカス、11.89万元〜)で、他にも蒙迪欧-致胜(モンデオ、16.98万元)、嘉年華(Ka、7.89万元)などがある。


長安フォードでは馬自逹(マツダ)ブランドも製造しているようで長安馬自逹には馬自逹2勁翔(デミオセダン、8.68万元〜)、馬自逹2(デミオ、8.38万元〜)、馬自逹3(アクセラ、11.8万元〜)がある。


長安汽車の自社開発車
これらはフォードおよびマツダの技術援助によるもので、Cセグメントの長安悦翔 (5.39万元〜)やAセグメントの奔奔(2.99万元) など全7車種が販売されている。


長安汽車股処
長安汽車は広い中国の奥地まで販売網を展開しており、内陸部の農業地帯で人気の軽トラックでは長安星卡がトップシェアを 持っている。 要するに中国で一番売れている”軽トラ”だ。これらもスズキの技術支援により開発されたらしい。


中国の写真を見ていると、上の写真右のように4人の乗りのダブルキャブを見かける。家族4人(一人っ子政策だから3人?)が乗る自家用車にもなるし、 荷車として野菜を運ぶときにも使えるから、確かに実用的な車だ。実は日本にも50年以上前にはクラウンのトランク部分が荷台になっている ダブルキャブのピックアップトラックというのがあり、 ウィークデーは仕事用に、そして休日には家族ドライブにも使えるし、一応クラウンだからステイタスや居住性も(当時としては)まあまあだったのだろう。

長安汽車の最大の強みは上記の微型(軽)トラックだが、乗用車では”4大”の1つとしては自主ブランドに出遅れているし、合弁事業でもスズキ、フォード(マツダ)という中国ではイマイチ売れ筋の 少ないブラントを製造していることから、 新たな合併先を探していた。この結果、2009年末に中航工業傘下の昌河汽車の買収により、自社ブランド車の生産を強化する予定で、2010年の販売目標は185万台(この内ミニバンが100万台)を掲げている。 結局、ミニバンで勝負?
 


 
2010/6/6(Sun) VW ポロ サルーン


ポロのサルーン? 小型ハッチバックの代名詞、ポロのサルーンは今まで無かったのに、今回は珍しく設定されるのか? 実はこれ、ワールドプレミアはロシアで行われた。そして、このクルマはロシア専売だった。既にロシアではジェッタとパサートが売れているが、これにポロサルーンが加わることで、VWの販売を強化する目的のようだ。



Cピラーより前方は基本的にハッチバックのオリジナルポロ(写真下)そのものなのだが、トランクを付けただけで印象は全く異なってしまう。 ロシアのみならず中国でも同様だが、発展途上の国ではクルマ=セダンであり、ハッチバックは嫌 われるのが普通だ。そいう言う意味では一般的な日本の国民、所謂B層のレベルを考えれば、ポロサルーンの日本仕様も欲しいくらいだ。



このクルマはロシアのKalugaに新しく設置されたVWの新ラインで製造される。そして、新型の1.6ℓ(105ps)オットーエンジンが搭載され 、ミッションは5速マニュアルか6速オートマ(ティプトロニック)が組み合わされる。実はロシア向けで最新のATを搭載するのはこのポロサルーンが初となる。 ということは、今までロシアで販売される乗用車はMTのみだったということか?
トレンドラインではバージョン2エアバッグと5人分のヘッドレストと3点式シートベルトが、上級のコンフォートラインではABSが標準装備されている・・・・・・って、これもロシアではセールスポイントになってしまうのだろう。そして最上位モデルのハイラインではサイドエアバッグとESPも標準装備される。
ボディはロシアの環境に適合するように亜鉛メッキによる耐腐食性ボディと、悪路に適したサスペンションを備えている。そして、ボディ塗装には特別に強力な塗料が使われて、クロムメッキ部品は特別に耐性をアップしている。

ロシアでの売れ筋クルマというと、何と中国より輸出された民族系の自主ブランド、例えば奇瑞汽車などが主流だったらしく、それに比べればポロサルーンの高品質と安全性は特別なんだろう。
 


 
2010/6/5(Sat) 広州汽車 中国の自動車メーカー 7


前回の北京汽車 とともに、4小に属する国営メーカーで、80年代半ばに合弁でプジョー505を生産したが販売不振によるプショーの撤退後、その穴を埋めるべく広州本田を設立し、その後はトヨタとの合弁で広州豊田も 設立し、トヨタ、ホンダの2大ブランドを生産している。

広州本田
売れ筋は雅閣(アコード、18.68万元〜)で、乗用車売り上げベストテンに入っている。他に奥徳赛(オデッセイ、22.98万元〜)や锋范(シビック、9.68万元〜)、 飛度(フィット、8.98万元〜)を製造している。


広州豊田
主力は凱美瑞(カムリ)でアコードと同様にベストテン入りしている売れ筋車で、他には雅力士(ヤリス=ヴィッツ、9.2万元〜)と汉兰达(RAV4、24.88万元〜)を製造している。


