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2021/11/17 (Wed) Mercedes-Benz EQA & EQB (2022) <2>
前回に引き続きメルセデスベンツのBセグメント BEV 、EQA/B について纏める。
ダッシュボードは一見共通のようだが、よく見れば違いがある。これは恐らく、メインの金型を共通化して部分的に交換するなどして事実上共通化しているような気がする。それでも、機器類は完全に同一だから、まだまだ販売台数の見込めない EV として上手くコストダウンしているのは流石にメルセデスベンツだ。
インテリアでは特にフロントについてはシートやドア、その他内装も殆どが共通のようだ。
EQB の最大と特徴は3列シートを備えている事だ。両モデルの外観上の違いなども、全てはこのサードシートを実現するためだった。
プラットフォームは新開発の EV 専用のようだが、RWD が基本でフロントにモーターを追加すれば 4WD となる EQE/S とは異なり、FWD を採用している。
FWD と言う事で、フロントアクスル側にモーターを配置している。エンジン式の FWD に比べて極めてシンプルな事が判る。これなら中共の技術でも作れそうだ、と思うのも無理ないが、いやいや、この写真を見ただけでも相当な技術が詰まっているのが理解できる。
つい最近まで、物凄い勢いで再生可能エネルギーだの EV だのと騒いでいたが、ここに来て急にその勢いが止まったようで、何が何でも全てを EV にするという馬鹿げた計画も修正される可能性が大きくなった。
それでも、社会的責任の大きい VIP が乗る EQS と比べれば、言わば中流の庶民が乗る EQA/B も開発したというのは結構本気のようだ。尤も開発を始めた頃は EV 全てになりそうだった事もあるが。
Mercedes-Benz EQA/B (2022) の詳細については下記にて。
⇒ https://custom.netcarshow.com/Mercedes-Benz/2022-EQA/
⇒ https://custom.netcarshow.com/Mercedes-Benz/2022-EQB/