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![]() 誰が見てもアルファロメオと判るスタイル。盾を模ったグリルの左右に丸目の3灯ライトという基本 は後期型の156の イメージを引き継いでいる。 |
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1960年代末から70年代にかけて、日本は高度成長による著しい生活レベルの向上と共に、インフレやら土地の高騰などのネガティブな面も表面化して、
更に70年安保を契機としての学園紛争や過激派のテロなど、不安と期待の織り交じった時代だった。そのころのクルマはと言えば、
そまでは自営業者などが経費で買う事が多かったが、1966年に発売されたトヨタカローラに代表される大衆車の台頭で、サラリーマンでも自家用車が持てる時代になりつつあった。そうなると、少し余裕のあるユーザーでクルマ好きなら、より高性能なクルマが欲しくなるというのは当然の成り行きで、この頃の国産スポーツタイプの進化は凄まじい勢いだった。 |
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当時が懐かしいオジサン達に勧められるのが |
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アルファは財政的な苦難の末にフィアットに買収されて、コンポーネントの共有のため長年に渡って拘り続けたRWDからFWD(FF)化されて発表されたのが欧州では1992年発売の155だった。
この155は翌年に日本でも発売されて、それなりの人気はあったが、何しろ信頼性は低く、おまけに部品代や工賃がベラボウに高かったので、結局維持できなくて手放すマニアが多かった。
こんな具合だからリセースも低く、散々金を掛けて維持して、遂にギブアップして売ろうと思っても二束三文で処分すらできないという悲劇を結構耳に(目に)した。今でも商用BBSで、外車は直ぐに壊れてベラボウな維持費が掛かるなんて信じている連中は、この当時のアルファ等の話を聞きかじっているのだろう。
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![]() 先々代155(1992年〜) フィアットグループとしてFF化された155は日本でも1993年から輸入が開始された。 |
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![]() 新型159 155→156→159というスタイルの変遷は時代と共に正常進化しているのが判る。今現在は2.2、LHDのMTのみ。 |
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こんな具合に、紆余曲折のアルファロメオだが、現在はGMグループに所属している。だから、今度の新型159の発表前には、アルファと言ってもオペルのアストラやベクトラの兄弟車になるのではないかとの憶測もあったが、
こうして159を見てみれば、心配した程ではなく、チャンとアルファらしさは押さえているので一安心というところか。 |
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細長いテールランプの形状など、147、156からの特徴を受け継いだリアスタイル。 |
![]() トランクはこのクラスの標準的な奥行きを持つが、サスの張り出しが大きく幅方向が狭い。 |
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![]() フェンダー側面にはDESIGN GIUGIARO”のエンブレムがある。 |
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今回の試乗車は2.0 JTS(399万円)に17インチタイヤ・ホイール、チベットレザー仕上げインテリアトリム、シートヒーター、ヘッドライトウォッシャーをパッケージしたトゥーリズモというパッケージオプション(28万円)を装着している。 |
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試乗車の内装はオプションのチベットレザー仕上げインテリアトリムが装着されていた。 |
リアシートの前後方向スペースは写真のように決して広くはない。FRの3シリーズの方が余裕があるのも変だが、アフファにスペースを要求するのも可笑しな話 だから良しとしよう。 |
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ドアを開けると、そこに見える景色はアフファにしては多少地味に感じる。これは試乗車の内装がブラックだったこともり、これがベージュやタンなら大分イメージが違うだろう。アルファらしさを求めるなら明るい色を選びたい。
シートに座ってドアを閉めると、ズンッという音、あれっ?まるでドイツ車のような剛性感溢れる音と感覚に驚くことになる。ダイヤル式のバックレストを調整をしながら、35年前に始めて1750GTVの運転席に座った事を思い出した。
当時の国産車のバックレスト調整といえば、やたらと荒いノッチで丁度良い位置に合わせられないし、何より一杯に起してもまだ寝すぎているという、シートの基本がまるで無茶苦茶な時代だったから、
無段階に調整出来るアフファのダイヤル式には、いたく感動したものだった。 |
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アルファのダッシュボードは国産車は勿論、ドイツ車と比べても一味違う。 エアコン噴出し口やオーディオ、エアコン本体などが丸をモチーフに統一されている。 |
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試乗車はLHDのMTという、一体誰が買うんだという組み合わせで、しかも今現在は、これしか売っていない!近いうちに2.2にはRHDが追加されるようだが、
相変わらずMTのみ。噂ではセミオートのセレスピードが年末でATは更に1年後だから、売れ筋モデルが出るのは2年後ということか?