広州長豊汽車
2009年には三菱系のオフロードカーメーカーである長豊汽車を傘下に収め広州長豊汽車として奇兵(旧パジェロ 2.2ℓ 10.58万元)の生産も行っている。


写真を見れば何と懐かしいパジェロだが、この手のラダーフレームを持つオフロードカーはオンロードの性能では最新のSUVに劣るが、悪路走行では大いなるメリットがある。中国の広い国土を考えれば旧タイプのオフロードカーの必要性は納得できる。

それにしてもカムリとアコードという中型FF車の世界的ベストセラーを同一グループで製造しているというのも、凄いものだ。 逆にこれが仇となったのか、自社ブランドという面では遅れてしまっている。

 


 
2010/6/4(Fri) 北京汽車 中国の自動車メーカー 6


北京汽車は4大4小の8集団中、4小に属する国営メーカーで、1984年にアメリカンモータース(その後クライスラーが吸収)との合弁で北京吉普(ジープ)を設立し、中・大型のオフロード車を製造していた。 このため中国軍の軍用車のシェアも大きい。


北京汽車は北京奔馳(ベンツ)と福建戴姆勒(ベンツ商用車)、および北京現代で夫々国内生産も行っている。


北京奔馳(ベンツ)
EクラスとCクラスの製造を行っており、Eクラスは5月8日の日記で紹介したように中国専用のロングホイールベースモデルで、名称の最後に”L”が付く E300Lが近日発売される。 現在中国で生産している車種の一覧表を下記に示す。
中国生産ベンツ一覧表   為替レート 13.2/人民元
中国生産 排気量 中国販売価格  日本国内価格消費税含 
モデル (ℓ) 万元 円換算万円 モデル 万円
C200K 1.8 34.8 459

C200K

440
C260 2.5 42.8 565

(C250 CGI Avg)

567
C300 3.0 47.8 631

C300 Avg

630
E200K 1.8 49.8 657

N/A

-
E230 2.5 51.8 684

(E250 CGI)

634
E280 3.0 63.8 842

E300

730
E350 3.5 74.8 987

E350

850
      Avg :アバンギャルド

表をを見て判ることは、Cクラスについては日本国内と同等の価格設定をされているが、Eクラスは高めの設定となっている。それでも中国では圧倒的にEクラスに人気があるのだから、下手に値下げをしたらステータスが落ちてしまうのだろう。高いほうが売れるというのは、まるで バブルのときの日本のようだ。




北京現代
生産しているモデルで最も売れているのは伊欄特(エラントラ)で09年上半期ではトップ(第一位)の売り上げを記録している。しかし、こんなダサい
クルマが何でそんなに売れるのかといえば、1.6ℓのベースモデル で8.98万元という低価格が理由のようだ。このクラスの本家である一汽豊田 華冠(旧カローラ、9.98万元〜)に比べて約1万元安いことだろう。勿論、伊欄特ユーザーはそれなりの階層であり、 あと1万元追加してカローラを買うユーザー層だっているはずだが。


また領翔(ソナタ)は15.58万元からで、これも凱美瑞 (カムリ)の18.28万元よりは安い。 とは言っても少し高い価格帯のFF中型車では、多少安いからといって売れるのだろうか? 事実、ソナタは06年頃までは順調に売り上げを伸ばしていたが、中国独立系メーカーの FF中型車への進出や、世界的なベストセラーである豊田カムリ や本田アコードなどの日本勢と、VWやプジョーの欧州勢が現地生産でしのぎを削っていることにより、徐々にシェアを落としていった。


ヒュンダイの場合は地理的な優位性もあるが、早くから中国市場に進出して旨い商売をしていたようだ。しかし、 中国の国産車のレベルが低くて、海外メーカーもVWが大昔のサンタナを延々と作ってい時代ならば現代の需要もあったろうが、今 や日欧の世界的なカーメーカーが進出して、最新型を現地生産している し、低価格車は中国の自主ブランドが破竹の勢いで発展している現在では、現代がそう簡単に伸びるのは難しいだろう。

福建戴姆勒
北京汽車は自主ブランドの確立が遅れたことで、海外のオペルを買収しようとし たが失敗。その後国内で福建汽車から小型商用車メーカーである福建ダイムラーを譲り受けた。
生産車種は唯雅诺(VIANO、39.8万元〜)と威霆(VITO=VIANOの商用車版、31.6万元〜)。


中国の各社は急速に自社ブランドへの転換が進んでおり、この点では未だ海外ブランドの現地生産が主体の北京汽車は出遅れの感がある。
 


 
2010/6/3(Thu) プジョー408サルーン


プジョー408? この車名を聞いてピーンと閃く人が何人いるだろうか? 実は408サルーンというのは、308をベースにした中国専用モデルで北京モーターショーにて発表されたものだ。
従来の中国専用モデルは307をベースにした307サルーンだったが、今回の408は 、その307サルーンの後継車種となる。







