|
NISSAN NOTE 15X
※検索エンジン経由でノーフレームの場合はここをクリックしてください。 |
|
|
|
2005年1月にデビューしたノートが3年目のMCを行った。今回の最大の変更点はフロントの形状で、初期型が当時の日産に共通した、何となくルノーのようなイメージ、悪くいえば欧州の安
物的な顔付きだったものを、もう少しカッコよく、若者でも納得できるように変更された(と解釈している)。
ノートは何れも1.5ℓでバリエーションは2WDが15X Fパッケージの135.45万円から15RXの175.35万円まで、5つのグレードを持つ。更にスポーツグレードを除く3グレードには4WDが約20万円高で設定されている。今回試乗したのは最もオーソドックスな15X(約140万円)にHDDナビ(22万円)を装着していたので、車両価格は約162万円となる。

大きく変更されたフロントフェースに対して、リアは前期型とは大きく変わっていないから、後姿での新旧の見分けは難しい。
 内装で
の大きな違いはシート形状で、前期型がマーチのような座面の平たい形状だったのに対して、MC版は左右が盛り上がった
サポートの良さそうな(見かけの良い)形状となった。マーチは昨年の6月にMCが行われ、その時もシート形状は大きく変わらなかったから、今回のMCでマーチとノートはシート形状という面では大きく異なったことになる。
ダッシュボードも基本的にはMC前と同様で、大きく変わった点はない。
|
|
エンジンは4気筒
DOHC、1.5ℓのHR15DEで、109ps/6000prm、15.1kgm/4400rpmを発生する。
最近の1.5ℓエンジンは実に小型化されてるのに気が付く。エンジンを始動すると、アイドリングが振動も音も殆ど感じないくらいに静かで、本当にエンジンが回っているのかを回転計で確認した程で、4ℓ級のV8高級セダンならとも角も、低価格のコンパクトカーでこれほどの静かなアイドリングは驚異的だ。
しかも、回転計はゼロ〜500rpmの目盛りが殆どないので、アイドリングの600rpmはゼロ点の直ぐ上となり、益々アイドリングかエンジン停止中かの判別を付け難い。
パーキングブレーキはフートレストの上にある足踏み式で、踏むごとにON、OFFを繰り返すタイプだが、フーガに使われていれば腹が立つが、このクルマなら文句も出ない。
ミッションはCVTが搭載されている。セレクターは手前からR→N→D→Lとなっているので、”D”レンジに入れる。
ブレーキを離してゆっくりとアクセルと踏むと軽快に走る出した。最も、走り出しで軽快だと喜んだら、それ以後は踏んでもマルで加速をしないという場合も多いので安心は禁物だが、ノートの場合は、それ以降も結構トルク感がある。
まあ、マーチのBセグメントをベースとしているコンパクトカーに1.5ℓだから、動力性能は十分にあるのも当然ではあるが。
セレクトレバーの側面、ロックボタンの下にある小さなボタン(写真の←)を押すとスポーツモードとなり、速度計に 'SPORT! と表示される。このモードではCVT
が回転数を常に3500〜4000回転を保つようになる。当然ながらエンジンを最大トルク点付近で使用するために、レスポンスも良くなるが、実際にこのクルマの用途からして、
誰が、いつ使うのかという疑問もある。
|
|
15Xのタイヤは175/65R14
で、このサイズはライバルともいえるフィットGタイプと同一でもある。上級車では最近やたらと大径化して、無闇に馬鹿でかいタイヤを付けて、乗り味を悪く
している例が多いが、予算の厳しいコンパクトカーでは、逆に見栄を捨てて適正サイズのタイヤを履いていることにより、乗り味の素直さというメリットが感じられるのも皮肉なものだ。
次に操舵感だが、市街地の流れに乗って穏やかに走るぶんには、極々素直な特性だが、少し速度を上げてコーナーに突入すると、ステアリングは中立位置に向かって戻ろうとする。
このセンタリングの強さは、一時代前のFFを思い出し、最近の出来の良いFF的ではないのが意外に感じる。そこで、次のコーナーではブレーキを残して入り口に突入するような運転をしてみたら、今度は大きなアンダーステアは姿を消して、綺麗に曲がれたが、正直言って、個人的にはこの特性は好まないし、こういう走り方も好きではない。
最近のコンパクトカーは昔のように安物丸出しの乗り心地なんていう例は無くなったが、ノートも、このクラスの国産車の水準をクリアーしている。ノートの場合、最近デビューしたライバルに比べて基本設計が古いとうハンディはあるが、
最新のライバルと比べても特に劣っているというほどでもない。とはいっても、何しろフィットやデミオの出来の良さと比べると、ベースのマーチが6年前にデビューであるハンディは隠せないのも、また事実。逆にいえば、未だに現役で最新のライバルと勝負が何とか出来るのは、マーチの基本設計がシッカリしていたからに他ならないが・・・・・。
今回のMCは、主に外観、特にフロントのフェイスリフトが主だったが、お陰で、別のクルマのように印象が若返ったし、地味ながらも足回りやエンジンなどをチューニングされたのだろうか、とも思えるくらいにノイズや振動を抑えられている。ノートに限らす、
このクラスのクルマは価格的には上級の軽自動車とラップするし、性能や安定性、そして衝突時の安定性などを考えれば、多少のランニングコストがかかろうとも、軽自動車よりも明らかに買い得と思うのだが・・・・・・。
注記:この試乗記は2008年1月現在の内容です。
|