AUDI A4 1.8TFSI (2008/8/12) 後編 ⇒前編 |
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エンジンの始動は最近のクルマだから、当然ながらインテリジェントキーとスタートスイッチにより行う。1.8Tのミッションはマルチトロニックと呼ぶ無段変速で、日本流に言えばCVTを搭載している。セレクトレバーはP→R→N→Dで、Dの手前にはSがあるというアウディ&VWに共通なパターンで、Dから左に倒すとマニュアルモードとなり、押してアップ、引いてダウンというのも一般的だ。ブレーキペダルを踏み、セレクターを左手親指付近のロック解除ボタンを押
しながらDに入れて、パーキングブレーキを解除しようとして・・・・・さて解除の方法は?実は新A4のパーキングブレーキは最近流行の兆しがあるスイッチ式を採用している。CVTのセレクトレーバーのあるコンソール周辺には多くのスイッチが配置されているが、右の奥がパーキングブレーキのスイッチとなっている
(写真12)。なお、このパーキングブレーキ機構は、セレクターをDに入れてアクセルと踏む事で解除され、これは坂道発進補助機能(日本ではHSAなどと呼ばれている)と
して使える。 |
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A4 1.8Tで走り出した瞬間に感じた事は、乗り心地が柔らかく路面に凸凹があるとクルマがシーソーのように揺れる、いわゆるピッチングを感じることだ。
といっても、別に決して不快ではないし、人によっては高級車っぽくて好ましいかもしれないが、ドイツ車独特の硬い乗り心地を好むユーザーは違和感を感じるかもしれない。ただし、試乗したベースグレードはタイヤも
255/55R16という大人しいサイズが標準となっていたが、スポーツパッケージを選べば245/40R18タイヤとスポーツサスペンションにより、車高も20mm低くなるようだから、硬くてスポーティーな乗り味を好むユーザーはこちらを選べばよいだろう。このピッチングを伴う柔らかさは同じアウディのQ7に乗ったときにA4以上に感じたが、これは最近のアウディの
コンフォートモデルの味付けなのかもしれない。 |
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さて、新型A4 1.8Tに乗った感想といえば、地味な内外装ではあるが出来や質感も良く、走ってみれば悪いところも無い。しかし、何か華がないというか、オプションによっては総額で500万円も出すだけの満足感があるのだろうかと考えてしまう。
そして、気になるのは大きくなり過ぎたサイズで、ライバルよりも室内が広いというメリットと、大きすぎて取り回しや保管スペースに不便を感じるというデメリットのどちらが評価されるのだろうか?郊外の一般的な分譲地の駐車場には、チョット大きすぎるような気もするが。今回試乗したベースグレードの車両価格である400万円前半というのは、今や国産車でも3.5ℓ級サルーンなら珍しくない価格だから、多くを期待してはいけないのかもしれないが、それにしてもこのクラスで人気ナンバー1のBMW320iのような、購入することで家族全員が何やらハッピーになるような雰囲気が無いのは事実だ。『何言っているんだ。320なんてパワーが無くて使えない。
あんなボッタクリ価格で買う奴が信じられない』なんて言っても、クルマ全体の魅力という点では320は伊達にベストセラーになっている訳ではないのも、また認めなくてはならない事実だ。そして、フルチェンジで少しライバルの3シリーズを意識しすぎたとの批判もあるCクラスにも、天下のメルセデスという”腐っても鯛”的な強さがあるから、これらを差し置いてA4を選んで貰うのは至難の技だろう。
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