このクルマはプジョーシトロエングループと中国の東風汽車グループの合弁事業として湖北行政区の武漢工場で生産される。中国でのブランドは東風標致(プジョー)。



下の写真はオリジナルのプジョー308で、これをベースに中国専用の4ドアサルーンとしたのが408サルーンということになる。



そして下の写真は、先代となる307サルーン。エンブレムを見れば判るように、これも東風標致による現地生産車で、2004年から5年間で41万台も販売された。



巨大な中国市場を狙って、世界中の自動車メーカーが専用車の現地生産という形で進出している。
 


 
2010/6/2(Wed) 上海汽車 中国の自動車メーカー 5


上海汽車は4大4小の8集団の中でも、4大に属する中国No3のメーカーで、国営としては数少ない自社ブランドの乗用車をラインナップしている。

栄威(ROEWR)
上海汽車の自社ブランドである栄威(ROEWR)は英国のローバー社を買収したことで製造設備やノウハウを手に入れ、これに自社のボディを載せたものだ。


上汽大衆
上海汽車はVWとの合弁会社の上汽大衆で桑塔納(サンタナ)を作っている事でも有名で、このクルマは何と85年から 基本的に同じクルマを25年も造り続けている。 その中でも最新モデルはサンタナ3000で、この3000は排気量ではなく単なるモデル名で、先代は2000だった。 なお、サンタナはファミリーカーではなくタクシー用として需要が多い。


上汽大衆はサンタナの他にも波羅(ポロ)、朗逸(ラビダ)、新領馭(パサート)、途視(ティグアン)などを製造している。


上汽通用

そして、GM(通用)との合弁である上汽通用では別克(ビュイック)の凱超(エクセル)、君越(アクセル)、英朗(オペルアストラ)などを生産している。そのなかでは凱超が一番の売れ筋で、2009年上半期では乗用車販売ベスト3入っている。


上汽通用五菱
最後のブランドはGMとの合弁で小型商用車を製造している上汽通用五菱で、中国の乗貨両用車ではナンバーワンの地位を確保している。 中でも鴻途は乗貨両用車での売れ行きNo1を誇っている。


GMと聞けばイメージされるのは大型の米車だが、中国においては小〜中型車が主力で、中国での海外メーカーとしてはVW、トヨタについで第3位となっている。 また、本国では現在再建中という厳しい環境のGMも、中国では順調な業績であり、GMとしても最重要拠点となっている。
 


 
2010/6/1(Tue) 華晨汽車 中国の自動車メーカー 4


華晨(ブリリアンス)汽車はBMWと合弁で5シリーズの中国組み立てを行っているが、独自のブランドでの乗用車も製造している。 この華晨汽車がポルシェエンジニアリングの設計とピニンファリナのデザインにより、エンジンと変速機は三菱自動車という欧州向けDセグメントセダンのBS6 のEC認証正面オフセット衝突試験にて、極めて低い評価となった。 実は製造に際してポルシェの指定した高張力鋼の部分に異なる材料を使用したため、全く強度が出ていなかったことが判明したそうだ。 これは、図面があれば物ができるという訳ではない事が立証された出来事だった。

華晨はBMWを中国で組み立てているが、それが理由かどうかは判らないが自社ブランドのクルマ(華晨 中華駿捷など)もBMW(
宝馬)に似たイメージが多い。 言ってみれば、偽LVのバッグを作っているのは、本物の下請け業者だった、みたいな状況かな?


中華駿捷はご丁寧にもキドニー(風)グリルまで付いている。全長4,648×全幅1,800mmという寸法はBMW3シリーズと同等。エンジンは1.6ℓ、1.8ℓ、2.0ℓの3種類で、1.8の一部が自社製で他は三菱製を搭載している。この上位車種に5シリーズ相当の中華尊馳がある。

華晨汽車に限らず中国のオリジナル車の多くが日本車や欧州車のデッドコピーだが、まあ日本だってその昔は 露骨な欧州車のコピーがあったから、これは時間が必要だろう。

華晨
宝馬(BMW)
すでに5月9日の日記でも紹介したように、5シリーズの中国専用車としてロングボディ車が発表されているが、今現在で中国生産のBMW車は
3系(E90)
318i 2.0ℓ(28.3万元〜)
320i 2.0ℓ(34.2万元〜)
325i 2.5ℓ(40.8万元〜)

5系(E60)
520Li 2.0ℓ(41.26万元〜)
523Li 2.5ℓ(43.36万元〜)
530Li 3.0ℓ(61.86万元〜)
と 5系は全てロングボディとなっている。また、3系にはバリエーションとして豪華型(ハイライン)やM運動型(Mスポーツ!)がある。しかし、運動=スポーツでM運動型と命名する中国人のセンスに 思わず「恐れ入りました」と言いたくなってしまう。


なお、昨年には華晨汽車は中国第一汽車が経営統合を申し出ていて調整中との情報があったが、その後はどうなったのだろうか。 それにしても、中国の自動車業界はチョッと目を放していると、行き成り統合・合併が行われていたりと、市場規模の急伸とともに全く予断を許さない。
 



2010年6月16〜30←  →2010年5月