幾ら何でも売る気があるのかと疑いなくなる。 |
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![]() 基本的には同じGMグループのオペルと同じエンジンだが、見かけはご覧のとおり、 立派にアルファの雰囲気を醸し出している。この面では156の2.0を完全に超えている。 |
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![]() 赤地にクロームでアフファのロゴが浮き出しているカムカバーは如何にもアルファ的だし、インレットマニフォールドもGTAをのようだ。 |
![]() こちらは本物の156GTA。こうして見ると、159とは金の掛け方が違うのが判る。 |
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走り出すためにクラッチを踏むと、その踏力は非常に軽いがストロークは長い。1速にシフトしてクラッチを繋ぐと、繋がり方はスムースで気難しい事はないが、
軽さと長いストロークは感覚としては決してスポーティではない。試乗車は走行距離1000km程度だったが、アフファで回さなけば試乗にならないから、
目一杯回してくだいとうデーラーマン氏の有りがたい言葉に気を良くして、早速レッドゾーン手前までブン回してみる。すると、高回転まで無類にスムースな事に気付く。
4気筒としてのスムースさはBMWのバルブトロニックエンジンにも勝るくらいで、とに角良く回る。その時の音は高回転域ではアルファらしい音がするが、音質自体は先代程のイタリアンな音ではないし、
音量自体も小さめだ。言ってみればBMW3シリーズを回した時の雰囲気と似ている。BMWならこれで良いが、GTAなどを知るアルファファンからみれば、少し物足りない気もするけれど、決して悪くは無い。
実はこの傾向はエンジンだけではなく、すべてが何やらBMW的なことに気が付く。 |
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正面のメーターは速度計、回転計共に伝統のゼロ点が真下にあるタイプ。 フルスケール260km/hは2.2ℓでそんなに出るのか何て無粋な事は言わない。この辺はラテン的なハッタリと笑って許そう。 |
![]() LHDの為にペダルの幅方向には余裕があるが、吊り下げ式のアクセルはブレーキと離れているし、ヤタラに踏力が軽いブレーキ と共にH&Tは事実上不可能だ。 |
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![]() オーディオやエアコンまでもが、丸を基調にデザインされている。キーの右にある3連メーターは最近には珍しい。ただし、シルバーパネルの質感は決して上等ではない。 |
![]() シフトノブのパターン表示もオシャレだ。しかし、今時左のMTのみの設定ではユーザーは限定されてしまう。 |
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次にステアリングはといえば、第1印象が156に比べて遥かに素直になったことだ。156はフロントアクスルより更に前方にオーバーハングして搭載されたエンジンを見ても判るように、
ハンドリングはドアンダーという奴で、とに角曲がらなかった。これが、3.2ℓを積むGTAに至ってはボディに不相応な大トルクとも合わせて、これをFFで駆動するから、とんでもない特性だったことに比べれば、
159は普通の良く出来たFF車という感じで、VWゴルフも真っ青と言ってもオーバーではない。ステアリングも適度にクイックで、初心者からマニアまで、特に不満はでないだろう。 |
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![]() 2.0の標準は前後とも共通な7J16ホイールと215/55R16タイヤを装着する。ただし、 試乗車はオプションの7.5J17ホイールと225/50R17タイヤが装着されていた。 |
![]() リアのタイヤ・ホイールサイズもフロントと同じ。 3.2の場合は8J18ホイールと235/45R18タイヤとなる |
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159はクルマとしてみれば大いに進化した。しかし、未だ出たばかりで今後色々改良の余地もある。何より、日本の実情を考慮してマトモなマーケッティングを行えば、所謂ベンツ・ビーエム市場に食い込むだけの実力は十分に持っている。BMW3シリーズを買っては見たが、隣近所に
有るわ有るわ、町にもスーパーの駐車場にも3シリーズだらけ。
確かに先代E46も現行E90も実に良く出来たクルマであることは疑う余地も無い。とは言っても、こうウジャウジャいてはちょっと考えてしまう。メルセデスCクラスも興味はあるが、いくらコンパクトとは言っても、そこは“ベンツ”!近所の手前、世間体を考えると躊躇してしまう。それでは同じドイツの御三家と言われるアウディはどうかと言えば、如何も華がない。目立ち過ぎるのは恥ずかしいからメルセデスはパスとしても、
アウディのように目だたな過ぎでは、これまた高い買い物をしたメリットが無い。 |
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