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このところ、欧州車の試乗記には机上のスペックでは近い数値の国産車にも試乗して、果して価格だけのメリットはあるのかを検証してきたが、今回のカイエンSの国産ライバルはといえば・・・・無い!V8搭載の国産SUVとしては、SUVといえるかは疑問があるが、ランクル100やシグナスがエンジンスペック的には近いが、これらは今現在、国内販売リストから消えているようだ。ニッサンは国内ではムラーノに相当するモデルを、米国ではインフィニティブランドでV8もラインナップしているが、これも国内では発売されていない。
となると、カイエンSのライバルは下の表のようにX-5やレンジローバーということになり、価格的にも総額では一千万円の大台を超えることになる。
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ポルシェカイエンS |
BMW X−5 |
レンジローバースポーツ |
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4.8i |
スーパーチャージド4WD |
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寸法・重量・乗車定員 |
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全長(m) |
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4.810 |
4.860 |
4.795 |
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全幅(m) |
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1.930 |
1.935 |
1.930 |
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全高(m) |
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1.700 |
1.765 |
1.810 |
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ホイールベース(m) |
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2.855 |
2.935 |
2.745 |
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最小回転半径(m) |
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6.40 |
5.70 |
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車両重量(kg) |
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2,420 |
2,250 |
2,590 |
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乗車定員(名) |
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5 |
5 |
5 |
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エンジン・トランスミッション |
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エンジン種類 |
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V8 DOHC |
V8 DOHC |
V8 DOHCスーパーチャジャー |
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総排気量(cm3) |
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4,806 |
4,798 |
4,196 |
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最高出力(ps/rpm) |
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385/6,200 |
355/6,300 |
390/5,750 |
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最大トルク(N・m/rpm) |
500/3,500 |
475/3,400-3,800 |
550/3,500 |
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トランスミッション |
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6AT |
6AT |
6AT |
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サスペンション・タイヤ |
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サスペンション方式 |
前 |
ダブルウィッシュボーン |
ダブルウィッシュボーン |
ダブルウィッシュボーン |
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後 |
マルチリンク |
インテグラル・アーム |
ダブルウィッシュボーン |
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タイヤ寸法 |
前 |
255/55R18 |
255/55R18 |
275/40R20 |
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後 |
255/55R18 |
255/55R18 |
275/40R20 |
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ホイール |
前 |
18X8J |
18X8.5J |
20X9.5J |
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後 |
18X8J |
18X8.5J |
20X9.5J |
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価格 |
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車両価格 |
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9,270,000 |
9,630,000
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10,900,000
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B_Otaku
が重心の高いミニバンやSUVを嫌うのは、緊急時の安定性など考えると、どうしても他人には勧められないし、自分自身でも乗りたくは無いからだ。しかし、偶然にも前述した幼女の飛び出し
時の回避で証明されたように、カイエンSクラスになればアクティブセーフティも十分で、いや、国産のセダンやワゴンでも緊急時にカイエンS並みの安定した挙動を見せるクルマは、それほど多くはない。地獄の沙汰も金次第、とはよく言ったものだ。
さて、このカイエンSに試乗してみて、確かに伊達に高価なわけではないし、SUVとしては驚異的な走る・曲がる・止まるを身につけていた。しかし、ポルシェ=911と考えるお金持ちからすれば、カイエンSのボクスター並みの動力性能では満足しないだろう。そんなユーザーにはカイエンターボこそがベストバイだとコメントしよう。ベース価格は、これもカレラ並みの1398万円だから、ケイマンS並みに900万円代のカイエンSなんてプライドが許さないとい
う成金、ではなく、セレブなオーナーでも満足だろう。それにレンジローバーの最上級車種でも1350万円だから、カイエンターボはSUVの最高価格車ということになり、益々自尊心を満たすことになる。
だが、まてよ。AMGにG55というのがあった筈だ。まあ、あれがSUVといえるかは疑問があるとしても、背の高いオフロード系の仲間としては同じ分野ともいえる。そこで値段は、なんと1650万円也!これは、まずいぞ。カレラターボが最高価格だからと勧めてその気にさせた社長が怒っているのが目に浮かぶ。と、言うのは作り話だが、それではと次回はG55を取り上げることにする。
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