`

Mazda CX-5 XD (2018/2) 前編 その1

  

マツダ車が部品レベルから全く新規に開発した SKYACTIV コンセプトにより、従来のマツダ車とは全く違うレベルのクルマを製造し始めたのは 2012年の初代 CX-5 からだった。ただし厳密には海外向けの大型 SUV である CX-9 の方が少し早かったが、これは日本では発売していなかった。またそれ以前にも一部の部品が SKYACTIV 化されていた車種もあったから、CX-5 は国内向けフルスカイアイティブ第一号というのが正しい表現になるが、まあ硬い事は言わずに SKYACTIV 第一弾は CX-5 としても問題は無いだろう。

その初代 CX-5 の発売時 (2012年1月) のラインナップは 2.0L 自然吸気 (PE-VPS) で 155ps 196N-m のガソリンエンジン搭載の 20S と 2.0L ターボディーゼル (SH-VPTS) 175ps 420N-m 搭載の XD という2種類だったが、2013年10月のマイナーチェンジを機に 2.5L 自然吸気 (PY-VPS) 184ps 245N-m のガソリンエンジンを搭載する 25S が追加された。

今回取り上げる2代目 CX-5 は 2017年2月に発売され、エンジンのラインナップは旧モデル(初代) と全く同じくガソリン2種類、ディーゼル1種類で、それぞれのエンジン型式も同じだが、性能はそれぞれ多少アップされている。ここで現行モデルの3種類のエンジンバリエーションと、初代のディーゼル (XD) の諸元比較の為の一覧表を掲げておく。

今回の試乗車は XD Proactive 2WD で価格は 322.9万円となる。なおこのモデルについては既に下記の日記で上級グレードの L Package との内装比較を含めた内外装写真を掲載している。
⇒ Mazda CX-5 (2018年2月26日からの日記)

そこでこの試乗記前編では見方を変えて、新旧 の CX-5 の比較を行う事にする。

何時ものように先ずは斜め前方から比較すると基本的にはキープコンセプトで、魂動デザインとして特徴的なグリルに変わりは無いが、良く見ればグリルは少し大きくなり、また最近の流行りである逆スラント気味となっている (写真1) 。斜め後方では一見して新旧を見分けるのは難しいくらいに変化が少ない (写真2) 。


写真1
新型は上部が前方に突き出している逆スラントノーズとなっている。


写真2
リアはフロント程の大きな違いは見当たらない。

サイドビュー (写真3) は後方以上に新旧の違いが判らないくらいで、サイズとしても全長 4540 → 4545o、全高 1,840 変わらず、ホイールベース 2,700o 変わらず、という状況だから要するに同じサイズであり、まあプラットフォームに変更が無ければホイールベースが同じというのは解るが、ボディサイズまで同じって、本当に FMC かぁ? ビッグ MC というべき何じゃねぇかぁ? という思いが出てきた。

ただしリアビューを比べるとゲートを流用している、何て事は無さそうだ (写真4) 。そのゲートを開けてラゲージエリアを比較すると、流石に新型は左右の張り出しが少なくなる等の改良がなされて‥‥いる事も無く、これまた新旧殆ど変わらない (写真5) 。

写真3
全長が5o 伸びた以外は全高、ホールベースとも変わらず。

そしてスタイルはと言えば、これも殆ど同じで、これで本当に FMC といえるか? 何て思ってしまう。



写真4
リアゲートは似ているが流石に流用はしていなくて、新設部品となっている。


写真5
ラゲージエリアも新旧で殆ど同じ。

フロントに於ける新型の最大の特徴はその細くなったヘッドランプで、初代がオプションでやっと HID が装着されるのに対して、新型では Proactive 以上には LED タイプが標準装備されている。リアのコンビネーションランプもフロント同様に新型では高さの低い (細い) 形状となっている。この前後の細目は新型のアイデンティティのようだ。

写真6
新型では Proactive 以上に LED ヘッドランプが標準装備されるようになった。

写真7
リアのコンビネーションランプも細目で、フロントヘッドライトと共にこれが新型のアイデンティティか?

この続きはその2にて‥‥。

⇒その2へ