Nissan Juke 16GT Four 前編
※検索エンジン経由でノーフレームの場合はここをクリックしてください。

 

ジュークの1.5Lについては既に2010年6月に簡易試乗記で扱っているが、今回は1.6Lターボ&4WDというジュークでは一番上級の16GT FOURに試乗してみた。両車の違いを比べてみれば、外観上での1.5と1.6ターボの違いは殆ど無く、フロントのグリルやバンパーのエアインテイクなど も全く同じで、しかも今回の試乗車は前回乗った15RXと全く同じ塗装色なこともあり、違いは殆ど見つからなかった。

 

  

ラッゲージルームも15RXと全く変わらない。
なお、リアには”DIG TURBO”というエンブレムがあり、これが唯一16GTであることの証となる。

このように外観上は殆ど区別の付かない両車ではあるが、タイヤとホイールについては、15RXの 205/60R16に対して16GTは215/55R17とワンサイズ大きくなる。ただし、下の写真のようにホイールのデザインは共通している。
そのホイールの中を覗いて見ると、リアの場合、16GTがディスクブレーキが見えるのに対して、15RXの場合は無骨なドラムが見える。そう、1.5Lはリアがドラムで、1.6Lターボになるとリアにもディスクブレーキが装着されるのだった。

 

 

ボンネットを開けてみれば、そこは当然ながら全く異なる眺めとなる。エンジンはどちらも4気筒とはいえ、15RXのHR15DE 1.5L 114ps 15.3kg・mに対して16GTはMR16DDT 1.6Lターボ 190ps 24.5kg・mと大いに異なる。
 

 

次に内装を見るためにドアを開けてみると、そこに見えた光景は何と15RXと全く同じ。特にシートについては形状も表皮も全て同じものが付いていた。なお、ジュークの場合、ベースグレードである15RS(169.1万円)の場合は、もっとセコい表皮となる。
 
  

なお、シート調整については全て手動で、電動式はオプションでも設定されていないようだ。
 



インパネ周りは、これまた15RXと全く同じだから、シートに座ってちょいと見た限りでは、やはり違いは判らない。 そしてエアコンは15RXと同じオートエアコンで、表示ディスプレイがカラー液晶となっているのも同様だった。なお、15RSの場合はマニュアルエアコンとなる。

  

ジュークは全てのグレードでオーディオレス(4スピーカー)であり、各種のディーラーオプションから選ぶことになる。 そして、内装の質感はといえば、これも15RXと全く同じで、ダッシュボードやドアトリムのシボは決して高級な雰囲気ではなく、材質も叩けば固い硬質樹脂だから、パッドの役目はしていない。179万円の15RXならば、まあこんなもんで良いかという内容だ が、これが245.2万円のGT FOURとなると、ちょいとばかり、いや可也の不満が出てしまう。

 

という具合に、内外装では違いが判らない両車であるが、さて乗り味はといえば、この続きは後編にて。

⇒後編へ