B_Otaku のクルマ日記


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2020/3/5 (Thu)  Porsche 911 Turbo S (2021)

ポルシェ 911 が新型の 992 に FMC されたのが 2018年末であり、それから1年強が経過した今、例によって ”ターボ” が発表された。そしてこれもポルシェではお馴染みだが最初はより高性能な ”ターボS” から発売され、後にスタンダードのターボが追加されるのだろう。

エクステリアはフロントから見るとカレラと比べてアンダーグリルが異なる程度で、一番の違いはこれまたターボには伝統的に装着されているリアサイドのエアインレットだ。尤も今ではカレラと言えどもエンジンはターボ装着であり、”ターボ” というのはカレラよりもより高性能なグレード名という位置づけであり、リアのエアインレットはその差別化のため、と思った方が良い。

そういえば、718 ケイマン/ボクスターにもリアサイドにエアインレットがあるが‥‥まあ、これはミッドシップエンジンなのでリアエンジンの 911 とは条件が違うという事だ。

ではリアビューはというとこれまたターボには伝統的なリアウィングが付いている。そしてフロント同様にバンパーや排気管が異なっていて、フロント以上に違いは大きくより迫力がある。

インテリは基本的にカレラと大きな違いは無さそうだ。勿論速度計の FS は違うとかの差別化はしてあるだろう。オーナーからすればカレラよりも FS の値が少しでも大きい事が価格差を正当化して満足に浸れる原因となるからだ。因みに今回の新型の速度計は FS が 350km/h で、カレラの FS は330㎞/h と、その差はわずか 20㎞/h であり、まあ我々庶民からすれば如何でも良い事だが。

エンジンはカレラの 3.0Lターボ 385ps に対して、ターボSでは 3.8Lターボで 650㎰ を発生する。まあ 385㎰も 650㎰ も、高速道路を含めても日本の公道では殆ど意味は無いが‥‥。

価格はドイツでは VAT (19%の付加価値税) を含めて 約21.6万ユーロ (約2600万円) だから、日本ではオプションや諸経費を含めての総額 3千万円程の小遣いがあれば買える事になる。という事は一般的なタワマンより安いという事だ。な~んだ、大した事無いじゃんかぁ、と言ってもみたい今日この頃。

なお何時ものように詳細は下記にて。
  ⇒ https://www.netcarshow.com/porsche/2021-911_turbo_s/

 






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2020/3/3 (Tue)  Toyota Corolla Sport vs BMW 1 Series <6>

今回はフロアーコンソールの比較を行う。カローラスポーツでは ATセレクター (シフトレバー) をメインにその下に電動式パーキングブレーキのスイッチなどが配置されている。これが1シリーズの場合は各種スイッチと共に iDrive のコマンドダイヤルも配置されている。そしてこれは一体のユニットとなっていて3シリーズなど他のシリーズとも共通している。

そして両車を比べてみるとカローラスポーツはシンプルであり、1シリーズはスイッチ類が多い。と言えば聞こえは良いが、カローラスポーツは BMW に比べると流石に安っぽいが、まあ大衆ブランドの実用品であるカローラシリーズではこれで似合っている。それに運転中は殆ど見ない部分だし、いや何時も見ていたら前方不注意になって危険であり、その意味では殆ど見るものが無いカローラスポーツの方が安全性が高いっ!

ではセレクターとその付近を拡大してみると、まあプラスチックの質感なども違うようだが機能としては変わらないと割り切れば良い。そしてセレクターのパターンは同じだし、カローラスポーツではマニュアルモードが右ハンドルに対応した右側になっている。対する1シリーズは左ハンドルと共通の為に左側 (遠い方) がマニュアルモードとなる。しかし考えてみれば電子式だから右側にマニュアルモードを付けるのはそれ程難しい事では無いと思うのだが。しかもコマンドダイヤルとの位置関係は流石に左右ハンドルで別部品となっているから、もうひと頑張りしてもらいたいところだった。

ところで写真左上のカローラスポーツはガソリン AT車の場合で、ハイブリッドでは左下のような直線式となる。なお MT では ATセレクターの位置にシフトレバーが配置される、って、それぁ当たり前だろう。

では1シリーズには MT は無いのかと言えば、勿論ある。というよりも、欧州のカタログ等では MT はむしろ標準で、AT がオプションという感じだ。それにしても日本では事実上 AT のみに近い状況だが、これは何故なのだろうか? 高齢者の踏み間違いなどは MT を使用すれば可なり防げるとも思うのだが。

コンソールの後端はといえば、これはもう言うまでも無くリア用のエアアウトレットが付いているのだが‥‥しかーし、それは中級クラス以上の場合であり、それ以下では付いていないのが現状だ。これがどのくらい役に立つかは何とも言えない‥‥と言いたいところだが、残念ながら後席住人にとって特に真夏は多いなる助けになる。そしてカローラスポーツはこれが無いというのは、大衆Cセグメントハッチだから当然なのだが。

最近はあまり重要視がされていなオーバーヘッドコンソールだが、そんな実情もあってカローラスポーツが特に安っぽいという訳でもない。

そういえば既に半世紀くらい前になるだろうか、航空機を模したとしてこの部分にやたらとスイッチ類を並べてた物が流行った事があったが、メーカーの思い入れの割にはユーザーは喜ばなかったようだ。

う~ん、今回の部分はチョイと格の差が出てしまった。

つづく。




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2020/3/1 (Sun)  TOYTA MEGAWAB 休館

お台場にあるトヨタのテーマパーク メガウェブ (MEGA WAB) は新型コロナウイルス感染防止のために3月2~15日まで休館となった。あれあれ、近いうちに新型ヤリスでも見に行こうかと思っていたのに‥‥。

そうなると他社の動向が気になる。それで横浜にある日産グローバル本社ギャラリーを調べたらば、休館はしないが出入り口にアルコール消毒液を設置しマスク着用などを訴えている。またギャラリー内でのイベントは中止(自粛)し、スタッフはマスクを着用して対応する、などが告知されていた。

まあ規模からいっても来場者からいってもメガウェブはクルマテーマパークの扱いだから、言ってみればディズニーリゾートと同格ということで、この対応は仕方ないだろう。そして日産はといえば、あちらはあくまで本社の展示場であり、ショールームのデカい奴ということで、休館までには至らなかったのだろう。

それでは輸入車はどうだろうか。メガウェブの近くにある BMW Tokyo Bay では、特に休館も予定の変更もなかった。また六本木のメルセデス ミーも特に変更は無しというところで、プレミアムブランド2社は特別な対応をしていなかった。まあ最近は以前よりも一般的になったとはいえ、来場者はメガウェブどころか日産ギャラリーと比べても圧倒的に少ないから、これも当然だろう。

元来メガウェブの場合、来場者の多くが中国人観光客だった。えっ、何故わかるか?とわれれば、大声で中国語らしき言葉で喋っているし、マナーが滅茶苦茶悪く、お陰で場内の雰囲気は決して良くないなど、これはもう実感できる。そうは言っても日本に金を落としてくれる有難いお客さんではあったので、他の日本人たちも我慢はしていただろうが、そのお得意さんたちも新型コロナウイルスで大幅減だから、経済に与える悪影響は膨大だろう。

まあトヨタとしては ”コロナ” という車名を廃止しているから良かったが、クラウンのように今でも売れ筋車で、それが丁度 FMC した直後だったらば‥‥ディーラーの入り国に「新型コロナ展示中」っていうのぼりが立って‥‥これぁ洒落にならないところだった。

 



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