TOYOTA TANK G-T (ターボ) 前編
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トヨタのブランニューモデルであるタンクについては既に11月27日からの日記でスペックや内外装の写真を紹介済みのために、これらについてはその日記を参照願うことにして、ここでは手法を変えて軽自動車の代表として日産 DAYZ (とDAYZ ROOX) を選んでエクステリアを比較してみる。何故に DAYZ かと言えば、タンクと同じダイハツ製の軽では共通点があって当然ということで、ここは敢えてライバルのニッサン車を取り上げた。と、言うのはこじ付けで実は最新のタントの写真は撮っていなかった (勿論試乗もやってない) というのが本音だが‥‥。 最初に正面から見たプロポーションを比較する。全幅 1,670 x 全高 1,735o のTANK と比べて 全幅 1,475 x 全高 1,620o の DAYZ は縦横比が近いために一回り (二回り?) 小さく感じる。これに比べると全幅 1,475 x 全高 1,775o という背の高いウルトラハイトワゴンなどど呼ばれるカテゴリーのDAYZ ROOX は見るからに細長くて不安定そうだ。 今度はサイドビューを比較してみる。サイズとしては で、DAYZ と DAYZ ROOX の全長が同一なのは言うまでもなく軽自動車の枠目一杯のためだ。 |
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今度はフロントドアを開けた室内を比較してみると、シートの感じ等は3車共雰囲気がソックリだ。それでも全高の低い DAYZ は頭上空間が並の普通車程度だが、ウルトラハイトワゴンの DAYZ ROOX は流石にルーフが高い。そして TANK はその中間だが、それにしても TANK のフロントシート付近の眺めは軽自動車っぽい。 それではシート表皮はといえば、TANK の場合は前述の日記を参照してもらいたいが、まあ実用的なファブリックで特にどうという事も無く、またレザーとまでは言わなくともハーフレザーすらオプションにも無い。それでは DAYZ (ROOX) はといえば、まあこれも質感やグレードなどは殆ど TANK と似たようなものだ。ただし、両車共グレードによって多少表皮の質が変わるが、それとて大した事は無い。 次にリアドアーを比較すれば、TANK と DAYZ ROOX はミニバンライクなスライドドアーを装備しているが、DAYZ のみは一般的なヒンジドアを使用している。スライドドアーの便利さは区画の狭い駐車場で子供 (と子供程度の脳ミソの大人) がうっかりドアーを開けたら隣のクルマにコンッと当てて見事にエクボをサービスする危険から回避されることだ。 そしてダッシュボードはといえば、TANK と軽自動車では確かに全幅が広い TANK の方が室内だって広いのは当然だから、センタークラスターの幅が似たようなサイズならばそれ以外が狭い訳で、TANK ではグローブボックスやメータークラスターが幅方向に余裕を感じるが、逆に DAYZ (ROOX) では目一杯削っているのが解る。 とまあ、そんな事もあるのだが、全体の眺めはといえば‥‥似ている! 取り分け TANK と DAYZ ではセンタークラスター上の機器の配置は勿論のこと、デザイン自体も似ている。 TANK のセンタークラスター下部にあるエアコンと AT セレクター部分を DAYZ と比べてみると、これまたやけに似ている。
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こうして他社の軽自動車と比べてみてもインテリアは何やら限りなく似ているのが不思議だが、言い換えれば TANK のインテリアセンスは平均的な軽自動車並ということだろうか。まあ、それはそれとして、クルマは走ってなんぼだから結論は試乗してからにしよう。 ということで、試乗は後編にて。 |